「日当たりが悪い部屋で育てることができる観葉植物はあるかな?」
あなたはこのような疑問をお持ちではないでしょうか?
観葉植物は無数の種類があり、中には直射日光を当てなくても十分元気に過ごすことができる種類もあります。
そこで今回は、年間で1000鉢以上の観葉植物を管理・発送する販売店のミドリスが、室内の日陰でもおすすめの観葉植物を12選紹介します。
私たちが実際に日陰でも管理している実績・経験を元に解説をします。
【この記事でわかること】
・室内の日陰でも育つおすすめの観葉植物12選
・室内の日陰で観葉植物を育てる際に枯らさないコツ5つ
この記事を読めば、あなたの育てる環境でも管理できるお気に入りの観葉植物を見つけ、上手に育てるコツまで理解することができるでしょう。
1.日陰に強い!室内でも育つ観葉植物12選
この章では早速、室内の日陰におすすめの観葉植物を紹介します。
紹介するのは次の12種類です。
| 日陰に強い!室内でも育つ観葉植物12選 | ||
 ザミオクルカス | 
 ソテツ | 
 フィロデンドロンバーキン | 
 アグラオネマビューティー | 
 ストレリチアオーガスタ | 
 サンスベリア | 
 ドラセナマッサンゲアナ | 
 モンステラ | 
 パキラ | 
 ガジュマル | 
 カラテアマコヤナ | 
 寄せ植えオールスター | 
どれも日陰の室内で育てることができる観葉植物です。
それぞれ詳しく解説します。
1-1.ザミオクルカス・ザミフォーリア

| 耐陰性 | ★★★★★ | 
| 育てやすさ | ★★★★☆ | 
| 流通している号数 | 3号〜10号 | 
| 花言葉 | 輝く未来 | 
| 耐寒温度 | 10度程度 | 
| 置き場所 | 室内or屋外は春から秋(直射日光は避ける) | 
| 育てる面白さ | 土の中にある芋が可愛い | 
ザミオクルカスは非常に人気のある観葉植物で、耐陰性も高いので日陰でも管理することができます。
主に2種類が流通しています。
ザミオクルカス・ザミフォーリア:ザミオクルカスの定番品種
ザミオクルカス・ザミフォーリア・レイヴン:ザミオクルカスの園芸品種で黒い葉っぱが特徴
どちらも耐陰性に優れています。
ミドリスで管理している時も、基本的に日陰に置いています。
スタイリッシュな見た目でお部屋に飾ると非常にかっこいいです。
樹液に毒があるので、誤ってかじる可能性があるペットと暮らしている方はおすすめしません。
植え替えの際は、ザミオクルカスの可愛いお芋を見ることができますよ。

直射日光ではなく、本が読めるほどの間接的な明るさがあれば元気に育ちます。
ミドリスのザミオクルカス販売サイトはこちら
・ザミオクルカス 6号鉢
・ザミオクルカス レイヴン 4号ポット
【関連記事】
1-2.ソテツ

| 耐陰性 | ★★★★★ | 
| 育てやすさ | ★★★★★ | 
| 流通している号数 | 5号〜 | 
| 花言葉 | 雄々しい | 
| 耐寒温度 | 5度程度 | 
| 置き場所 | 室内・屋外どちらも可能(玄関におすすめ) | 
| 育てる面白さ | 夏場に出てくる新芽が可愛い | 
ソテツは非常に丈夫な観葉植物です。
ミドリスでは、今まで300鉢以上管理した経験がありますが、なんと1株も枯れたことはありません。
それくらい丈夫な植物です。
日陰でも十分管理することができます。
玄関先などに1鉢あると、インパクトがあって良いと思います。
夏場に出てくる新芽がとても可愛いです。

ミドリスでは基本的に直射日光の当たらない明るい日陰で管理していますが、十分新芽も出て元気に成長しています。
ソテツの実(種子)は毒がありますので、注意しましょう。
ミドリスのソテツ販売サイトはこちら
・ソテツ 6号鉢
・ソテツ 7号鉢
・ソテツ 8号鉢
【関連記事】
1-3.フィロデンドロンバーキン

| 耐陰性 | ★★★★★ | 
| 育てやすさ | ★★★★☆ | 
| 流通している号数 | 3号〜7号 | 
| 花言葉 | 「壮大な美」「華やかな明るさ」 | 
| 耐寒温度 | 10度程度 | 
| 置き場所 | 室内or屋外は春から秋(直射日光は避ける) | 
| 育てる面白さ | 葉っぱの模様が成長と共に変わる美しさ | 
フィロデンドロンバーキンは、フィロデンドロン属の人気品種です。
元々、フィロデンドロン属の多くは湿地帯の大きな植物の下で生息していますので、耐陰性が非常に高いです。
私たちミドリスでも、管理する際には日陰に置いています。
日陰でも新芽を出して元気に過ごしています。
特徴は斑入りの美しい葉っぱです。
成長と共に斑がなくなり、緑の葉っぱになります。
新芽を出しながら古い葉を落としていきますので、常に写真のような綺麗なグラデーションを楽しむことができます。
樹液には毒がありますので、誤ってかじる可能性があるペットと暮らしている方はおすすめしません。
ミドリスのフィロデンドロンバーキン販売サイトはこちら
・フィロデンドロン バーキン6号スクエア鉢
【関連記事】
1-4.アグラオネマビューティー

| 耐陰性 | ★★★★★ | 
| 育てやすさ | ★★★★★ | 
| 流通している号数 | 3号〜6号 | 
| 花言葉 | 「青春の輝き」「スマート」 | 
| 耐寒温度 | 12度程度 | 
| 置き場所 | 室内or屋外は春から秋(直射日光は避ける) | 
| 育てる面白さ | 葉っぱの色の変化を楽しめる | 
アグラオネマビューティーは、アグラオネマ属の植物で人気の品種です。
その美しさから、アジア各国で「幸せを招くタイの宝石」として親しまれています。
新芽が白っぽく、成長と共に非常に綺麗な赤色になります。
名前に負けない美しさがある植物です。
原生地は熱帯雨林の大きな木の下なので、耐陰性も高いです。
樹液には毒がありますので、誤ってかじる可能性があるペットと暮らしている方はおすすめしません。
ミドリスのアグラオネマビューティー販売サイトはこちら
【関連記事】
1-5.ストレリチアオーガスタ

| 耐陰性 | ★★★☆☆ | 
| 育てやすさ | ★★★☆☆ | 
| 流通している号数 | 4号〜10号以上 | 
| 花言葉 | 「輝かしい未来」「あたたかい心」 | 
| 耐寒温度 | 5度程度 | 
| 置き場所 | 室内or屋外は春から秋(直射日光は避ける) | 
| 育てる面白さ | 大きな葉っぱが可愛い | 
ストレリチアオーガスタは「オーガスタ」として多く流通している人気の観葉植物です。
耐陰性もありますが、ずっと完全な日陰にいると間延びしてしまいます。
本が読める程度、間接的に日光が入る明るい日陰でしたら元気に過ごすことができます。
大きな葉っぱは迫力があり、お部屋のインテリアや玄関先などで活躍できるでしょう。
樹液には毒がありますので、誤ってかじる可能性があるペットと暮らしている方はおすすめしません。
ミドリスのストレリチアオーガスタ販売サイトはこちら
【関連記事】
1-6.サンスベリア・ローレンティ

| 耐陰性 | ★★★★★ | 
| 育てやすさ | ★★★★☆ | 
| 流通している号数 | 3号〜10号以上 | 
| 花言葉 | 「永久」「不滅」 | 
| 耐寒温度 | 10度程度 | 
| 置き場所 | 室内or屋外は春から秋(直射日光は避ける) | 
| 育てる面白さ | 土から出てくる新芽が可愛い | 
サンスベリアは、観葉植物の代名詞と言っていいほど人気がある植物です。
観葉植物に興味がなくても見たことがある人は多いと思います。
サンスベリアは多肉植物に分類され、耐陰性に非常に優れています。
完全な日陰でもしばらくは管理することができます。
ただ、永久に日陰はNGなので、本を読める程度自然光が入る場所で1週間に1度程度は管理すると良いでしょう。
毒性はありませんが、ペットが誤ってかじって消化不良等を起こす可能性がありますので、注意しましょう。
ミドリスのサンスベリア販売サイトはこちら
・サンスベリア 4号鉢
・サンスベリア 5号鉢
・サンスベリア 6号鉢
・サンスベリア 7号鉢
・サンスベリア 8号鉢
・サンスベリア 10号鉢
【関連記事】
1-7.ドラセナマッサンゲアナ(幸福の木)

| 耐陰性 | ★★★☆☆ | 
| 育てやすさ | ★★★★★ | 
| 流通している号数 | 4号〜10号以上 | 
| 花言葉 | 「幸福」「永遠の愛」 | 
| 耐寒温度 | 10度程度 | 
| 置き場所 | 室内or屋外は春から秋(玄関先におすすめ) | 
| 育てる面白さ | 太い幹が可愛い | 
ドラセナマッサンゲアナは、ドラセナの中でも人気一番と言える品種です。
別名「幸福の木」としても親しまれています。
よく、おしゃれなオフィスビルやカフェなどでも見ますね。
耐陰性は、ある程度ありますが完全な日陰は厳しいでしょう。
日光が直接当たらなくても、間接的に当たるような明る場所であればよく育ちます。
よく、ドラセナを玄関先に置いてあるおしゃれな家がありますので、おすすめです。
葉っぱに毒がありますので、誤ってかじる可能性があるペットと暮らしている方はおすすめしません。
ミドリスのドラセナ販売サイトはこちら
【関連記事】
1-8.モンステラ

| 耐陰性 | ★★★★★ | 
| 育てやすさ | ★★★★★ | 
| 流通している号数 | 3号〜10号以上 | 
| 花言葉 | 「嬉しい便り」「壮大な計画」 | 
| 耐寒温度 | 5度程度 | 
| 置き場所 | 室内or屋外は春から秋(直射日光は避ける) | 
| 育てる面白さ | 大きな葉っぱが可愛い | 
モンステラは、大人気の観葉植物の一種です。
切れ込みが入った大きな葉っぱはとてもインパクトがあります。
迫力があるので、直射日光が当たらない玄関にあるとインテリアとして良いでしょう。
明るい日陰を好むので、日陰でも十分成長することができます。
葉や茎に毒がありますので、誤ってかじる可能性があるペットと暮らしている方はおすすめしません。
1-9.パキラ

| 耐陰性 | ★★★☆☆ | 
| 育てやすさ | ★★★★☆ | 
| 流通している号数 | 3号〜10号以上 | 
| 花言葉 | 「快活」「勝利」 | 
| 耐寒温度 | 10度程度 | 
| 置き場所 | 室内or屋外は春から秋 | 
| 育てる面白さ | 新芽がたくさん出て楽しい | 
パキラも非常に人気の観葉植物の一種です。
樹形も、写真のように編み込みや、一本立ちなどさまざまな種類があります。
完全な日陰では生育不可ですが、本を読める程度の間接的な日光があれば元気に過ごすことができます。
ミドリスで管理している時にも、葉焼け防止のために直射日光には当てないように管理しています。
その際にも、5月から9月はどんどん新芽を出してくれます。
毒性はありませんが、ペットが誤ってかじって消化不良等を起こす可能性がありますので、注意しましょう。
ミドリスのパキラ販売サイトはこちら
【関連記事】
1-10.ガジュマル

| 耐陰性 | ★★★★☆ | 
| 育てやすさ | ★★★★☆ | 
| 流通している号数 | 3号〜10号以上 | 
| 花言葉 | 「健康」「たくさんの幸せ」 | 
| 耐寒温度 | 5度程度 | 
| 置き場所 | 室内or屋外は春から秋 | 
| 育てる面白さ | ぷっくり幹が可愛い | 
ガジュマルは人気の観葉植物です。
室内のインテリアとして人気です。
ぷっくらした幹がとても可愛いフォルムです。
完全に日陰はNGなので、日光が間接的に入る明るい日陰で育てましょう。
毒性はありませんが、ペットが誤ってかじって消化不良等を起こす可能性がありますので、注意しましょう。
ミドリスのガジュマル販売サイトはこちら
・ガジュマル 4号鉢
・ガジュマル 5号鉢
・ガジュマル 6号鉢
・ガジュマル 8号鉢
・ガジュマル(マガリ) 8号鉢
・ガジュマル(八の字) 8号鉢
【関連記事】
1-11.カラテア・マコヤナ

| 耐陰性 | ★★★★★ | 
| 育てやすさ | ★★☆☆☆ | 
| 流通している号数 | 3号〜6号以上 | 
| 花言葉 | 「飛躍」「強い思い」「あたたかい心」 | 
| 耐寒温度 | 15度程度 | 
| 置き場所 | 室内or屋外は春から秋(直射日光は避ける) | 
| 育てる面白さ | 葉っぱの柄が可愛い | 
カラテア・マコヤナはカラテア属の観葉植物です。
熱帯雨林の大きな木の下に自生しているので、耐陰性は非常に高いです。
非常に葉っぱが魅力的な植物です。
一方で、葉が痛みやすいので初心者の方は少し難易度が高いです。
直射日光は苦手で、明るい日陰でよく育ちます。
毒性はありませんが、ペットが誤ってかじって消化不良等を起こす可能性がありますので、注意しましょう。
ミドリスのカラテアマコヤナ販売サイトはこちら
【関連記事】
1-12.日陰オールスター(寄せ植え)

| 耐陰性 | ????? | 
| 育てやすさ | ????? | 
| 流通している号数 | ????? | 
| 花言葉 | ????? | 
| 耐寒温度 | ????? | 
| 置き場所 | ????? | 
| 育てる面白さ | 寄せ植えであなただけの1鉢を作れる | 
最後に登場するのは、日陰に強いオールスター(寄せ植え)です。
何とも贅沢な1鉢に仕上がっています。
写真の寄せ植えは今回の記事で紹介した「サンスベリアローレンティー」「アグラオネマビューティー」「フィロデンドロンバーキン」が植えてあります。
全て日陰に強い植物を寄せ植えしてあります。
花言葉は三つの植物を合わせると、「永久」「不滅」「青春の輝き」「スマート」「壮大な美」「華やかな明るさ」と、非常に贅沢になりました。
このように、特性が似ている植物を寄せ植えで楽しめることも、観葉植物の魅力の一つです。
ミドリスの寄せ植え観葉植物販売サイトはこちら
・寄せ植え6号【サンスベリア・アグラオネマ・フィロデンドロン】
・寄せ植え8号【サンスベリア・アグラオネマ・フィロデンドロン】
2.室内の日陰で観葉植物を育てる際に枯らさないコツ5つ

この章では、室内の日陰で観葉植物を育てる際のコツを紹介します。
【育てるコツ5つ】
1.日照不足の解消に定期的に日光浴する
2.日照不足の解消に育成ライトを検討する
3.空気の入れ替えを意識する
4.水やりの頻度に注意する
5.水はけに特化した土づくりをする
それぞれ詳しく解説します。
2-1.日照不足の解消に定期的に日光浴する

植物は永遠に日陰で管理することはできませんので、定期的な日光浴が必要です。
1週間から10日に一度は、日光に当てることが、枯らさないコツです。
注意点としては、日陰から急に直射日光に当てると、逆に弱ってしまう可能性があります。
そのため、レースカーテンや遮光ネット越しの、優しい日光を当てましょう。
また、直射日光が苦手な植物や、葉焼けを起こしやすいもありますので注意が必要です。
そのような植物は、明るい日陰で間接的に日光浴をするのが良いでしょう。
2-2.日照不足の解消に育成ライトを検討する

日陰で過ごしていて、日光浴が不可能な場合は育成ライトを検討しましょう。
育成ライトを当てることにより、観葉植物の成長をサポートすることができます。
私たちも使っていておすすめするのが、「PlantsNEXLIGHT」です。
農業LED・光環境の研究をリードし、数多くのプロジェクトを手掛ける「豊川温室」。
西日本随一の植物総合卸として、プロから頼られる「高島屋植物園」。
この2社が共同で開発した観葉植物専用LEDライト、それが「PlantsNEXLIGHT」です。
葉緑体が吸収しやすい光を追求し、青色光(白色LED素子)と赤色光(赤色LED素子)をバランス良く組み合わせ、光量が少ない室内環境でも自然な色合いを崩さず、青色と赤色の波長を補足します。
2-3.空気の入れ替えを意識する
空気の入れ替えも非常に重要です。
特に室内の日陰で管理すると、ジメジメして雑菌が繁殖しやすくなります。
定期的に室内の空気を入れ替えることで、病気や害虫の予防をすることができます。
梅雨時期には、除湿機も非常に役立ちます。
2-4.水やりの頻度に注意する

日陰で管理する場合は、水やりの頻度にも注意しましょう。
日当たりが良い場所と悪い場所では、水の乾き具合が全く異なります。
特に観葉植物は根腐れを起こしやすいので、水やりをし過ぎると枯れてしまいます。
日陰では、植物は水をゆっくり吸いますので、水やり頻度も少なめにして「乾かし気味」で育てましょう。
2-5.水はけに特化した土づくりをする
観葉植物は水はけが重要ですが、日陰で管理する場合は尚更重要です。
前の項目の水やりとも共通する話になりますが、土を乾きやすくすることで根腐れの防止になります。
私たちがおすすめするのはプロトリーフの「室内向け観葉・多肉の土」です。
水はけが非常に良い設計なので、室内の日陰でも比較的土が乾きやすいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は室内の日陰でも管理できる強い観葉植物を12種類紹介しました。
最後にもう一度ご覧ください。
| 日陰の室内でも育つ強いおすすめの観葉植物12選 | ||
 ザミオクルカス | 
 ソテツ | 
 フィロデンドロンバーキン | 
 アグラオネマビューティー | 
 ストレリチアオーガスタ | 
 サンスベリア | 
 ドラセナマッサンゲアナ | 
 モンステラ | 
 パキラ | 
 ガジュマル | 
 カラテアマコヤナ | 
 寄せ植えオールスター | 
【室内の日陰で観葉植物を育てる際に枯らさないコツ5つ】
1.日照不足の解消に定期的に日光浴する
2.日照不足の解消に育成ライトを検討する
3.空気の入れ替えを意識する
4.水やりの頻度に注意する
5.水はけに特化した土づくりをする
以上となります。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。
                












