「大型の観葉植物ってどんなものがあるのかな?」
「人気の種類が知りたい」
あなたはこのような疑問をお持ちではないでしょうか?
今回は、観葉植物販売店の私たちミドリスが、大型の観葉植物に関する様々なことを解説します。
【この記事でわかること】
・おすすめの大型の観葉植物14選
・大型の観葉植物の失敗しない選び方
・大型の観葉植物の上手な育て方
・大型の観葉植物の注意点
・大型の観葉植物に関するよくある質問
この記事は、大型の観葉植物について「種類を知る」「選ぶ」「育てる」「注意点」という流れで、網羅的に解説しています。
最後まで読んでいただければ、あなたがどんな植物を選べば良いか、そしてどう育てれば良いかまでわかるようになっています。
観葉植物のプレゼントについて詳しく解説した記事を公開ました。
ご家族や友人の方などに贈る予定がある方は合わせてお読みください。
この記事の目次
- 1.大型の観葉植物14選
- 1-1.パキラ(発財樹):大型で育てやすく編み込み樹形が可愛い観葉植物
- 1-2.ゴムの木(フィカス):多くの種類・樹形から選べる大人気の大型観葉植物
- 1-3.ユッカ(青年の木):真っ直ぐな幹と葉っぱが人気の観葉植物
- 1-4.モンステラ:大きな葉っぱが特徴の観葉植物
- 1-5.ガジュマル:ぷりぷり幹の大人気観葉植物
- 1-6.ドラセナ(幸福の木):スタイリッシュな姿が人気の観葉植物
- 1-7.サンスベリア:葉っぱがスタイリッシュの定番の観葉植物
- 1-8.オーガスタ:バナナの木のような葉っぱが特徴の人気の観葉植物
- 1-9.柱サボテン:管理が簡単で育てやすい観葉植物
- 1-10.ポニーテール:ぷっくら幹と細い葉っぱが可愛い観葉植物
- 1-11.エバーフレッシュ:休眠運動が可愛い観葉植物
- 1-12.ソテツ:THE和風な姿が渋い観葉植物
- 1-13.ヤシの木:お部屋やお店を南国風にアレンジできる観葉植物
- 1-14.シマナンヨウスギ:花粉を付けない「スギ」で縁起物として人気の和風チックな観葉植物
- 2.大型の観葉植物の失敗しない選び方
- 3.大型の観葉植物の上手な育て方
- 4.大型の観葉植物の注意点
- 5.大型の観葉植物に関するよくある質問
- まとめ
1.大型の観葉植物14選
この章では早速、人気の観葉植物を14種類紹介します。
まずは植物の写真を一覧でご覧ください。
気になる観葉植物をクリックすると、該当の観葉植物の章へ飛びます。
パキラ | ゴムの木(フィカス) | ユッカ |
モンステラ | ガジュマル | ドラセナ |
サンスベリア | オーガスタ | 柱サボテン |
ポニーテール | エバーフレッシュ | ソテツ |
ヤシの木 | シマナンヨウスギ |
それぞれ詳しく解説していきます。
1-1.パキラ(発財樹):大型で育てやすく編み込み樹形が可愛い観葉植物
名前 | パキラ(発財樹) |
置き場所 | リビングの窓際、レースカーテン越しの日当たりの良い場所 |
耐陰性 | 耐陰性に優れるので半日陰でも生育可能 半日陰で育てる場合は定期的な日光浴をすると良い |
水やり | 培適温20度〜25度の春から秋:2,3日に1回 梅雨時期や真夏の高温時:4,5日に1回 最低気温10度〜15度の春の休眠明け、晩春の休眠前:7日〜10日に1回 気温10度以下の環境:水やり不要 室内が10度以上の冬:月に1回程度 |
剪定 | 成長速度が早いので春から秋にかけて1回は切り戻しを行う |
植え替え | 1、2年に1度程度を目安に5月から8月に行う |
肥料 | 春から秋に緩効性化成肥料をあげる |
耐寒温度 | 5度から10度程度 |
花言葉 | 「永久」「不滅」 |
風水 | 「幸運」と「健康運」が上昇すると言われている |
パキラは、大型の観葉植物の中でもトップクラスの人気を誇ります。
特に、鉢のサイズ7号以上の大型で、編み込みされているものが非常に人気です。
花言葉「永久」「不滅」や、財産が増える「発財樹」と言われて縁起が良いので、一般住宅だけではなく、美容院や会社などへのお祝いとして非常に人気です。
パキラについて詳しく解説した記事がありますので、気に入った方はぜひご覧ください。
パキラとは|基本的な特徴や花言葉、初心者向け育て方、注意点を解説1-2.ゴムの木(フィカス):多くの種類・樹形から選べる大人気の大型観葉植物
名前 | ゴムの木(フィカス) |
置き場所 | 日当たりの良い場所(真夏の直射日光は注意) |
耐陰性 | 耐陰性に優れるので半日陰でも生育可能 半日陰で育てる場合は定期的な日光浴をすると良い |
水やり | 春から秋:土が乾いたタイミングでたっぷりと水やり 冬:土が乾いた後、3日程度待ってから水やり |
剪定 | 成長が活発な4月から7月にかけて行う |
植え替え | 2年、3年に1度を目安に行う |
肥料 | 5月から9月に緩効性化成肥料をあげる |
耐寒温度 | 5度程度 |
花言葉 | 嬉しい便り・壮大な計画 |
風水 | 金運を引き寄せると言われている |
ゴムの木もパキラと並んで大型の観葉植物の中で非常に人気が高い種類です。
美容院やおしゃれなカフェなどで一度は見かけたこともあるのではないでしょうか。
特に人気の高い大型の種類は次の4種類です。
フィカス・ウンベラータ:ハート型の葉っぱが特徴のゴムの木
フィカス・アルテシマ:斑入りの人気品種
フィカス・ベンガレンシス:鮮やかな葉っぱと白っぽい幹が美しい品種
フィカス・バーガンディ:近年人気急上昇中の黒ゴムの木
樹形も「真っ直ぐ」や「曲がり」などの種類があり、様々な大きさ・樹形から選べるのが魅力の一つです。
その他にも、おしゃれな種類がたくさんあります。
ゴムの木の種類について詳しく紹介した記事がありますので、ぜひご覧ください。
ゴムの木(フィカス)の種類20選|人気品種から希少種まで写真付きで紹介【育て方付き】1-3.ユッカ(青年の木):真っ直ぐな幹と葉っぱが人気の観葉植物
名前 | ユッカ(青年の木) |
置き場所 | 日当たりの良い窓際か、屋外のベランダなど。 夏場は、レースカーテン越しの日当たりの良い場所 |
耐陰性 | 直射日光が必要なので、日陰は不可能 |
水やり | 成長期の春から秋:土が乾いたタイミング 冬:土が乾いてから4、5日程度経過してから水やりをする |
剪定 | 5月から8月に幹から生える芽を切る |
植え替え | 1、2年に1度程度を目安に5月から8月に行う |
肥料 | 春から秋に緩効性化成肥料をあげる |
耐寒温度 | 0度程度 ※耐寒性が強い |
花言葉 | 「勇壮」「偉大」 |
風水 | 「金運」「仕事運」「邪気払い」「気分上昇」の効果があるとされている |
ユッカは、真っ直ぐな幹と尖った葉っぱが特徴の人気の観葉植物です。
ユッカは、種類がいくつかあり、樹形や葉っぱの形が大きく異なります。
一番人気は、写真の「ユッカ・エレファンティペス」です。
ユッカ=ユッカ・エレファンティペスとなるくらいポピュラーな品種です。
おしゃれなカフェや施設でよく見る植物です。
ユッカについて詳しく解説した記事がありますので、気に入った方はぜひご覧ください。
ユッカ(青年の木)の種類17選|人気品種や超希少種、育て方を解説1-4.モンステラ:大きな葉っぱが特徴の観葉植物
名前 | モンステラ |
置き場所 | レースカーテン越しの日当たりの良い場所 |
耐陰性 | 日当たりの良い窓際か、屋外のベランダなど。 夏場は、レースカーテン越しの日当たりの良い場所 |
水やり | 春から秋:土が乾いたタイミングでたっぷりと水やり 冬:土が乾いた後、3日程度待ってから水やり |
剪定 | 成長が活発な4月から7月にかけて行う |
植え替え | 2年、3年に1度を目安に行う |
肥料 | 5月から9月に緩効性化成肥料をあげる |
耐寒温度 | 5度程度 |
花言葉 | 嬉しい便り・壮大な計画 |
風水 | 金運を引き寄せると言われている |
モンステラは、とても大きなハート型の葉っぱが特徴の観葉植物です。
葉っぱに切れ込みが入る種類がほとんどで、非常にデザイン性が高い観葉植物です。
大型のモンステラであれば、存在感が非常に大きくなります。
インパクトがある観葉植物で、おしゃれなお部屋や店内にすることができるでしょう。
モンステラについて詳しく解説した記事がありますので、気に入った方はぜひご覧ください。
モンステラの種類14選|斑入り激レア品種や人気の大型・小型種まで一挙紹介1-5.ガジュマル:ぷりぷり幹の大人気観葉植物
名前 | ガジュマル |
置き場所 | レースカーテン越しの日当たりの良い場所 |
耐陰性 | 耐陰性があるので、半日陰でも生育可能。 日向不足の場合は、ベランダなどで日光浴をすると良い。 |
水やり | 春から秋:土が乾いたタイミングでたっぷりと水やりをします。 冬:土が乾いてから3、4日経ってから水やりをする |
剪定 | 成長が活発な4月から7月に形を戻す「切り戻し剪定」をする |
植え替え | 2年に1度程度を目安に5月から7月に行う |
肥料 | 4月から9月に緩効性化成肥料をあげる |
耐寒温度 | 5度程度 |
花言葉 | 「多幸の木」「幸せを呼ぶ木」 |
風水 | リラックス効果があるといわれています。 |
ガジュマルは、小型サイズの流通量が非常に多いですが、8号サイズ程度の比較的大型の個体も出回っています。
8号でもガジュマル自体が比較的樹高が低い植物になりますので、注意が必要です。
8号以上になると、樹形をアレンジした「曲がり」や「8の字」などの個体が出回ります。
縁起物として人気で、贈り物にも多く利用されています。
ガジュマルについて詳しく解説した記事がありますので、気に入った方はぜひご覧ください。
ガジュマルとは|特徴や花言葉、育て方、剪定方法を写真付き解説 幸せを呼ぶ観葉植物ガジュマル|室内におすすめの理由と育て方を解説1-6.ドラセナ(幸福の木):スタイリッシュな姿が人気の観葉植物
名前 | ドラセナ(幸福の木) |
置き場所 | レースカーテン越しの日当たりの良い場所 ※定期的な日光浴をすれば、日陰でも生育可能。 |
耐陰性 | 耐陰性に優れているので日陰でも管理可能。 ただし、1週間に1日程度は、ベランダなどで日光浴が必要。 |
水やり | 成長期の春から秋:土が乾いたタイミング 冬:土が乾いてから3日程度経過してから水やりをする |
剪定 | 4月から5月に元の形に戻す、「切り戻し剪定」をする |
植え替え | 2年に1度程度を目安に5月から7月に行う |
肥料 | 春から秋に緩効性化成肥料をあげる |
耐寒温度 | 5度から10度程度 |
花言葉 | 「幸福」 |
風水 | 先の尖った葉っぱは、悪い空気(邪気)を祓う効果があると言われています。 |
ドラセナは、別名「幸福の木」として多く流通している人気の観葉植物です。
真っ直ぐな幹と葉っぱが特徴です。
これら3種類が非常に人気が高い品種です。
ドラセナ・コンシンネ:別名「真実の木」と呼ばれるポピュラーなドラセナ
ドラセナ・コンパクタ:ドラセナの中では比較的小さめで成長が遅いので美観の維持が簡単
ドラセナ・マッサンゲアナ:太い幹が特徴の人気品種
リビングやお店などで大型のドラセナを置くと、非常におしゃれな雰囲気を出してくれるでしょう。
ドラセナの種類について詳しく解説した記事がありますのでぜひご覧ください。
ドラセナの種類15選|激レア希少種や人気品種、育て方を写真付きで解説ドラセナ・コンパクタについて詳しく解説した記事はこちら
ドラセナコンパクタとは?花言葉・風水、育て方や枯れる原因まで解説ドラセナフラグランスについて詳しく解説した記事はこちら
ドラセナフラグランスとは?人気の種類や育て方、枯れる原因を徹底解説1-7.サンスベリア:葉っぱがスタイリッシュの定番の観葉植物
名前 | サンスベリア |
置き場所 | リビングの窓際、レースカーテン越しの日当たりの良い場所 |
耐陰性 | 耐陰性に優れるので半日陰でも生育可能 半日陰で育てる場合は定期的な日光浴をすると良い |
水やり | 培適温20度〜25度の春から秋:2,3日に1回 梅雨時期や真夏の高温時:4,5日に1回 最低気温10度〜15度の春の休眠明け、晩春の休眠前:7日〜10日に1回 気温10度以下の環境:水やり不要 室内が10度以上の冬:月に1回程度 |
剪定 | 成長速度が早いので春から秋にかけて1回は切り戻しを行う |
植え替え | 1、2年に1度程度を目安に5月から8月に行う |
肥料 | 春から秋に緩効性化成肥料をあげる |
耐寒温度 | 5度から10度程度 |
花言葉 | 「永久」「不滅」 |
風水 | 「幸運」と「健康運」が上昇すると言われている |
サンスベリアは、定番の観葉植物の一つで、大型鉢も多く流通しています。
サンスベリア自体は、ゴムの木などのように高く育ちません。樹高は80cm程度です。
そのため、大きい鉢でも圧迫感がなく、お部屋のインテリアとして活用することができます。
ホームセンターなどでも多く流通し、かなり一般化された観葉植物なので珍しさはあまりないです。
サンスベリアについて詳しく解説した記事がありますので、気に入った方はぜひご覧ください。
サンスベリアとは|基本情報、育て方増やし方、種類を解説【写真付き】サンスベリアの人気品種から超希少品種まで22種類を解説した記事を公開しました。
あわせてお読みください。
1-8.オーガスタ:バナナの木のような葉っぱが特徴の人気の観葉植物
名前 | ストレリチア・オーガスタ |
置き場所 | 日当たりの良い窓際で管理する。 ※真夏の直射日光はダメージを与えるので注意する。 |
耐陰性 | 耐陰性が弱いので、日当たりの良い場所で育てる |
水やり | 春から秋:土が乾いたタイミングでたっぷりとあげる 冬:土が乾いてから4、5日経過した後、たっぷりとあげる |
剪定 | 剪定は5月から7月に根元から古い葉をカットする |
植え替え | 1、2年に1度、5月ごろに行う |
肥料 | 肥料は春から秋に緩効性化成肥料または液体肥料を与える |
耐寒温度 | 3度程度 |
花言葉 | 「輝かしい未来」「寛容」「気取った恋」「恋の伊達者」 |
風水 | 「金運アップ」「子宝運アップ」のアイテムとされている |
オーガスタの正式名称は「ストレリチア・オーガスタ」です。
バナナのような葉っぱが人気の観葉植物です。
多く流通しているのは「オーガスタ」ですが、ストレリチア・レギネ(別名:極楽鳥花)と呼ばれる非常に派手な花を咲かせる品種もあります。
大きくツルツルの葉っぱはお部屋やお店でも存在感を発揮します。
ストレリチアについて詳しく解説した記事がありますので、気に入った方はぜひご覧ください。
ストレリチア(オーガスタ)とは|花言葉や風水、上手な育て方や枯れる原因を解説1-9.柱サボテン:管理が簡単で育てやすい観葉植物
名前 | 柱サボテン |
置き場所 | 春から秋は日光が当たる場所窓際で管理する。 真夏は、レースカーテン越しの日当たりの良い場所 |
耐陰性 | 日光を好む種類なので、日陰では管理不可。 |
水やり | 春:土が完全に乾いたタイミングでたっぷりと水やりをする(一週間に1回程度) 夏:乾燥気味に育てる 秋・冬:1ヶ月に1回程度 ※サボテンは水のあげすぎに注意する |
剪定 | 4月から5月に切り戻し剪定を行う |
植え替え | 1、2年に1度程度を目安に4月から5月に行う |
肥料 | 春から秋に緩効性化成肥料をあげる |
耐寒温度 | 5度程度 |
花言葉 | 「情熱」 |
柱サボテンは、人気の高い観葉植物の一種です。
管理が非常に簡単なので、初心者の方におすすめの種類です。
サボテンの品種に決まりはなく、柱のようになっているサボテンを総じて「柱サボテン」と呼びます。
1-10.ポニーテール:ぷっくら幹と細い葉っぱが可愛い観葉植物
名前 | ポニーテール(トックリラン) |
置き場所 | 日当たりの良い窓際で管理する。 夏場は、レースカーテン越しの日当たりの良い場所 |
耐陰性 | 日当たりの良い窓際で管理する。 ※日陰で管理する場合は、定期的に日光浴が必要 |
水やり | 成長期の春から秋:土が乾いたタイミング 冬:土が乾いてから5日程度経過してから水やりをする。(1ヶ月に1、2回) |
剪定 | 4月から6月に古い葉っぱや邪魔な葉っぱを切る。 樹形が崩れやすいので定期的に剪定をする。 |
植え替え | 1、2年に1度程度を目安に5月から6月に行う |
肥料 | 春から秋に緩効性化成肥料をあげる |
耐寒温度 | 5度程度 |
花言葉 | 多くの才能 |
風水 | 「金運」「財運」が上がると言われています。 |
ポニーテールは別名「トックリラン」として流通している観葉植物です。
細くてスタイリッシュな葉っぱと、幹が膨らんでいる姿が可愛い観葉植物です。
風水では、金運財運が向上すると言われていて、贈り物に人気の種類です。
1-11.エバーフレッシュ:休眠運動が可愛い観葉植物
名前 | エバーフレッシュ |
置き場所 | 日当たりの良い窓際で管理する。 ※日陰で管理する場合は、定期的に日光浴が必要 |
耐陰性 | 耐陰性があるので、日陰でも生育可能。 1週間に1度程度、ベランダなどで日光浴をすると良い。 |
水やり | 成長期の春から秋:土が乾いたタイミング 冬:土が乾いてから3、4日程度経過してから水やりをする。 |
剪定 | 4月から5月に切り戻し剪定や間引き剪定をする |
植え替え | 1、2年に1度程度を目安に5月から8月に行う |
肥料 | 春から秋に緩効性化成肥料をあげる |
耐寒温度 | 10度程度 ※寒さに弱いため、冬場は必ず室内で管理する |
花言葉 | 「胸のときめき」「歓喜」 |
風水 | 「恋愛運」「出会い運」が上がると言われています。 |
エバーフレッシュは、休眠運動をする可愛い観葉植物です。
休眠運動とは「昼間に葉っぱを開いて、夜になると葉っぱを閉じる」という習性です。
人間のような生活感があって可愛らしい観葉植物です。
8号以上の大型のエバーフレッシュも多く流通しています。
1-12.ソテツ:THE和風な姿が渋い観葉植物
名前 | ソテツ(蘇鉄) |
置き場所 | 日当たりの良い窓際かベランダで管理する。 ※屋外で管理する場合、冬場は室内に避難させてください。 |
耐陰性 | 耐陰性があるので、日陰でも生育可能。 1週間に1度程度、ベランダなどで日光浴をすると良い。 |
水やり | 冬以外:土が完全に乾いたタイミングでたっぷりと水やりをする 冬:土が完全に乾いてから2、3日後に水やりをする |
剪定 | 数年に1度行う |
植え替え | 3年から5年に1度、植え替えをする |
肥料 | 春に緩効性化成肥料を与える。 |
耐寒温度 | 5度程度 |
花言葉 | 「雄々しい」 |
風水 | 「陽の気」で邪気を払ったり、気分を高揚させると言われている |
ソテツは、はるか昔より私たち日本人と共に生きてきた植物です。
その姿は「和風」にピッタリ合うでしょう。
また、南国風のお庭にもピッタリで、沖縄では首里城付近や、通常の道路などでとても多く見ることができます。
ソテツについて詳しく解説した記事がありますので、気に入った方はぜひご覧ください。
ソテツとは?生きた化石の超原始的植物を初心者向けに写真付き解説観葉植物でソテツを導入するメリット5つ|屋内の育て方と注意点を解説1-13.ヤシの木:お部屋やお店を南国風にアレンジできる観葉植物
名前 | ヤシの木 |
置き場所 | 日当たりの良い窓際で管理する。 ※日陰で管理する場合は、定期的に日光浴が必要 |
耐陰性 | 耐陰性があるので、日陰でも生育可能。 1週間に1度程度、ベランダなどで日光浴をすると良い。 |
水やり | 成長期の春から秋:土が乾いたタイミング 冬:土が乾いてから5日程度経過してから水やりをする。(1ヶ月に1、2回) |
剪定 | 下の方の古い葉っぱが枯れたらカットする |
植え替え | 1年に1度程度を目安に5月から8月に行う |
肥料 | 春から秋に緩効性化成肥料をあげる |
耐寒温度 | 10度程度 ※寒さに弱いため、冬場は必ず室内で管理する |
花言葉 | 「あなたを見守る」「固い決意」「成功」 |
風水 | 「仕事運」「健康運」が上がると言われています。 |
ヤシの木は、お部屋やお店を一気に南国風にアレンジできる観葉植物です。
10号などの大型サイズも多く流通しています。
普段の生活では、おしゃれな飲食店で見ることが多いです。
1-14.シマナンヨウスギ:花粉を付けない「スギ」で縁起物として人気の和風チックな観葉植物
名前 | シマナンヨウスギ(黄金登り竜) |
置き場所 | レースカーテン越しの日当たりの良い場所 |
耐陰性 | 日当たりの良い場所を好む |
水やり | 春から秋:土が乾いたタイミングでたっぷりと水やり 冬:土が乾いた後、3日程度待ってから水やり |
剪定 | 成長が活発な4月から7月にかけて行う |
植え替え | 2年、3年に1度を目安に行う |
肥料 | 5月から9月に緩効性化成肥料をあげる |
耐寒温度 | 0度程度 |
ポイント | 幸運を招くと言われている縁起物。非常に育てやすい |
シマナンヨウスギは、別名「アローカリア」「黄金昇り竜」と呼ばれている和風の観葉植物です。
黄金の幹と天に昇る竜のような樹形の個体は「黄金昇り竜」として縁起物とされています。
和風のお家や和室などに飾ってあると非常にお部屋とマッチする姿をしています。
シマナンヨウスギについて詳しく解説した記事がありますので、気に入った方はぜひご覧ください。
シマナンヨウスギ(アローカリア)|基本的特徴と育て方、人気の理由を解説2.大型の観葉植物の失敗しない選び方
この章では、大型の観葉植物の選び方を解説します。
3つのポイントを解説していますが、どれも重要なのでぜひご覧ください。
2-1.一番重要!気に入った品種を選ぶ
大型の観葉植物を選ぶ際に一番重要なのが「あなたが気に入った品種を選ぶこと」です。
大前提として、愛着を持って、大切にできるものではないと、観葉植物は長い期間元気に過ごすことができません。
愛着を持って観葉植物のことを考え、可愛がることで元気に成長していきます。
その第一歩として「あなたが気に入る」ということが重要です。
2-2.置き場所(日当たり)で選ぶ
大型の観葉植物を選ぶときに、日当たりも非常に重要なポイントです。
まず、置き場所の日当たりを調べましょう。
日向:南向きで一日の中でもほとんど日光が届く
半日陰:1日2、3時間日光が届くもしくは、日向の半分程度の明るさがある場所
日陰:日光が1日を通して当たらない場所(南側に大きな建物がある場合や、北向きの部屋)
「日向」でも、真夏は太陽が真上にあるので直射日光は届きません。
太陽が南側にある時を目安に考えます。
次に各置き場のポイントを紹介します。
日向:殆どの観葉植物が生育可能(※真夏の直射日光による葉焼けに注意)
半日陰:日光不足になる可能性があるので定期的に屋外で日光浴をする
日陰:耐陰性に優れる観葉植物を選ぶ
このように、日当たりによってあなたが気に入った観葉植物が元気に過ごせれるかを判断しましょう。
2-3.選び方特別編:虫が寄りにくい土や肥料を使う
観葉植物を選ぶことも重要ですが、土や肥料の選び方も重要です。
特に室内で育てる場合は、虫が虫が寄ってくることを避けたい方も多いでしょう。
ポイントとしては「有機物を多く含むものを使わないこと」が虫除けのポイントとなります。
【選び方のポイント】
土:堆肥や腐葉土が使われていない土を使う
肥料:有機物を含まない化成肥料を使う
この2つのポイントを押さえるだけで、かなり虫が寄りにくくなります。
3.大型の観葉植物の上手な育て方
この章では、大型の観葉植物の育て方を紹介します。
元気に成長させるために、必ず必要な知識となります。
3-1.置き場所は植物によって変える
観葉植物ごとに必要な日光量が変わるため、種類ごとに置き場所を考えてあげましょう。
「日向」「半日陰」「日陰」で分けて解説します。
日光が大好きな観葉植物:ユッカ、ドラセナ、モンステラなど
半日陰でも過ごすことができる観葉植物:パキラ、ゴムの木、サンスベリアなど
耐陰性が優れており、日陰でも管理できる観葉植物:ドラセナ、エバーフレッシュなど
それぞれ詳しく解説していきます。
日光が大好きな観葉植物:ユッカ、ドラセナ、モンステラなど
これらの観葉植物は、直射日光が当たる場所で管理することをおすすめします。
日当たりが悪いと、樹形が崩れたり、元気が無くなってしまいます。
ただ、種類によっては、真夏の直射日光には注意しましょう。
葉焼けを起こす危険があります。
もし、部分的に葉焼けを起こしたら、部分的にカットしてレースカーテン越しで管理しましょう。
半日陰でも過ごすことができる観葉植物:パキラ、ゴムの木、サンスベリアなど
これらの観葉植物は、耐陰性がありますので、半日陰でも管理できます。
もし、日光不足で樹形が乱れたりしたら、一旦日当たりの良い場所に移して日光浴をしましょう。
ただし、真夏の直射日光は葉焼けを起こしますので、レースカーテン越しで管理をしましょう。
耐陰性が優れており、日陰でも管理できる観葉植物:ドラセナ、エバーフレッシュなど
これらの植物tは、耐陰性が非常に優れており、日陰でも管理することができます。
ただし、植物である以上、日光は必要なので、定期的にベランダなどの屋外で日光浴をさせましょう。
日光浴をすることで、元気に成長することができます。
真夏の直射日光は葉焼けを起こすので、レースカーテン越しで管理しましょう。
日照量が少ない時は、観葉植物育成ライトでカバーできることもあります。
観葉植物の育成ライトについて詳しく解説した記事がありますので、ぜひご覧ください。
3-2.水やりは季節によって頻度を変え、1回の量は変えない
水やりの基本は2つです。
ポイント1:季節ごとに水やりの頻度を変える
ポイント2:1回の水やりの量は変えず「たっぷりと」が基本
それぞれ詳しく解説します。
ポイント1:季節ごとに水やりの頻度を変える
季節によって変える理由は、観葉植物の成長期に合わせるためです。
多くの観葉植物は冬場は休眠期になります。
休眠期に夏場と同じ頻度で水をあげると、水を吸収しきれずに根腐れを起こします。
【観葉植物の水やりの頻度の目安】
春から秋の成長期:土が乾いたタイミングでたっぷりと与える
冬:断水または土が乾いてから何日か経過してから与える
頻度はこのようなスケジュールになります。
あとは、観葉植物の種類ごとに調整します。
ポイント2:1回の水やりの量は変えず「たっぷりと」が基本
1度の水やりは「鉢底から水が出るくらいたっぷり」と与えます。
水やりは、観葉植物の水分補給のほかに、土の空気を入れ替えたり、老廃物を鉢底から流す重要な役割があります。
観葉植物の成長に伴い、土の中に二酸化炭素が溜まってしまいます。
水やりによって新鮮な空気を取り込むことによって健康を保つことができます。
観葉植物の水やりについて詳しく解説した記事はこちら
観葉植物の正しい水やり方法|時間や頻度と注意点をわかりやすく解説3-3.植え替えは2,3年に1度、観葉植物の成長期に合わせて行う
大型の観葉植物の植え替えは2、3年に1度が目安です。
植え替えの時期については、観葉植物の成長期に行いましょう。
植え替えは観葉植物にとって負担がかかる作業ですので、少しでも回復しやすいように成長期に行います。
植え替えの目的は次の4つです。
1.根詰まりの防止
2.古い根や腐った根を除去する
3.古い土を入れ替えることで老廃物や有害な微生物を除去する
4.土の栄養分の改善
特に根詰まりを起こすと、最終的には枯れてしまいますので、2、3年での植え替えが必須となります。
3号や4号の小さな観葉植物は、鉢が小さいため1年での植え替えが必要ですが、大型の観葉植物の場合は、鉢の中のスペースが広いため、2、3年を目安にしましょう。
2、3年経過していなくても観葉植物の植え替えが必要なサインがあります。
植え替え時期のサイン5つ
1.鉢底から根が出ている
2.水やりの際に水がしみこみにくい
3.鉢の土が乾きやすい
4.観葉植物に不調が見られる(解決方法が植え替えではない場合もあります。)
5.観葉植物の鉢が倒れやすい
このような場合は、植え替えをしましょう。
植え替えは次のように行います。
観葉植物を植え替えする手順
STEP1.水やりを一週間程度控える
STEP2.一回り大きい新しい鉢に鉢底石と鉢底ネットを入れる
STEP3.観葉植物用の土を3割程度入れる
STEP4.観葉植物を鉢からゆっくり出してほぐしながら土を落とす
STEP5.古い根や黒い根、腐った根をハサミでカットする
STEP6.観葉植物を入れて、鉢の一番上から2、3cmまで土を入れる
STEP7.割り箸などで根の隙間まで土が入るようにつつく
STEP8.鉢底から水が出る程度、たっぷり水やりをする
STEP9.観葉植物が落ち着くまでは日陰で管理する
9STEPありますが、実際の作業は30分程度で完了しましょう。
観葉植物の植え替えについて詳しく解説した記事はこちら。
観葉植物の植え替えが絶対必要な理由4つ|手順と時期、注意点を解説植え替えの際に、おしゃれな植木鉢に交換すると、さらにデザイン性がアップします。
おしゃれな植木鉢について知りたい方は、次の記事をご覧ください。
3-4.剪定は、植物の成長期に合わせて行う
まず、剪定が必要な理由は次の4つです。
観葉植物に剪定が必要な理由4つ
1.蒸れによる病害虫の発生を予防する
2.不必要な枝をカットし、栄養をコントロールする
3.日当たりが悪い枝葉の対処をする
4.樹形の整え、美観を維持する
大型の観葉植物の剪定は「切り戻し剪定」と「間引き剪定」が基本です。
切り戻し剪定とは、「成長した分の枝葉を落とす」基本的な剪定となります。
大型の観葉植物は、基本的に大きく樹形を変えることがありませんので、現状の状態を整えるような剪定となります。
その他には、枯れた葉っぱなどや、密になって蒸れる可能性がある枝葉をカットする「間引き剪定」を行います。
具体的な方法は次の通りです。
間引き剪定で落とす枝葉
・不自然に徒長して樹形を崩している枝
・元気がない葉っぱ(オレンジ色の枠で囲ったようなもの)
・繁りすぎて葉っぱ同士が重なったり密着しすぎている
・黄色くなった葉っぱ
切り戻し剪定で落とす枝葉
・伸びすぎて高くなりすぎた枝
・間延びして景観を崩している枝(葉っぱの付きが悪い枝)
・大きくなりすぎた葉っぱ
剪定についてさらに詳しく知りたい方は次の記事をご覧ください。
観葉植物に剪定が必要な理由4つ|初心者でも失敗しない方法を解説3-5.葉水は乾燥する時期に行う
葉水は、乾燥しやすい時期に行います。
葉水の目的は次の3つです。
【葉水の3つの目的】
1.乾燥防止:乾燥による枯れを防ぐ
2.害虫予防:カイガラムシやハダニを防ぐ
3.成長促進:葉っぱの埃を落とし、光合成を促進する
このように、葉水を行うメリットは多くあります。
健康を維持するためにも、定期的な葉水を行いましょう。
1回の葉水の量が多すぎると、水滴が土に落ちて水やりをしているような状態になってしまいます。
そうなると、根腐れの原因にもなりますので、要注意です。
3-6.肥料は観葉植物の成長期に虫が湧きにくい化成肥料を使う
肥料は観葉植物の成長を促す重要なアイテムです。
土の栄養を補給し、植物が成長に伴って消費した養分を補います。
ポイントとしては「化成肥料を使う」ということです。
肥料には大きく分けて「有機肥料」と「化成肥料」があります。
有機肥料は、有機物が多く含まれているので、虫が寄りやすくなります。
特に、大型の観葉植物を室内で育てる場合は、虫が寄ると不快に感じますので、虫が寄りにくい「化成肥料」を使いましょう。
3-7.病害虫は日々の目視で早期発見・早期対処をする
病害虫は、観葉植物を最終的には枯らしてしまう大きな脅威です。
一番重要なポイントが「早期発見・早期対処」です。
早く発見して対処することで、病害虫の被害を最小限に抑えることができます。
【代表的な症状】
・葉っぱに異常がある(斑点、萎れる、倒れるなど)
・茎に異常がある(斑点、ブヨブヨなど)
・虫が付着している
・異臭がする
・カビが生えている
このような状態を発見したら、病害虫を疑いましょう。
普段の健康的な外見から、変化があった場合は、体調不良のサインと考えましょう。
もちろん、根腐れや日光不足などの可能性もありますので、一概に「体調不良だから病害虫」と断定しないようにしましょう。
観葉植物のコバエ駆除方法と予防策を紹介した記事がありますので、あわせてお読みください。
観葉植物のコバエ対策|効果抜群!7つの駆除方法と5つの予防策3-8.寒さに注意する
大型の観葉植物を育てる際に、寒さにも注意が必要です。
観葉植物は種類にもよりますが、耐寒温度が0度から10度程度が多いです。
下回ると、凍死してしまう可能性があります。
また、霜に当たると同じくダメージを負って枯れてしまいます。
ベランダなど、屋外で育てている場合は、最低気温が10度を下回ってきたら屋内の暖かい場所に入れてあげましょう。
また、窓際で管理している場合も、真冬になると冷気に当たってしまうので、屋内のエアコンんが当たらない場所に置きましょう。
3-9.定期的に屋外で日光浴をする
屋外の日光浴は観葉植物にとって非常にメリットがあります。
日光により光合成を促進し、健康的に成長してくれるでしょう。
特に、日光が好きな植物を半日陰や日陰で育てている場合は、日光浴をさせてあげましょう。
日光不足で葉っぱに異常が出てしまう可能性があります。
真夏の直射日光は葉焼けを起こす可能性が高いためです。
夏場は朝陽を少し浴びる程度で抑えておきましょう。
3-10.定期的に屋外でシャワーを当てる
屋外でシャワーを当てる目的は次の通りです。
・葉っぱ表面の埃を落とす
・目に見えない虫が付着していた場合に流す
・葉っぱを湿らすことで害虫予防になる
・植木鉢の汚れを落とす
このようなメリットがあるので、屋外で定期的にシャワーを当てると良いでしょう。
3-11.エアコンに直接当てない場所におく
エアコンの風は、観葉植物を過度に乾燥させるのでダメージを与えます。
そのため、屋内で管理する場合も、エアコンの風が直接当たらない場所に置きましょう。
4.大型の観葉植物の注意点
この章では、観葉植物の注意点を紹介します。
事前に知っておくことで、失敗する可能性を低くすることができます。
4-1.「枯れにくい」と言っても、管理を怠ると枯れる
観葉植物を調べていると「この植物は丈夫」「枯れにくい」という記載があります。
確かに、植物ごとに枯れにくさは違います。
しかし、どの植物も共通で言えるのが「管理を怠ると枯れる」ということです。
いくら手間が少ない観葉植物でも、ずっと放置すると必ず枯れます。
適切な育て方をすることで、枯れずに元気よく過ごすことができます。
4-2.猫や犬を飼っている方は要注意
大型の観葉植物を検討中の方で、ペットと暮らしている方は要注意です。
ペットと暮らしていて観葉植物を導入するリスクは次のようなものがあります。
・毒を持っている観葉植物を食べてしまい健康被害が発生する
・毒性が無くても食べて消化不良を起こす
・観葉植物にイタズラをしてダメージを与える
・誤って鉢を倒してしまう
このようなリスクがあります。
私たち観葉植物販売店のミドリスでは、ペットと暮らしている方で、ペットの居住エリアに植物を置くことはおすすめしていません。
なぜなら大切な家族であるワンちゃんネコちゃんのリスクになるようなものは置くべきではないと考えているからです。
ワンちゃんやネコちゃんは、「これが自分に危険か」という判断が人間ほどできません。
そのため、誤って食べることも多々あります。
このような事態にならないためには、「飼い主である人間が守ってあげることが重要」です。
大切な家族であるペット暮らしている方は、ベランダなど、ワンちゃんや猫ちゃんが立ち入らない場所で観葉植物を楽しみましょう。
4-3.事前に置き場所のイメージをする
大型の観葉植物を導入する際には、「事前に大きさをイメージする」ということが重要です。
というのもの、実際に大型の観葉植物が届いて「イメージより大きすぎる」「イメージより小さい」というギャップを無くすためです。
特に「大きすぎる」というのは、観葉植物により圧迫感を与えてしまい、ストレスの原因になってしまう可能性があります。
後悔しないためにも、事前に「どの程度のサイズの観葉植物がどこにあるのか」をイメージして導入しましょう。
4-4.鉢カバーや受け皿に水を溜めない
大型の観葉植物を育てる注意点として「受け皿に水を溜めない」ということが重要です。
水やりは、「鉢底から水が出るくらいたっぷりと」が基本なので、どうしても受け皿に水が溜まります。
しかし、その水を放置するのは危険です。
【受け皿に水を放置するリスク】
・観葉植物が根腐れする可能性が高い
・虫が湧く可能性が高い
・異臭が出る
このようなリスクがあります。
基本的には「受け皿は常に水がない状態を維持する」ことが非常に重要です。
5.大型の観葉植物に関するよくある質問
この章では、大型の観葉植物に関するよくある質問を紹介します。
5-1.育てやすい大型の観葉植物を教えてください。
比較的育てやすいのは「ユッカ、ゴムの木、パキラ、柱サボテン」などがあります。
ただ、今回1章で紹介した観葉植物のほとんどが比較的育てやすい部類に入ります。
ぜひ、気に入った観葉植物をたくさん可愛がって健康的に育ててください。
注意点としては、「育てやすい種類」でも、水のあげすぎなどで簡単に枯れてしまいます。
観葉植物の育て方の基本をしっかりと理解した上で購入しましょう。
観葉植物の育て方について詳しく解説した記事がありますのでぜひご覧ください。
5-2.日当たりの悪い場所でも大型の観葉植物は育てることができますか?
耐陰性がある観葉植物でしたら管理することはできます。
ただ、日光が少ないと成長が非常に遅かったり、体調を崩してしまうことがあります。
できれば、定期的に日光浴ができる場所があると望ましいです。
5-3.虫が湧かないようにする方法を教えてください。
虫を湧きにくくする方法はいくつかあります。
・有機成分がない無機物ベースの土を使う
・肥料は化成肥料を使う
・天然成分のニームオイルを使う
・表土を赤玉土にする
このような方法で、虫を大幅に削減することができます。
5-4.大型の観葉植物はどこで買えますか?
大型の観葉植物は通販サイトや、実店舗の観葉植物専門店で購入できます。
一般的なホームセンターでは、大型の観葉植物の品揃えは非常に少ないです。
ただ、樹高1mを越えると、車での運搬中に倒れたりすることもありますので注意が必要です。
実店舗で大型の観葉植物を見ると、とても楽しいので、ぜひ一度お店に行くことをおすすめします。
5-5.植木鉢はどのようなものがいいですか?
植木鉢は、観葉植物の一回り大きいものを選びましょう。
また、樹形によって形を変えるのがポイントです。
植木鉢の形は主に次の3種類です。
深鉢:樹高が高い大型の観葉植物
普通鉢:サンスベリアなど
浅鉢:塊根植物や樹高が低いサボテン(金鯱など)
このように使い分けをします。
今回紹介した大型の観葉植物の場合、ほとんどが深鉢が合うでしょう。
樹高が高いので、植木鉢も高さがあるものにすると、美しく見えます。
穴が開いていないと、水が抜けず根腐れをしたり、酸素が供給されず観葉植物が不調になることがあります。
そのため、穴が開いている植木鉢+受け皿を基本としましょう。
5-6.リビングにおすすめの大型の観葉植物はどの種類ですか?
リビングの日当たり条件によります。
基本的にはこの記事で紹介した通り、「あなたが気に入った品種」+「お部屋の日当たり条件」を考慮して選びましょう。
リビングの観葉植物について詳しく解説した記事がありますので、ぜひご覧ください。
リビングにおすすめのおしゃれな観葉植物16選|珍しい種類や人気品種を解説5-7.おすすめの観葉植物の台はどんなものがありますか?
観葉植物の台について詳しく解説した記事がありますので、そちらをご覧ください。
観葉植物の台12選!ワンランク上の部屋を目指す配置のコツ3つまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は大型の観葉植物について解説しました。
簡単にまとめます。
人気の大型の観葉植物14選
1.パキラ(発財樹):大型で育てやすく編み込み樹形が可愛い観葉植物
2.ゴムの木(フィカス):多くの種類・樹形から選べる大人気の大型観葉植物
3.ユッカ(青年の木):真っ直ぐな幹と葉っぱが人気の観葉植物
4.モンステラ:大きな葉っぱが特徴の観葉植物
5.ガジュマル:ぷりぷり幹の大人気観葉植物
6.ドラセナ(幸福の木):スタイリッシュな姿が人気の観葉植物
7.サンスベリア:葉っぱがスタイリッシュの定番の観葉植物
8.オーガスタ:バナナの木のような葉っぱが特徴の人気の観葉植物
9.柱サボテン:管理が簡単で育てやすい観葉植物
10.ポニーテール:ぷっくら幹と細い葉っぱが可愛い観葉植物
11.エバーフレッシュ:休眠運動が可愛い観葉植物
12.ソテツ:THE和風な姿が渋い観葉植物
13.ヤシの木:お部屋やお店を南国風にアレンジできる観葉植物
14.シマナンヨウスギ:花粉を付けない「スギ」で縁起物として人気の和風チックな観葉植物
パキラ | ゴムの木(フィカス) | ユッカ |
モンステラ | ガジュマル | ドラセナ |
サンスベリア | オーガスタ | 柱サボテン |
ポニーテール | エバーフレッシュ | ソテツ |
ヤシの木 | シマナンヨウスギ |
大型の観葉植物の失敗しない選び方3つ
1.一番重要!気に入った品種を選ぶ
2.置き場所(日当たり)で選ぶ
3.選び方特別編:虫が寄りにくい土や肥料を使う
大型の観葉植物の上手な育て方
1.置き場所は植物によって変える
2.水やりは季節によって頻度を変え、1回の量は変えない
3.植え替えは2,3年に1度、観葉植物の成長期に合わせて行う
4.剪定は、植物の成長期に合わせて行う
5.葉水は乾燥する時期に行う
6.肥料は観葉植物の成長期に虫が湧きにくい化成肥料を使う
7.病害虫は日々の目視で早期発見・早期対処をする
8.寒さに注意する
9.定期的に屋外で日光浴をする
10.定期的に屋外でシャワーを当てる
11.エアコンに直接当てない場所におく
大型の観葉植物の注意点4つ
1.「枯れにくい」と言っても、管理を怠ると枯れる
2.猫や犬を飼っている方は要注意
3.事前に置き場所のイメージをする
4.鉢カバーや受け皿に水を溜めない