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写真で学ぶガジュマルの剪定方法|時期やしないリスクをプロが徹底解説

ガジュマルの剪定方法を写真付きで解説|しないリスクや注意点まで

「ガジュマルって剪定が必要なのかな?」
「植物の剪定って難しいそう…」

あなたはこんな疑問や不安を抱えていないでしょうか?

結論から申し上げると、

・ガジュマルは剪定が必須の観葉植物
・剪定は非常に簡単

となります。

今回は多数の観葉植物を育てている私たちミドリスがガジュマルの剪定について詳しく解説します。

【この記事でわかること】
・ガジュマルの剪定の必要性
・剪定方法「切り戻し」と「丸坊主」の違い
・切り戻りの手順
・丸坊主の手順
・剪定をする際の注意点5つ
・剪定上級編:挿し木の手順

この記事を読めば、あなたの疑問が解決し、剪定を実践できるレベルまで知識を得ることができるでしょう。

この記事の目次

1.ガジュマルを剪定しないとどうなるか

ガジュマルを剪定しない場合、4つのリスクがあります。

・密集して下の葉っぱに栄養が行かず枯れてしまう
・伸びすぎた枝に養分が持っていかれてしまって必要な部分に栄養が行き渡らない
・葉っぱが密集し、風通しが悪くなって病気のリスクが高まる
・不恰好になる

ガジュマルは1年で30cm前後成長することもあり、剪定しないまま放っておくと枯れるリスクが高まります。
そのため、4月から6月の間に、正しい剪定をしてガジュマルの健康を保ってあげる必要があります。

2.ガジュマルの剪定方法は「切り戻し」と「丸坊主」がある

この章では、ガジュマルの剪定方法を2つ紹介します。

2-1.切り戻しは元気なガジュマルを元の形状に戻すために行う剪定

日常的に行う剪定は「切り戻し」になります。

元気なガジュマルを維持するために、不必要な枝や葉っぱを落とす剪定方法です。

切り戻しをしないと、1章で記載したさまざまなデメリットが発生しますので、必要な管理となります。

2-2.丸坊主は弱った場合や、ヒョロヒョロになったガジュマルに行う

丸坊主はガジュマルを「リセット」するようなものです。

病気になったり、葉っぱや枝がヒョロヒョロして元に戻せなくなった時に丸坊主を行います。

言葉通り、ガジュマルの特徴的な幹を残し、葉っぱと枝を全て落とす方法になります。

3.ガジュマルの剪定「切り戻し」の方法

観葉植物 ガジュマルの剪定

この章ではガジュマルの切り戻し方法を解説します。

切り戻しは4月から6月にかけて行います。
用意するものは次の通りです。

・剪定ハサミ
・ゴム手袋
・癒合剤

この3つを用意して進めてきましょう。

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STEP1.切り戻し後の樹形のイメージを明確にする

和風の家のガジュマルの木

切り戻しを行う際には、「樹形のイメージ」が大切です。
イメージをせず、単純に剪定を行うと、樹形が崩れてしまいます。

そのため、気に入ったガジュマルの形を写真などに収めておくと、剪定の時に役立ちます。

STEP2.徒長枝とひこばえを除去する

まずは「徒長枝」と「ひこばえ」を除去します。

徒長枝:他の枝と違って真っ直ぐ勢いよく伸びている枝
ひこばえ:ガジュマルの幹の根本にある若い芽

幹の根元から生えた徒長枝 幹の根元から生えたひこばえ

どちらも、他の枝の栄養まで吸い取ったり、成長すると風通しを悪くする原因となりますので、切除します。

STEP3.枯れている枝を根元からカットする

枯れている枝があれば、根元からカットをしていきます。

STEP4.重なり合っている枝があれば根元からカットする

重なり合う枝を見つけたらどちらかをカットします。

枝が重なり合うと、風通しが悪くなりますので切除が必要です。

STEP5.気根が不要であれば元からカットする

ガジュマルの特徴の一つである気根は、幹から生える細い髭のような枝です。

特にこだわりがなければ、全てカットしてください。
気根を増やしたい人もいらっしゃいますので、その場合は放置をお願いします。

STEP6.自分のイメージしているガジュマルに近づけるように整える

自分の理想的な形のガジュマルをイメージして、近づけるように整えていきましょう。

STEP7.カットした枝の切り口から出る白い樹液を綺麗に拭き取る

観葉植物の樹液

ガジュマルの枝を剪定すると、枝から白い樹液が出てきます。
※写真は切り落とした枝から出る樹液ですが、同じような樹液がガジュマル側からも出てきます。

ウェットティッシュで綺麗に拭き取りましょう。

樹液を直接触ると手がかぶれるので要注意!
樹液は必ず手袋をした状態で拭き取りましょう。

樹液に触るとかぶれたりします。

STEP8.癒合剤を塗る

剪定後のガジュマルに癒合剤を塗る

切り口に癒合剤を塗ることで病気を防ぐことができます。

綿棒を使うと塗りやすいのでおすすめです。

癒合剤 トップジンMペースト
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STEP9.1週間程度は直射日光に当てないように明るい日陰で管理する

剪定したばかりは、体力を少し消耗しているので、1週間程度は明る日陰で管理しましょう。

1週間程度経ったら元の位置に戻しましょう。

4.ガジュマルの体調が悪い時や樹形が完全に崩れた際に行う剪定「丸坊主」の方法

ガジュマルの丸坊主は次のようなパターンがあります。

・日陰で管理して枝がほとんど徒長してしまった
・虫が湧いてどうしようものない
・病気になって枯れかけている
・自分の好みの形から大きく崩れてしまった

丸坊主は5月から6月に行うのがベストです。

具体的な手順を記載します。

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STEP1.太い幹だけ残し、全ての枝をカットする

ガジュマルの特徴的な太い幹を残し、葉っぱと枝を全てカットします。

言葉通り、丸坊主になります。

STEP2.白い樹液を拭いて癒合剤をつける

切り口から白い樹液が出るので、ウェットティッシュなどで吹いて癒合剤をつけます。
癒合剤をつけることで、病気のリスクを減らすことができます。

樹液を直接触ると手がかぶれるので要注意!
樹液は必ず手袋をした状態で拭き取りましょう。

樹液に触るとかぶれたりします。

STEP3.明るい日陰で管理する

丸坊主はガジュマルの体力を消耗します。
枝などを生やすために集中しているところに、直射日光を当てるとダメージを負ってしまいます。

そのため、しばらくは日陰で管理しましょう。

STEP4.新芽が出たら元の場所で育てる

ガジュマルから新芽が出れば、元の場所に戻してあげましょう。

これで丸坊主の全行程が完了です。

5.ガジュマルの剪定の際の注意点5つ

この章ではガジュマルの剪定の際の注意点を記載します。

注意点は次の5つです。

1.ゴム手袋等を着用し、樹液に触れないようにする
2.季節を守る
3.剪定後すぐには直射日光を当てないようにする
4.剪定バサミの重要なポイント3つを押さえておく
5.剪定後は、癒合剤を塗って雑菌が入らないように処理をする

それぞれ詳しく解説します。

5-1.ゴム手袋等を着用し、樹液に触れないようにする

記事の中でも説明しましたが、ガジュマルの白い樹液に触れると、手がかぶれたりしてしまいます。
そのため、剪定の際には必ずゴム手袋を着用しましょう。

5-2.季節を守る

剪定を行う際にはタイミングが重要です。

切り戻し:4月から6月
丸坊主:5月から6月

このタイミングを守りましょう。

剪定はガジュマルの体力を消耗しますので、もし、秋や冬に剪定を行うと枯れてしまう可能性がありますので注意しましょう。

5-3.剪定後すぐには直射日光を当てないようにする

剪定後は、ガジュマルの体力が落ちています。
葉っぱや枝を生やすために、体力を使います。

そのため、急に直射日光を当てると、さらに体力を消耗し、枯れてしまう可能性がありますので注意しましょう。

5-4.剪定バサミの重要なポイント3つを押さえておく

観葉植物の剪定バサミで重要なポイント3つ

剪定バサミは、観葉植物を可愛がるための「あなたの大切な相棒」となります。

剪定バサミで重要なポイントが3つあります。

1.切れ味の良いハサミを使うこと

2.普段の剪定はバイパスタイプで行うこと

3.使用後のメンテナンスを行うこと

この3つを押さえておけば、剪定を円滑・安全に行うことができます。

それぞれ詳しく解説します。

1.切れ味の良いハサミを使うこと

1つ目のポイントが「切れ味の良い剪定バサミを使うこと」です。

切れ味が良いハサミで枝を切った際には、枝の切り口がきれいな断面になり、組織が再生しやすくなります。

つまり成長が早くなるということです。

逆に切れ味が悪いハサミで切ると、枝の断面が潰れて組織が再生しにくくなります。
剪定後の成長も悪くなってしまいます。

そのため、適切なメンテナンスを行なった切れ味の良いハサミで切りましょう。

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2.普段の剪定はバイパスタイプで行うこと

剪定バサミには、主に「バイパスタイプ」と「アンビルタイプ」があります。

バイパスタイプ=2枚の刃をすり合わせて使う一般的なハサミのイメージ

アンビルタイプ=刃の片方が受け皿のようになっている「包丁とまな板」のイメージ

このような違いがあります。

それぞれの使い道は次の通りです。

バイパスタイプ=切り口が綺麗に仕上がるので、観葉植物や果樹に向いている

アンビルタイプ=固い枝や太い幹を少ない力で選定できるので庭木向き

切れ味の重要性を説明した際にも記載しましたが、切り口が綺麗になることで、選定後の観葉植物の組織再生が早くなるメリットがあります。

そのため、観葉植物の剪定には、「バイパスタイプ」がおすすめです。

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3.使用後に、剪定バサミのメンテナンスをする

剪定バサミのメンテナンス方法

どのような剪定バサミでも定期的なメンテナンスが必須です。

メンテナンスをしないと次のようなリスクが発生します。

【メンテナンスをしないリスク】
・剪定バサミの操作部が劣化し、寿命が短くなる

・汚れ等で剪定した際に観葉植物に雑菌が入る

・切れ味が悪くなり、観葉植物の切り口の組織が潰れて成長が遅くなる

このように、せっかく購入したハサミがすぐ劣化するのと、観葉植物にダメージを与える危険性があります。

メンテナンスというと、負担に感じますが、大切な観葉植物を手入れする大事な相棒と考えれば大切に扱うことができます。

主に次のようなメンテナンスを行います。

【剪定バサミのメンテナンス】
・剪定バサミ専用のクリーナーで樹液(ヤニ・シブ)を落とす

・植物性油で稼働部の操作性向上と錆止めをする

・砥石で切れ味をキープする

このようにメンテナンスを行えば、剪定バサミは長い間、相棒として活躍してくれます。

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5-5.剪定後は、癒合剤を塗って雑菌が入らないように処理をする

剪定後のガジュマルに癒合剤を塗る

先ほども紹介しましたが、剪定後の切り口には癒合剤を塗りましょう。

癒合剤は「トップジンMペースト」がおすすめです。

癒合剤は次のような役割があります。

・切り口から雑菌の侵入を防ぐ

・切り口の過度な乾燥を防ぐ

・傷口の治りを早くする

このように剪定後のリスクを最小限に抑えることができます。

そのため、剪定後には、必ず癒合剤を塗りましょう。

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6.上級者編:剪定した枝を再利用!ガジュマルを挿し木で増やす方法

挿し木したガジュマルを土に入れる

剪定した枝を再利用する方法が「挿し木」です。

ただ、注意点としてはガジュマルを挿し木をしても特徴的な幹にはなりません。
ガジュマルの代名詞といっていいほどの特徴的な幹は「種」から育てる場合に巨大化します。

葉っぱを楽しみたい方は挿し木で増やすのもおすすめです。
それでは手順を紹介します。

STEP1.剪定時に落とした元気の良い枝(6cm~10cm)を用意する

STEP2.先端の葉っぱを3枚程度残し、他の葉っぱはカットする

STEP3.水を入れたコップに枝部分を数時間つける

STEP4.ポット苗や小さなプランターに水はけの良い土を入れる

STEP5.ガジュマルの枝をさす

STEP6.水切れしないように日陰で管理する

STEP7.根が出たら完成

このような手順で進めることができますので、ぜひ実践してみてください。

7.ミドリスのガジュマル販売サイト

私たちミドリスでもガジュマルを販売しております。

・ガジュマル 4号鉢

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・ガジュマル 5号鉢

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はガジュマルの剪定について解説しました。

まとめと次のようになります。

ガジュマルを剪定しないと病気のリスクが高まる

ガジュマルの剪定方法は「切り戻し」と「丸坊主」の違い
切り戻しは元気なガジュマルを元の形状に戻すために行う剪定
丸坊主は弱った場合や、ヒョロヒョロになったガジュマルに行う

ガジュマルの剪定「切り戻し」の方法
STEP1.切り戻し後の樹形のイメージを明確にする
STEP2.徒長枝とひこばえを除去する
STEP3.枯れている枝を根元からカットする
STEP4.重なり合っている枝があれば根元からカットする
STEP5.気根が不要であれば元からカットする
STEP6.自分のイメージしているガジュマルに近づけるように整える
STEP7.カットした枝の切り口から出る白い樹液を綺麗に拭き取る
STEP8.癒合剤を塗る
STEP9.1週間程度は直射日光に当てないように明るい日陰で管理する

ガジュマルの体調が悪い時や樹形が完全に崩れた際に行う剪定「丸坊主」の方法
STEP1.太い幹だけ残し、全ての枝をカットする
STEP2.白い樹液を拭いて癒合剤をつける
STEP3.明るい日陰で管理する
STEP4.新芽が出たら元の場所で育てる

ガジュマルの剪定の際の注意点5つ
ゴム手袋等を着用し、樹液に触れないようにする
季節を守る
剪定後すぐには直射日光を当てないようにする
剪定バサミの重要なポイント3つを押さえておく
剪定後は、癒合剤を塗って雑菌が入らないように処理をする

上級者編:剪定した枝を再利用!ガジュマルを挿し木で増やす方法
STEP1.剪定時に落とした元気の良い枝(6cm~10cm)を用意する
STEP2.先端の葉っぱを3枚程度残し、他の葉っぱはカットする
STEP3.水を入れたコップに枝部分を数時間つける
STEP4.ポット苗や小さなプランターに水はけの良い土を入れる
STEP5.ガジュマルの枝をさす
STEP6.水切れしないように日陰で管理する
STEP7.根が出たら完成

このほか、ガジュマルに関する記事を紹介します。

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