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ガジュマルの水やり|春夏秋冬で適切な頻度と葉水の方法をプロが解説

ガジュマルの水やり

「ガジュマルはどのように水やりをすればいいのだろう?」
「葉水は必要なのかな?」

あなたはこのような疑問をお持ちではないでしょうか。

水やりは、単純にジョウロで水をあげるという作業の一つですが、とても奥が深いです。
「適切な水やり方法を知ること」はガジュマルが健康的に育つ最も重要なポイントの一つです。

そこで今回は、観葉植物販売店のミドリスが、ガジュマルに水やりをする方法を徹底解説します。

【この記事の内容】
ガジュマルの正しい水やりの方法
ガジュマルの水やりで注意するべきポイント5つ
ガジュマルの正しい葉水の方法
正しい水やりをしていても、調子が悪くなったら管理方法を見直す

この記事を読めば、ガジュマルの適切な水やり方法が実践できるレベルまで知識を得ることができるでしょう。

1.ガジュマルの正しい水やりの方法

まずはじめに、この章ではガジュマルの正しい水やり方法を紹介します。

【頻度】
春から秋:土が乾いたタイミングでたっぷりと与える
冬:土が乾いてから3、4日経過してからたっぷりと与える

【量】
季節問わずたっぷりとあげる

【時間】
毎朝、できるだけ同じ時間に与える

頻度、量、時間の軸で適切な水やり方法を記載しました。

この内容も含めて、次の2章ではさらに詳しくガジュマルの水やりについて深掘りしていきます。

2.ガジュマルの水やりで注意するべきポイント5つ

この章では、水やりで注意するべきポイントを5つ紹介します。

ガジュマルの水やりで注意するべきポイント5つ
季節問わず、1回の水やりはたっぷりする
鉢の受け皿に水を貯めると枯れる危険性あり
頻度が多すぎると根腐れを起こすので要注意
水やりをする時間はできるだけ同じにする
水やりに使う水が熱すぎる・冷たすぎるのは要注意

それぞれ詳しく解説します。

2-1.季節問わず、1回の水やりはたっぷりする

水やりの基本は、「鉢底から水が流れるほどたっぷりとあげる」ことです。
これは春夏秋冬、関係なくいつもこのやり方がおすすめです。

水やりには「土の中の空気を入れ替える」というとても重要な役割があります。
根の呼吸により土の中に二酸化炭素が溜まっていますので、水で鉢底から押し出します。

水やりにより、土の中には新鮮な酸素が供給されるので、ガジュマルは新鮮な酸素を取り込むことができます。

このような作業を行わないと土の中の二酸化炭素濃度が高くなり、ガジュマルが体調不良になってしまいます。

重要なポイントとしては「冬でも同じように水やりをする」という点です。

よく観葉植物の育て方で「冬は水やりを控え目に」と記載されていますが、これは「頻度」の話です。
確かに、冬場は水を吸う力も弱まり、成長も緩慢になりますので、頻繁な水やりは不要です。

ただ、土の中に新鮮な空気を取り込むのは非常に重要なことなので、「冬でもたっぷり水やりをする」というのは覚えておきましょう。

2-2.鉢の受け皿に水を貯めると枯れる危険性あり

ほとんどの方がお部屋で観葉植物を育てる際に「受け皿」を設置します。

水やりの基本が「鉢底から水が出る程度」なので、水やりをすると必ず受け皿に水が溜まります。

その水を放置すると、次のようなデメリットがあります。

・水やりにより出てきた土壌の菌を溜める
・根腐れを起こす
・害虫の発生原因となる

このように、受け皿の水は、ガジュマルにとってリスクしかありません。

そのため水やりが終わったらすぐに受け皿の水を捨てる習慣をつけましょう。

2-3.頻度が多すぎると根腐れを起こすので要注意

観葉植物を枯らす原因のほとんどが「水のあげすぎによる根腐れ」です。

植物は水が好きなので、ついついたくさんあげたくなる気持ちも理解できますが、水のあげすぎは植物とって毒になります。

例えば、毎日水やりをすると、常に土が湿っている状態になります。
こうなると、ガジュマルが根腐れを起こすのも時間の問題です。

根腐れを起こし放置すると、最終的には枯れてしまいます。

特に冬は、成長が緩慢になり、水分を吸収する力が弱くなります。
土が乾くまでの時間も夏に比べて大幅に遅くなりますので、その分根腐れのリスクは高くなります。

そのため、1章で紹介した「適切な頻度」での水やりが重要となります。

頻度に迷うなら水分計を使いましょう
水やりは土が乾いたタイミングが目安です。
しかし、感覚的な表現なので分かりにくい、どの程度まで乾いていたらやった方がいいのかわからないという場合は水分計を使いましょう。

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こちらは表示部が土が乾いたら白、水やり後は青に変わるシンプルなタイプでわかりやすくお勧めです。

2-4.水やりをする時間はできるだけ同じにする

ガジュマルをはじめとした植物は、水やりを行う時間帯はできるだけ同じにしましょう。

水やりをする時間が、朝や晩でバラバラだと、ガジュマルにストレスがかかります。
あなたが水やりをしやすい時間を決めて、できるだけその時間帯に水やりをしましょう。

季節によって適切な時間帯もありますので、次のポイントを考慮してください。

夏:午前中の早い時間帯
冬:気温が上がってきた午前中
春と秋:午前中

このような設定だと、基本的に午前中に与えることができます。

注意点としては、夏場と冬場です。

夏場:気温の高い真昼に与えると、鉢の中が高温になり蒸れやすい
冬場:気温が低い朝や夜に与えると根にダメージを与える

このような注意点がありますので、1年を通して午前中を目処とし、季節ごとに時間帯を少し調整するのがベストです。

2-5.水やりに使う水が熱すぎる・冷たすぎるのは要注意

水やりに使う水の水温は「15度から20度」程度が理想です。

熱すぎる・冷たすぎる水はガジュマルにダメージを与えます。

冬の水道水は非常に冷たいです。
冷水を成長が緩慢な冬にガジュマルに与えると、ストレスになります。

また、夏場に窓際で放置していた水やり用のジョウロは高温になります。
もし水が入ったままでその水を与えると、お湯をあげているようなものになります。

そうなると、根にストレスを与えることになります。

ガジュマルにストレスを与えないように、できるだけ水温は15度から20度で水やりをするようにしましょう。

3.ガジュマルの正しい葉水の方法

水やりに関連してガジュマルの葉水についてもご紹介します。

この章で解説する内容
葉水を行うメリット3つ
ガジュマルに葉水を行う際の注意点
ガジュマルに葉水を与える方法と頻度

それぞれ詳しく解説します。

葉水を行うメリット3つ

葉水を行うメリットは次の通りです。

・乾燥しすぎて葉っぱが枯れることを防ぐ
・葉っぱに水分があると害虫が嫌がるので防虫効果がある
・光合成を阻害するホコリを流してくれるので成長しやすい環境になる

このように葉水にはたくさんのメリットがあります。

ガジュマルに葉水を行う際の注意点

葉水をする際の注意点としては、一度にたくさんし過ぎないことです。

葉水を大量にすると、水滴が土に落ちて水やりをしているような形になってしまいます。
この記事で記載したとおり、「水やりのし過ぎはガジュマルにとって毒になる」ということになってしまいます。

葉水はあくまでも、葉っぱを湿らす程度のものですので、霧吹きでたくさんし過ぎるのはNGです。

ガジュマルに葉水を与える方法と頻度

葉水は霧吹きで行います。
一度にたくさんするわけではないので、容量よりもデザインや給水しやすさで選びましょう。

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季節ごとの時間帯と頻度を記載します。

葉水を行う時間帯

夏:午前中の早い時間帯または日没後
冬:気温が上がってきた午前中
春と秋:いつでも

特に夏場と冬場は注意が必要です。

夏場:気温の高い真昼に与えると、葉っぱの温度が急上昇し、ダメージを与える
冬場:気温が低い朝や夜に与えると葉っぱが冷え過ぎる

夏場の昼間に、葉水をして葉っぱに水滴があると、温度が上がりお湯をかけているようなことになってしまいます。
そのため、早朝か日没後にあげる必要があります。
冬場は、早朝と夜間は非常に冷え込みますので、気温が上がってくる日中に与えましょう。

葉水を行う頻度

ガジュマルは、高温多湿を好みますので、ほぼ毎日でも大丈夫です。

特に冬場は乾燥しやすいので、冬場だけでも毎日葉水を行うと良いでしょう。

湿度が非常に高い梅雨の時期・雨の日は不要です。

汚れが目立ってきたらリーフクリーンで綺麗に艶出し

葉水をしても溜まった埃などによる汚れが目立ってきたら、リーフクリーンで綺麗にしましょう。

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汚れ落としとともに艶出しできるので、見違えるほど綺麗になります。

4.正しい水やり管理をしていても、ガジュマルの調子が悪くなったら管理方法を見直す

ここまでガジュマルの正しい水やりと葉水の方法を記載しました。

この記事で記載した通りの「水やり・葉水」をしていて、ガジュマルが調子が悪くなった際には管理方法を見直しましょう。

水分調節が上手にできていても、調子が悪くなるということは何か管理方法に問題があったはずです。

【管理方法を見直す例】
・しばらく植え替えをしていないので根詰まりを起こしている可能性
・冬場に肥料を与えてしまったので、ダメージがある可能性
・剪定をしていなくて葉同士が密着して蒸れてしまっている可能性

このように管理方法を見直せば、何か手がかりを見つけることができるかもしれません。

参考までにガジュマルの育て方のポイントを記載します。

ガジュマルの育て方カレンダー

剪定は4月から7月が目安
肥料は4月から9月に緩効性化成肥料と液肥
植え替え時期は2年に1度程度、5月から7月に行う
水やりは春から秋と冬で方法を変える
置き場所は、基本的に日当たりが良い場所
土づくりの基本は「水はけが良い」こと

屋内の場合、有機肥料には匂いや虫の問題がつきものです。
また、即効性の肥料は栄養が強すぎて枯れてしまう可能性があります。
必ず緩効性の化成肥料を使いましょう。

追肥にはマグァンプKの小粒がお勧めです。
使用後はジップロックなどで密閉して、しけらないようにして保存してください。
元肥に使った中粒が余っている場合、追肥としても使えますが1年近く効果が出ることを踏まえて、追肥を撒く間隔を空けるようにして下さい。

マグァンプ小粒(追肥用)

・小粒500g

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ガジュマルの育て方を知りたい方は次の記事をご覧ください。
基本的な育て方に加え、ガジュマルが枯れないための予防法も記載しています。

室内のガジュマルの育て方の解説|枯れ対策と増やし方ガジュマルの室内の育て方|枯れの予防法・増やし方・剪定方法を解説

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、ガジュマルの正しい水やり方法について詳しく解説しました。
また水やりに関連して、葉水についても解説しました。

簡単にまとめます。

ガジュマルの正しい水やりの方法
【頻度】
春から秋:土が乾いたタイミングでたっぷりと与える
冬:土が乾いてから3、4日経過してからたっぷりと与える
【量】
季節問わずたっぷりとあげる
【時間】
毎朝、できるだけ同じ時間に与える

ガジュマルの水やりで注意するべきポイント5つ
季節問わず、1回の水やりはたっぷりする
鉢の受け皿に水を貯めると枯れる危険性あり
頻度が多すぎると根腐れを起こすので要注意
水やりをする時間はできるだけ同じにする
水やりに使う水が熱すぎる・冷たすぎるのは要注意

ガジュマルの正しい葉水の方法
葉水を行うメリット3つ
ガジュマルに葉水を行う際の注意点
ガジュマルに葉水を与える方法と頻度

ガジュマルの調子が悪くなったら管理方法を見直す
【管理方法を見直す例】
・しばらく植え替えをしていないので根詰まりを起こしている可能性
・冬場に肥料を与えてしまったので、ダメージがある可能性
・剪定をしていなくて葉同士が密着して蒸れてしまっている可能性

この記事があなたのお役に立てれば幸いです。

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