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要注意!雑草対策で熱湯を使う4つのデメリット|どうしても使う時の注意点

雑草に熱湯は効果アリ。知っておくべき注意点も解説。

「雑草に熱湯って本当に効果があるの?」
「草むしりは面倒だけれど、熱湯が有効なら、伸び放題になっている庭の雑草に試してみたい!」

熱湯をかけるだけで本当に雑草を枯らせることができるのか、気になりますよね。

結論から言うと、雑草に熱湯をかけると、熱によって雑草の根のタンパク質構造が変異し、細胞の機能を維持したり、新しい細胞を生み出したりできなくなるため、枯らせることが可能です。

しかし、以下の4つのデメリットがあることに注意が必要です。
熱湯による除草を実行する場合は、自己責任でこのリスクを受け入れることになります。

熱湯を雑草にかける前に知っておきたい4つのデメリット
①熱湯の量が不十分だとまた生えてくる
②雑草の種類によっては熱湯の効果が薄い
③微生物まで殺して土壌の質を変える可能性がある
④熱湯による火傷をするリスクがある

どうしても雑草に熱湯を使う場合、完全に枯らせるためには、以下の3つの条件が重要です。

熱湯で雑草を完全に枯らすために重要な3つの条件
①沸騰したての熱湯を使う
②雑草の根に染み込むように熱湯は複数回かける
③1㎡あたり10リットル以上の熱湯が必要

このように、労力とリスクに対して得られる効果が少ないのが実情です。

この記事では、熱湯による雑草対策のポイントを詳しく解説します。

本記事のポイント
◎熱湯を雑草にかける前に知っておきたい4つのデメリット
◎熱湯で雑草が枯れる理由と注意点
◎熱湯で雑草を完全に枯らせるために重要な2つの条件
◎熱湯による除草で特に注意が必要な雑草
◎雑草に熱湯をかける以外の効率的な対策

この記事を読めば、雑草に熱湯を使うことのデメリットを理解し、それでも使うのかどうかの判断ができます。

1.熱湯を雑草にかける前に知っておきたい4つのデメリット

熱湯を雑草にかける前に知っておきたい4つのデメリット

雑草を完全に枯らすために「熱湯を試してみよう!」と思った方も多いと思います。

しかし、以下の4つのデメリットがあるので、実際に熱湯を雑草にかける前に把握するようにしましょう。

熱湯を雑草にかける前に知っておきたい4つのデメリット
①熱湯の量が不十分だとまた生えてくる
②雑草の種類によっては熱湯の効果が薄い
③微生物まで殺して土壌の質を変える可能性がある
➃熱湯による火傷をするリスクがある

それぞれ詳しく解説します。

1-1.熱湯の量が不十分だとまた生えてくる

雑草にかけた熱湯の量が不十分だと、根がまだ生きていて、しばらくするとまた生えてくる可能性があります。

根が生き残りやすいのは、以下のようなケースです。

・根が想像以上に地中深くまで伸びていた
・わずかに生き残った根だけでも再生するなど、非常に高い繁殖力がある雑草だった

雑草の繁殖力は非常に高いので、地中に伸びている根までしっかりと行きわたるように、熱湯をかけなくてはなりません。

1-2.雑草の種類によっては熱湯の効果が薄い

雑草の種類によっては、熱湯の除草効果が薄いです。

詳しくは、「5.熱湯による除草で特に注意が必要な雑草」でご説明しますが、特に地下茎で繁殖する以下のような雑草に熱湯をかけても、効果を実感するのは難しいでしょう。

・スギナ(ツクシ)
・ドクダミ
・カタバミ
・クローバー(シロツメクサ)
・ヤブカラシ
・チガヤ
・セイタカアワダチソウ
・ススキ

熱湯をかける前に、熱湯による除草効果が期待できる雑草かどうかを見極めるようにしましょう。

1-3.微生物まで殺して土壌の質を変える可能性がある

雑草に熱湯をかけて枯らせることは可能ですが、熱湯は土の中の微生物まで殺して土壌の質を変える可能性があるため、その土ですぐに植物を育てたい場合は注意が必要です。

以下のイラストのように、微生物は肥料や堆肥、落ち葉などの有機物を少しずつ分解して体内に窒素を蓄えて、植物はその窒素を養分にして成長しています。

熱湯を雑草にかける前に知っておきたいデメリット

熱湯をかけた土は微生物が死んでしまい、養分の循環がうまくいかなくなるため、土壌の質が変わって植物がうまく育たなくなる可能性があります。

まったく雑草が生えてほしくない場所なら、熱湯をかけて除草しても問題ありません。

しかし、野菜や花を育てている真横に生えた雑草の場合、土壌の質を変えないように、熱湯はかけないようにしましょう。

1-4.熱湯による火傷をするリスクがある

熱湯を雑草にかける際には、台所で沸かした熱湯を屋外まで持ち運ぶことになるため、火傷をするリスクがあります。

当たり前と思われるかもしれませんが、ヤカンや鍋に入れた熱湯を運ぶと、どんなに気を付けていても歩く振動で水が跳ねてしまうものです。

以下のポイントに注意して、少しでも火傷をするリスクを下げましょう。

・一度に大量の熱湯を運ばない
・運ぶルート上の床に物を置かない
・子どもやペットが近くにいないか確認する

火傷しないように、しっかりと蓋が閉まるポットや魔法瓶の水筒に入れて、熱湯を運ぶのがおすすめです。

2.それでも雑草に熱湯を使いたい方へ|枯れる理由と注意点

雑草に熱湯は効果アリ!ただし広範囲に生える雑草にはおすすめしない

雑草に熱湯をかけるだけで枯らせることは可能です。ただし、広範囲に生える雑草にはおすすめできません。

「なぜ熱湯で雑草が枯れるの?」「なぜ広範囲に生える雑草対策に熱湯は向かないの?」という疑問を解決できるように、理由について詳しくご説明します。

2-1.熱湯で雑草が枯れる理由

熱湯で雑草が枯れるのは、熱によって雑草の根のタンパク質構造が変異し、細胞の機能を維持したり、新しい細胞を生み出したりできなくなるからです。

人間も熱湯が肌にかかると火傷するのと同じように、植物も根に熱湯がかかると、枯れるほどの大きなダメージを負うのです。

ただし、葉に熱湯をかけただけでは、葉は枯れても根は生き残っていて、しばらくするとまた新しい葉が生えてくる可能性があります。

そのため、熱湯で雑草を枯らせる際には、地上の茎や葉ではなく、地中にある根に染み込むようにたっぷりの量の熱湯をかけることが重要です。

この効果は高圧洗浄機で有名なケルヒャーでも実証済みで、除草用に開発された100℃近い熱湯を散布できる温水高圧洗浄機が販売されています。

お湯だけを使用して環境にやさしい低コストな温水除草のご紹介

出典:ケルヒャー「除草剤を使わないエコな雑草対策には温水除草がおすすめ」

このように、植物は生育できる温度を上回る熱には弱いため、熱湯をかけることで雑草を枯らせることが可能なのです。

2-2.広範囲に生える雑草を枯らすのは現実的ではない理由

熱湯を使用して雑草を枯らせることは可能ですが、注意したいのは、広範囲に生えた雑草を枯らすために用いるのは現実的ではないということです。

広範囲に生えた雑草を枯らせるためには、一本一本の雑草の根の細胞が壊れるほどの大量の熱湯が必要となるためです。

以下のように、広範囲の雑草を熱湯だけで枯らせるのは、非常に非効率です。

【雑草の生える範囲における熱湯の効率性の違い】
狭い範囲の雑草 効果的
2回以上、熱湯をかけるだけで枯らせることができる。
広範囲の雑草 非効率
大量の熱湯が必要になる。
熱湯を連続的に噴射できる温水高圧洗浄機がない場合、熱湯を沸かしたヤカンや鍋を手で持って何往復もするのは、現実的ではない。

広範囲の雑草に熱湯は不向きですが、熱湯がおすすめの場合もあるので、5.熱湯がおすすめな雑草や7.熱湯で雑草対策するのがおすすめな人で、詳しくご説明します。

3.【人気動画】熱湯で雑草が枯れる経過を見てみよう

熱湯で雑草が枯れる流れ

熱湯は広範囲に生える雑草対策には向かないものの、根の細胞を壊して雑草を枯らせることが可能です。

実際に雑草に熱湯をかけると、どんな風に雑草が枯れていくのか、その後どうなるのか、気になりますよね。

以下の動画は、150℃のスチームが毎分5リットル噴射できる機械を使用した後の、50日間の経過観察結果をまとめたものです。

草刈機で処理した部分との比較もされているので、ぜひご覧ください。

出典:《亜臨界水》洗浄チャンネル|~経過観察~雑草を150℃のお湯で除草!!??

動画の経過観察結果をまとめると、以下の通りです。

【経過観察結果のまとめ】
施工直後 全体的におひたし状態になった。
10日後 雑草全体が枯れた。
21日後 枯れた雑草の中から、少しだけ生えてきた。
(草刈機処理と比較すると、生え方は緩やか)
40日後 かなり生えてきたが、枯れた雑草が防草シートのようになり、生えている面積は少ない。
50日後 雑草が生える面積が増加した。
(草刈機処理と比較しても、ほとんど差はない)

熱湯を使って一旦は雑草を枯らせることはできますが、長期間、雑草が生えない状態をキープするのは難しく、次第にまた雑草が生えてくることがわかります。

4.熱湯で雑草を完全に枯らすために重要な2つの条件

熱湯で雑草を完全に枯らすために重要な2つの条件

熱湯をかけて実際に雑草が枯れていく様子をご覧いただいてわかったように、熱湯で雑草を完全に枯らすためには、以下の2つの条件が非常に重要となります。

これらの条件が揃わなければ効果が薄れてしまうので、忘れずにチェックしてみてください。

熱湯で雑草を完全に枯らすために重要な2つの条件
①沸騰したての熱湯を使う
②雑草の根に染み込むように熱湯は複数回かける

それぞれ詳しく解説します。

4-1.沸騰したての熱湯を使う

熱湯で雑草を完全に枯らすためには、沸騰したての熱湯を使いましょう。

以下の水戸市立上大野小学校の実験結果によると、80℃以上の熱湯をかけると、雑草を枯らせる効果を得られました。

反対に、40℃のお湯では夏の気温と変わらず、雑草に変化は見られなかったのです。

【水戸市立上大野小学校の実験結果のまとめ】
100℃ 2日目から変化が表れ始め、4日目にはほとんどの雑草が茶色く枯れた。
80℃ 2日目から変化が表れ始め、4日目には半分くらいの雑草が茶色く枯れた。
40℃ 4日目になっても、ほとんど変化なし。
何もしない 4日目になっても、全く変化なし。

参考:水戸市立上大野小学校の実験結果

やはり、100℃の熱湯が最も効果が高いので、雑草を枯らせるには沸騰したての熱湯を使いましょう。

4-2.雑草の根に染み込むように熱湯は複数回かける

雑草に熱湯をかける際には、雑草の根に染み込むように、複数回かけるようにしましょう。

なぜなら、雑草が生えている土の中はひんやりしているので、かけた熱湯がすぐに冷えてしまうのです。

雑草の根まで熱を伝えて完全に枯らせるため、1㎡あたり10リットル以上(ピンポイントの雑草なら1リットル程度)の熱湯を最低でも2回以上かけることが大切です。

雑草の種類によっては、それでもまた生えてくることがあるため、その場合は数日間にわたって、何度も熱湯をかけ続けましょう。

5.熱湯による除草で特に注意が必要な雑草

コンクリートの隙間から生えてくる雑草や引き抜く時に根が切れてしまう雑草は、熱湯がおすすめです。

反対に、以下の3つの雑草は熱湯がおすすめではないので、参考にしてみてください。

熱湯による除草がおすすめできない雑草
①植木や花の近くに生えている雑草
②地下茎で繁殖する雑草
③広範囲に生えている雑草

それぞれ詳しく解説します。

5-1.植木や花の近くに生えている雑草

植木や花の近くに生えている雑草に熱湯をかけるのは、おすすめできません。

植木や花の近くに生えている雑草

なぜなら、以下の2つの問題が発生する可能性があるからです。

・植木や花の根は土の中に張り巡っているため、雑草の根だけに熱湯をかけたつもりでも、植木や花の根まで枯らせてしまう
・雑草の根だけでなく、土の中の微生物まで殺してしまうので、土壌の質を変わって植木や花が育ちにくくなる

このような植木や花の近くに生えている雑草は、スコップなどの道具を使って丁寧に抜くようにしましょう。

草むしりが劇的に楽になるおすすめの道具については、次の記事でご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

超便利な草むしりの道具を10個紹介入手すべき草むしりの道具を厳選10コ紹介!雑草を根こそぎ除去可能

5-2.地下茎で繁殖する雑草

地下茎で繁殖する雑草は、熱湯をかけても効果が期待できません。

地下茎とは、通常であれば地上に出ている茎が地下で横に伸びている構造を指します。
地下茎で繁殖する雑草には、以下のような特徴があるのです。

・地上部分を刈っても抜いても、地下茎が残っていたら、何度でも生えてくる
・熱湯をかけても、広範囲に伸びた地下茎すべてにダメージを与えることは難しい

地下茎で繁殖する代表的な雑草は、以下の通りです。

地下茎で繁殖する雑草 スギナ(ツクシ)スギナ(ツクシ) 地下茎で繁殖する雑草 ドクダミドクダミ
地下茎で繁殖する雑草 カタバミカタバミ 地下茎で繁殖する雑草 クローバー(シロツメグサ)クローバー(シロツメクサ)
地下茎で繁殖する雑草 ヤブラカシヤブカラシ 地下茎で繁殖する雑草 チガヤチガヤ
地下茎で繁殖する雑草 セイタカアワダチソウセイタカアワダチソウ 地下茎で繁殖する雑草 ススキススキ

これらの地下茎で繁殖する雑草には、熱湯をかけても除草することは難しいため、「グリホサート」という成分が配合された除草剤を使用するのがおすすめです。

5-3.広範囲に生えている雑草

1㎡(1m×1m)を超える広範囲に生えている雑草に熱湯をかけて除草するのは、大量の熱湯が必要となり、現実的ではありません。

雑草の根まで熱を伝えて完全に枯らせるためには、1㎡あたり10リットル以上の熱湯を、最低でも2回以上かける必要があるでしょう。

1㎡を超える範囲の雑草を枯らせるには、熱湯を沸かして運んでかけるという作業を何十回も繰り返さなければならず、火傷するリスクが高まり、電気代やガス代もかさみます。

広範囲に生えている雑草を除草するなら、以下の方法がおすすめです。

・除草剤
・防草シート+砂利
・グランドカバープランツ
・人工芝

グランドカバープランツとは、地面を覆うように広がって成長する背の低い植物のことで、ほかの雑草を生えにくくします。

広範囲に生えている雑草は熱湯では対応しきれないため、別の手段を検討しましょう。

6.雑草に熱湯をかける以外の効果的な対策4つ

雑草に熱湯をかける以外の効果的な対策4つ

熱湯なら家にあるもので手軽に雑草対策ができますが、熱湯以外にも雑草に効果的な対策は色々とあります。

雑草に効果的な、以下の4つの対策についてご説明します。

雑草に熱湯をかける以外の効果的な対策4つ
①道具を使用した草むしり
②除草剤
③防草シート+砂利
④グランドカバープランツ
⑤人工芝

それぞれ詳しく解説します。

6-1.道具を使用した草むしり

草むしりは面倒だ」と思う方は多いと思いますが、専用の道具を使用すると、簡単に根から抜けるので、雑草対策におすすめです。

手で草むしりをすると、根が途中で千切れたり、草を掴む手に力が入って体中が痛くなったりと、作業効率が上がらないことも少なくありません。

以下のような道具を使用すると、力を入れなくても根こそぎ引き抜くことができ、草むしりが驚くほど楽になります。

・カギカマ
・ねじり鎌
・三角ホー

草むしりが劇的に楽になるおすすめの道具については、次の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。

超便利な草むしりの道具を10個紹介入手すべき草むしりの道具を厳選10コ紹介!雑草を根こそぎ除去可能

6-2.除草剤

庭が広い人や、草むしりをしたくない人におすすめなのは、除草剤を使った雑草対策です。

除草剤は、以下の場所で購入できます。

・ホームセンター
・インターネット通販サイト

除草剤と聞くと、ベトナム戦争の化学兵器として利用された枯葉剤のイメージが強く、「除草剤は環境に良くなさそう」「健康被害が怖い」と思う人もいると思います。

しかし、最近の除草剤は人体や環境への影響が少なく、購入する際に身分証明書の提示も必要ありません。

除草剤には、以下のようにさまざまな形態があるので、まずは目的に合わせてどのタイプにするか選びましょう。

【除草剤の形態】
液剤タイプ ・生えている雑草を今すぐに枯らしたい人
・雑草が生えるたびに除草剤を使用してもいい人
粉剤タイプ ・これから生えてくる雑草を予防したい人
・除草剤を使用する回数を抑えたい人
ハイブリッドタイプ(液剤) ・速効性と持続性の両方がほしい人

次に、除草剤には以下のように効果を発揮する対象が決まっているタイプと、幅広く効くタイプがあります。

【除草剤の種類】
選択制タイプ 特定の種類にだけ効く(例:芝生の雑草を枯らすなど)
非選択制タイプ 散布した全ての雑草に一定の効果がある

購入する際には、除草剤のラベルに書かれた説明をよく読み、除草したい雑草の種類に合わせて選ぶようにしましょう。

30㎝以上の背丈の雑草が生えている場合は、一度草刈りをしてから除草剤を散布する方が効果的です。

除草剤について詳しく知りたい方は次の記事をご覧ください。

コスパ最強の除草剤の選び方・使い方を実績23万平米以上のプロと農薬指導管理士が解説除草剤のおすすめ人気商品19選|農薬管理指導士が種類と選び方を解説

6-3.防草シート+砂利

設置するだけで雑草対策できる防草シート+砂利は、広い面積の雑草にお悩みの人や、除草剤は使いたくない人におすすめです。

防草シート+砂利のメリット・デメリットは、以下の通りです。

【防草シート+砂利のメリット・デメリット】
メリット ・一度設置すれば、数年にわたって効果が持続する
・手入れが必要ない
・おしゃれな砂利を入れればデザイン性アップ
デメリット ・設置前に雑草を抜いて、地面を平らに整地しなければならない
・耐用年数が長い防草シートは費用も高い
・お庭で裸足で遊べなくなる

防草シートを購入する際には、以下の5点をチェックして選ぶようにしましょう。

・水はけの良さ
・遮光率
・耐久性
・耐用年数
・費用

防草シート+砂利の組み合わせについて詳しく解説した記事はこちら。

防草シートと砂利|おすすめの理由と選び方、DIY施工の注意点を解説【写真付き】

おしゃれな砂利については次の記事をご覧ください。

庭砂利おしゃれな庭砂利14選|綺麗なお庭にするおすすめの商品と種類の選び方

6-4.グランドカバープランツ

グランドカバープランツとは、地面を覆うように広がって成長する背の低い植物のことです。
非常に繁殖力が高いので、ほかの雑草が生えにくくなります。

雑草は嫌だけれど、自然な緑がほしい」という人におすすめです。

グランドカバープランツとして、一般的な芝生などの他に、以下のように小さな可愛い花を付ける「クラピア」も人気があります。

お庭のドッグランの下地 クラピア

グランドカバープランツのメリット・デメリットは、以下の通りです。

【グランドカバープランツのメリット・デメリット】
メリット ・好きなグランドカバープランツを選べば、好みの庭づくりができる
・家族やペットと遊ぶのにぴったりな場所になる
・夏場の地表温度を下げられる
デメリット ・グランドカバープランツを植える前に雑草抜き、土づくりが必要になる
・グランドカバープランツを植えた後、水やりが欠かせない
・地表全体を覆いつくすまでは、雑草が生えやすい

植物で雑草を制するという考え方のグランドカバープランツは、見た目が良いので、前庭におすすめです。

人気のグランドカバープランツ、クラピアについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

最新版・クラピアとは?お庭の雑草対策で大人気のグランドカバーを徹底解説

その他のグランドカバーについてはこちらの記事をご覧ください。

植えてよかった!グランドカバーで後悔しないための知識グランドカバー|おすすめ11選と常緑やハーブ、後悔する種類を一挙解説!

6-5.常緑で管理の手間が少ない「人工芝」

人工芝のメリット・デメリットは、以下の通りです。

【人工芝のメリット・デメリット】
メリット ・常緑のお庭を実現できる
・植物のように、維持管理の手間が発生しない
・防草シート組み合わせることで雑草を長期間防ぐことができる
・日当たりに関わらずどのようなお庭でも可能
・子供やペットが遊んでも汚れにくい
デメリット ・人工芝単体だと簡単に雑草が生える
・水はけが悪いお庭では必ず改良が必要になる
・真夏の炎天下では高温になるので遊べない

人工芝は非常に人気が高い雑草対策の一つです。

手間が少なく、簡単に常緑のお庭を実現することができます。

人工芝について詳しく知りたい方は次の記事をご覧ください。

お庭で人工芝を選ぶ6つの理由|導入前の注意点とデメリットを解説お庭に人工芝を選ぶ6つの理由|導入前の注意点とデメリットを解説

7.雑草対策ならミドリスにご相談を!3つの事例をご紹介

雑草対策にはさまざまな方法がありますが、ミドリスのネット通販サイトでは、雑草対策に関する豊富な商品を取り揃えております。

どんな対策をしようか迷っている方や防草シートやグランドカバープランツをどうやって導入しようか考えている方は、ぜひミドリスにご相談ください。

ミドリスはお客様の目的に合わせて、合理的な解決策をご提案させていただきます。

お客様に快適な毎日を過ごしていただきたいので、商品購入前はもちろん、購入後のご相談も大歓迎です。

お庭のご様子をお聞きして、適切なアドバイスをさせていただきます。

これまでミドリスが携わってきた、3つの雑草対策の事例をご紹介します。

ミドリスの雑草対策の事例
ケース① 除草剤の販売
ケース② 防草シートの販売
ケース③ グランドカバープランツの販売・植え付けのサポート

7-1.除草剤の販売

広いお庭で、抜いても抜いてもすぐに生えてくる雑草にお悩みだったA様におすすめしたのは、「ネコソギメガ粒剤2」という粉剤タイプの除草剤です。

新旧ネコソギメガ粒剤の違い

この除草剤は、今生えている雑草(40cm以下)だけでなく、これから生えてくる雑草まで抑制する効果がある粒剤除草剤です。

一度撒けば約6か月も効果が持続するので、仕事をしていて忙しく、草むしりがなかなかできないA様は、非常に喜んでいらっしゃいました。

コスパ最強の除草剤の選び方・使い方を実績23万平米以上のプロと農薬指導管理士が解説除草剤のおすすめ人気商品19選|農薬管理指導士が種類と選び方を解説 庭の雑草対策に除草剤が向いている4つの理由|効果を発揮する使い方

7-2.防草シートの販売

防草シートザバーン240と砂利をDIYで施工した様子

ミドリス事務所のお庭風景(ザバーン240+砂利)

駐車場スペースの雑草をこれまでは定期的に草刈機で刈っていたものの、年齢を重ねて作業ができなくなってしまったB様におすすめしたのは、「ザバーン」という強力防草シートです。

ザバーンは、アメリカのデュポン社で開発されたポリプロピレン製の防草シートで、水はけの良さと耐久性に優れています。

ザバーン240は、スギナやチガヤといった地下茎で繁殖する雑草が生える場所でも、7~13年の耐用年数が認められています。

B様は、一度敷設すれば長期間、何もしなくても良い点を大変気に入ってくださいました。

砂利はお客様側で気に入ったものを購入し敷いていただきました。

防草シート+砂利の組み合わせについて詳しく解説した記事はこちら。

防草シートと砂利|おすすめの理由と選び方、DIY施工の注意点を解説【写真付き】

おしゃれな砂利については次の記事をご覧ください。

庭砂利おしゃれな庭砂利14選|綺麗なお庭にするおすすめの商品と種類の選び方

7-3.グランドカバープランツの販売、植え付けのサポート

幼稚園に通うお嬢様とペットの犬がいらっしゃるC様は、「雑草が生えにくくて、遊べるスペースにもなるお庭にしたい」とのご希望で、「クラピア」というグランドカバープランツをおすすめしました。

グランドカバープランツにはさまざまな種類がありますが、クラピアは国内に自生するイワダレソウを品種改良したものです。

踏まれても非常に丈夫な植物なので、驚異的な成長スピードで地表を覆って、雑草が生えにくくします。

ミドリスなら、苗や肥料とセットでオリジナル植え付けマニュアルをプレゼントいたしますが、マニュアルを見てもわかりにくいときは、電話やメールでもご質問いただくことが可能です。

娘が緑のじゅうたんの上でお花を摘んで、ペットとおままごとをして遊んでいる」と笑いながら話すC様のお電話をいただき、ミドリスの社員一同、とても嬉しく思いました。

人気のグランドカバープランツ、クラピアについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

最新版・クラピアとは?お庭の雑草対策で大人気のグランドカバーを徹底解説 厳選写真40枚!成長したクラピアがキレイに庭一面に広がった事例集

雑草や植物のことなら、ぜひ、何でもご相談ください。

まとめ

この記事では、熱湯による雑草対策について詳しくご説明させていただきました。

最後に記事の内容をまとめてみると、熱湯で雑草が枯れるのは、熱によって雑草の根のタンパク質構造が変異し、細胞の機能を維持したり、新しい細胞を生み出したりできなくなるからです。

実際に熱湯を雑草にかける前に知っておきたいのは、以下の4つのデメリットです。

熱湯を雑草にかける前に知っておきたい4つのデメリット
①熱湯の量が不十分だとまた生えてくる
②雑草の種類によっては熱湯の効果が薄い
③微生物まで殺して土壌の質を変える可能性がある
④熱湯による火傷をするリスクがある

熱湯で雑草を完全に枯らせるためには、以下の2つの条件が重要です。

熱湯で雑草を完全に枯らすために重要な2つの条件
①沸騰したての熱湯を使う
②雑草の根に染み込むように熱湯は複数回かける
熱湯による除草で特に注意が必要な雑草
植木や花の近くに生えている雑草
地下茎で繁殖する雑草
広範囲に生えている雑草
雑草に熱湯をかける以外の効果的な対策
①道具を使用した草むしり
②除草剤
③防草シート+砂利
④グランドカバープランツ
⑤人工芝

熱湯以外の雑草対策をするなら、豊富な商品を取り揃えているミドリスにぜひご相談ください。
お客様のお悩みに合わせて、ローコストで合理的、かつ適材適所の解決策をご提案させていただきます。

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