マイホームのシンボルツリーにオリーブを検討中の方。
私たち植物販売店のミドリスは、シマトネリコやハナミズキ、キンモクセイでもなく「オリーブ」をおすすめします!
今回は、植物屋さんの私たちが「なぜシンボルツリーにオリーブがおすすめなのか」を徹底的に解説します。
【この記事でわかること】
・オリーブの木をシンボルツリーとしておすすめする理由6つ
・シンボルツリーでオリーブの木を地植えするデメリット(注意点)4つ
・シンボルツリーにおすすめ!オリーブの木の品種5選
オリーブの木をシンボルツリーに検討中の方は、5分ほどで読み終わるのでぜひご覧ください!
1.オリーブの木をシンボルツリーとしておすすめする理由6つ
この章では、シンボルツリーにオリーブの木をおすすめする理由を6つ紹介します。
オリーブの木は、シンボルツリーの中でも人気No1と言っても過言ではないほど選ばれています。
その理由を含め、おすすめする理由を解説します。
【おすすめの理由6つ】
1.花言葉が「平和」で家族と暮らす家にはぴったりのシンボルツリー
2.おしゃれな雰囲気を出す事ができる
3.常緑樹で葉っぱが落ちないので、1年中安定した景観を維持できる
4.実をつけるので収穫を楽しむことができる
5.耐寒性が高く、ほどんどの地域でシンボルツリーとして植えることができる
6.丈夫な植物なので初心者でも育てやすい
それぞれ詳しく解説します。
1-1.花言葉が「平和」で家族と暮らす家にはぴったりのシンボルツリー
オリーブの木の花言葉は「平和」です。
この素晴らしい花言葉から「幸せを呼ぶ木」と言われています。
大切な家族と暮らす家のシンボルツリーにはぴったりの植物と言えます。
多くの方が、お家のシンボルとして考えている中で、「花言葉」は非常に重要なポイントでしょう。
1-2.おしゃれな雰囲気を出す事ができる
オリーブの木の魅力はなんと言ってもおしゃれなことです。
「シルバーリーフ」とも呼ばれる、銀色系の葉っぱがとてもおしゃれです。
同じくシンボルツリーとして大人気の「シマトネリコ」や「ハナミズキ」、「キンモクセイ」は比較的、しっかりした緑の葉っぱですが、オリーブはシルバーが入るのでスタイリッシュに見えます。
1-3.常緑樹で葉っぱが落ちないので、1年中安定した景観を維持できる
オリーブの木は「常緑樹」に分類されるので、葉っぱを落とさず1年を通して緑を維持できます。
一方で、他の人気のシンボルツリーである「ハナミズキ」や「サクラ」などは秋から冬にかけて葉っぱを落とします。
落葉樹は、掃除が大変なことに加え、冬の間の景観が寂しくなってしまいます。
※「四季を感じることができる」という意味では、落葉樹も景観を楽しむことができます。
シンボルツリーにオリーブの木を植えれば、葉っぱが落ちることなく安定した景観を維持することができます。
1-4.実をつけるので収穫を楽しむことができる
オリーブの木は、大きく成長すれば実を収穫することもできます。
ピクルスなどで楽しんでいる方もいらっしゃいます。
2章で解説しますが、1本では実が付かない品種もありますので、注意が必要です。
1-5.耐寒性が高く、ほどんどの地域でシンボルツリーとして植えることができる
オリーブの木は、耐寒性が非常に強いです。
およそマイナス5度程度まで耐えることができます。
瞬間的であれば、マイナス5度以下でも耐える場合があります。
そのため、日本の多くの地域でシンボルツリーとして楽しむことができます。
せっかく植えても、寒さに耐えれず枯れてしまう失敗は少ないです。
1-6.丈夫な植物なので初心者でも育てやすい
オリーブの木は非常に丈夫な植物です。
耐病性が高く、園芸初心者の方でも簡単に育てることができます。
シンボルツリーを植えても、「植物を育てるのが苦手」という方が多いと思いますが、オリーブの木であればそのような失敗をする可能性は低いです。
オリーブと比較されることが多い「シマトネリコ」は、セミや害虫がつきやすいと言われています。
・ミドリスのオリーブの木販売サイト
オリーブの育て方について詳しく解説した記事はこちら。
地植えしたオリーブの木の育て方|シンボルツリーで枯らさないコツを解説鉢植えしたオリーブの木の育て方|室内と玄関等の屋外別の注意点も解説2.シンボルツリーでオリーブの木を地植えするデメリット(注意点)4つ
この章では、シンボルツリーでオリーブを選ぶデメリット(注意点)を紹介します。
デメリットと言っても、多くは他の植物と共通のものばかりです。
【デメリット4つ】
1.種類によっては1本だけでは実をつけない【固有デメリット】
2.定期的な剪定をする必要がある【植物共通デメリット】
3.土づくり(土壌)に注意を払う必要がある【植物共通デメリット】
4.適していない環境・地域ではNG【植物共通デメリット】
このように、オリーブ特有のデメリットは1つのみです。
それぞれ詳しく解説します。
2-1.種類によっては1本だけでは実をつけない【固有デメリット】
オリーブの木は、基本的に1本植えるだけでは実をつけません。
ただ、例外的に1本でも実をつけることができる「自家結実性」が高い品種があります。
人気の「ルッカ」や「ミッション」が1本でも実をつけることができます。
ただ、2本植えた方が実のつき方が良いので、実を楽しみたい方は2本植えるようにしましょう。
2-2.定期的な剪定をする必要がある【植物共通デメリット】
オリーブの木は年に1回程度の剪定が必要です。
綺麗な姿を維持するための必要な作業です。
これは、シンボルツリーにどの植物を植えても、必要な作業です。
参考までにオリーブの木と比較されるシマトネリコは成長が早く樹形を崩しやすいので、年に2回剪定が必要な場合もあります。
オリーブの木の剪定作業は次のような内容です。
【剪定内容】
・葉が触れ合わないように間引いて風通しを確保
・絡み枝(枝とは逆向きに伸びる小枝)
・枝先の切り戻し(成長促進)
youtubeなどにも解説動画がたくさんありますが、作業時間は1時間もあれば終わります。
2-3.土づくり(土壌)に注意を払う必要がある【植物共通デメリット】
オリーブの木を植える場合は、土づくりに注意が必要です。
というのも、オリーブの木は地中海原産なので土壌も日本の酸性寄りの土よりもアルカリ性を好みます。
ただ、植える際に一部土壌改良をすれば問題なく育ちますので安心してください。
ポイントは「水はけ」と「アルカリ性」です。
【改良方法】
・植える場所に横50cm以上、深さ50cm以上の穴を掘る
・穴にオリーブ専用の土を入れる
・オリーブを植える
このような改良方法となります。
穴を掘るのが一番大変ですが、これさえすれば土壌の心配は無用です。
2-4.適していない環境・地域ではNG【植物共通デメリット】
オリーブの木をはじめ、シンボルツリーを植える際には外部環境に気をつける必要があります。
オリーブの場合は次の通りです。
日当たり:直射日光がしっかり当たる場所(半日以上)
水はけ:優れている場所
気温:マイナス5度を下回らない地域
オリーブの木は丈夫なのでこの3つが整えれば、問題なく育ちます。
3.シンボルツリーにおすすめ!オリーブの木の品種5選
この章では、おすすめのオリーブの木を紹介します。
基本的に、どのオリーブも育てやすく、選び方としては次のポイントを知っておきましょう。
生育型:真っ直ぐ伸びる直立型(スタイリッシュ)と、横にも広がる開帳型(ボリューミー)
葉っぱ:形と色の違い
自家結実性:1本でも実をつけるかどうか
基本的にこの3つの基準で、気に入った品種を見つければ大丈夫です。
今回は通販などで入手しやすい種類で、おすすめの品種を5つ紹介します。
【紹介する品種】
1.オリーブ ルッカ
2.オリーブ ミッション
3.オリーブ シプレッシーノ
4.オリーブ ピクアル
5.オリーブ ネバディロブランコ
それぞれ詳しく解説します。
オリーブの木の種類について詳しく解説した記事もありますので合わせてお読みください。
通販で購入できるオリーブの木の種類13選|初心者におすすめの品種も紹介・ミドリスのオリーブの木販売サイト
3-1.オリーブ ルッカ
ルッカは、イタリア原産の開帳型の種類です。
シンボルツリーとして人気が高い種類です。
自家結実性が高く、1本でも実をつけやすい品種です。
ネバディロブランコと同じく、葉っぱの数が多いので目隠しや生垣として使用されることも多いです。
一番の特徴はとにかく丈夫なことです。
初心者の方は、迷ったらルッカを選びましょう。
3-2.オリーブ ミッション
ミッションは直立型で非常に綺麗な姿が特徴の種類です。
細長い葉っぱなので、スタイリッシュな雰囲気を演出してくれます。
一方で、真っ直ぐ上に伸びるので低く、横に仕立てることは難しいです。
ミッションは日本国内で一番多く生産されている品種です。
自家結実性が高いので、1本でも実をつけることができます。
3-3.オリーブ シプレッシーノ
シプレッシーノは、イタリアのシチリア島原産の人気品種です。
ミッションと同じく、直立型の種類です。
成長は遅いものの、葉っぱの繁殖力が強いのが特徴です。
自家結実性が低いので1本では実をつけません。
3-4.オリーブ ピクアル
ピクアルは、スペイン原産の品種で、開帳型オリーブの中で人気の種類です。
世界で一番生産量が多いオリーブとも言われています。
自家結実性が高いので1本でも実をつけることができます。
開帳型で大きく広がるので、非常に存在感があるオリーブの木です。
一方で、必要なスペースが多いことに注意しましょう。
3-5.オリーブ ネバディロブランコ
ネバディロブランコは、スペイン原産の品種で、開帳型のオリーブの品種です。
先ほど紹介した「ピクアル」から派生した品種です。
最大の特徴は「受粉樹」として有名なことです。
オリーブは自家結実性が高い品種を除き、オリーブを2本植えて実をつけさせます。
その1本として使われることが多いのがネバディロブランコです。
ネバディロブランコともう一本のオリーブを植えれば、実をつける可能性が非常に高いです。
また、葉っぱの数が多いので、目隠しや生垣として使用される場合もあります。
このように、役立つことが多い、非常に便利な品種です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、お家のシンボルツリーにオリーブの木をおすすめする理由やデメリット、おすすめの品種を紹介しました。
記事を簡単にまとめます。
オリーブの木をシンボルツリーとしておすすめする理由6つ
1.花言葉が「平和」で家族と暮らす家にはぴったりのシンボルツリー
2.おしゃれな雰囲気を出す事ができる
3.常緑樹で葉っぱが落ちないので、1年中安定した景観を維持できる
4.実をつけるので収穫を楽しむことができる
5.耐寒性が高く、ほどんどの地域でシンボルツリーとして植えることができる
6.丈夫な植物なので初心者でも育てやすい
シンボルツリーでオリーブの木を地植えするデメリット(注意点)4つ
1.種類によっては1本だけでは実をつけない【固有デメリット】
2.定期的な剪定をする必要がある【植物共通デメリット】
3.土づくり(土壌)に注意を払う必要がある【植物共通デメリット】
4.適していない環境・地域ではNG【植物共通デメリット】
シンボルツリーにおすすめ!オリーブの木の品種5選
1.オリーブルッカ
2.オリーブミッション
3.オリーブシプレッシーノ
4.オリーブピクアル
5.オリーブネバディロブランコ
この記事があなたのお役に立てれば幸いでございます。
・ミドリスのオリーブの木販売サイト
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