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鉢植えしたオリーブの木の育て方|室内と玄関等の屋外別の注意点も解説

鉢植えしたオリーブの木の育て方|室内と玄関等の屋外別の注意点も解説

「オリーブを鉢植えで育てたいけど、どうやったらいいのかな?」

あなたはこのような疑問をお持ちではないでしょうか。

オリーブの木は丈夫な植物ですが、育て方を間違えると簡単に枯れてしまいます。

そこで今回は、観葉植物販売店のミドリスが鉢植えでのオリーブの育て方を解説します。

【この記事でわかること】
鉢植えのオリーブの木を育てる方法
鉢植えオリーブの室内・屋外別の育て方の注意点
鉢植えでオリーブを育てる際のよくある質問

このような内容となっています。

この記事を読めば、初心者の方でもオリーブの木を鉢植えで上手に育てることができるまでレベルアップすることができるでしょう。

1.鉢植えのオリーブの木を育てる方法

鉢植えした綺麗なオリーブの木

早速、鉢植えオリーブの育て方を紹介します。

まずは年間のお手入れカレンダーをご覧ください。

鉢植えしたオリーブの木の育て方 お手入れカレンダー

鉢植えしたオリーブの木の育て方は次の通りです。

1.置き場所は日当たりの良い場所
2.水やりは季節によって頻度を変える
3.植え替えは2、3年に1度程度を目安に行う
4.肥料は3月と6月と10月にオリーブ専用の肥料を与える
5.剪定は3月〜7月あたりに「切り戻し剪定・間引き剪定」を行う
6.樹形を大きく変える強剪定は成長期前の2月〜3月頃に行う
7.病害虫は年間を通して目視でチェックする
8.耐寒性は強くマイナス10度まで大丈夫(※霜に注意)
9.土は、アルカリ性のオリーブ専用の土を使う

それぞれ詳しく解説します。

1-1.置き場所は日当たりの良い場所

鉢植えのオリーブの木

鉢植えしたオリーブの置き場所(管理場所)は、「日当たりが良い場所」が基本です。

玄関
ベランダ
お庭
室内

これらの場所で管理する方が多いです。

日当たりは、直射日光が6時間以上当たる場所が理想です。

鉢植えで育てる場合の注意点としては、「耐候性のある植木鉢を使う」ということです。

オリーブの木は、日光が大好きなので、直射日光をいっぱい当てます。

そのため、植木鉢は日光が直接当たっても劣化しにくい「耐光性が高いもの」を選びましょう。

1-2.水やりは季節によって頻度を変える

鉢植えしたオリーブの水やりは、季節によって頻度を変えます。

春から秋:土が乾いたタイミングてたっぷりと水やり
冬:土が乾いてから1週間程度経過してからたっぷり

このような頻度で行います。

季節問わず、たっぷりと水やりをすることで土の中にある老廃物を押し出したり、二酸化炭素を出して新鮮な空気が入りやすいようにすることができます。

注意点としては、水のあげすぎに注意することです。

オリーブに限らず、観葉植物を枯らす原因で一番多いのが「水のあげすぎ」です。

水のあげすぎは根腐れを起こし、最終的にはオリーブの木が枯れてしまいます。

大前提として「土が完全に乾いたタイミング」と覚えておきましょう。

定期的な葉水で葉っぱの汚れを落としましょう!
葉水をすることで、オリーブを清潔に保つことができます。
土が湿っているタイミングで葉水をしすぎると、水が垂れて土が乾きにくくなります。
葉水をする場合は、葉っぱが軽く湿る程度にしましょう。
※葉水は、水やりの際に、葉っぱも一緒に洗うのも良い方法です。

1-3.植え替えは2、3年に1度程度を目安に行う

鉢植えしたオリーブは、2年〜3年に1度を目安に植え替えを行いましょう。

小さい苗木は1年〜2年、大きく成長した80cm以上のオリーブは2年〜3年を目安に行いましょう。

植え替えの目的は、次の3つです。

1.根詰まりの防止
2.土の入れ替え(老廃物の除去・栄養分の補給)
3.鉢上げ(オリーブの大きさに合わせて鉢を大きくする)

特に根詰まりを起こすと最終的には枯れてしまうので、植え替えは必須の作業となります。

植え替えは5月のよく晴れた日に行います。

具体的な手順は次の通りです。

STEP1.水やりを一週間程度控える
STEP2.一回り大きい新しい鉢に鉢底石と鉢底ネットを入れる
STEP3.オリーブ用の土を3割程度入れる
STEP4.オリーブを鉢からゆっくり出してほぐしながら土を落とす
STEP5.古い根や黒い根、腐った根をハサミでカットする
STEP6.オリーブの木を入れて、鉢の一番上から5cm程度まで土を入れる
STEP7.割り箸などで根の隙間まで土が入るようにつつく
STEP8.鉢底から水が出る程度、たっぷり水やりをする
STEP9.オリーブが落ち着くまでは日陰で数日管理する

実際の作業は30分程度で完了します。

1-4.肥料は3月と6月と10月にオリーブ専用の肥料を与える

鉢植えのオリーブは、年に3回ほど肥料を与えます。

日々、成長する中で土の中の栄養分を消化していきますので、土の栄養を補給する目的で肥料を与えます。

おすすめの肥料はハイポネックスの「錠剤肥料シリーズ オリーブ用」です。

こちらの肥料は、オリーブの成長に必要な「窒素、リン酸、カリ」に加えて「鉄」などの微量要素が入っているオリーブ専用の肥料です。

臭いも少なく、土の上に置くだけなので鉢植えのオリーブにぴったりの肥料です。

肥料を使う際には、商品ラベルの用法用量を順守しましょう
肥料は、商品によって効果の期間が異なります。
基本的に、商品ラベルの用法用量を順守することで、効果を発揮します。
与えすぎは逆効果になりますので注意しましょう。

1-5.剪定は3月〜7月あたりに「切り戻し剪定・間引き剪定」を行う

オリーブの木を剪定している姿

オリーブの剪定作業は成長期に2つの剪定を行います。

切り戻し剪定:20cm以上伸びた小枝を半分程度に切って新芽を促進する
間引き剪定:オリーブの風通しと景観をよくするために不要な枝をカット

特に、間引き剪定は重要で、葉っぱが混み合うと風通しが悪くなり病気の原因となります。

梅雨前に混み合った枝や、他の枝と逆方向に成長している「絡み枝」をカットすることで、風通しが良くなります。

1-6.樹形を大きく変える強剪定は成長期前の2月〜3月頃に行う

オリーブの剪定で樹形を大きく変える「強剪定」があります。

細い枝を切る「切り戻し剪定・間引き剪定」と違い、太い枝や幹を切るのが「強剪定」です。

強剪定は、オリーブに負担がかかりにくい成長期前の2月下旬から3月中旬ごろまでに行います。

鉢植えで育てていて、太い枝や幹を切りたくなった場合は、この間の期間で強剪定を行いましょう。

1-7.病害虫は年間を通して目視でチェックする

鉢植えした綺麗なオリーブの木

病害虫は、年間を通して目視チェックが重要です。

発生する可能性がある病気:「梢枯病」「炭疽病」
発生する可能性がある害虫:「オリーブアナアキゾウムシ」や「ハマキムシ」

屋外で管理する場合は害虫がつきやすいので、定期的にチェックを欠かさないようにしましょう。

特にオリーブアナアキゾウムシは、オリーブの天敵で、梅雨時期から10月ごろまで特に活発に動きます。

【オリーブアナアキゾウムシの予防法】
・剪定で風通しを良くする
・「家庭園芸用スミチオン乳剤」を定期的に散布する

万が一、オリーブに異変があった場合は、販売店に相談しましょう。

1-8.耐寒性は強くマイナス10度まで大丈夫(※霜に注意)

オリーブは耐寒性に優れていて、シンボルツリーとして地植えすることもできるので、屋外越冬が可能です。

ただ、鉢植えで育てる場合の注意点は3つです。

1.霜が降りないようにする
2.苗木が小さいと耐寒性が低いので注意
3.雪が積もって土が濡れて根腐れを起こす

これらに注意をして管理をしましょう。

基本的に軒下などに移動すると良いでしょう。

1-9.土は、アルカリ性のオリーブ専用の土を使う

鉢植えした綺麗なオリーブの木

オリーブは地中海原産で、アルカリ性の土壌で育てられています。

一般的な培養土は、ph5.5〜6.5あたりですが、オリーブのph値は6.5〜7.5が理想です。

そのため、ph調整済みの「オリーブ専用の土」がおすすめです。

オリーブが育ちやすいように設計された土なので、理想的な土壌で育てることができます。

【おすすめの土】
おすすめのオリーブの木の土

もし、オリーブの土が手に入らない場合は、一般的な培養土に苦土石灰を混ぜることで、アルカリ性に寄せることができます。

その際には、2000円前後で購入できる「ph測定器」が必要になります。

2.鉢植えオリーブの室内・屋外別の育て方の注意点

この章では、鉢植えしたオリーブの「室内・屋外別の注意点」を紹介します。

2-1鉢植えオリーブを室内で育てる際の注意点6つ

鉢植えした綺麗なオリーブの木

鉢植えオリーブを育てる際の室内特有の注意点は次の6です。

1.新鮮な空気を吸収するために換気をしっかりとする
2.コバエなど湧きにくいように、表土を赤玉土にしたりコバエ取りを設置する
3.生活動線で管理するとぶつかるので注意
4.受け皿に水を溜めない
5.日当たりが悪い場合は育成ライトでサポート
6.ペットと暮らしている場合はできるだけ室外に移す

これらに注意しましょう。

2-2.鉢植えオリーブを玄関前などの屋外で育てる際の注意点4つ

鉢植えのオリーブの木

屋外で育てる場合の注意点は次の@つです。

1.虫が湧きやすいので注意(薬剤散布やコバエ取り設置)
2.風で倒れないように場合によっては支柱設置
3.雨に連続で当たらないようにする
4.霜や雪に当たらないように移動する

これらに注意をしましょう。

3.鉢植えでオリーブを育てる際のよくある質問

この章では、鉢植えオリーブに関するよくある質問を紹介します。

1.水やりは室内でもたっぷりあげたほうがいいですか?

もちろんです。たっぷりあげましょう。

鉢底から水が出るので、ベランダなどで与えると良いでしょう。

2.虫を寄せ付けないようにする方法はありますか?

予防として春から夏に殺菌剤スミチオン乳剤などを散布しましょう。

また、風通しと日当たりの良さが重要なので、間引き剪定をしてスッキリさせるのも予防の一つです。

3.枯れる原因で多いものはなんですか?

一番多いのが水のあげすぎによる根腐れです。

どうしても初心者の方は水を与え過ぎる傾向があり、土が常に湿っていると根腐れを起こして枯れてしまいます。

他にも次のような原因があります。

・病気
・害虫
・水切れ

基本的には1章で紹介した育て方をしていれば、健康的に育ちますので、ご安心ください。

4.オリーブを鉢植えで育てるメリットデメリットは何ですか?

メリットデメリットをそれぞれ紹介します。

オリーブの木を鉢植えで育てるメリット6つ
1.玄関やベランダ、室内など様々な場所における
2.土づくりが非常に簡単
3.日当たりが良い場所に移動できる
4.寒さから逃れる事ができる
5.自分好みの植木鉢や鉢カバーに変えてデザイン性を向上させる事ができる
6.大きさをある程度コントロールできる

オリーブの木を鉢植えで育てるデメリット4つ
1.成長が地植えに比べて遅くなる
2.植え替えの手間が発生する
3.水やりが必要
4.一定のスペースが必要

このようなメリットデメリットがあります。

5.鉢植えで育てやすいオリーブの品種はなんですか?

育てやすい品種を直立型・開帳型別で6つ紹介します。

直立型:ミッション、シプレッシーノ
開帳型:ルッカ、ネバディロブランコ、ピクアル、フラントイオ

これらは非常に育てやすく丈夫な品種です。

1点注意点としては「開帳型はスペースが必要」ということです。

開帳型は横にも大きく広がります。
そのため、鉢植えで管理する場所のスペースがまっすぐ育つ直立型と比べて広くなります。

限られたスペースの場合は直立性の品種を選びましょう。

オリーブの木の種類を紹介している記事がありますので合わせてご覧ください。

オリーブの木の種類11種類を画像付きで解説通販で購入できるオリーブの木の種類12選|初心者におすすめの品種も紹介

・ミドリスのオリーブの木販売サイト

ミドリス本店   Yahoo! 楽天

6. コバエが湧くことはありますか?

あります。薬剤やコバエ取りで対処しましょう。

オリーブに限らず、観葉植物を屋外で育てると、コバエが土に卵を植え付けてしまいます。

そのため、いくつかの方法で駆除・予防することができます。

駆除:害虫スプレー、コバエ取り
予防:表土5cmを赤玉土に変える、受け皿に水を溜めない

このような予防・駆除をしてあげましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は鉢植えしたオリーブの木の育て方を詳しく解説しました。

最後まで読み終えたあなたは、すでに上手に育てれる自信をお持ちではないでしょうか。

最後にこの記事を簡単にまとめます。

鉢植えのオリーブの木を育てる方法
鉢植えしたオリーブの木の育て方 お手入れカレンダー

1.置き場所は日当たりの良い場所
2.水やりは季節によって頻度を変える
3.植え替えは2、3年に1度程度を目安に行う
4.肥料は3月と6月と10月にオリーブ専用の肥料を与える
5.剪定は3月〜7月あたりに「切り戻し剪定・間引き剪定」を行う
6.樹形を大きく変える強剪定は成長期前の2月〜3月頃に行う
7.病害虫は年間を通して目視でチェックする
8.耐寒性は強くマイナス10度まで大丈夫(※霜に注意)
9.土は、アルカリ性のオリーブ専用の土を使う

鉢植えオリーブを室内で育てる際の注意点6つ
1.新鮮な空気を吸収するために換気をしっかりとする
2.コバエなど湧きにくいように、表土を赤玉土にしたりコバエ取りを設置する
3.生活動線で管理するとぶつかるので注意
4.受け皿に水を溜めない
5.日当たりが悪い場合は育成ライトでサポート
6.ペットと暮らしている場合はできるだけ室外に移す

鉢植えオリーブを屋外で育てる際の注意点4つ
1.虫が湧きやすいので注意(薬剤散布やコバエ取り設置)
2.風で倒れないように場合によっては支柱設置
3.雨に連続で当たらないようにする
4.霜や雪に当たらないように移動する

この記事があなたのお役に立てれば幸いです。

・ミドリスのオリーブの木販売サイト

ミドリス本店   Yahoo! 楽天

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