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希少な多肉植物!アロエディコトマの特徴や上手な育て方をプロが解説

多肉植物・アロエディコトマの解説・育て方

「アロエディコトマってどんな植物なのかな?」
「自分でも育てることができるのかな?」

あなたはこのような疑問をお持ちではないでしょうか?

アロエディコトマは流通量が少なく、「レアプランツ」としても有名な多肉植物です。
今回は、観葉植物販売店のミドリスが、アロエディコトマについて詳しく解説します。

この記事でわかること
・アロエディコトマの基本情報
・初心者でもできる上手な育て方
・育てる際の注意点5つ
・アロエディコトマの活用シーン3つ
・よくある質問

このような内容となっています。

この記事を読めば、アロエディコトマを上手に管理できるまで知識を得ることができるでしょう。

この記事の目次

1.アロエディコトマの基本情報

多肉植物 アロエディコトマ

この章ではアロエディコトマの基本的な特徴を紹介します。

まずは基本情報をご覧ください。

植物名 アロエディコトマ
科属 ツルボラン亜科アロイデンドロン属
原産地 アフリカ南部
花言葉 「健康」「万能」
大きく育つと、黄色花を咲かせる
耐寒性 0度程度
生育難易度 簡単

スタイリッシュな多肉植物のアロエディコトマがどんな植物なのかを詳しく紹介していきます。

1-1.アロエディコトマはアロエの最大種

多肉植物 アロエディコトマ

アロエディコトマはアロエの中でも最大の種類です。

原生地のアフリカ南部では、なんと10mの大きさまで成長をします。

アロエの肉厚な葉っぱと大きな姿は非常にインパクトがあります。

1-2.寿命は500年以上と言われている

アロエディコトマの寿命は500年以上とされています。

これは原生地のアロエディコトマに適した環境下での寿命です。

成長スピードはゆっくりで、1年に10cmから20cm程度大きくなります。

1-3.別名「たかろかい(高蘆薈)」、「矢筒の木」、「コカブーン」

アロエディコトマは様々な呼び名で呼ばれます。

たかろかい(高蘆薈):蘆薈はアロエの漢名で「背が高いアロエ」という意味
矢筒の木:先住民のサン族が筒状の枝で矢筒を作っていたことが由来
コカブーン:不明

このような由来で呼ばれています。

コカブーンは不明なので、もしご存知の方がいらっしゃったら教えてください。

1-4.希少価値が高く、「レアプランツ」の一種

多肉植物 アロエディコトマ

アロエディコトマは、世界各国で造園用の木として愛される一方、生息地が少なく成長が遅いことから、個体数が減っています。

そのため、流通量が少なく、レアプランツと呼ばれています。

1-5.アロエの花言葉は「健康」「万能」

多肉植物 アロエディコトマ

アロエディコトマをはじめ、アロエと呼ばれる植物の花言葉は「健康」「万能」です。

素晴らしい花言葉が付けられています。

アロエディコトマは寿命が500年以上と言われているので「健康」というのはぴったりです。

2.アロエディコトマの上手な育て方

この章ではアロエディコトマの上手な育て方を紹介します。

まずは年間のお手入れカレンダーをご覧ください。

多肉植物 アロエディコトマの育て方 お手入れカレンダー

それぞれ詳しく解説していきます。

2-1.置き場所は日当たりの良い場所

アロエディコトマは日光が大好きな植物です。

そのため、1年を通して直射日光が当たる場所で管理をしましょう。

春から秋は屋外の日当たりが良い場所がおすすめです。

ただし、長雨が続く場合は雨が当たらない場所に避難させましょう。

2-2.水やりは土が完全に乾いたタイミング(冬場は控えめ)

アロエディコトマは乾燥に非常に強いので「乾かし気味」が基本です。

水やりは次の頻度を参考にしてください。

3月から11月:土が完全に乾いてからたっぷりと(1,2週間に1回)
12月から2月:月に1回程度(暖かい日の午前中)

このような頻度で与えましょう。

アロエディコトマは、葉っぱに水分をたくさん蓄えるので、乾かし気味に育てても全く問題ありません。

逆に、水が多いと根腐れで枯れてしまうので要注意です。

梅雨時期は乾かし気味でOK!
梅雨時期は水やりに注意が必要です。
湿度も高いため、土が完全に乾いてから3、4日後を目処にあたえましょう。

2-3.植え替えは鉢底から根が出たら行う

植え替えの頻度は鉢のサイズにより大きく異なりますので、「鉢底から根が出てきたら」を目処に行いましょう。

時期は4月〜5月または9月〜10月に行いましょう。

植え替えをせず放置すると根詰まりを起こしますので、注意が必要です。

植え替えは次の手順で行います。

STEP1.水やりを1週間くらい控え土を乾かす
STEP2.アロエディコトマを鉢から出す
STEP3.土を優しく落とす
STEP4.古い根っこを剪定する
STEP5.一回り大きい鉢に新しい土を入れる
STEP6.アロエディコトマを入れ、土を足して固定する
STEP7.水やりは落ち着くまで1週間程度控える

この手順で植え替えが完了です。

実際の作業は30分程度で終わります。

2-4.肥料は植え替え時に元肥をあげる程度で十分

肥料は植え替え時に緩効性化成肥料を元肥として与えるだけで十分です。

ただ、植え替えを2年以上しない場合は、2年目に薄めた液肥や緩効性化成肥料を置き肥しましょう。

目安は4月から9月に効果があるように与えましょう。

元肥や追肥を行った場合は、液肥は不要です。

緩効性化成肥料の元肥や追肥をせず、液肥を与える場合は、真夏は避けるようにしましょう。

2-5.剪定は基本的に不要

アロエディコトマは背を高くして育てる植物なので、基本的に切り戻し剪定などは行いません。

もし、葉っぱが枯れてしまったらよく晴れて乾燥した日に剪定バサミでカットしましょう。

癒合剤を塗っておくと安心です。

2-6.病害虫は定期的な目視チェックで予防

アロエディコトマの病害虫予防は、日々の目視チェックを心がけましょう。

早期発見・早期対処することで被害を最小限に抑えることができます。

害虫はアブラムシやカイガラムシに注意しましょう。

特に春から秋は屋外で管理することが多いので、定期的に殺菌剤や園芸用害虫スプレーで予防するのも非常に効果的です。

2-7.耐寒性は高いが、冬は注意する

アロエディコトマの耐寒温度は0度程度です。

比較的耐寒性は高い種類ですが、真冬の寒さと霜には要注意です。

霜に当たると枯れてしまうこともあります。

そのため、冬は屋内の日当たりが良い暖かい場所で管理をしましょう。

エアコンの風が直接当たる場所はNG!
エアコンの風が常に当たると、アロエディコトマが弱ってしまいます。
窓際の暖かい場所で管理するようにしましょう。

2-8.土づくりは乾燥地帯出身なので「水はけ重視」

アロエディコトマの土づくりはとにかく水はけを重視しましょう。

乾燥地帯の植物なので、土が常に湿っていると根腐れを起こします。

おすすめの土はプロトリーフの「室内向け観葉・多肉の土」です。

非常に水はけが良く、有機物を含んでいないのでコバエが寄りにくい設計になっています。

3.アロエディコトマを育てる際の注意点5つ

多肉植物 アロエディコトマを育てる際の注意点

この章では、アロエディコトマを育てる際の注意点5つを紹介します。

これらのポイントを押さえておけば、購入してすぐに枯れて後悔する可能性を低くすることができます。

それではポイント5つを詳しく解説していきます。

3-1.水のあげすぎに要注意!

アロエディコトマを育てる際に一番注意が必要なのが「水のあげすぎ」です。

よくある初心者の方の失敗は「植物は水が好きだから毎日あげよう」と思って、ついつい水をあげすぎることです。

土が湿っている時間が長いと根腐れのリスクが発生します。

基本的にアロエディコトマは「乾かし気味」で育てますので、2章の「水やりは土が完全に乾いたタイミング(冬場は控えめ)」を参考にしてください。

3-2.風通しの悪いジメジメした場所は苦手!

アロエディコトマは、ジメジメした風通しが悪く、蒸し暑い場所が苦手です。

元々、アフリカの乾燥地帯に自生しているので、日本の梅雨時期は苦手なので、人間の手でサポートする必要があります。

梅雨時期は、雨に当たらない風通しの良い場所で乾かし気味に育てることがポイントです。

3-3.日照が足りないと間延びしてしまう!

アロエディコトマは日光が大好きなので、日陰や半日陰で管理すると不具合が出ます。

間延び(徒長)して見栄えが悪くなったり、株のバランスが悪くなります。

そのため、直射日光が当たる場所で管理してあげる必要があります。

3-4.病害虫に要注意!

病害虫の被害を受けると、場合によっては一気に枯れてしまうことがあります。

特に春から秋は屋外で管理することも多いので、害虫が発生するリスクも高まります。

アロエディコトマに病害虫が発生しにくくなるよう2章「2-6.病害虫は定期的な目視チェックで予防」で解説した対策をしましょう。

3-5.霜に当たるとダメージを受けてしまう!

アロエディコトマは耐寒性が高い植物ではありますが、霜に当たるとダメージを受けます。

そのため、屋外で管理している株も、冬には室内の日当たりの良い場所で育てましょう。

4.アロエディコトマの活用シーン3つ

多肉植物 アロエディコトマ

この章では、アロエディコトマの活用シーンを紹介します。

「こんな場所で置くんだ!」という発見になれば幸いです。

4-1.大きな鉢は日当たりの良い玄関やベランダ、テラスに置くと良い

アロエディコトマの大型鉢(7号以上)は、見た目も大きさもインパクトがありますので、日当たりが良い玄関であれば、非常に良い置き場所と言えるでしょう。

玄関先の日当たりがあまり良くない場合は、ベランダやテラスがおすすめです。

4-2.大きい株はシンボルツリーでも迫力あり!

アロエディコトマは、関東より南の地域(一部長野や岐阜の寒冷地を除く)であれば、外でも越冬できます。

地植えはおすすめしませんが、おしゃれな鉢に植え替えて、お庭のシンボルツリーとして飾るのも非常に良いでしょう。

梅雨時期は、雨から避難させておくと良いでしょう。

また、冬は雪や霜が当たらない場所に避難させましょう。

4-3.小型株はベランダや窓際で

アロエディコトマは小さな可愛い株も流通しています。

コンパクトサイズであれば、ベランダや室内の窓際で楽しむことができます。

注意点としては、小さな株はまだ耐寒性が低いので、冬は必ず室内の暖かい場所で管理をするようにしましょう。

5.よくある質問

この章では、アロエディコトマに関するよくある質問を紹介します。

アロエディコトマは、どれくらいの値段で流通していますか?

小さい株で1000円、大型株で数万円で流通しています。

流通量は少ないですが、小型株・大型株どちらも購入することができます。

3号程度:1000円〜2000円
7号〜8号:20,000円〜30,000円
10号:40,000円〜

この辺りが流通価格になっています。

ミドリスは7号・8号鉢を販売しています。

・アロエディコトマ 7号鉢

ミドリス本店   Yahoo! 楽天 アマゾン

・アロエディコトマ 8号鉢

ミドリス本店   Yahoo! 楽天 アマゾン

ディコトマを地植えで育てることはできますか?

基本的にできません。

アロエディコトマが地植えで育てるのが難しい理由は次の3つです。

1.日本の梅雨時期が苦手(高温多湿・長雨に打たれるのが苦手)
2.氷点下になると枯れる可能性がある
3.非常に水はけが良い土づくりが大変

この3つの理由により地植えは難しいでしょう。

特に梅雨時期は、長雨に打たれることで深刻なダメージを負う危険もあります。

鉢のまま屋外管理の場合は、梅雨時期や真冬は避難させるのがベストです。

冬場は断水する必要がありますか?

株の大きさ・生育環境によります。

多肉植物を育てる際に「冬場は断水」と紹介されていることも多いです。

基本的には株の大きさによります。

特徴を紹介します。

大きい株:水分を多く蓄えるので断水に耐えれる可能性が高い
小さい株:貯蓄できる水分が少ないので水切れを起こす可能性がある

また、冬場は室内管理をする方が多いので、暖房をつけると室内は20度以上まで上がります。

その場合は、断水をせず、月に1回は水やりをした方が良いでしょう。

冬場、アロエディコトマが萎れる様子があれば水やりのサインです。

暖かい日の午前中に水やりをしましょう。

6.ミドリスのアロエディコトマ販売サイト

ミドリスは7号・8号鉢を販売しています。

・アロエディコトマ 7号鉢

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・アロエディコトマ 8号鉢

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はレアプランツ「アロエディコトマ」について詳しく解説しました。

この記事を簡単にまとめます。

アロエディコトマの基本情報

植物名 アロエディコトマ
科属 ツルボラン亜科アロイデンドロン属
原産地 アフリカ南部
花言葉 「健康」「万能」
大きく育つと、黄色花を咲かせる
耐寒性 0度程度
生育難易度 簡単

・アロエディコトマはアロエの最大種
・自生地の寿命は500年以上と言われている
・別名「たかろかい(高蘆薈)」、「矢筒の木」、「コカブーン」
・希少価値が高く、「レアプランツ」の一種
・アロエの花言葉は「健康」「万能」

アロエディコトマの上手な育て方
多肉植物 アロエディコトマの育て方 お手入れカレンダー

・置き場所は日当たりの良い場所
・水やりは土が完全に乾いたタイミング(冬場は控えめ)
・植え替えは鉢底から根が出たら行う
・肥料は植え替え時に元肥をあげる程度で十分
・剪定は基本的に不要
・病害虫は定期的な目視チェックで予防
・耐寒性は高いが、冬は注意する
・土づくりは乾燥地帯出身なので「水はけ重視」

アロエディコトマを育てる際の注意点5つ
1.水のあげすぎに要注意!
2.風通しの悪いジメジメした場所は苦手!
3.日照が足りないと間延びしてしまう!
4.病害虫に要注意!
5.霜に当たるとダメージを受けてしまう!

アロエディコトマの活用シーン3つ
1.大きな鉢は日当たりの良い玄関やベランダ、テラスに置くと良い
2.大きい株はシンボルツリーでも迫力あり!
3.小型株はベランダや窓際で

以上となります。

この記事を読んで、「自分でも育ててみたい!」という方はぜひレアプランツ「アロエディコトマ」をチャレンジしてみてくださいね。

ミドリスのアロエディコトマ販売サイト

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・アロエディコトマ 8号鉢

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