あなたは顆粒除草剤について次のような疑問を感じてはいないでしょうか。
・顆粒除草剤の選び方をわからない
・顆粒除草剤の使い方がわからない
・効率の良い使い方がわからない
私たちミドリスにも、このような質問をよくいただきます。
そこで今回は、お庭から法人様の敷地まで2万平米の面積を管理している私たちが、粒剤除草剤に関するあらゆる疑問・不安を解消するために執筆します。
この記事でわかること
1.顆粒除草剤の特徴
2.超人気商品厳選!おすすめの顆粒除草剤8種類
3.顆粒除草剤の使い方(撒き方)
4.顆粒除草剤を使用する際の注意点6つ
5.顆粒除草剤の散布時期(タイミング)
6.農耕地用と非農耕地用の違いと罰則
顆粒除草剤を徹底的に網羅した記事になっています。
この記事を読めば、あなたの顆粒除草剤選びから、失敗しない使い方まで理解することができます。
そのため、次の画像を一つの基準にして判断してください。
すぐに粒剤除草剤を使って良い状態 | 先に雑草の駆除が必要な状態 |
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すぐにおすすめ商品を見たいよ!という方は次のリンクをタップすると飛べます。
2.顆粒(粒剤)タイプの土壌処理型除草剤おすすめ商品8選を見る
この記事の目次
1.顆粒(粒剤)除草剤の特徴
顆粒除草剤の特徴は「これから生える雑草の発芽を抑える」ことです。
下の画像をご覧ください。
青い粒が除草剤のイメージです。
除草剤は、地面に除草剤の成分層を作り、地中の雑草の種子を枯らす役割があります。
そのため、商品の種類にもよりますが、3ヶ月〜9ヶ月の間、効果が継続します。
一方で注意点としては、商品によっては大きく成長した雑草を一度刈る必要があることです。
商品ごとに異なりますが「20cm〜40cm」以上の雑草は、一度液体除草剤で枯らすか、草刈機で刈り倒す必要があります。
顆粒除草剤は、一定期間、新たに生えてくる雑草を抑えたい方におすすめです。
そのため、現在雑草が生えている場合は液体除草剤(茎葉処理型)で枯らし、集草をして綺麗にしてから粒剤を散布しましょう。
除草剤の効果を最大限発揮させるためにも、適正な状態で使用をしましょう。
【注意点】
粒剤除草剤は、今生えている雑草には効果が低いですが、あなたが大切してある植物を枯らしてしまうことがあります。
枯らしたくない「シンボルツリー」や「植物」がある場合には、2m以上離して使用しましょう。
2.顆粒(粒剤)タイプの土壌処理型除草剤おすすめ商品8選
2章では、顆粒除草剤のおすすめ商品を8つ紹介します。
紹介する商品は、全て超人気商品ばかりです。
レインボー薬品 除草剤 ネコソギトップW粒剤
レインボー薬品 ネコソギメガ粒剤3
レインボー薬品 こっぱみじんW 3kg
フマキラー カダン 除草王シリーズ オールキラー粒剤
住友化学園芸 除草剤 クサノンEX粒剤
レインボー薬品 ネコソギエースV粒剤
住友化学園芸 草退治E粒剤
住友化学園芸 草退治G粒剤
それぞれ詳しく解説します。
レインボー薬品 除草剤 ネコソギトップW粒剤
商品名 | レインボー薬品 除草剤 ネコソギトップW粒剤 |
タイプ | 粒剤タイプ |
効果の期間 | 最大9ヶ月 |
有効成分 | アミカルバゾン・ブロマシル粒剤 |
サイズ展開 | 800g/3kg/5kg/10kg |
対象面積 | 800g:20〜160平米(約6〜48坪) 3kg:75〜600平米(約23〜180坪) 5kg:125〜1000平米(約38〜303坪) 10kg:250〜2000平米(約76〜606坪) |
農薬登録 | あり【登録番号:第23858号】 |
農耕地 | 使用不可 |
価格 | 800g:1,600円〜 3kg:4,000円〜 5kg:6,800円〜 10kg:15,000円〜 |
備考 | 雑草の背丈40cm以内が対象(それ以上の場合は刈り取りの必要あり) |
【おすすめポイント】
・効果の期間が最大9ヶ月!
・ササ、ススキにも効く
・幅広いラインナップ
・背丈40cm以下の雑草にも効果あり
レインボー薬品 ネコソギメガ粒剤3
商品名 | レインボー薬品 除草剤 ネコソギメガ粒剤3 7kg |
タイプ | 粒剤タイプ |
効果の期間 | 最大6ヶ月 |
有効成分 | ブロマシル・MCPP粒剤 |
サイズ | 7kg |
対象面積 | 7kgで175〜1400平米(約53〜424坪) |
農薬登録 | あり【登録番号:第24831号】 |
農耕地 | 使用不可 |
価格 | 9800円〜 |
備考 | 雑草の背丈40cm以内が対象(それ以上の場合は刈り取りの必要あり) |
【おすすめポイント】
・効果の期間が最大6ヶ月!
・ササ、ススキ、スギナにも効く
・大面積対応でコスパ抜群
・背丈40cm以下の雑草にも効果あり
・ミドリス愛用商品
レインボー薬品 こっぱみじんW 3kg
商品名 | レインボー薬品 こっぱみじんW |
タイプ | 粒剤タイプ |
効果の期間 | 最大3〜6ヶ月 |
有効成分 | ブロマシル・MCPP粒剤 |
サイズ展開 | 0.9kg/3kg |
対象面積 | 0.9kg:22.5〜180平米(約7〜54坪) 3kg:75〜600平米(約23〜180坪) |
農薬登録 | あり【登録番号:第23377号】 |
農耕地 | 使用不可 |
価格 | 0.9kg:900円〜 3kg:2,000円〜 |
備考 | 雑草の背丈20cm以内が対象(それ以上の場合は刈り取りの必要あり) |
【おすすめポイント】
・効果の期間が最大3ヶ月〜6ヶ月!
・スギナにも効く
・背丈20cm以下の雑草にも効果あり
フマキラー カダン 除草王シリーズ オールキラー粒剤
商品名 | カダン 除草王シリーズ オールキラー粒剤 |
タイプ | 粒剤タイプ |
効果の期間 | 最大6ヶ月 |
有効成分 | カルブチレート粒剤 |
サイズ展開 | 400g/900g/2kg/4kg |
対象面積 | 400g:8〜80平米(約2〜24坪) 900g:18〜180平米(約6〜54坪) 2kg:40〜400平米(約12〜121坪) 3kg:60〜600平米(約18〜181坪) |
農薬登録 | あり【登録番号:第20936号】 |
農耕地 | 使用不可 |
価格 | 400g:1200円〜 900g:1400円〜 2kg:2000円〜 3kg:3300円〜 |
備考 | 雑草の背丈20cm以内が対象(それ以上の場合は刈り取りの必要あり) |
【おすすめポイント】
・効果の期間が最大6ヶ月!
・ササ、スギナにも効く
・幅広いラインナップ
・背丈20cm以下の雑草にも効果あり
住友化学園芸 除草剤 クサノンEX粒剤
商品名 | クサノンEX粒剤 |
タイプ | 粒剤タイプ |
効果の期間 | 最大8ヶ月 |
有効成分 | ターバシル・フルミオキサジン粒剤 |
サイズ展開 | 400g/800g/5kg |
対象面積 | 400g:26.7〜80平米(約8〜24坪) 800g:53〜160平米(約16〜48坪) 5kg:166〜1000平米(約50〜303坪) |
農薬登録 | あり【登録番号:第23825号】 |
農耕地 | 使用不可 |
価格 | 800円〜(400g規格) |
備考 | 雑草の背丈20cm以内が対象(それ以上の場合は刈り取りの必要あり) |
【おすすめポイント】
・効果の期間が最大8ヶ月!
・スギナにも効く
・幅広いラインナップ
・背丈20cm以下の雑草にも効果あり
・散布容器と手袋付きで便利
レインボー薬品 ネコソギエースV粒剤
商品名 | ネコソギエースV粒剤 |
タイプ | 粒剤タイプ(顆粒タイプ) |
効果の期間 | 最大6ヶ月 |
有効成分 | ヘキサジノン・DBN・DCMU粒剤 |
サイズ展開 | 100g/350g/800g/2kg/3kg/5kg/10kg |
対象面積 | 100g:3.3〜6.6平米(約1〜2坪) 350g:8.8〜70平米(約3〜21坪) 800g:20〜160平米(約6〜48坪) 2kg:67〜400平米(約20〜120坪) 3kg:100〜600平米(約30〜180坪) 5kg:125〜1000平米(約38〜303坪) 10kg:250〜200平米(約75〜606坪) |
農薬登録 | あり【登録番号:第23291号】 |
農耕地 | 使用不可 |
価格 | 100g:500円〜 350g:950円〜 800g:1,700円〜 2kg:2,900円〜 3kg:3,300円〜 5kg:6,000円〜 10kg:12,000円〜 |
備考 | 雑草の背丈40cm以内が対象(それ以上の場合は刈り取りの必要あり) |
【おすすめポイント】
・効果の期間が最大6ヶ月!
・3種成分でスギナの根まで枯らす
・多過ぎるほどの容量ラインナップ
・背丈40cm以下の雑草にも効果あり
住友化学園芸 草退治E粒剤
商品名 | 草退治E粒剤 |
タイプ | 粒剤タイプ(顆粒タイプ) |
効果の期間 | 最大6ヶ月 |
有効成分 | ヘキサジノン・DBN粒剤 |
サイズ展開 | 800g/1.5kg/3kg/4.5kg |
対象面積 | 800g:53〜160平米(約16〜48坪) 1.5kg:100〜300平米(約33〜90坪) 3kg:200〜600平米(約66〜180坪) 4.5kg:300〜900平米(約91〜272坪) |
農薬登録 | あり【登録番号:第23289号】 |
農耕地 | 使用不可 |
価格 | 800g:1,500円〜 1.5kg:2,000円〜 3kg:3,000円〜 4.5kg:4,000円〜 |
備考 | 雑草の背丈20cm以内が対象(それ以上の場合は刈り取りの必要あり) |
【おすすめポイント】
・効果の期間が最大6ヶ月!
・幅広いラインナップ
・背丈20cm以下の雑草にも効果あり
住友化学園芸 草退治G粒剤
商品名 | 草退治G粒剤 |
タイプ | 粒剤タイプ(顆粒タイプ) |
効果の期間 | 最大6ヶ月 |
有効成分 | ヘキサジノン・DCMU |
サイズ展開 | 850g/1.5kg/3kg/4.5kg |
対象面積 | 850g:85〜113平米(約26〜34坪) 2kg:200〜266平米(約61〜80坪) 3kg:300〜400平米(約91〜121坪) 4.5kg:450〜600平米(約137〜181坪) |
農薬登録 | あり【登録番号:第23671号】 |
農耕地 | 使用不可 |
価格 | 850g:1,200円〜 2kg:1,900円〜 3kg:2,300円〜 4.5kg:3,800円〜 |
備考 | 雑草の背丈20cm以内が対象(それ以上の場合は刈り取りの必要あり) |
【おすすめポイント】
・効果の期間が最大6ヶ月!
・3種成分がスギナにも効く
・幅広いラインナップ
・背丈20cm以下の雑草にも効果あり
3.顆粒(粒剤)除草剤の使い方(撒き方)
この章では、顆粒除草剤の使い方を紹介します。
良い商品を選んでも、誤った使い方をするとあなたが思っていた効果が発揮できない場合があります。
そのため、「正しい使い方」を理解した上で、実際の作業を行うことが重要です。
面倒くさがったりして、雑草が生えている状態で使用すると効果が落ちます。
雑草の葉っぱの上に粒が乗って飛ばされたり、地中の種子に除草剤成分が届かず効果が出ないこともあります。
そのため、今雑草が生えている場合は、茎葉処理型除草剤で枯らしてから粒剤除草剤を使いましょう!
3-1.散布器を使用して顆粒除草剤を散布する
粒剤の除草剤で、最大限効果を発揮させるポイントとしては「均一に散布すること」です。
均一に撒かないと、少なくなってしまった部分は、効果が薄くなり雑草が生えてきてしまう可能性があります。
そのため、除草剤の効果を発揮させるためにも、機械を使用してできる限り均一に散布することが重要です。
手で撒くより、機械を使うことで可能な限り均一に散布することが可能です。
種類 | 手動式 | 電動式 |
写真 | ||
価格 | 3800円前後 | 10000円前後 |
販売先 | 本店・楽天・Yahoo! | 楽天・Yahoo!・Amazon |
3-2.粒剤除草剤の散布方法
顆粒除草剤を撒く際は下のような順番で散布していきます。
このように2回、違う方向から散布をすることで、できるだけ均一に散布することができます。
3-3.使用のタイミングは「当日に雨が降る」「風が強い日」以外であれば問題ない
散布するタイミングは上記の画像がベストです。
ただ、あくまでも理想のタイミングなので、前日に雨が降らなくても「当日雨が降らない」「風が強くない」という2つの最低条件をクリアしていれば、散布しても問題ありません。
もし、余裕があれば散布後に、ジョウロなどで少しだけ地面を湿らすと効果が出やすくなります。
4.顆粒(粒剤)除草剤を使用する際の注意点6つ
この章では、粒剤除草剤を使用する際の注意点を6つ紹介します。
使用前に把握しておく必要がありますので、ぜひご覧ください。
4-1.商品ラベルに従った量を散布する
除草剤散布で重要なポイントの一つが「商品ラベルの散布量を守ること」です。
例えば、100平米の土地に対しての必要量の半分しか撒かないと、効果は半分ではなく、半分以下になります。
必要量の半分しかなければ、除草剤の成分層を形成できず、効果がほとんどなくなってしまいます。
そのため、商品ラベルに記載の散布量を遵守する必要があります。
また、濃すぎても、規定量と効果が変わらないため、勿体ない使い方になるだけです。
下の画像はネコソギメガ粒剤の商品ラベルです。
ネコソギメガ粒剤も生えている雑草の種類によって1平米あたりに散布する量が異なってきます。
例えば、強雑草の「多年生イネ科雑草」が生えている土地の場合は、ネコソギメガ粒剤1袋7kgで「117平米(約33坪)〜233(70坪)平米」の面積をカバーすることができます。
あなたのお庭に生えている雑草により、散布量を変更するようにしましょう。
4-2.「風の強い日」「雨の日」には散布しない
「風の強い日」と「雨の日」に散布すると次のようなことになってしまいます。
・風が強い日に散布をすると、粒剤が飛んでいってしまって効果が出ない
・雨の日に散布すると、雨水で粒剤が流れてしまい、効果が出ない
このようなことになってしまうので、注意しましょう。
4-3.傾斜地では粒剤除草剤を使用しない
勾配がある傾斜地では、粒剤除草剤の使用は控えましょう。
次の画像をご覧ください。
まとめると、次のような理由で傾斜地での使用はNGとなります。
・雑草の根が法面の保護に役立っているので枯らすと危険
・傾斜地の下に樹木があると、枯れる可能性がある
・田畑や河川があると除草剤の成分が流失して他人に迷惑がかかる
・そもそも、粒剤が転がって無くなると効果が出ない
使用しても効果がないことに加え、近隣の方とのトラブルになる可能性がありますので、注意しましょう。
4-4.近くに田んぼや畑、樹木がある場合は注意
隣接地が田んぼや畑の場合は、使用に注意が必要です。
前の項目でも触れましたが、粒剤の成分が流失して隣地の作物に悪影響を与える可能性があります。
具体的には、作物が枯れてしまい収穫ができなくなるケースがあります。
そのため、隣地で作物を育てている土地では、使用を控えるようにしましょう。
4-5.お隣さんに気を付ける
除草剤を使用する場合は、隣地の住民に気を遣う必要があります。
「除草剤」と聞くと嫌悪感を抱く人もいますので、トラブルの原因になる可能性があります。
事前に使用を伝えるなどトラブルを予め防ぐような行動をしましょう。
4-6.粘土質、厚い砂利、落ち葉や刈った草が堆積している場所は効果が出にくい
このような場所では除草剤の効果が十分発揮できない可能性があります。
粘土質や砂利では除草剤の成分層をうまく形成することができません。
そのため、思ったほどの効果が出ない可能性があります。
落ち葉や刈った草は撤去が可能なので、予め集草をして、効果を発揮できるような環境にしてから除草剤を散布しましょう。
5.顆粒除草剤の散布時期(タイミング)
粒剤除草剤の散布時期は、「春と秋」がおすすめです。
春先に散布することで、雑草の生育旺盛期に発芽を抑えることができます。
2回目以降は「商品の効果期間に合わせたサイクルで散布する」ことが重要です。
使用する粒剤除草剤の効果期間が6ヶ月であれば、3月と9月の年2回散布となります。
商品によって効果の期間が3ヶ月程度〜9ヶ月程度までありますので、商品の効果期間に合わせた散布サイクルを設定する必要があります。
その場合は、散布時期を前倒しして早めの散布をしましょう。
雑草が伸びてしまうと、草刈りや集草など、他の作業も必要になってしまいます。
6.除草剤には、農耕地用と非農耕地用があるので要注意
除草剤には「農耕地用」と「非農耕地用」があります。
農地に「非農耕地用除草剤」を散布することは、農薬取締法の違反となります。
3年以下の懲役、あるいは100万円以下の罰金もしくはその両方が科される可能性があります。
非常に重大な問題なので、農地に非農地用除草剤は絶対に使用しないようにしてください。
7.顆粒除草剤に関するよくある質問
最後に、顆粒除草剤に関するよくある質問を記載します。
顆粒タイプの除草剤は危険ですか?
今回紹介した除草剤は全て農薬登録のカテゴリーは「普通物」です。
登録の際の「毒物」「劇物」には該当しません。
農薬登録により、商品ラベルを遵守して使用すれば、安全性が確保されている製品です。
例を挙げると、レインボー薬品株式会社のホームページでは、除草剤の安全性について以下のように記載されています。
・毒物、劇物ではありません
・ダイオキシン類ゼロ
引用元:レインボー薬品株式会社公式ホームページ「除草剤の安全性について」より抜粋
このように、ネコソギ粒剤シリーズは安全な除草剤です。
繰り返しますが、除草剤は「商品ラベルを遵守した使用」により安全性が確保されますので、使用する前に必ず商品ラベルの遵守事項や使い方を読みましょう。
顆粒除草剤で最強なのはどれですか?
今回紹介した商品は全て「適切な使い方をすれば最強になる」除草剤です。
逆に言えば、最強の除草剤は存在しません。
一番重要なのが「適切な散布量・散布方法・タイミングを守る」ということです。
例を挙げると、今回紹介した除草剤を使う際に、決められた量より薄く撒いて、撒いた後にすぐに強雨が降れば効果が全く出ません。
しっかりと使い方も守れば、今回紹介した除草剤は全てしっかりとした効果を発揮します。
顆粒除草剤の使い方は次の記事をご覧ください。
効果MAX!除草剤のタイミングと時期を液体・顆粒別にプロが解説商品によって除草剤の成分が違うのはなぜですか?
企業の研究やコスト等で含有成分の違いはありますが、どれも「雑草を長期間抑える」という目的の成分です。
今回紹介した商品は、下記のいずれかの成分が含まれています。
・アミカルバゾン(光合成阻害剤)
・ブロマシル粒剤(光合成阻害剤)
・MCPP粒剤(ホルモン阻害剤)
・カルブチレート粒剤(光合成阻害剤)
・ターバシル(光合成阻害剤)
・フルミオキサジン粒剤(PPO阻害剤)
・ヘキサジノン(光合成阻害剤)
・DBN粒剤(細胞分裂阻害剤)
・DCMU粒剤(光合成阻害剤)
例を挙げると、ネコソギメガ粒剤3に含まれている2つの成分は次のような効果があります。
・ブロマシル粒剤
非選択性の除草剤で、一年生から多年生の広範囲の雑草に効果があります。
特にヨモギ、ススキ、ササなどの難防除雑草に対して高い効果を示します。
・MCPP粒剤
ホルモン型除草剤で、主に広葉雑草に効果があります13。特にタンポポやクローバーなどの多年生広葉雑草に対して効果的です。
このように2つの成分で、雑草を抑制します。
また、どの商品も成分の95%程度は「鉱物質微粉等」というものです。
これは、石の粒や粘土の細かい粒で、除草剤成分を染み込ませて散布しやすくするためのものです。
そのため、実際の成分は5%で、後は撒きやすくしたり、浸透したりするのを助けるための成分ということです。
コスパが良くなる顆粒タイプの除草剤の選び方を教えてください
次の2つの項目であなたに合う除草剤を見つけることができます。
1.生えている雑草を確認する
2.散布する面積を決める
次の写真をご覧ください。
これはネコソギメガ粒剤3(容量7kg)の商品ラベルです。
散布量は生えている雑草によって変わります。
雑草が生える前であれば、7kgで、700平米〜1400平米をカバーできますが、すでに雑草が生えて成長している場合は7kgで175平米〜350平米カバーすることになります。
つまり、生えている雑草の状態や種類によって散布量が大きく異なります。
すでに多年生雑草が繁茂している状態で、1平米あたり5gの散布をしてもほとんど効果がありません。
強雑草が生えているなら、1平米あたり40g撒かないといけません。
この記事で紹介した全ての商品の説明に、「対象面積」という項目があります。
人気の商品のネコソギトップWを見てみましょう。
ネコソギトップW | 散布量 |
対象面積 | 800g:20平米〜160平米(約6〜48坪) 3kg:75平米〜600平米(約23〜180坪) 5kg:125平米〜1000平米(約38〜303坪) 10kg:250平米〜2000平米(約76〜606坪) |
この場合、多年生雑草がすでにしっかりと生えている場合は、青色部分の散布面積が目安です。
整地後などで表層に雑草がない場合は、赤色部分の散布面積が目安です。
このように、生えている雑草と、散布面積を参照し、商品容量を決めるのが一番コストパフォーマンスを発揮します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は顆粒除草剤について様々なことを解説しました。
いくつかまとめてご紹介します。
おすすめの顆粒除草剤8つ
レインボー薬品 除草剤 ネコソギトップW粒剤
レインボー薬品 ネコソギメガ粒剤3
レインボー薬品 こっぱみじんW 3kg
フマキラー カダン 除草王シリーズ オールキラー粒剤
住友化学園芸 除草剤 クサノンEX粒剤
レインボー薬品 ネコソギエースV粒剤
住友化学園芸 草退治E粒剤
住友化学園芸 草退治G粒剤
粒剤除草剤の使い方
散布器を使用して顆粒除草剤を散布する
粒剤除草剤の散布方法
使用のタイミングは「当日に雨が降る」「風が強い日」以外であれば問題ない
顆粒(粒剤)除草剤を使用する際の注意点6つ
1.商品ラベルに従った量を散布する
2.「風の強い日」「雨の日」には散布しない
3.傾斜地では粒剤除草剤を使用しない
4.近くに田んぼや畑、樹木がある場合は注意
5.お隣さんに気を付ける
6.粘土質、厚い砂利、落ち葉や刈った草が堆積している場所は効果が出にくい
顆粒除草剤を散布するタイミング
1回目は春と秋、2回目以降は商品の効果サイクルに合わせて散布する
これらを詳しく解説しました。
この記事があなたの除草剤散布に役立つことができれば幸いです。