「カラテアってどれくらい種類があるのかな?」
「人気の品種ってどれだろう?」
あなたはこのような疑問をお持ちではないでしょうか。
実はカラテアは300種類程度存在すると言われている非常に種類が豊富な植物です。
日本でも希少品種を含めると、数十種類が流通しています。
今回は、私たち観葉植物販売店のミドリスが、厳選した人気の20品種を写真付きで解説します。
【この記事でわかること】
カラテアの基本データと選び方、花言葉
カラテアのカラテアの人気から希少種まで種類20選【写真付き】
カラテアを選ぶ際の注意点4つ
この記事を読めば、あなたの気に入るカラテアを見つけることができるでしょう。
「そもそもカラテアって何?」という方はまずはこちらの記事をご覧ください。
カラテア入門編|人気の種類や上手な育て方、枯れる原因などを解説この記事の目次
- 1.カラテアの基本データと選び方、花言葉
- 2.カラテアの人気の種類20選【写真付き】
- 2-1.カラテアの代表品種で人気の種類「カラテア・マコヤナ」
- 2-2.大きなグリーンの葉っぱにシルバーの斑入りが特徴の「カラテア・オルビフォリア」(オービフォリア)
- 2-3.希少品種で白の斑入りが美しい「カラテア・ホワイトフュージョン」
- 2-4.濃いグリーンの葉っぱにピンクのライン模様が美しい希少品種「カラテア・サンデリアーナ」(別名オルナータ)
- 2-5.落ち着いた色味の葉っぱで大人向けの種類「カラテア・フレディ」
- 2-6.白模様が美しく、葉っぱの裏側は赤紫の希少品種「カラテア・ホワイトスター」
- 2-7.濃いグリーンと明るいグリーンがゼブラ柄の種類「カラテア・ゼブリナ」
- 2-8.緑、白、赤のカラフルな種類「カラテア・ストロマンテ・トリオスター」
- 2-9.大きな葉っぱと葉に沿った斑入りが特徴の種類「カラテア・メダリオン」
- 2-10.波打つ葉っぱに黒い可愛い柄が特徴の種類「カラテア・インシグニス」(別名:ランキフォリア)
- 2-11.光沢のある黒い葉っぱにピンクの模様が特徴の「カラテア・ドッティ」
- 2-12. 個性的なモザイク柄の葉っぱが特徴の「カラテア・ムサイカ」(別名:モザイク)
- 2-13.白い斑入りが美しい種類「カラテア・ビッタタ」
- 2-14.大きな葉っぱに綺麗な葉脈が特徴の「カラテア・ファシアータ」
- 2-15.濃いグリーンの葉っぱにクリーム色の柄が走る「カラテア・ローウイゼ・エンペラー」
- 2-16.スタイリッシュな葉っぱに筆で書いたような葉脈が特徴の「カラテア・ビューティースター」
- 2-17.細長く波打つ葉っぱが美しい種類「カラテア・ルフィバルバ」
- 2-18.ピンクの美しい模様が特徴の種類「カラテア・ロージー」(ロゼオピクタ)
- 2-19.白いっぽいラインで縁取りされた大きな葉っぱが特徴の種類「カラテア・シャインスター」
- 2-20.濃いグリーンの葉に明るい緑の模様が入った種類「カラテア・フレームスター」
- 3.カラテアを選ぶ際の注意点4つ
- まとめ
1.カラテアの基本データと選び方、花言葉
カラテアとは、熱帯アメリカ原産の植物です。
一番の特徴は、様々な模様が入った葉っぱです。
近年ではおしゃれな観葉植物として、日本でも人気があります。
カラテアの基本データ | |
---|---|
原産地 | 熱帯アメリカ原産 |
草丈 | 10cmから150cm |
耐寒性 | 弱い(気温10度以下は枯れる可能性がある) |
特徴 | 品種ごとに特徴的な葉っぱ |
花言葉 | 「飛躍」「強い思い」「あたたかい心」 |
種類 | 自生地(熱帯アメリカ)では300種類ほど生息 |
「飛躍」「強い思い」「あたたかい心」という素晴らしい花言葉が付けられていて、自分用、贈答用にも人気の観葉植物です。
カラテアの種類は300種類ほど存在し「カラテア・〇〇〇〇」と、〇〇部分に品種名が入ります。
早速、次の2章よりカラテアの種類を紹介していきます。
2.カラテアの人気の種類20選【写真付き】
この章では、カラテアを20種類紹介します。
ポピュラーな人気品種から、希少品種まで紹介します。
まず初めに、紹介するカラテアを一覧で記載します。
※名前をクリックすると、該当の品種へ飛びます。
それぞれ詳しく解説していきます。
2-1.カラテアの代表品種で人気の種類「カラテア・マコヤナ」
カラテア・マコヤナは、カラテアの中で一番有名で人気の品種です。
斑入りの光沢がある大きい葉っぱが特徴の種類です。
矢羽根のような葉の見た目から五色矢羽根蕉(ゴシキヤバネショウ)と言われています。
カラテアの中では、非常に丈夫で育てやすい品種です。
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2-2.大きなグリーンの葉っぱにシルバーの斑入りが特徴の「カラテア・オルビフォリア」(オービフォリア)
カラテア・オルビフォリアは、比較的珍しい品種の一つです。
特徴は、グリーンの葉っぱに綺麗なシルバーの斑が入っていることです。
2-3.希少品種で白の斑入りが美しい「カラテア・ホワイトフュージョン」
カラテア・ホワイトフュージョンは、希少品種の中でもかなりレア度が高い種類です。
日本では愛知県の荒木植物園さんが育成・販売をされています。
非常に管理が難しい品種でもあります。
白い面積が多く、光合成できる部分が少ないのも、管理が難しい理由の一つです。
また、植物で発生する「先祖返り」を起こすと、斑が入らなくなることもあるそうです。
初めてカラテアを育てる方にはおすすめしません。
まずは丈夫な品種を育てて、上級者向けの「ホワイトフュージョン」にもチャレンジしてみてください。
2-4.濃いグリーンの葉っぱにピンクのライン模様が美しい希少品種「カラテア・サンデリアーナ」(別名オルナータ)
カラテア・サンデリアーナは丸い葉っぱに綺麗なライン模様が美しい品種です。
カラテアの中では丈夫な品種で育てやすいです。
2-5.落ち着いた色味の葉っぱで大人向けの種類「カラテア・フレディ」
カラテア・フレディは、カラテアの中でも落ち着いたデザインの種類です。
非常に上品な外見ですので、落ち着いた雰囲気のお部屋にぴったりの観葉植物です。
2-6.白模様が美しく、葉っぱの裏側は赤紫の希少品種「カラテア・ホワイトスター」
カラテア・ホワイトスターは、白模様の面積が多いので、非常にインパクトがある外見の種類です。
ただ、白い面積が多いので「ホワイトフュージョン」と同じく育成難易度は非常に高いです。
1個目のカラテアではなく、丈夫な品種で慣れてからチャレンジしてみましょう。
2-7.濃いグリーンと明るいグリーンがゼブラ柄の種類「カラテア・ゼブリナ」
カラテア・ゼブリナは、「ゼブラ柄」が特徴の品種で、名前の由来にもなっている種類です。
非常に丈夫な品種で、育てやすい種類です。
2-8.緑、白、赤のカラフルな種類「カラテア・ストロマンテ・トリオスター」
カラテア・ストロマンテ・トリオスターは、カラフルな配色が楽しめる種類です。
「トリオスター」「ストロマンテ」と略して言われることもあります。
葉っぱの表面は濃い緑で白ピンクの斑入りで、葉の裏側は紫がかった赤色です。
非常にインパクトのある観葉植物です。
2-9.大きな葉っぱと葉に沿った斑入りが特徴の種類「カラテア・メダリオン」
カラテア・メダリオンは丸い葉っぱに、縁取ったような斑入りが特徴の種類です。
丈夫な品種でもありますので、育てやすい部類に入ります。
2-10.波打つ葉っぱに黒い可愛い柄が特徴の種類「カラテア・インシグニス」(別名:ランキフォリア)
カラテア・インシグニスは、カラテアの中でも珍しい細長い葉っぱです。
しかも、葉っぱは波打っているように見え、葉っぱの中の黒い模様も可愛いです。
カラテアの中でもかなり丈夫な品種ですので、育てやすいです。
2-11.光沢のある黒い葉っぱにピンクの模様が特徴の「カラテア・ドッティ」
カラテア・ドッティは、大きな葉っぱにピンク色の模様がとても可愛い種類です。
流通量は多いですが、葉が痛みやすいのが難点です。
難易度は、葉っぱを綺麗に管理する点においては高めです。
2-12. 個性的なモザイク柄の葉っぱが特徴の「カラテア・ムサイカ」(別名:モザイク)
カラテア・ムサイカは、モザイク柄の葉っぱから別名「モザイク」と呼ばれて流通している種類です。
カラテアの中でもかなり特徴的な葉っぱです。
斑入り品種ではありませんので、非常に育てやすいです。
流通量が少ないので、希少種に分類されます。
2-13.白い斑入りが美しい種類「カラテア・ビッタタ」
カラテア・ビッタタは、少し長い葉っぱに白色の斑入りが特徴の種類です。
栽培難易度は高めで、上手に葉っぱを管理するのが難しい印象です。
流通量は少なめです。
2-14.大きな葉っぱに綺麗な葉脈が特徴の「カラテア・ファシアータ」
カラテア・ファシアータは、丸くて大きな葉っぱに、葉脈に沿ったシルバーのラインが特徴の種類です。
日本では、流通量が極めて少なく、希少種に分類されます。
栽培難易度は少し高めです。
2-15.濃いグリーンの葉っぱにクリーム色の柄が走る「カラテア・ローウイゼ・エンペラー」
カラテア・ローウイゼ・エンペラーは、「カラテア・エンペラー」として呼ばれることが多い品種です。
白の斑入りが美しい葉っぱが特徴的です。
名前の通り、「皇帝」と呼ばれることもあります。
流通量は少なく、「希少種」に分類されています。
ただ、白い斑の部分が多いため、葉っぱが痛みやすく栽培難易度は非常に高いです。
丈夫なカラテアを育てて、コツがわかってからチャレンジしてみましょう。
2-16.スタイリッシュな葉っぱに筆で書いたような葉脈が特徴の「カラテア・ビューティースター」
カラテア・ビューティースターは、非常にスタイリッシュな葉っぱが特徴の種類です。
ただ、葉っぱが痛みやすいので栽培難易度は少し高めです。
2-17.細長く波打つ葉っぱが美しい種類「カラテア・ルフィバルバ」
カラテア・ルフィバルバは、波打つ葉っぱが特徴的な種類です。
また、葉っぱ表面には柔らかいふわふわの毛がある可愛い一面もあります。
育てやすく、流通もしているので簡単に入手可能です。
2-18.ピンクの美しい模様が特徴の種類「カラテア・ロージー」(ロゼオピクタ)
カラテア・ロージは、非常に美しいピンク色の模様が特徴の種類です。
別名:ロゼオピクタとしても流通しています。
注意点としては、葉っぱが傷みやすい品種なので、管理がデリケートです。
流通もしているので入手可能です。
2-19.白いっぽいラインで縁取りされた大きな葉っぱが特徴の種類「カラテア・シャインスター」
カラテア・シャインスターは、葉っぱに沿って入る白色のラインが特徴の種類です。
正式名称は「カラテア・ロゼオピクタ・シャインスター」です。
外見はメダリオンと似ていますが、メダリオンより大きなラインが入るのが特徴です。
育てやすい部類に入り、流通もしているので入手可能です。
2-20.濃いグリーンの葉に明るい緑の模様が入った種類「カラテア・フレームスター」
カラテア・フレームスターは、濃い緑の下地に、明るい緑の模様が走る種類です。
葉裏は、赤紫が入る品種です。
育成難易度は普通で、少し流通量が少ない品種です。
3.カラテアを選ぶ際の注意点4つ
この章では、カラテアを選ぶ際の注意点を記載します。
3-1.白の斑入り種は管理がデリケートで管理が難しい
カラテアをはじめ、植物の斑入り種は管理が難しいです。
斑入り種は、遺伝的変異でクロロフィル(葉緑素)という物質が「欠失」している場合に起こるとされています。
その他にも、栄養面で鉄分が欠乏していたり、ウイルスが原因の場合もあります。
つまり、斑入り種は進化ではなく、何かしらの必要要因が「欠失・欠乏」することにより起きた品種なので、通常品種よりも弱いことが多いです。
そのため、管理が難しく、非常にデリケートな種類が多いです。
「斑」部分は光合成をすることができないため、通常品種に比べて耐陰性が低く、強い日差しを受けた際に葉焼けしやすいというデメリットもあります。
斑入り品種を選ぶ場合は、この点に注意しましょう。
カラテア・マコヤナのように、赤紫の斑紋は、その植物固有の葉の模様で、このような斑入りを「地模様」と言います。
この種は、斑入り部分にも、光合成の必要物質である「葉緑素」があるので、しっかりと光合成をすることができます。
そのため全ての斑入り植物が、弱いわけではありません。
日照量が少ない時は、観葉植物育成ライトでカバーできることもあります。
観葉植物の育成ライトについて詳しく解説した記事がありますので、ぜひご覧ください。
3-2.葉っぱが枯れやすいので注意
カラテアは、少しでも管理を怠ると葉っぱに影響ができます。
葉っぱが丸まる、垂れる、茶色くなる、枯れてしまうなどの症状が出てきます。
カラテアを購入する前は、しっかりと育て方を勉強しましょう。
3-3.乾燥に弱いので注意が必要
カラテアは、熱帯アメリカ原産で、原産地の湿度は「70%以上」の場所に生息しています。
日本の梅雨などはカラテアにとって非常に好ましい気候ですが、冬などの乾燥する時期は非常に苦手です。
乾燥すると、葉っぱがすぐに丸まってしまいますので注意が必要です。
秋から冬は、1日数回葉水をすることで、乾燥を防ぐことができます。
3-4.寒さに弱いので注意が必要
カラテアの耐寒温度は10度程度で、寒さには非常に弱い植物です。
最低でもカラテアが過ごす場所は気温15度以上にしないと、健康的に育つことはできません。
カラテアの近くに温度計を設置して、温度を調節してあげる必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はカラテアの種類について解説しました。
まずはカラテアの基本情報をおさらいします。
カラテアの基本データ | |
---|---|
原産地 | 熱帯アメリカ原産 |
草丈 | 10cmから150cm |
耐寒性 | 弱い(気温10度以下は枯れる可能性がある) |
特徴 | 品種ごとに特徴的な葉っぱ |
花言葉 | 「飛躍」「強い思い」「あたたかい心」 |
種類 | 自生地(熱帯アメリカ)では300種類ほど生息 |
次にこの記事で紹介したカラテアを一覧で掲載します。
※文字をクリックすると、該当の種類に飛びます。
最後にカラテアを選ぶ際の注意点をまとめます。
カラテアを選ぶ際の注意点4つ
1.白の斑入り種は管理がデリケートで管理が難しい
2.葉っぱが枯れやすいので注意
3.乾燥に弱いので注意が必要
4.寒さに弱いので注意が必要
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。
タイビューティとエンペラーは別種です。どちらもロイセーの斑入り品種ですが、明確に斑の入り方が違います。
ホワイトフュージョンの写真もカラテアではない別の植物のものになっています。
コメントありがとうございます。
また、ご指摘をいただきましてありがとうございます。
不勉強で申し訳ございません。とても参考になります。
内容を修正いたしました。
どうぞよろしくお願いいたします。