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家庭菜園をプランターで始める3ステップ|おすすめの野菜や育て方

プランターで始める家庭菜園

「プランターで家庭菜園を始めてみたい!でも私でもちゃんと育てられるのかな?」
「ベランダでも家庭菜園するのが流行っているみたいだけど、本当にできるのかな?」

こんなお悩みはありませんか?

家庭菜園といえば、お庭や広いスペースが必要なイメージがあると思います。
プランターを使ってベランダや狭い庭でも本当にちゃんと収穫まで育てられるか気になりますよね。

初めてプランターで家庭菜園をする方は、以下の手順に従って始めてみましょう。

基本的には、ほとんどの野菜がプランターで栽培することができます。
また「プランターと苗や種を準備するだけで始められるんじゃないの?」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、野菜の種類によって、プランターでの栽培が難しいものもありますし、家庭菜園の経験がない方だと栽培自体が難しい野菜もあります。

ここでは、初心者でもちゃんと収穫まで家庭菜園を楽しめるようにするために、初心者におすすめのプランターで育てやすい野菜を厳選します。

その中から、あなたが育ててみたいものをちゃんと選べるように、

植えつけ時期
初心者でも育てやすい理由
特におすすめな人
栽培する際のポイント など

知りたい情報をすべて解説します。

プランターでの家庭菜園を成功させるためにも、この手順で始めていきましょう。

さらに、プランターで家庭菜園を始める際に失敗しないポイントについても合わせて解説します。

この記事を読み終わるころには、初心者のあなたでも自信をもってプランターで家庭菜園を始められるようになっているはずです。

最後までじっくりとご覧になってくださいね。

ベランダの家庭菜園について詳しく解説した記事を公開しましたので合わせてお読みください。

ベランダ家庭菜園のはじめ方とおすすめ野菜5選初心者歓迎!家庭菜園を手軽にベランダで始める手順と美味しい野菜7選

1. 初心者でもOK!プランターでできる家庭菜園の始め方【3STEP】

冒頭でもお話しした通り、以下の手順で始めると初心者でも失敗せずにプランター家庭菜園を楽しむことができます。

初心者でもできるプランターでの家庭菜園の始め方【3STEP】

STEP1:プランターで育てやすい野菜の中から家庭菜園するものを選ぶ
◎おすすめの野菜
→ミニトマト・ナス・ピーマン・枝豆・小カブ・小松菜・サニーレタス

STEP2:家庭菜園に最低限必要なものを準備する
◎準備するもの
→プランター・鉢底石・鉢底ネット・野菜用の培養土・肥料・ジョウロ
植えつけ用の道具・園芸用のハサミ

STEP3:プランターに苗や種を植えつける
【手順1】鉢底ネットと鉢底石を敷く
【手順2】野菜用の培養土を入れる
【手順3】苗や種を植える

どんな野菜でもプランターで栽培することができます。

しかし、野菜の種類によってプランター栽培が向いていないものもありますし、家庭菜園を初めてする場合だと苗の管理が難しいものもあります。

また、栽培する野菜に合わせてプランターを選ばないと、根が上手く張らずに葉っぱや実が育たない恐れがあります。

特に初心者の場合は、失敗しないためにも、上記のステップ通り家庭菜園を始めていきましょう。

2. STEP1:プランターで育てやすい野菜の中から家庭菜園するものを選ぶ

まずは、プランターで育てやすい野菜の中から家庭菜園するものを選びましょう。

病気や虫に弱いものは、収穫にまで至らず、初心者では育てにくいため、家庭菜園を楽しむことができません。

ここでは、家庭菜園の初心者でもプランターで栽培しやすいおすすめの野菜をご紹介します。

育てやすい野菜のポイントは種類によって異なりますが、

水やりや肥料などのやり方が簡単
収穫までの期間が短く病気や虫がつきにくい
プランターの限られたスペースでもしっかりと収穫まで楽しめる

といったものが栽培しやすい特徴です。

水やりや肥料のやり方、植え方などで手間やコツが必要なものは、やり方を間違うと、しっかり実や葉っぱに栄養がいかず、上手く生育しない可能性があります。

そのため、初心者がこのような野菜から手を出すと、せっかくの家庭菜園が楽しくないもので終わってしまう恐れがあります。

初めての家庭菜園を楽しんでもらうために、上記のような、比較的簡単に育てられるものを厳選しました。
特におすすめな人を参考に選んでみてください。

また、野菜は、季節によって植えつけられるものが異なります。
まずは植えつけ時期と収穫時期を一覧表にしました。まずはこの表を参考にしてみてください。

家庭菜園でおすすめの野菜

特におすすめな人
ミニトマト
家庭菜園のミニトマト
たくさん野菜を収穫したい人
子どもと一緒に家庭菜園を楽しみたい人
ナス
お茄子(ナス)
たくさん世話をしてあげたい人
収穫をたくさん楽しみたい人
ピーマン
ピーマン
虫がつきにくい野菜がいい人
たくさん緑の野菜を収穫したい人
枝豆
病気に強く失敗しずらいものがいい人
家庭菜園で取れた野菜をおつまみとして楽しみたい人
小カブ
手軽に早く野菜を収穫したい人
漬物や煮物など幅広く料理に使いたい人
小松菜
小松菜
早く収穫したい人
秋に家庭菜園を始めたい人
栄養価の高い緑黄色野菜の収穫を楽しみたい人
サニーレタス
(リーフレタス)
サニーレタス
使いたい分だけ収穫をしたい人

家庭菜園をしてみたい野菜はありましたか?

次からそれぞれの野菜について詳しく解説します。

2-1. ミニトマト

ミニトマト

ミニトマトの基本情報
植えつけ時期 4月~5月
収穫時期 6月~8月
プランターのサイズ 一株あたり、直径30㎝深さ50㎝以上あるプランター
初心者にも育てやすい理由 水やりや肥料の手間が少なく育てやすい
特におすすめな人 たくさん野菜を収穫したい人
子どもと一緒に家庭菜園を楽しみたい人
育て方のポイント
水やりの仕方 最初の実がなるまでは、プランター内の土が乾いたらたっぷりと水をあげる
果実が大きくなってきたら葉先が少ししおれてから水をあげる
肥料のタイミング 最初の花の果実が膨らみ始めたころに1株当たり10g追肥
(2~3週間に1回のペースで与える)
栽培適温 20℃~30℃
置き場所 日当たりがよく風通しの良い場所
栽培する際のポイント 最初の実がついたら水やりを少なめにする
肥料は控えめにする
わき芽をカットする

プランターで家庭菜園を始めるのなら、ミニトマトはおすすめの野菜です。

様々な料理に使えますし、一度に多く収穫できる点も魅力です。

小学校の授業で栽培することもあり、簡単に育てられますが、支柱を立てたり、甘く育てる工夫を行ったりとやりがいや楽しさを感じることができますよ。

ここでは、ミニトマトの

おすすめな理由
植えつけ時期
収穫時期
用意するプランター

を解説していきます。

2-1-1. ミニトマトがおすすめな理由

ミニトマトは、簡単に育てられる所がおすすめポイントです。

どれくらい簡単かというと、小学校の授業や宿題にも出されるほど。
お子さんと一緒に育てたい人にもおすすめします。

水やりの量を調節したり、支柱を立てたりとおいしく育てる工夫もでき、やりがいも感じられます。

さらに、一度にたくさん収穫でき、収穫する楽しみもたっぷりと味わえる点でおすすめです。

2-1-2. 植えつけ時期

ミニトマトの植えつけ時期は、4月~5月です。

ミニトマトの苗は、丁度4月半ばあたりから5月ごろの期間に、ホームセンターや園芸店、通販などで購入することができます。

2-1-3. 収穫時期

ミニトマトは、花が咲いてから約50日ほどで収穫できます。

ミニトマトは、一度に10個以上実がつくこともあり、6月~8月末ごろまで長い間収穫を楽しむことが可能です。
赤く色づいたものから順番にヘタの部分をハサミで切って収穫してあげましょう。

2-1-4. 用意するプランターやプランター以外のもの

ミニトマトは、150㎝ほどの高さまで大きくなるため、根も深く張ります。
一株当たり、直径30㎝・深さ50㎝以上あるプランターを準備しましょう。

▼栽培する際のポイント

ミニトマトを栽培する際のポイントは、3つあります。栽培する際には、以下の点を押さえておきましょう。

・最初の実がついたら水やりを少なめにする
・肥料は控えめにする
・わき芽をカットする

①最初の実がついたら水やりを少なめにする

ミニトマトは、乾燥気味の環境が好みです。

ミニトマトの最初の実が実ったら、水やりの頻度を減らします。
水やりを少なくすることで、実が甘く育ちます。
ミニトマトの葉っぱが少し萎れたタイミングで水を与えましょう。

最初の実がなるまでは、プランター内の土が乾いたらプランターの底からあふれるくらいたっぷりと水を与えましょう。

②肥料は控えめにする

ミニトマトを栽培する際、肥料は少なめにしましょう。

木や葉ばかり大きくなって花が咲かない状態を「木ぼけ」と言います。

ミニトマトは木ぼけになりやすい野菜で、肥料を与えすぎると葉っぱや茎ばかりに栄養がいき、花が咲かない状態になります。花が咲かないと実がなりません。

肥料は、実が初めて大きくなった段階で与えましょう。
化成肥料を1株当たり10gを目安に与えます。

一度与えた後は、2~3週間おきに定期的に与えていきましょう。

③わき芽をカットする

わき芽が生えてきたら、小さいうちに摘み取り、芽かきをしましょう。
「わき芽」とは、葉や茎の付け根から出る目のことです。

ミニトマトは、主枝に栄養を回した方が、早く実が付き栄養がいきわたります。
上記の図のように主枝を傷つけないように優しく手や清潔なハサミで切り取ってあげましょう。

2-2. ナス

ナスの基本情報
植えつけ時期 4月下旬~5月中旬
収穫時期 6月~10月
プランターのサイズ 横幅60㎝、深さ30㎝以上のプランター
初心者にも育てやすい理由 日本の高温多湿の環境でも育てやすい
特におすすめな人 たくさん世話をしてあげたい人
収穫をたくさん楽しみたい人
育て方のポイント
水やりの仕方 基本的に1日1回、底から染み出るくらいたっぷり水やりをする
(夏の暑い時期は朝夕2回)
肥料のタイミング 植えつけから1か月後、2週間に1回のペースで化成肥料50gを追肥する
栽培適温 20℃~25℃
置き場所 日光がしっかり当たる場所
栽培する際のポイント 土が乾ききる前に水を与える
主枝と分岐した2つの側枝の3本だけ残し、わき芽をカットする

ナスは日本の厚さや湿気にも比較的強く、初心者でも育てやすい野菜の1つです。
ただし、ミニトマトと同じ夏野菜といえど、水やりの仕方や肥料の与え方が異なります。

しっかりとポイントを押さえておきましょう。

ここではナスの

おすすめな理由
収穫時期
用意するプランター
栽培する際のポイント

を解説していきます。

2-2-1. ナスがおすすめな理由

ナスは、高温多湿が好きで、日本の夏でも丈夫に育ってくれる所がおすすめです。

同じ夏野菜であるミニトマトやピーマンと違い、日当たりがいい場所と水分が好きなので、水やりを頻繁に行ったり日当たりの良い場所へプランターを移動させたりと、たくさんお世話したい方にも向いています。

また、ナスは上手く育てば、夏だけでなく秋にも収穫ができます。
ナスを使った料理をたくさん楽しみたい方にもおすすめです。

2-2-2. 植えつけ時期

暖かくなり気温が20℃~25℃を目安に安定した時期に植えるようにしましょう。

目安としては、4月の下旬~5月中旬、気温が安定したゴールデンウイーク頃です。
高温を好む野菜なので、植え急ぎしないように気を付けてくださいね。

2-2-3. 収穫時期

ナスの収穫時期は、6月から長ければ10月頃まで可能です。

花が咲いてから15日~25日程度で収穫ができます。

ナスが生長しすぎると、株に負担が掛かってしまいます。
株に負担が掛かると、収穫できる数が減ってしまいます。

長く収穫するためには、ナスの長さが約10㎝~12㎝くらいになったタイミングで早めに収穫をしましょう。

2-2-4. 用意するプランター

ナスに使うプランターは、横幅60㎝、深さ30㎝以上ある大きさが向いています。

ナスは根が横に広がりやすく、たくさんの水が必要な野菜です。
必ず30㎝以上と深さがあるプランターを選びましょう。

▼栽培する際のポイント

ナスを栽培する際のポイントは、2つあります。栽培する際には、以下の点を押さえておきましょう。

土が乾ききる前に水を与える
主枝と分岐した2つの側枝の3本だけ残し、わき芽をカットする

順番に見ていきましょう。

①土が乾ききる前に水を与える

土が乾ききる前に水を与えましょう。

ナスは乾燥に弱い野菜です。
基本的に、表面の土が乾ききらないうちにたっぷりと水を与えましょう。

水が足りていれば、葉先までピンと張っています。
水が不足すると、萎れて来ます。
萎れた状態が続くと、苗が弱ってしまいます。

プランターの底から水が染み出るくらいたっぷりの水を与えるのがコツです。
基本的に1日1回の水やりで大丈夫ですが、夏の暑い時期は、朝夕2回の頻度で水やりをしましょう。

②主枝と分岐した2つの側枝の3本だけ残し、わき芽をカットする

ナスもミニトマトと同じく、わき芽をカットしていきます。

ナスの場合、花が咲いた後に枝が二つに分岐します。
花が咲いたら、分岐した枝の筋から下のわき芽を全て摘み取ります。

主枝と2つに分岐した側枝の3本だけを残し、栽培していきましょう。

2-3. ピーマン

ピーマン

ピーマンの基本情報
植えつけ時期 5月上旬~6月上旬
収穫時期 6月下旬~9月上旬
プランターのサイズ 直径と深さ共に30㎝以上
初心者にも育てやすい理由 害虫や夏の暑さに強い
特におすすめな人 虫がつきにくい野菜がいい人
たくさん緑の野菜を収穫したい人
育て方のポイント
水やりの仕方 土の表面が乾いてから水やりをする
肥料のタイミング 最初の実がつき始めたら、2週間に1回のペースで20g追肥する
栽培適温 20℃~30℃
置き場所 日当たりが良く乾燥している場所
栽培する際のポイント ベランダや室内で育てる場合は、日光が当たるように工夫して置く
水のやりすぎに気を付け、雨の日は軒下に移動させる
主枝と分岐した2つの側枝の3本だけ残し、わき芽をカットする

ピーマンは、収穫できる時期が長く、次々にたくさんの実を収穫できます。
暑さにも強く、害虫も比較的少ないので、初心者の方にもおすすめの家庭菜園の1つです。

ここではピーマンの

おすすめな理由
植えつけ時期
収穫時期
用意するプランター

を順番に見ていきましょう。

2-3-1. ピーマンがおすすめな理由

ピーマンは、病害虫や夏の暑さに強い野菜なので、初心者でも育てやすい所がおすすめです。
ただし、低温や湿気に弱いので、日当たりがよく風通しの良い場所に置くなどの工夫も必要。

ナスと同じく夏から秋ごろにかけてたくさん収穫もできるので、夏の緑の野菜をたっぷり取りたい人にもおすすめします。

2-3-2. 植えつけ時期

ピーマンは5月上旬~6月上旬です。

ピーマンは、温度が高くないと育たない野菜でなので、気温が20℃以上と安定してくるゴールデンウイーク以降に苗を植えましょう。

2-3-3. 収穫時期

ピーマンは、花が咲いてから約2週間ほどと短い時期で収穫を迎えます。

6月の下旬から長ければ、9月の上旬まで収穫が可能です。
ピーマンの実が5㎝~6㎝ほどに生長したら、ハサミでヘタを切って収穫をしましょう。

実が多すぎると、株に負担が掛かります。
早めに収穫することで、長い期間収穫を楽しむことができますよ。

2-3-4. 用意するプランター

直径と深さ共に30㎝以上のものであれば、どんなプランターでも育てることができます。

ピーマンは浅く広く根を張ります。直径・深さ30㎝未満の小さいサイズのプランターだと、根も葉も広がらずに上手く育たないため、なるべく大きめのプランターに植えましょう。

▼栽培する際のポイント

ピーマンを栽培する際のポイントは、3つあります。

ベランダや室内で育てる場合は、日光が当たるように工夫して置く
水のやりすぎに気を付け、雨の日は軒下に移動させる
主枝と分岐した2つの側枝の3本だけ残し、わき芽をカットする

①ベランダや室内で育てる場合は、日光がよく当たる場所に置く

特にベランダや室内でピーマンを育てる場合は、日光がよく当たる場所に置きましょう。

ピーマンは、高温で乾燥した場所を好みます。日当たりが良く乾燥している場所で栽培するのがポイントです。

台座の上にプランターを置くなど工夫をして日光が良く当たる、高い場所に置いてあげましょう。

②水のやりすぎに気を付け、雨の日は軒下に移動させる

ピーマンは、湿気に弱い野菜です。水のやりすぎに注意をしましょう。
雨に当たると花が落ちてくることもあるため、雨の日は軒下に移動させるのも上手く栽培するコツです。

水やりを行うときは、基本的に土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと与えましょう。

葉に水が掛かると病気の原因になります。必ず根元に水やりを行うようにしてくださいね。

③主枝と分岐した2つの側枝の3本だけ残し、わき芽をカットする

ナスの場合と同じく、主枝と分岐した2つの側枝の3本だけを残し、わき芽をカットします。

不要なわき芽を伸ばしてしまうと、株の生長の勢いがなくなってしまいます。

花が咲いたら、分岐した枝の筋から下の脇芽を全て摘み取りましょう。主枝と2つに分岐した側枝の3本だけを残して栽培してくださいね。

2-4. 枝豆

枝豆

枝豆の基本情報
植えつけ時期 4月~5月
収穫時期 7月下旬~8月下旬
プランターのサイズ 横幅65㎝、深さ35㎝以上
初心者にも育てやすい理由 水やりや肥料の手間が少なく育てやすい
特におすすめな人 病気に強く失敗しずらいものがいい人
家庭菜園で取れた野菜をおつまみとして楽しみたい人
育て方のポイント
水やりの仕方 土の表面が乾いてから水やりをする
肥料のタイミング 本葉が5~6枚になったころ・花が咲き始めるころの2回、化成肥料を20g追肥する
栽培適温 20℃~35℃
置き場所 日当たりと風通しのいい場所
昼夜の寒暖差が大きい方が収穫量が増える
栽培する際のポイント 種まき直後から収穫まで、きちんと害虫・鳥害対策をする
水やりは少なめにする

枝豆は、家庭菜園で人気の野菜の1つです。

肥料や水やりをあまり必要とせず、病気に強く丈夫で育てやすいことから、家庭菜園の初心者にもおすすめです。

ここでは枝豆の

おすすめな理由
植えつけ時期
収穫時期
用意するプランター

を順番に見ていきましょう。

2-4-1. 枝豆がおすすめな理由

枝豆がおすすめな理由は、他の野菜と比べて病気に強く失敗しずらい点です。

ただし、通気性が悪いと病気になりやすいことがあります。
日当たりと風通りの良い場所で栽培することで、初心者でも簡単に育てることができますよ。

収穫すると、夏のビールのおつまみや子どもへのおやつなど、家族で楽しく野菜を楽しめる点もおすすめです。

2-4-1. 植えつけ時期

枝豆の植えつけ時期は、4月~5月下旬です。

枝豆の発芽温度は25℃~30℃です。気温が安定してきた時期に植えつけを行います。

家庭菜園初心者の方は、枝豆は必ず種から育てましょう。
枝豆など豆類の植物は移植を嫌います。根を傷つけしまうとダメージが大きく育たない原因になってしまいます。

株同士の間隔を15㎝ほどあけて、1か所につき2~3粒の種をまき、土を被せて軽く押さえましょう。

2-4-2. 収穫時期

枝豆の収穫時期は、7月下旬~8月下旬ごろです。

収穫する目安は、枝豆のさやの中の実が大きく膨らんだときにします。
株元をハサミで切るか、株ごと引き抜くように収穫しましょう。

2-4-3. 用意するプランター

枝豆は、幅65㎝、深さ30㎝のサイズのプランターを使用しましょう。

枝豆の根っこは、地面に向かってまっすぐ張ります。
深さ30㎝以上あるプランターを使うと、健康的に育ってくれますよ。

▼栽培する際のポイント

枝豆を栽培する際のポイントは、2つあります。栽培する際には、以下の点を押さえておきましょう。

種まき直後から収穫まで、きちんと害虫・鳥害対策をする
水やりは少なめにする

①種まき直後から収穫まで、きちんと害虫・鳥害対策をする

種まき直後から収穫まで、きちんと害虫・鳥害対策をしましょう。

枝豆の種まき後、種を鳥に食べられてしまいやすいです。

また、コガネムシやカメムシの被害を受けやすい野菜です。
特に、カメムシは、実の汁を吸うため、実が大きく膨らまず生育不良を起こしてしまいます。

後ほど「①防虫ネットを使って虫よけをする」でやり方を詳しく説明しますが、種まき直後から、収穫までの期間に必ずプランターに防虫ネットを被せて対策をしましょう。

②水やりは少なめにする

枝豆の水やりは少なめにしましょう。
土の表面が乾いてきた段階で水を与えてあげます。

ただし、水切れには気を付けてください。

開花してから10日~15日で急激にさやの中の実が大きく膨らんでいきます。
水分が足りなければ実が大きく生長しないので、土の渇き具合をこまめにチェックしてあげましょう。

2-5. 小カブ

子カブ

小カブの基本情報
植えつけ時期 9月
収穫時期 10月中旬~11月中旬
プランターのサイズ 横幅65㎝、深さ25㎝
初心者にも育てやすい理由 栽培期間が短く手間が少ない
特におすすめな人 手軽に早く野菜を収穫したい人
漬物や煮物など幅広く料理に使いたい人
育て方のポイント
水やりの仕方 土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをする
肥料のタイミング 小カブの玉が土の中から見え始めたら1株あたり5gほど与える
栽培適温 15℃~20℃
置き場所 日当たりと風通しのいい場所
栽培する際のポイント 種をまいたらすぐに防虫ネットを張る
収穫までの間に3回間引きをする

小カブはプランターを使ってベランダや室内など限られた場所でも栽培ができます。
栽培工程が比較的すくないため、家庭菜園を初めてする方でも手軽に楽しめる野菜です。

ここでは小カブの

おすすめな理由
植えつけ時期
収穫時期
用意するプランター

を順番に解説していきます。

2-5-1. 小カブがおすすめな理由

栽培期間が短く手間が少ないため、初心者でも苦労なく育てやすいのが特徴です。

小カブは種から育てますが、約1ヶ月とかなり短く収穫できます。
手軽に野菜を収穫して楽しみたい人にもおすすめします。

小カブは、和洋中と幅広い料理に使え、漬物や煮物などでおいしく食べることができますよ。

2-5-2. 植えつけ時期

小カブなどの根菜類は、種から育てます。
9月に種をまきましょう。
指で深さ1㎝の溝を作り、1㎝間隔で種をまき土を寄せて埋めてあげてください。

小カブは、3月下旬~4月下旬にまく春まきの方法もありますが、栽培適温の15℃~20℃を上回る可能性が高いので、初心者の方は、秋にまく方が失敗しにくいです。

ただし、秋まきは「種まきが1日遅れると収穫が1週間遅れ、種まきが1週間遅れると収穫が1ヶ月遅れる」と言われるほど種まきの時期がシビアになってきます。
収穫時期を逃さないためにも9月の植えつけ時期をしっかりと守りましょう。

2-5-3. 収穫時期

小カブの収穫時期は、10月中旬から11月中旬です。

収穫の目安はカブの直径ではかります。
土から見えるカブの直径が4㎝~5㎝ほどが目安です。

収穫が遅れると、カブが割れてしまいます。
収穫時期がきたら早めに収穫しましょう。

2-5-4. 用意するプランター

小カブは、深さ25㎝程度の浅いタイプのプランターで栽培できます。
幅65㎝ほどのプランターを用意すると、8~10株ほど収穫が可能です。

▼栽培する際のポイント

小カブを栽培する際のポイントは、2つあります。

種をまいたらすぐに防虫ネットを張る
収穫までの間に3回間引きをする

順番に見ていきましょう。

①種をまいたらすぐに防虫ネットを張る

小カブは、小さい苗のころから害虫の被害に合いやすいです。
種をまいてから収穫までの間、防虫ネットをかけておきましょう。

プランターと防虫ネットの裾の間が少しでも空いていると、害虫が侵入してしまいます。

プランターのフチと防虫ネットの裾の部分に紐を括り付けるなどしてしっかりと密閉しておきましょう。

後ほど「①防虫ネットを使って虫よけをする」でやり方を詳しく説明します。
こちらも参考にしてみてください。

②収穫までの間に3回間引きをする

小カブは、収穫までに間引きを3回します。

小カブの間引き

間引きには、新芽同士の根の衝突や密集を防いで病気や害虫の被害を減らす目的があります。

生育の遅いものの根元を指ではさみ、そっと土から摘み上げるように間引きをしてください。

下記のタイミングを目安に行いましょう。

1回目:本葉が1~2枚になったら2~3㎝間隔をあけて間引き
2回目:本葉が2~3枚になったら4~6㎝間隔をあけて間引き
3回目:本葉が5~6枚になったら約10㎝間隔をあけて間引き

間引き後は、苗が倒れやすい状態になっています。苗を支えるように、指で土を根元に寄せてあげましょう。

2-6. 小松菜

小松菜

小松菜の基本情報
植えつけ時期 おすすめは9月~10月(3月~10月)
収穫時期 9月~10月植えつけなら10月~12月ごろ
植えつけから1ヶ月~2か月ごろ
プランターのサイズ 横幅40㎝、深さ15㎝
初心者にも育てやすい理由 栽培期間が短くスグ収穫できる
特におすすめな人 早く収穫したい人
秋に家庭菜園を始めたい人
栄養価の高い緑黄色野菜の収穫を楽しみたい人
育て方のポイント
水やりの仕方 発芽後は土の表面が乾いたら水が漏れ出るまでたっぷりと与える
肥料のタイミング 間引きをするタイミングで1株あたり5gほど与える
栽培適温 15℃~30℃
置き場所 午前中に日が当たる風通しのいい場所(半日陰になる場所)
栽培する際のポイント 発芽するまでは土が乾かないようにする
収穫までの間に2回間引きをする

小松菜は、種まきしてから1ヶ月~2か月ほどで収穫でき、手間もかからないためプランターで初めて家庭菜園をする方におすすめの野菜です。

ここでは、小松菜の

おすすめな理由
植えつけ時期
収穫時期
用意するプランター

について解説していきます。

2-6-1. 小松菜がおすすめな理由

小松菜は、栽培期間が短く1ヶ月、遅くとも2ヶ月と早く収穫したい人におすすめです。

また、小松菜には虫がつきやすいところがありますが、秋に植えることで害虫を減らすことができます。
葉も柔らかくおいしくなるため、秋に家庭菜園をしたい人に向いています。

カルシウムや鉄分、ビタミン、ミネラル、葉酸などが豊富な高い緑黄色野菜なので、毎日のおかずはもちろん、スムージーなど栄養価の高い食事を楽しみたい人にもおすすめです。

2-6-2. 植えつけ時期

小松菜は、3~10月と幅広く植えつけがができる野菜ですが、家庭菜園の初心者の場合は、秋まきである「9月~10月」ごろをおすすめします。

なぜなら、害虫が減る時期なため、害虫対策や害虫駆除の手間がなく、育てやすい時期だからです。

発芽の温度が15℃~20℃なので、本格的に冬に入ってしまう前の9月~10月ごろを目安に種をまいてくださいね。
指で深さ1㎝の溝を作り、1㎝間隔で種をまき土を寄せて埋めてあげましょう。

2-6-3. 収穫時期

小松菜は、植えつけから1ヶ月~2か月で収穫することができます。
9月~10月に植えた場合であれば、10月から12月ごろ収穫が可能です。

収穫の目安は、草丈が20㎝ほどの大きさです。

根元を握って引き抜いて収穫をします。
収穫ができたら、その場で根っこをハサミで切り落としてあげましょう。

収穫時期を逃すと、葉が固くなり味が落ちてしまいます。
草丈が20㎝くらいの大きさになったら、早めに収穫するようにしましょう。

2-6-4. 用意するプランター

小松菜は、根が短く成長するため、深さ15㎝以上の浅いサイズのものでも育てることができます。

横幅が40㎝くらいと小さいサイズや、少しのカブを育てる場合であれば、鉢植えでも育てられます。
小さなお庭やベランダでも栽培ができますよ。

▼栽培する際のポイント

小松菜を栽培する際のポイントは、2つあります。

発芽するまでは土が乾かないようにする
収穫までの間に2回間引きをする

順番に見ていきましょう。

①発芽するまでは土が乾かないようにする

発芽するまでは、土が乾かないように水を与えてあげましょう。

小松菜は、多湿を嫌う野菜ですが、極度に土が乾燥すると発芽しにくくなります。
プランター菜園の場合、発芽までは土の表面が乾かないように、日陰に置き新聞紙を被せるようにして乾燥を防ぎましょう。

芽が出たタイミングで日の当たる場所へ移動します。発芽後は、土が乾いたタイミングで水をたっぷりと与えてくださいね。

②収穫までの間に2回間引きをする

小松菜は収穫までに2回、間引きをします。

乾燥を好む野菜なので、風通しを良くするためにも、生育の遅い苗の根元を、そっと土から摘み上げるようにします。

間引きは、下記のタイミングを目安に行いましょう。

1回目:本葉が1~2枚になったら3~4㎝間隔をあけて間引き
2回目:本葉が3~4枚になったら5~6㎝間隔をあけて間引き

間引き後は、苗が倒れやすい状態になっています。苗を支えるように、指で土を根元に寄せてあげましょう。

2-7. サニーレタス(リーフレタス)

サニーレタスの基本情報
植えつけ時期 3月~4月または9月~10月(おすすめは9月~10月)
収穫時期 5月~6月または10月~11月
プランターのサイズ 深さ15㎝以上
初心者にも育てやすい理由 栽培の手間をかけずに家庭菜園を始められる
特におすすめな人 使いたい分だけ収穫をしたい人
育て方のポイント
水やりの仕方 草丈が8㎝まではたっぷりと水を与える
8㎝以上超えたら土が乾いた段階で水を与える
肥料のタイミング 植えつけから2~3週間たったころに1株あたり5gほど与える
栽培適温 15℃~20℃
置き場所 日なたもしくは半日陰
栽培する際のポイント 生長の段階で水やりの仕方を変える
庭などの屋外にプランターを置く場合は害虫対策をする

葉物野菜は、冷蔵庫にあると便利ですが、最近は値段も高いですよね。

そんなときには、小さなプランターでも栽培できるサニーレタス(リーフレタス)の家庭菜園がおすすめします。

中心から新芽が次々と出てくるため、使いたい分だけ収穫でき管理もしやすいです。

ここでは、サニーレタスの

おすすめな理由
植えつけ時期
収穫時期
用意するプランター

を解説します。

2-7-1. サニーレタスがおすすめな理由

サニーレタスは、小松菜や小カブと同じく栽培期間が1ヶ月と短いです。

水やりの仕方に工夫が必要ですが、苗から育てることで手間もほとんどかからないため、初心者でも簡単に栽培できるところがおすすめできる理由です。

また、サニーレタスは、今食べる量だけ収穫することができます。
収穫したての生野菜をすぐに食卓に出せる所もおすすめできるポイントの1つです。

2-7-2. 植えつけ時期

サニーレタスの植えつけ時期は、3月~4月と9月~10月の2回です。
小松菜と同様に家庭菜園の初心者の場合は、9月~10月の秋ごろに植えるのをおすすめします。

9月~10月以降は、害虫が減る時期です。
害虫対策や害虫駆除の手間が少ないです。

2-7-3. 収穫時期

サニーレタスは苗を植えつけてから1か月後に収穫ができます。
例えば9月~10月に植えたのであれば、10月~11月ごろに収穫が可能です。

目安として、草丈が20~25㎝くらいになったころに収穫をします。
外の葉を倒し、株元にハサミを入れて株ごと一気に収穫しましょう。

長く収穫を楽しみたいときは、外の葉を数枚かきとり収穫をします。
本葉が6~8枚ほど残る状態にすることで、1ヶ月くらいの間収穫を楽しめますよ。

2-7-4. 用意するプランター

サニーレタスは、底が15㎝以上の小型のプランターでも栽培できます。

丸形の鉢植えなら、1株。40㎝ほどのプランターなら2株植えられます。
2株以上植える場合は、間隔を15㎝以上あけて植えていきましょう。

▼栽培する際のポイント

サニーレタスを栽培する際のポイントは、2つあります。

生長の段階で水やりの仕方を変える
庭などの屋外にプランターを置く場合は害虫対策をする

順番に見ていきましょう。

①生長の段階で水やりの仕方を変える

サニーレタスは、生長の段階によって水やりの仕方を変えるのがコツです。

苗の草丈が8㎝くらいまでは、プランターの底からあふれるくらいまでたっぷりと水を与えましょう。
苗に直接水をかけずに株のまわりに水を与えてください。

草丈が8㎝以上を超えるようになったら、土が乾いたタイミングで水を与えましょう。

水の与えすぎは病気の原因になります。
8㎝以上と十分に生長してきたら、水やりの頻度を減らしてくださいね。

②庭などの屋外にプランターを置く場合は害虫対策をする

庭など屋外にプランターを置く場合は、害虫対策をしましょう。

サニーレタスは、アブラムシやナメクジなどの害虫が発生します。
春先の3月~4月に比べて発生は少ないですが、9月~10月ごろも発生することがあるため、防虫ネットを被せてください。

後ほど「①防虫ネットを使って虫よけをする」でやり方を詳しく説明します。こちらも参考にしてみてください。

3. STEP2:家庭菜園に最低限必要なものを準備する

何の野菜を栽培するのか決まったら、次はプランター家庭菜園を始めるために最低限必要なものを準備しましょう。
これらの道具は、園芸店やホームセンターで購入できます。

簡単に揃えられるようにするために、チェック表を作ってみました。


特にプランターは、家庭菜園をする野菜によって、合うサイズと合わないサイズが違います。
迷わないためにも、上記の一覧表を参考にして準備していきましょう。

3-1. プランター

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・サイズ:120cm×40cm

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・サイズ:80cm×60cm

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・サイズ:80cm×30cm

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プランターで家庭菜園を初めてする方は、どんなプランターが必要なのか迷いますよね。
大前提として、お花用のプランターではなく、家庭菜園用のプランターを準備しましょう。

その中でも、育てる野菜に合ったプランターを準備する必要があります。

サイズに合っていないものを選ぶと、根が上手く育ちません。
葉や実の生育にも影響があるため、野菜によってプランターのサイズを変えましょう。

以下を参考に選んでみてください。

初心者におすすめの家庭菜園用プランター
サイズ 〇トマトやナスなど実を食べる野菜
→深さ:30㎝以上
→横幅:一株なら30㎝・二株なら60㎝~70㎝
〇小松菜やサニーレタスなどの葉物野菜
→深さ:20㎝~25㎝
→横幅:60㎝~70㎝
素材 プラスチック製で水はけのよいプランター

順番に見てみましょう。

①家庭菜園用のプランター

先ほども述べましたが、何の野菜を育てるかによって、プランターのサイズも変わります。

深さ 横幅 適した野菜
30㎝以上 一株:30cm
二株:60㎝~70㎝
トマト
ナス
ピーマンなど
20㎝~25㎝ 60㎝~70㎝ 葉物野菜
リーフレタス
小松菜など
【実を食べる野菜:トマトやナスなど】

深さ 横幅
30㎝以上 一株:30cm
二株:60㎝~70㎝

上記の表のように、トマトやナス、ピーマンなど実を食べる野菜は、深さ30㎝以上ある大きめのプランターを準備しましょう。

浅すぎるプランターを使用してしまうと、根がしっかりと伸びることができないため、身の生育に悪影響を与えてしまいます。深さが30㎝以上あるタイプのものが適しています。

また横幅は、何株育てるのかによって、サイズが変わってきます。

例えば、トマトを一株植えるのならば、横幅(直径)30㎝くらいのものを準備しましょう。
二株植えるのであれば、60㎝~70㎝ほどのプランターが必要です。

横幅が小さいプランターに何株も植えてしまうと、根がしっかりと伸びることができません。
葉の通気性や日当たりが悪くなり、病気や害虫などで枯れてしまう恐れがあります。

一株:横幅(直径)30㎝
二株:横幅60㎝~70㎝ほど

上記を目安に、何株植えるか決めてプランターの横幅のサイズを選びましょう。

【トマトやナスなど実を食べる野菜はこのプランターがおすすめ!】

価格 (税込)2000円〜
おすすめポイント フレームがしっかりとしている
底が二重構造になっているため、根腐れしにくい
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【葉物野菜:小松菜やサニーレタスなど】

深さ 横幅
20㎝~25㎝ 60㎝~70㎝

小松菜やサニーレタスなどの葉物の野菜は、地上部も根っこもそこまで大きくならないため、深さが20㎝~25㎝くらいのプランターがおすすめです。

また、葉物野菜は、一度しか収穫ができません。

たくさん収穫したいのであれば、たくさん植える必要があるため、横幅が広い60㎝~70㎝くらいの広めのものがおすすめです。

【小松菜やサニーレタスなど葉物野菜はこのプランターがおすすめ!】

価格 (税込)1,200円程度〜
おすすめポイント 口が広く種まきしやすい
通気性と排水性がいい
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②プラスチック製のプランターで水はけがよいもの

プランターで家庭菜園を初めてする方は、プラスチック製のプランターがおすすめです。

プラスチック製のプランターは、重量が軽くて丈夫です。
力のない女性でも持ち運びがしやすいメリットがあります。

「プランターを動かすことって、特にないんじゃないの?」と感じるかもしれませんが、実はそんなことはありません。

台風や大雨など天候不良がある場合、プランターを安全な場所へ移動させる必要があります。
また、マンションなどベランダで栽培するとき、プランターを移動させて掃除をします。

このような理由から、プランターで家庭菜園をするときは、プラスチック製の素材を選ぶのがおすすめです。

とはいえ、プラスチック製のプランターは、素焼き(テラコッタ)に比べて通気性が悪いデメリットがあります。
通気性が悪いプランターだと、水はけが悪くなり根腐れしてしまい、上手く育たない原因になります。

プラスチック製の弱点を克服した、

側面にスリットが入っているプランター
底が二重構造になっているプランター

といったタイプのものがあります。

通気性の良いスリット入りのプランター

初心者の方は、上記のような、プラスチック製で水はけがよくなる工夫がされているプランターを準備しましょう。

3-2. 鉢底石

プランターで野菜を栽培するためには、鉢底石が必要です。

鉢底石は、水はけと通気性を良くして根腐れを防止してくれる役割があります。

川辺や道端に落ちている小石でも鉢底石の代わりになりますが、市販の鉢底石をおすすめします。

市販の鉢底石は、通気性や保水性が良いだけでなく、野菜の根っこが当たっても負担にならないように作られています。

【鉢底石ならこちらがおすすめ!】

価格 (税込)1,700円程度〜
おすすめポイント 0.5Lずつネットに入れられていてスムーズに入れられる
繰り返し利用しやすい
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3-3. 鉢底ネット

鉢底ネットは、鉢底石を入れる前に敷くネットのことです。

鉢底ネットを敷くと、水やりのときに土が流出するのを防いでくれたり、鉢底につくナメクジなどの害虫の侵入を防いでくれます。

害虫は、鉢内に侵入してしまうと「新芽がやられて野菜が育たない」、「花が咲かない」といった被害に繋がってしまうため、事前の予防策として準備しておきましょう。

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価格 (税込)1,900円程度〜
おすすめポイント ナメクジやミミズなどの害虫を遠ざけてくれる
プランターのサイズに合わせてハサミでカットしやすい
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3-4. 野菜用の培養土

家庭菜園を初めてする方は、野菜用の培養土を準備しましょう。

一般的に、野菜を栽培するときは、市販の土にたい肥やくん炭、赤玉土などを混ぜ合わせて作ります。

肥料のバランスやpHなどを調節することが難しく、アルカリ性や賛成に傾いた土では、根が育ちません。
さらに、混ぜてすぐに使えるわけではなく、土をなじませるために数日放置する必要があるため、手間や時間が掛かります。

また、肥料入りの培養土であれば、最初の肥料を与える必要もなく手間も減らせるうえ、失敗も防ぐことができます。

家庭菜園を確実に成功させるのであれば、「野菜用の培養土 肥料(元肥)入り」と書かれたものを購入しましょう。

【野菜用の培養土ならこちらがおすすめ!】

価格 (税込)2,300円程度〜
おすすめポイント 元肥入りなので、そのまま使える
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3-5. 肥料

肥料は、野菜の育ちを良くするために必要な栄養です。肥料には、2種類あります。

元肥(もとごえ):種や苗の植えつけをする前に混ぜる肥料
堆肥(たいひ):植えつけ後に追加で与える肥料

この2つを準備しましょう。パッケージの裏に対応できる野菜が明記されているので、野菜に合う肥料を購入してください。

また、先ほども少し触れましたが、培養土によって「元肥入り」と表記されているものがあります。
元肥入りの培養土を買った場合は、「堆肥」と書かれた肥料のみを準備しましょう。

【肥料(堆肥)ならこちらがおすすめ!】

価格 (税込)3,980円
おすすめポイント 土と作物を元気にする善玉菌
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3-6. ジョウロ

水やりをする際にジョウロが必要です。
プランター家庭菜園の場合、目安として4~8リットル前後入るジョウロを用意しましょう。

土表面の状況にもよりますが、4リットルほどで水が染み出てきます。
4~8リットル入るジョウロであれば、1回の水くみで1つ~2つのプランターに水を与えることが可能です。

効率よく水やりを行うのであれば、水くみの手間が減らせる4~8リットルのジョウロを準備しましょう。

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おすすめポイント 1つのプランターにたっぷりと水を与えられる
持ちやすくデザイン性もいい
ノズルが回転して狭い場所でも使いやすく、収納性も高い
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3-7. 植えつけ用の道具(スコップや移植ゴテなど)

植えつけ用のスコップや移植ゴテを準備しましょう。

プランターでの家庭菜園では、軽くて自分が使いやすいと思う園芸用のスコップ・移植ゴテがおすすめです。

実際に購入するときに、グリップ部分を握ってみましょう。
握りやすい太さで、軽いものであれば、植えつけ作業も疲れることなく作業が行えます。

【スコップならこちらがおすすめ!】

価格 (税込)1,000円程度〜
おすすめポイント 丈夫で錆びにくい
さじの先が鋭すぎず安全に使える
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3-8. 園芸用のハサミ

園芸用のハサミは、野菜の収穫やわき芽を切るときに使います。
刃先が細い園芸用のハサミを準備しましょう。

収穫時やわき芽を切るときは、入り組んだ茎や葉の間にハサミを入れなければなりません。
野菜を傷つけたり、大事な茎まで切ってしまったりしないように、刃先が細い物を選びましょう。

また、屋外で使用し水に触れることが多いです。
長く使うことを考えると、錆びにくいステンレス製やクローム加工など施されたものがおすすめです。

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おすすめポイント グリップ部分は樹脂加工が使われていて持ちやすい
刃はハードクロームでコーティングされており、汚れにくい
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4. STEP3:プランターに苗や種を植えつける

必要なものが揃ったら、実際にプランターに植えつけていきましょう。

ここでは、苗で植えつける場合と、種で植え付ける場合の基本の植え方を解説していきます。

4-1. 【手順1】鉢底ネットと鉢底石を敷く

まずは、プランターの通気性や水はけ、害虫の侵入の防止のために、鉢底ネットと鉢底石を敷きましょう。

水はけ穴に覆いかぶさるように鉢底ネットを敷きます。

その次に、鉢底石を敷いていきます。プランターの深さに対して、1/5ほど入れていきます。

鉢底石は、水洗いすることで繰り返し使えます。
ネットに入っていない鉢底石を利用する場合は、洗濯ネットなどに詰めて入れると再利用しやすいですよ。

4-2. 【手順2】プランターの中に野菜用の培養土を入れていく

次に、野菜用の培養土を入れていきましょう。

土を入れるだけだから、何も考えなくてもいいのでは?」と思いがちですが、ちゃんとした入れ方があります。

コツは、以下の画像のようにプランターのフチから3㎝くらい下まで土を入れて、上部に余裕を持たせることです。

プランターに培養土を入れる

初心者の方は、プランターから溢れるギリギリまで培養土を入れてしまうことがあります。
プランターのフチぎりぎりまで土を入れてしまうと、水やりのときに土が溢れてしまいます。

培養土が溢れてこないようにするために、3㎝ほど余裕を持たせて空間を作っていきましょう。
水やりをしたとき一瞬、培養土も持ち上がりますが、プランターの外に溢れることはありません。

4-3. 【手順3】種や苗を植える

プランターに土を入れて準備が完了したら、苗や種を植えていきましょう。

ここでは、種まきと苗の植えつけ方について解説していきます。

4-3-1. 種まきをする

種まきには、すじまきと点まきとばらまきの3つの方法があります。

ここで紹介した野菜は、すじまきと点まきの方法で栽培しますので、この2種類の方法を解説していきます。

すじまき:小松菜や小カブなど間引きが必要な野菜
点まき:枝豆など間引きの必要がない野菜

①すじまきの方法

野菜の種のすじまき

小松菜や小カブなど間引きが必要な野菜は、すじまきをします。

1.深さ1㎝程の溝を作る
2.溝に1㎝間隔で種をまく
3.溝の両側から土を優しく被せて手で軽く押さえる
4.プランターの底から流れ出るまでたっぷりと水を与える

種をまいたら、風通しの良い場所に置いて育てていきましょう。
発芽するまでは、土の表面が乾燥しないように、乾く前に水をやるのがコツです。

②点まきの方法

野菜の種の点まき

点まきは、枝豆など間引きの必要がない野菜のときに行います。

1.15㎝程度の間隔をあけて2㎝くらいの穴をあける
2.穴の中に2~3粒ほど種をまく
3.穴の周りから土を優しく被せて軽く押さえる
4.たっぷりと水を与える

点まきの場合も、風通しの良い場所に置いて栽培をします。
発芽するまでは、土の表面が乾燥しないように、乾く前に水を与えましょう。

4-3-2. 苗を植えつける

苗を植えつけて行く場合は、どんな苗も以下のような手順で植えつけていきます。

あらかじめ植えつける場所に、ポットより一回り大きい穴を掘っておく
ポットから苗を抜き取る
苗の土や根っこはほぐさず、そのまま穴に置く
水平になるように植えて土を被せる
水やりをする

詳しく解説します。

①あらかじめ植えつける場所に、植えつける穴を掘っておく

まずは、植えつける場所にスコップ、もしくは手で穴を掘ります。

穴の深さは、ポットよりも一回り大きく掘ります。
ポットの大きさにもよりますが、10㎝前後ほどを目安に掘っておきましょう。

②ポットから苗を取り出すポットから野菜の苗を取り出す写真

ポットから苗を取り出すときは、苗が崩れないようにするために、ポットの土に水を含ませます。

茎を指にはさんで、ポットを裏返して苗を抜きましょう。
苗を抜くときは、ポットの裏にある穴に指を差し込んで優しく押し出すと、簡単に苗を取り出せますよ。

③苗の土や根っこはほぐさず、そのまま穴に置く

野菜の苗をプランターに植える

苗をプランターに掘った穴に置きます。

ここでのポイントは、苗の土や根っこをほぐさないということです。
ポットの状態のまま固まったまま穴に置きましょう。

土や根っこをほぐした方が、新しい土に馴染み根はりがスムーズと思いがちですが、買ってきた苗を植えかえる場合は、実は違います。

若い苗の場合、根っこをほぐしてしまうと、根を痛めてしまい育ちが悪くなる原因になります。
根を痛めないためにも、そのままの状態で穴に置くようにしましょう。

④水平になるように植えて土を被せる

プランターに入っている土の高さから苗の根本の土が水平になるように調節します。

深く植えすぎても浅く植えすぎてもいけないので、ポットとプランターの土が水平になるように植えていきましょう。

土を入れて、最後に苗の根元を軽く抑えて植えつけて完了です。

⑤水やりをする

苗を植えつけたら、プランターの底から水が出るまでたっぷりと水を与えましょう。

水やりは、単に土を湿らせる役割だけではありません。

苗で植えつけをする場合、根っこが土に定着するまで、十分な水がないと枯れてしまいます。
定着するまで水分が切れないように、しっかりと水を与えてやりましょう。

また、水やりには、土に含まれている汚い空気を押し出す役割があります。

今、植えつけた時点ではさほど汚れていませんが、生長するにつれてプランターの土の中の空気は汚れてきます。
新鮮な空気を根っこに触れさせ、通気性を良くするために、水をたっぷりと上げましょう。

水をたっぷり与えることで、野菜も順調に育ちますよ。

5. プランターで家庭菜園を始めるときに失敗しないための4つのポイント

ここまで、初心者でもできるプランターでの家庭菜園の方法について解説してきました。

タキイ種苗株式会社の調査によると、家庭菜園で失敗したことがある人は、8割を超えています。

さらに、家庭菜園で失敗する原因は「虫が発生した」ケースが1位。「自分の管理が悪かった」というケースが2位で、どちらも40%を超える数値となっています。

引用:タキイ種苗株式会社「2020年度 野菜と家庭菜園に関する調査

失敗しにくい野菜を選び、手順通りに進めたとしても野菜は自然と共に育っていくため、上手くいかないこともあります。

とはいえ、自分の管理や虫の発生は未然に防ぐことができる項目です。

後悔しないためにも事前に失敗しないためのポイントを押さえておきましょう。

上記の4つを順番に解説していきます。

5-1. 健康な状態の良い苗を選ぶ

失敗せずにより多くの野菜の収穫を成功させるには、強く育てやすい健康な苗を選ぶことが重要です。

健康な状態の良い苗の特徴は以下の通りです。

健康な状態のいい苗の特徴
・葉に厚みがあるもの
・葉の色が濃いもの
・茎が太くまっすぐ伸びているもの
・苗がしっかりとついていてグラつきがないもの
健康的な野菜の苗

良い苗の特徴として、見た目の長さや大きさは関係はありません。葉に厚みがあり、葉の色が濃い苗がおすすめです。根がしっかりとしていて、十分に光合成が行えるため、良く成長する苗の証拠です。

また、どんな野菜もしっかりと根が張れるものが重要です。茎が太くまっすぐ伸びており、苗がしっかりとついていてグラつきのないものを選んでくださいね。

反対に、以下のような悪い苗は避けましょう。

※悪い苗の見分け方
失敗しないためにも、以下のような苗は避けるようにしましょう。

・売れ残って育ちすぎた苗(ポットの底から黄色い根が出ている・葉が枯れたり黄色くなっている)
・葉に斑点がある(病気がある)
・葉に穴が開いている
・虫がついている

近年、苗はネット通販で購入することができます。

通販で購入した場合、苗を自分で選ぶことができません。
確実に健康な良い苗を購入するのであれば、ホームセンターや園芸店などに行って実際に目で見て買うことをおすすめします。

5-2. 事前に害虫の対策をする

害虫は、家庭菜園に失敗してしまう原因の1つです。
事前に害虫の対策を行いましょう。

プランターやベランダなど小さなスペースで家庭菜園をしていても、害虫はやってきます。
大事に育てた野菜が虫にやられてしまうと、ショックを受けますよね。

害虫の被害にあわないためにも、事前に対策をしておきましょう。

家庭菜園の初心者でもできる対策は、3つあります。

防虫ネットを使って虫よけをする
薬剤を使って虫よけをする
お酢を使って虫よけをする

①防虫ネットを使って虫よけをする

野菜の防虫ネット

この画像のように、防虫ネットをすき間なくしっかりと貼ることで、物理的に害虫から大事な野菜を守れます。

防虫ネットをプランターに被せる方法は簡単です。

▼防虫ネットの被せ方
U字の支柱を直接プランターや土に挿す
その上から防虫ネットを被せる
防虫ネットの裾を麻ひもなどでしっかりと縛る

プランターと防虫ネットの裾にすき間があると、害虫が侵入してしまいます。
すき間がないようにしっかりと紐を縛って密着しましょう。

害虫の侵入を防ぐためにも、一度かけた防虫ネットは開けないようにします。
水やりの際は、防虫ネットの上から根っこを目がけて与えてやりましょう。

防虫ネットは、園芸店やホームセンターで購入が可能です。
上の画像のようにU字の支柱とセットで販売されているものもありますよ。

②薬剤を使って虫よけをする

害虫を予防するためには、薬剤を使って予防するのが効果的です。

薬剤は、危険なものと考える方もいますが、市販で販売されているものは、厳しい基準をクリアしたものです。
ラベルに書かれている表示通りに使えば安全に使用できます。

例えば、以下のように対応できる野菜と適用病害虫名、使用時期や回数、使用方法などが記載されています。

住友化学園芸パイベニカVスプレーの対象

引用:住友化学園芸パイベニカVスプレー

ラベルに記載されている対応できる野菜や害虫を確認して、使いましょう。
薬剤の用法と容量を守って正しく使用することで、おいしくきれいな野菜を育てることができますよ。

③お酢を使って虫よけをする

野菜の影響を考えると、どうしても薬剤を使いたくない方もいると思います。
そんな方は、お酢を使って虫よけをする方法がおすすめです。

お酢を使った虫よけは、アオムシやアブラムシなどの害虫に効果があります。

対策方法も簡単です。

▼お酢のスプレーの作り方とやり方
水に対して1/3のお酢を加える
お酢を混ぜた水をスプレー容器(霧吹き容器)に入れて振りかける
葉っぱや茎の様子を見ながら2~3日おきに振りかける

害虫に効果があるからといって、かけすぎてはいけません。
かけすぎてしまうと、葉や茎が傷んでしまう原因になります。

振りかけるときに、葉っぱをびしょびしょに濡らしすぎないようにしてください。
葉っぱが霧吹きで少し濡れているなと分かる程度に振りかけてあげましょう。

野菜や葉っぱなどの状況を見ながら、2~3日おきを目安に振りかけてみてくださいね。

5-3. プランターは日当たりの良い場所に置いてあげる

プランターで家庭菜園をする場合、例外もありますが、基本的に日当たりの良い場所置いてあげてください。

日当たりの良い場所に置いてあげることで、野菜がより生長しやすくなるからです。

特にベランダなど限られたスペースで栽培する場合、季節によって日が差す場所が違うため、野菜の生育に影響がでます。

例えばマンションの高層階の場合、冬は太陽が低い位置にあるため、ベランダ全体に日が差しますが、夏は太陽の位置が高いため、意外と日当たりがよくないことがあります。

1年中同じ場所にプランターを置いておくのではなく、季節によって日が差す場所を確認しプランターを移動させましょう。

ただし、夏の日差しが強すぎる場所にプランターを置かないように注意してください。

夏の強い日差しを浴びていると、葉焼けや夏バテの原因になります。
朝の短い時間は日が当たる場所に移動し、西日は避けましょう。

5-4. プランターを室外機の前に置かない

プランターをエアコンの室外機の前に置かないでください。

エアコンの室外機から出る風はとても強いです。
室外機から出る温風が当たることで、乾燥してしまい枯れる原因になってしまいます。

室外機の風が当たらない場所に、プランターを置きましょう。

スペースの関係上、どうしても難しい場合、室外機用のルーバーをつける手もあります。

ルーバーとは、室外機の風の向きを変えるもので、熱風がこもってエアコンの効きが悪くなるのを防ぐ役割や、家庭菜園やガーデニングの植物内に風が当たるのを防ぐために使うものです。

ルーバーを室外機に取り付けることによって、上部や左右に風を流せます。

家庭菜園のプランターの高さであれば、上向きに風を流すことで、室外機の風を当たりにくくすることが可能です。

室外機のルーバーは、ホームセンターや家電量販店などで購入できます。
どうしても、室外機の前しか日当たりの良い場所を確保できない方は、室外機ルーバーを使って上手く風を逃がしてみてくださいね。

6. まとめ

プランターでの家庭菜園について始め方が分かり、実際の育て方がわかりましたか?

最後にこの記事の内容についてまとめておくので確認しておきましょう。

初めてプランターでの家庭菜園をする場合は、以下のステップに沿って行います。

初心者でもできるプランターでの家庭菜園の始め方【3STEP】

STEP1:プランターで育てやすい野菜の中から家庭菜園するものを選ぶ
◎おすすめの野菜
→ミニトマト・ナス・ピーマン・枝豆・小カブ・小松菜・サニーレタス

STEP2:家庭菜園に最低限必要なものを準備する
◎準備するもの
→プランター・鉢底石・鉢底ネット・野菜用の培養土・肥料・ジョウロ
植えつけ用の道具・園芸用のハサミ

STEP3:プランターに苗や種を植えつける
【手順1】鉢底ネットと鉢底石を敷く
【手順2】野菜用の培養土を入れる
【手順3】苗や種を植える

基本的にどんな野菜でもプランターで栽培することができますが、野菜の種類によってプランター栽培が向いていないものもありますし、家庭菜園を初めてする場合だと苗の管理が難しいものもあります。

栽培する野菜に合わせてプランターを選ばないと、生育が悪くなり収穫までできないといったことが起こる恐れがあります。

特に初心者の場合は、失敗しないためにも、上記のステップ通り家庭菜園を始めていきましょう。

せっかく家庭菜園を始めるのであれば、失敗したくないですよね。失敗しないためのポイントについてもまとめておきます。

後悔しないためにも、上記の4つを押さえておきましょう。

この記事を参考に、プランターでの家庭菜園を始められて、おいしい野菜が収穫できることを願っております。

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