あなたは「芝桜のデメリットってなんだろう?」と疑問に感じていないでしょうか。
「芝桜 デメリット」と検索しても、細かく記載しているサイトは少ないです。
確かに芝桜はデメリットがありますが、ほとんどのものが事前に把握しておけば回避できます。
この記事であなたがわかることは次の3つです。
芝桜の6つのデメリット
芝桜が失敗して枯れる7つの原因
芝桜で失敗しないために抑えておく3つのポイント
芝桜の購入後に「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔しないため、ぜひこの記事を読んでください。
1.芝桜(シバザクラ)の6つのデメリット
この章では芝桜のデメリットを6つ記載します。
事前に把握しておけば、対策できるものも多く、どちらかと言うと「注意点」に近いものです。
回避方法も併せて記載しています。
1-1.花の期間が短い
芝桜はとても綺麗な花を咲かせますが、花の期間はおおよそ1ヶ月間なので、短いと感じる方もいます。
ただ、花が枯れても冬枯れが始まる秋までは綺麗な緑の状態が続きますので、グランドカバープランツとして景観を保ってくれます。
また、秋に暖かい日が続くと芝桜は「春がきた」と感じて間違って花を咲かせる「狂い咲き」が起こる場合があります。
芝桜も生きていると実感できる一面も楽しめます。
芝桜に限らず、お花を咲かせる植物の開花期間は短いです。
春の風物の桜やチューリップなどは1週間、2週間程度ですので、芝桜の方が長いくらいです。
「芝桜の花の期間は1ヶ月程度」と理解しておけば、購入後に「こんなはずじゃなかった」なんてことにもなりません。
1-2.踏圧に弱い
芝桜は踏圧に弱い植物です。
日常的に人が踏むような場所ではダメージを受けるのでうまく生育できません。
人が立ち入らないお庭の一部やプランターで飾るなど、踏まれない場所で育てることで、このデメリットを回避することができます。
花壇などをDIYで作ったり、プランターや鉢植えで芝桜を育てて玄関アプローチなどに飾るととても綺麗です。
1-3.日当たりが悪い場所では育ちにくい
日当たりが悪い場所で芝桜を植えることはおすすめしません。
理由は2つあります。
1.成長が遅くなり、花つきも悪くなる。
2.日当たりが悪い場所は、湿度も高くなるので病気の可能性が上がる。
そのため、日当たりが悪い場所については他のグランドカバープランツを検討しましょう。
日陰でも強い植物は「耐陰性が高い」という表現をしますが、私たちおすすめの植物は「タマリュウ」です。
気になる方は次の記事をご覧ください。
1-4.芝桜の隙間から雑草が生えてくる
芝桜を植えても完全に雑草を抑えることはできません。
隙間から雑草が生えてくることも多くあります。
そのため、生育中はこまめに雑草を抜いてあげることが芝桜にとってとても良いことです。
また、こまめに様子を見ることで、早期の病気発見に繋がりますので長く芝桜を楽しむ秘訣になります。
「適度な管理で庭いじりも楽しめる」と思える方がおすすめです。
・芝桜の美しい景観を楽しめる
・防草シートで雑草を抑えることができる
株周りの雑草の管理は必須となりますが、芝桜単体と比べると、雑草管理の手間を大幅に削減することができます。
1-5.蒸れに弱い
芝桜は、梅雨時期などの蒸れに弱いです。
蒸れると病気の原因となります。
そのため、梅雨前などに刈り込みをすることで少しでも蒸れにくくする必要があります。
1-6.病気になる場合がある
芝桜に限らず植物は病気になることがあります。
原因もさまざまあり、土壌菌や蒸れなどによるものがあります。
そのため、病気になりにくい状態を作ってあげることが重要です。
・蒸れないように刈り込みをする
・健康的な土づくりをする
上の写真は、刈り込みをせず蒸れてしまった芝桜です。
特に梅雨時期は蒸れやすいので、梅雨前には刈り込みをしてスッキリした状態で過ごすと病気の予防になります。
一章のまとめ
ここまでは芝桜のデメリットを記載しました。
まとめると次の通りです。
1.花の期間が短い
2.踏圧に弱い
3.日当たりが悪い場所では育ちにくい
4.雑草が少し生えてくる
5.蒸れに弱い
6.病気になる場合がある
読んだ方は感じたかと思いますが、大きなデメリットはありません。
ほとんどのデメリットが事前に理解して、対策できるものはしておくことでデメリットを解消できることもあります。
2.芝桜(シバザクラ)が失敗して枯れる7つの原因
この章では芝桜が枯れる原因を記載します。
原因だけではなく、回避方法も記載しますので検討されている方はぜひご覧ください。
2-1.初期の水やり不足で枯れる
芝桜は初期の水不足で枯れてしまう場合があります。
植え付けてから2、3週間はまだ地面に根付いていないので、水やりをしてあげる必要があります。
植栽時にたっぷりとあげて、その後は土が乾いたタイミングで水やりをしましょう。
日中にあげると、芝桜が茹だってしまい、すぐに枯れることがあります。
2-2.粘土質や通気性が悪い土壌に植えて枯れる
芝桜は粘土質や通気性が悪い土壌には不向きです。
植えてしまうと、病気になる可能性が高く失敗してしまいます。
せっかく植えても、土質が悪くて枯れてしまうと、それまでかけた費用+やり直しのコストがかかります。
そのため、最初に対処をして、芝桜にとって良い環境で植えてあげることが成功の秘訣です。
そのため、粘土質で芝桜を含めてグランドカバープランツを検討されている方はまずは土壌改良を行いましょう。
根がぐんぐん伸びる素などの土壌改良剤を混ぜ込んであげるとより効果的に土質を改善できます。
現在の土質によって、土壌改良に使う資材や量は異なります。
今の土質の判断や、どうやって土壌改良するかに迷ったときには本で学ぶことも大切です。
こちらは東京農業大学名誉教授の著者が土の確かめ方や土作り、肥料の使い方についてイラストを交えて解説した本です。
このような本で土の見方、作り方を学んで良い土から育てましょう。
2-3.密に育ちすぎて蒸れて枯れる
芝桜は生育旺盛期になると株同時が密着した状態になります。
そうすると、蒸れて枯れてしまうことがあります。
そのため、定期的な刈り込みが必要になります。
2-4.肥料焼け
芝桜に限らず植物は肥料の与え方を間違えると肥料焼けを起こして枯れてしまいます。
そのため、施肥方法を理解しておくことが重要です。
2-5.冬枯れ
芝桜は冬枯れをします。
秋になると紅葉を始め、冬には茶色く枯れます。
多年草なので、翌春にまた綺麗な緑になります。
2-6.病気で枯れる
病気で枯れることもあります。
病気は土壌菌が活発になる梅雨時期に多く発生します。
予防方法をいくつか記載します。
・梅雨前に刈り込みをする
・地力の素などで土壌環境をよくする
・梅雨時期は注意深く様子を見てあげる
地力の素は腐食酸を主成分とした土壌改良剤です。
薄めて使える液体タイプなので、芝桜を植えた後からでも散布できる優れものです。
そんな時はすぐに販売店に相談してみましょう。
2-7.寿命で枯れる
芝桜は5年くらいで株元の寿命が来ます。
硬い茎を剪定することで、復活することできます。
うまく復活できない場合には、新しく植え替えを行いましょう。
増やし方について詳しく記載した記事がございますので、ぜひご覧ください。
記事タイトル:芝桜の増やし方|株分けと挿し木の時期と方法を写真付きで徹底解説!
記事URL:https://midoris.jp/shibazakura-how-to-increase/
3.芝桜で失敗しないために抑えておく3つのポイント
この章では、芝桜を植える前に抑えておくべき3つのポイントを記載します。
失敗して後悔しないためにも、この章を読んでください。
デメリットを理解して、事前に対策をする
その植物の弱点を理解し、対策をすることで成功率をあげることができます。
1章で記載した対策を実践すればほとんどの解決ができます。
・花の期間が短いことを事前に知り、緑の期間も楽しむ
・日当たりが悪い場所には植えない
・蒸れないように定期的な刈り込みをする
・病気にならないように、刈り込みや良い土壌環境を保持する
このような点を理解し、実践することで成功率を高めることができます。
育て方(管理)を理解して元気に成長させる
芝桜を元気に成長させる一番の近道は「芝桜のことを良く理解する」ことです。
芝桜が好むことをたくさんしてあげることが重要です。
・3月頃と6月頃に緩効性肥料をあげる
・植え付けは9月から11月または3月から6月に植え付ける
・梅雨前にしっかり刈り込みをする
・生育中に株元がはげたら目土をして茎と地面を接地させる
この辺りが芝桜が好むことです。
芝桜をほったらかしにするのがNGな理由を解説しました。
あわせてお読みください。
気軽に相談できて信頼できる販売店で購入する
何かあった時、すぐに相談できる相手がいると非常に心強いと思います。
芝桜の元気がない時や枯れてしまった時のために、すぐに相談できるお店を探してみましょう。
購入前、後でも気軽に相談できる販売店がおすすめです。
芝桜販売サイト
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では次の3つのポイントを紹介しました。
芝桜の6つのデメリット
芝桜が失敗して枯れる7つの原因
芝桜で失敗しないために抑えておく3つのポイント
事前にデメリットを把握して、対策をすれば大きなデメリットは回避できることがお分かりになったかと思います。
今後、芝桜を検討する上で、この記事が材料の1つになれば幸いです。