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観葉植物の正しい水やり方法|時間や頻度と注意点をわかりやすく解説

観葉植物の水やり

「観葉植物の水やりってどうやればいいのかな?」
「自分でも正しいやり方でしてあげれるかな?」

あなたはこのような疑問をお持ちではないでしょうか?

観葉植物の水やりはポイントさえ押さえておけば、非常に簡単です。
逆に、間違えた水やり方法をすると根腐れや水切れを起こして枯れてしまいます。

そこで今回は、年間で1000鉢以上の観葉植物を管理・販売する私たちミドリスが観葉植物の水やりについて詳しく解説します。

【この記事でわかること】
観葉植物の水やりの基本(頻度、タイミング、量)
水やりをするときに注意するべき4つのポイント
旅行などで長期間水やりができない場合の対処法

この記事を読めば、観葉植物の水やりを完全にマスターすることができるでしょう。

水やりの他、基本的な育て方を解説した記事を公開しました。
あわせてお読みください。

必読!初心者向け観葉植物の育て方|お手入れ方法と枯れる原因を解説初心者でも安心!観葉植物の育て方|お手入れ方法と枯れる原因を解説

1.観葉植物でも種類によって水やりの方法が大きく異なるので要注意

いろいろな観葉植物

まず始めに、この記事で解説する「観葉植物」について少しだけお話しします。

今回、観葉植物の水やりについて解説しますが、「パキラ」「ガジュマル」「ゴムの木(フィカス)」などの葉っぱが付いて、幹のある観葉植物を想定しています。

サボテンを含む「多肉植物」は水やりの方法がパキラなどの観葉植物と異なります。

【この記事で対象の植物】
パキラ・ガジュマル・ゴムの木などの葉っぱと幹がある植物

【この記事で対象ではない植物】
サボテン・多肉植物などの植物

いろいろな多肉植物

このようなサボテン、多肉植物は水やりの方法が大きく異なりますので、この記事では対象外となります。

2.観葉植物の水やりの基本

観葉植物の水やりの基本は次の通りです。

・水やりの頻度は季節によって変える
・「1度の水やりはたっぷりとあげる」が基本
・水やりの時間帯はできるだけ同じにする
・たまには天気の良い日に屋外でシャワーを浴びる(日光に弱い観葉植物はNG)

それぞれ詳しく解説します。

2-1.水やりの頻度は季節によって変える

観葉植物ガジュマルへの水やり

観葉植物への水やりは季節によって頻度を変えます。

春から秋:土が乾いたタイミングでたっぷりと水やり
冬:土が乾いてから4、5日経過してから水やり

このような頻度で与えます。

月に何回と決めるのではなく、「土が乾くこと」を基本として行いますので、夏と秋でも若干回数は、異なります。

冬は観葉植物の成長がほとんど止まっているため、水やりは控えめにします。
そのため、土が乾いてから少し時間を置きます。

2-2.「1度の水やりはたっぷりとあげる」が基本

観葉植物の鉢底から溢れる水

夏でも冬でも、1回の水やりの量は変わりません。

鉢底から水が出るくらいたっぷりと水やりをすること

これが重要なポイントです。

冬の水やりは控えめに」と聞いたことがあるかもしれませんが、これは先ほど記載した「頻度」の話です。

水やりには、土の空気を入れ替えるという重要な役割があります。

観葉植物が育つ過程で、土の中に二酸化炭素が溜まってしまいます。
水やりにより、二酸化炭素を鉢底から押し出して、新鮮な空気を入れてあげることが非常に重要となります。

冬場に植物が吸水しにくい場合は少量でも可
冬場でもたっぷりを基本としていますが、吸水がゆっくりな場合は軽めでもokです。
私たちミドリスでも、冬場は植物によって軽めに与えることもあります。
植物の状況に応じて変更しましょう。

2-3.水やりの時間帯はできるだけ同じにする

鉢に入った室内の観葉植物サンスベリア

水やりをする「時間帯」を同じにする理由としては、毎日バラバラの時間帯に水やりをすると観葉植物にストレスを与えます。

次の時間帯を目安にしていただくと良いでしょう。

夏:午前中の早い時間帯
冬:気温が上がってきた午前中
春と秋:午前中

このようなスケジュールで行えば、基本的に時間がバラバラになることはありません。

夏場と冬場の時間帯の注意点は次のとおりです。

夏場:気温の高い真昼に与えると、鉢の中が高温になり蒸れやすい
冬場:気温が低い朝や夜に与えると根にダメージを与える

このように、時間帯によっては観葉植物にダメージを与えますので、注意が必要です。

1年を通して、午前中あたりの目安に、季節ごとに若干の時間調整をすると良いでしょう。

2-4.たまには天気の良い日に屋外でシャワーを浴びる(日光に弱い観葉植物はNG)

太陽の写真

日光が大好きな種類の観葉植物は、たまに鉢ごとシャワーで流すのも良いでしょう。

葉っぱに付いている埃や小さな虫、鉢の汚れなどを落とすことができます。

注意点としては、直射日光が苦手な観葉植物は葉焼けを起こしてしまいます。
カラテアなどは葉焼けをしやすいので、太陽が当たらない場所で鉢ごと洗ってあげましょう。

真夏の直射日光は控えましょう
日本の真夏の直射日光は植物に悪影響を与える場合があります。
特に午後の日差しは強く、葉焼けを起こす可能性があります。
直射日光に強い植物でも、朝早くにするようにしましょう。

3.観葉植物に水やりをする際の注意点4つ

この章では、観葉植物に水やりをする時に、注意するべきポイントを紹介します。

注意点は次の4つです。

1.必要以上に頻繁に水やりをすると根腐れで枯れる
2.水やりが終わったら受け皿の水は捨てる
3.熱すぎる・冷たすぎる水で水やりはNG
4.土が乾く前の水やりは禁止

それぞれ詳しく解説します。

3-1.必要以上に頻繁に水やりをすると根腐れで枯れる

観葉植物を枯らす原因で一番多いのが「水のあげすぎによる根腐れ」です。

植物は水が好きだから頻繁にあげよう」という発想はとても危険です。
必要以上に高頻度で水やりをすると、土が常に湿っている状態になりますので、根腐れを起こします。

特に冬場は土が乾燥するまでに時間がかかりますので、注意が必要です。

根腐れを起こすと、最終的には完全に枯れてしまう危険性もあります。

3-2.水やりが終わったら受け皿の水は捨てる

受け皿に溜まった水

観葉植物を室内で管理する方のほとんどは鉢の受け皿を使います。

水やりをすると鉢底に水が溜まりますが、放置はNGです。

受け皿の水を溜めると、次のようなリスクがあります。

・根腐れを起こす
・土の中から出てきた土壌菌が繁殖する
・虫の発生原因になる

特に高温多湿の梅雨時期や夏の時期に注意が必要です。

水やりが終わったら、受け皿の水は捨てるようにしましょう。

3-3.熱すぎる・冷たすぎる水で水やりはNG

観葉植物の水やりの水温は「15度から20度」が目安です。

特に、冬の水道水は非常に冷たいので、そのまま観葉植物に与えるとダメージを与える可能性があります。
少しだけお湯を混ぜてあげるなどをして、気を遣ってあげる必要があります。

夏場でも放置していたジョウロの水は高温になっている場合があります。
観葉植物にお湯のような温度の水を与えると弱ってしまいます。

そのため、水温に少し気を遣ってあげると良いでしょう。

3-4.土が乾く前の水やりは禁止

植え替え後の観葉植物ガジュマル

前に記載した内容と少し重複しますが、「土が乾いていない状態での水やりはNG」と覚えておいてください。

土が常に湿っていると根腐れの原因となります。

水やりの基本は「土が乾いてから」です。
あとは季節によって乾いてからすぐやるのか、数日してからやるのかの違いです。

土が乾いてない時には水やりは禁止と覚えておきましょう。

4.旅行などで長期間観葉植物に水やりができない場合の対処法

サンスベリア スタッキー

旅行などで自宅を不在にする場合に、水やりができなくて不安だと思います。

不在期間の長さによって異なりますので、次の目安を参考にしてください。

1日から2日の不在:全く問題なし。外出前に水やりをする
1週間の不在:同じく全く問題なし。外出前に水やりをして夏場は日陰に置いておく。
10日以上の不在:タイマー散水機などを設置する(冬以外)

1、2日の不在は全く問題ありません。

1週間の場合、冬場であれば水やりをしなくても問題ありません。
夏場は水切れを起こす可能性がありますので、水分を消費しにくい日陰に移動させましょう。

10日以上になると、冬以外は給水器が必要です。
市販のものがありますので、調達しましょう。

冬場は2週間程度は水やりをしなくても元気を維持できることが多いです。

長期の外出は家族に水やりをお願いしておくのもひとつ。
10日以上家を空ける場合は家族や友人に頼んでも良いでしょう。
水やりと葉水を行うと健康を維持することができます。

5.まだお気に入りの観葉植物が決まっていない方へ

おすすめの観葉植物 サンスベリア

これまで観葉植物の水やりについて詳しく解説しました。

もしまだ、あなたのお家に迎え入れる観葉植物が決まっていなければ、あなたが気に入る品種をいっぱい探してください。

水やりをはじめ、観葉植物を育てるときに重要なポイントが「観葉植物を可愛がること」です。

観葉植物を可愛がるというと少し漠然としていますが、次のようなことを意味します。

・適切な頻度、量で水やりをしてあげる
・乾燥や害虫を防ぐために葉水をしてあげる
・根詰まりを防ぐために定期的な植え替えをしてあげる
・葉っぱ同士が蒸れたり、美観を保つために剪定をしてあげる
・元気に成長できるように肥料をあげる
・体調不良になったときにすぐ対処してあげる

このように可愛がってあげることで観葉植物は元気に成長します。

そのためにも、「あなたが気に入った種類の観葉植物を迎えること」が非常に重要です。
気に入った観葉植物であれば、愛着が湧き、たくさん可愛がってあげることができます。

さまざまな観葉植物を紹介した記事がありますので、ぜひご覧ください。

初心者向け|室内の観葉植物におすすめの種類21選|育て方や特徴を紹介【インテリアをおしゃれに】初心者におすすめの観葉植物27選|選び方と種類別の育て方をプロが解説リビングにおすすめのおしゃれな観葉植物リビングにおすすめのおしゃれな観葉植物16選|珍しい種類や人気品種を解説

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は観葉植物の水やりについて解説しました。
この記事を読み終わったあなたは、すでに水やりの仕方を完全にマスターしているでしょう。

簡単にまとめます。

まず、この記事はサボテンなどの多肉植物を除く観葉植物(パキラ、ガジュマル、ゴムの木など)の水やりを解説しました。

観葉植物の水やりの基本
水やりの頻度は季節によって変える
「1度の水やりはたっぷりとあげる」が基本
水やりの時間帯はできるだけ同じにする
たまには天気の良い日に屋外でシャワーを浴びる(日光に弱い観葉植物はNG)

観葉植物に水やりをする際の注意点4つ
1.必要以上に頻繁に水やりをすると根腐れで枯れる
2.水やりが終わったら受け皿の水は捨てる
3.熱すぎる・冷たすぎる水で水やりはNG
4.土が乾く前の水やりは禁止

旅行などで長期間観葉植物に水やりができない場合の対処法
1日から2日の不在:全く問題なし。外出前に水やりをする
1週間の不在:同じく全く問題なし。外出前に水やりをして夏場は日陰に置いておく。
10日以上の不在:タイマー散水機などを設置する(冬以外)

この記事があなたのお役に立てれば幸いです。

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