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植えてはいけない!?要注意なグランドカバー6つを理由付きで解説

植えてはいけない!?要注意なグランドカバー6つを理由付きで解説

「お庭に植えてはいけないグランドカバーってなんだろう?」

あなたはこのような疑問をお持ちではないでしょうか。

グランドカバーと言っても種類は無数にあり、中には植えると後悔してしまうような種類もあります。

そこで今回は、年間で数万ポットのグランドカバーを販売する私たちミドリスが、「植えてはいけないグランドカバー」を6種類紹介します。

【この記事でわかること】

お庭に植えてはいけない!?グランドカバー6選
植えてはいけないグランドカバーの共通点2つ
グランドカバーを植えてはいけない人

この記事を読めば、あなたが取扱注意のグランドカバーを理解し、お庭づくりの失敗確率を下げることができます。

1.お庭に植えてはいけない!?グランドカバー6選

植えてはいけないグランドカバー一覧

まずはじめに、お庭に植えてはいけないグランドカバーを6種類紹介します。

次の6種類です

それぞれ詳しく解説します。

1-1.ヒメイワダレソウ(リッピア)【重点対策外来種】

植えてはいけないグランドカバー ヒメイワダレソウ(リッピア)

【植えてはいけない理由】

・重点対策外来種
・種を飛ばす
・異常な繁殖力
・根絶が難しい

ヒメイワダレソウは人気のグランドカバーである一方、「植えてはいけないグランドカバー」の代表格です。

ただ、次の画像をご覧ください。

生態系被害防止外来種リスト

情報参照元:環境省生態系被害防止外来種リスト

ヒメイワダレソウは次に紹介する「ツルニチニチソウ」と共に、生態系被害防止外来種リストに掲載があるので、植栽は違法ではありませんが、十分に注意して管理する必要があります。

限られた範囲で、あなた自身がコントロールできる範囲で楽しみましょう。

1-2.ツルニチニチソウ【重点対策外来種】

植えてはいけないグランドカバー ツルニチニチソウ

ツルニチニチソウは、つる性の多年草で美しい花を咲かせる一方、要注意のグランドカバーです。

【植えてはいけない理由】

・重点対策外来種
・異常な繁殖力
・根絶が難しい

先ほどのヒメイワダレソウと同じく、生態系被害防止外来種リストに掲載があります。

生態系被害防止外来種リスト

情報参照元:環境省生態系被害防止外来種リスト

地下茎も発達しており、どんどんと繁殖します。

表面を駆除したとしても、地下茎から新たな芽を出すので、根絶が難しいです。

植栽には要注意です。

1-3.ワイヤープランツ

植えてはいけないグランドカバー ワイヤープランツ

ワイヤープランツは、タデ科の常緑低木です。

【植えてはいけない理由】
・異常な繁殖力
・根絶が難しい
・家の壁やフェンスを登る

ワイヤープランツの特徴は、とにかく異常な繁殖力です。

その繁殖力で、どんどんと面積を拡大し、家の壁やフェンスも登っていきます。

駆除も大変で、一度手に負えなくなると、駆除も一苦労です。

1-4.万年草

植えてはいけないグランドカバー 万年草

万年草は、ベンケイソウ科マンネングサ属の総称で、一部グランドカバーとしても使われています。

【植えてはいけない理由】
・異常な繁殖力

万年草は、「万年でも生きる」と言われるほどの強い生命力が名前の由来です。

葉っぱの一部からでも繁殖が可能です。

ただ、地下茎はありませんので、除草剤などを使用すれば駆除ができます。

繁殖力が異常に強いので「植えてはいけない」と言われています。

ただ、駆除は難しくないので、庭木の下草として使用している場合も多く、可愛い外見をしています。

1-5.ミント

植えてはいけないグランドカバー ミント

ミントは料理でも使われるので、人気のグランドカバーでもありますが注意が必要です。

【植えてはいけない理由】
・異常な繁殖力
・駆除の難しさ
・地下茎で繁殖
・強い香り

ミントは、地下茎で増殖し、手に負えなくなる可能性があります。

また、強烈な匂いがしますので「植えて後悔した」という声もあります。

ただ、爽やか匂いで料理として使いたい場合は、プランターなどごく限られた面積で植えると良いでしょう。

グランドカバーとして地植えすると制御が難しくなる可能性があります。

1-6.クローバー(シロツメクサ)

植えてはいけないグランドカバー クローバー(シロツメクサ)

別名シロツメクサとしても有名な植物です。

【植えてはいけない理由】
・異常な繁殖力
・駆除の難しさ
・地下茎で繁殖

これらの理由により植えてはいけないと言われています。

ただ、現在でも公園等で植えられている場所は多く、適切な管理をすればグランドカバーとして楽しむことができます。

1-7.その他にもマイナーな植物も植えてはいけない可能性あり

今回紹介した植物以外にも、グランドカバーで植えてはいけないと言われているものがあります。

2章で詳しく説明しますが、「異常な繁殖力」「根絶の難しさ」が植えてはいけないかの判断ポイントとなります。

グランドカバーを検討されている方は、事前にその植物の詳しい特性を調べるのは必須と言えるでしょう。

1-8.1章のまとめ|植えてはいけないと言われていても上手に管理できれば話は別

この1章では植えてはいけないグランドカバーを6種類紹介しました。

「植えてはいけない」と言っても、適切に管理をすれば楽しめる可能性は十分あります。

先ほど例を挙げましたが、クローバーは公園などによく植えられていて「四葉のクローバー探し」も楽しまれています。

また、万年草も植木の下草として活躍している草です。

重要なことが「その植物の特性を理解した上で導入する」ということです。

植えてから「こんなはずじゃなかった」となる前に、事前に「繁殖力が強いからしっかり栽培区域を決める」ことで失敗確率を低くできるでしょう。

2.植えてはいけないグランドカバーの共通点2つ

次に2章では、植えてはいけないグランドカバーの共通点を解説します。

【植えてはいけないグランドカバーの共通点2つ】

・異常な繁殖力

・根絶の難しさ

それぞれ詳しく解説します。

2-1.異常な繁殖力

植えてはいけないと言われているグランドカバーの共通点1つ目は「異常な繁殖力です」

・地下茎で勢いよく伸びる
・切れたランナーや葉からも勢いよく増殖する
・種子を飛ばす

これらは異常な増殖力の特徴です。

繁殖力が強いと、人が踏んで切れたランナーが地面に落ち、そこからまた増殖していくグランドカバーも存在します。

ヒメイワダレソウ(リッピア)を例に挙げると、世界では次のような問題が発生しています。

“オーストラリアでは、古くに持ち込まれた品種が野生化し、1990年代後半からは環境に大きな被害を与えています。
実際にオーストラリアやフランスでは「侵略的植物種」に指定されています。”
引用元:国立研究開発法人 科学技術振興機構 (J-STAGE) https://www.jstage.jst.go.jp/article/weed/59/1/59_31/_pdf

異常な繁殖力は、メリットとして語られることも多く「素早くお庭を緑に!」という考え方もあります。

異常な繁殖力によって、「コントロールができなくなること」がグランドカバー導入後に後悔するポイントとなります。

2-2.根絶の難しさ

もう一つの共通点は、「根絶の難しさ」です。

「異常な繁殖力」とも共通しますが、種子や地下茎で増殖する場合は、根絶するのが大変です。

抜くだけの駆除はほぼ不可能と思った方が良いです。

駆除するには、除草剤を異なるタイプで何回か使用し、駆除します。

適切に除草剤を使用すれば、どれも問題なく駆除することはできます。

3.グランドカバーを植えてはいけない人

この記事では、「植えてはいけないグランドカバー」を解説しましたが、最後に「グランドカバーを植えてはいけない人」を解説します。

植えてはいけないのは植物が原因だけではありません。

「人由来」の原因もあります。

・植物の管理を面倒と思う人
・お庭の手入れに時間を割けない人
・植物が好きじゃない人
・完全な雑草抑制を求める人
・事前に植物の好きな土壌や環境を調べない人

一つでも該当する場合は、グランドカバーを植えても失敗する可能性が高いので、おすすめできません。

お庭を緑にしたいのであれば人工芝がおすすめです。

植物を大切にできる人が、グランドカバーを導入して綺麗な緑の絨毯を実現することができます。

最後に、ミドリスのおすすめのグランドカバーを紹介します。

クラピア:背丈が低くお花を咲かせる人気のグランドカバー
タピアン:常緑の花咲くグランドカバー(踏むのはNG)
タマリュウ:花咲くグランドカバー(踏むのはNG)

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は植えてはいけないグランドカバーをご紹介しました。

この記事を簡単にまとめます。

お庭に植えてはいけない!?グランドカバー6選

1.ヒメイワダレソウ(リッピア)【重点対策外来種】
2.ツルニチニチソウ【重点対策外来種】
3.ワイヤープランツ
4.万年草
5.ミント
6.クローバー(シロツメクサ)

植えてはいけないグランドカバーの共通点2つ
1.異常な繁殖力
2.根絶の難しさ

グランドカバーを植えてはいけない人
・植物の管理を面倒と思う人
・お庭の手入れに時間を割けない人
・植物が好きじゃない人
・完全な雑草抑制を求める人
・事前に植物の好きな土壌や環境を調べない人

以上となります。

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