「防草シートにテープは必要かな?」とお考えのあなた。
次の表をご覧ください。
20平米のお庭の場合 | テープを使用する場合 | テープなしの場合 |
---|---|---|
発生するコスト | 最初にテープ費用がかかる | 隙間から生える雑草を管理する |
具体的な費用/時間 | 3480円〜 | 年間10時間程度の除去作業 |
備考 | シートの重ねしろとピン穴に使用した場合の数量 | 猛暑時の作業は熱中症リスクもあり |
この表を見れば、少しの費用で、毎年の面倒臭い作業を削減できるのは良いと思いますよね。
テープを用意せず、防草シートをすると次の画像のようになってしまうかもしれません。
こんな状態にならないために、テープを用意することをおすすめします。
今回は20万平米以上の防草シート施工実績があるミドリスメンバーが、防草シートのテープについて解説します。
この記事でわかることは次の4つです。
・補修(接続)テープの役割
・防草シートにテープが必要な5つの理由
・防草シートにテープがいらないパターン
・テープ施工時の3つの注意点
この4点を中心に解説します。
この記事を読めば、「あなたにテープが必要性」を理解頂けるでしょう。
この記事の目次
1.防草シートの補修(接続)テープとは?
防草シートの補修(接続)テープとは次の目的で使用されます。
・防草シートを敷く際に隙間から雑草を防ぐために貼る
・施工後に防草シートが損傷した際に補修として貼る
この2つが主な使用方法となります。
また、「補修テープ」と「接続テープ」の違いは、特にありません。
使う際の言い方の違いとお考えいただければ問題ありません。
2.防草シートにテープが必要な5つの理由
この章では防草シートにテープが必要な5つの理由を記載します。
大前提として、テープの必要性を考えるとき、「テープを使用する場合」と「テープを使用しない場合」の管理コストで比較するとわかりやすいです。
20平米のお庭の場合 | テープを使用する場合 | テープなしの場合 |
---|---|---|
発生するコスト | 最初にテープ費用がかかる | 隙間から生える雑草を管理する |
具体的な費用/時間 | 3480円〜 | 年間10時間程度の除去作業 |
備考 | シートの重ねしろとピン穴に使用した場合の数量 | 猛暑時の作業は熱中症リスクもあり |
テープは端部処理等に使う場合は、追加で数量が必要となりますが、それでも3000円ちょっとを払えば、年間の管理が非常に楽になります。
また、テープは1年で効果がなくなるものではありませんので、何年もの間効果を発揮してくれます。
上の比較表で必要性は十分理解できたかと思いますが、この章ではさらに詳しく解説していきます。
2-1.【管理コスト削減】シート同士の重ねしろ部分に貼って雑草を防ぐ
テープを貼ることで、防草シートの隙間から雑草が生えることを防ぐ役割があります。
雑草が生えると、除去する手間などが発生します。
テープを貼ることで、手間が減り、結果的に管理コストを削減することができます。
防草シートの役割の前提として「雑草を管理する手間を大幅に削減する」ことがありますが、テープはさらにその効果を向上させる役割があります。
テープをしないと、下のような状態になってしまう可能性もあります。
2-2.【管理コスト削減】ピンの穴に貼って雑草を防ぐ
防草シートを施工する際にほとんどの場合、固定ピンで押さえます。
固定ピン単体で施工する場合は、ピン穴から雑草が生えるケースが多くあります。
そこで、テープを貼ることで隙間を埋めて、雑草が生える可能性を下げることができます。
ピン穴を防ぐために下の画像のような商品もあります。
同じ役割ですので、お好みに合わせて使用しましょう。
2-3.【管理コスト削減】防草シートの端部処理に使って隙間を埋める
防草シートの端部処理の際にテープを貼ることで隙間からの雑草を防ぐことができます。
メリットは次の通りです。
・端部にテープを貼ることで、隙間からの雑草を防いで管理の手間が削減できる
・綺麗に貼ることで、見栄えが良くなる
端部の場合は、テープが剥がれやすくなりますのでコーキング+テープでしっかりと強度確保をすることで、しばらくの間綺麗に維持することができます。
2-4.【視覚的メリット】防草シートの継ぎ目に貼ることで、見栄えが良くなる
テープを防草シートの継ぎ目に貼ること景観的にもメリットが発生します。
テープをしない場合は、どうしても継ぎ目が目立ちます。
綺麗にテープを貼ることで、ピシッと綺麗になるので、見栄えが良くなります。
また、継ぎ目があると雑草が生える隙間が生まれます。
せっかく防草シートを敷いても雑草が生えては見栄えが悪くなってしまいます。
2-5.【追加費用の削減】防草シートが破れたりした場合の補修に使う
防草シートがなんらかの拍子で破れたり、穴が開いたりすることがあります。
その際に、テープで補修をすることで、また雑草の抑制効果を発揮することができます。
防草シートを再度敷き直すより、はるかにコストを安く済ませることができます。
3.防草シートにテープがいらないパターン
防草シートにテープが不要な場合は次の通りです。
・防草シートの上に砂利や人工芝を敷く
砂利や人工芝を敷くことで防草シートの重ね部分からの雑草を防ぐ効果があります。(正しい敷設方法が前提です。)
砂利や人工芝を敷けば、防草シートが露出することもないので、景観的にもテープで補修する必要はありません。
端部処理は結局必要になりますので、その際にテープとコーキング剤を活用すれば、さらに見栄えが良くなります。
4.防草シートにテープを使う場合の注意点3つ
この章では防草シートにテープを使う場合の注意点を3つ記載します。
テープの効果を最大限発揮させるためにも必ず押さえておきましょう。
防草シートを1から詳しく知りたい方は次の記事からご覧ください。
防草シートとは|雑草対策の効果と利用するメリット・デメリットを解説4-1.防草シートが濡れていると剥がれやすいので乾燥してから貼る
防草シートが濡れている場合は、すぐ剥がれてしまうので、テープを貼ることができません。
例えば、濡れているものにセロテープやガムテープを貼っても本来の効果は得られません。
それと同じく、防草シートにテープを貼る場合も、乾燥しているときに貼る必要があります。
4-2.砂埃等を払ってから貼る
防草シートに砂埃等が着いた状態でテープを貼ると、粘着力が落ちてしまいます。
前の項目と同様、砂まみれのものにセロテープを貼るとイメージしやすいでしょう。
そのため、ホウキなどで一度砂埃を綺麗に落としてから貼りましょう。
後から行う場合は、シートが汚れている場合があります。
そのため、シートを購入する際には一緒にテープも購入するようにしましょう。
4-3.普通のテープで代用しないようにする
よく「普通のテープじゃダメですか?」という質問をいただきますが、防草シート専用のテープを使いましょう。
テープが屋外で使用する前提ではないものや、粘着力が弱いものがあります。
すぐに剥がれてしまうと、二度手間になり、かえって費用が高くつきます。
そのため、防草シートのテープは、専用のものを買いましょう。
5.テープの種類と販売先
テープは様々な種類が販売されています。
この章では2つほどテープを紹介します。
防草シートのテープといっても、様々な種類があります。
粘着力や耐久年数も変わってきます。
今回は、ミドリスで実際に使用しているテープを紹介します。
5-1.ザバーン専用 接続テープ
防草シートの人気ナンバーワン商品である「ザバーン」専用として販売されているテープです。
防草シートの素材である「ポリプロピレン」に接着しやすいよう加工されたテープです。
また、つや消し加工がされているため、ザバーンに貼っても目立ちにくいテープです。
5-2.防草シート 補修テープ
一般的な防草シート用補修(接続)テープです。
強力な粘着力で防草シートをしっかり固定します。
5-3.そのほかの雑草対策資材販売先
・0.3m×10m×20本
・0.5m×10m×10本
・0.5m×100m×2本
・0.5m×50m×4本
・0.75m×100m×2本
・0.75m×50m×4本
・1m×10m×10本
・1m×100m×2本
・1m×20m×10本
・1m×50m×4本
・1.5m×10m×10本
・1.5m×100m×1本
・1.5m×50m×2本
・2m×10m×5本
・2m×100m×1本
・2m×50m×2本
・0.5m×10m×10本
・0.5m×100m×2本
・0.5m×50m×4本
・0.75m×100m×2本
・0.75m×50m×4本
・1m×10m×10本
・1m×100m×2本
・1m×50m×4本
・1.5m×10m×10本
・1.5m×100m×1本
・1.5m×50m×2本
・2m×10m×5本
・2m×100m×1本
・2m×50m×2本
6.まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事で紹介したことをまとめます。
防草シートにテープが必要な5つの理由
1.【管理コスト削減】シート同士の重ねしろ部分に貼って雑草を防ぐ
2.【管理コスト削減】ピンの穴に貼って雑草を防ぐ
3.【管理コスト削減】防草シートの端部処理に使って隙間を埋める
4.【視覚的メリット】防草シートの継ぎ目に貼ることで、見栄えが良くなる
5.【追加費用の削減】防草シートが破れたりした場合の補修に使う
防草シートにテープがいらないパターン
防草シートの上に砂利や人工芝を敷く
※端部処理にはあったほうが良い
テープ施工時に注意する3つのポイント
1.防草シートが濡れていると剥がれやすいので乾燥してから貼る
2.砂埃等を払ってから貼る
3.普通のテープで代用しないようにする
記事を読み終わったあなたはすでに「自分に必要かどうか」の判断ができる状態ではないでしょうか。
あなたの雑草対策が成功し、雑草の苦痛から解放されることを願っています。