「ベジトラグってどんなプランターなのかな?」
「メリットデメリットが知りたい」
あなたはこのように考えていませんでしょうか?
ベジトラグはメディアなどで話題になりますが、比較的高価なので心配する方も多いと思います。
そこで今回は、私たちミドリスメンバーが実際にベジトラグシリーズを3つ使用した栽培記録を大公開します。
この記事は、2人の筆者がそれぞれの野菜を栽培した共同制作となります。
【この記事でわかること】
・ベジトラグの基本情報(種類など)
・ベジトラグで栽培した9種の野菜の220日間記録(写真70枚以上)
・ベジトラグで育てた野菜が最高に美味しい理由3つ
・実際に使って感じたデメリット5つ
・実際に使って感じたメリット5つ
・ベジトラグに関するよくある質問
これからベジトラグを検討する方にぴったりの内容となっています。
家庭菜園をプランターで始める3ステップを解説した記事を公開しました。
ベジトラグを検討している方はぜひ合わせてお読みください。
家庭菜園をプランターで始める3ステップ|おすすめの野菜や育て方この記事の目次
- 1.ベジトラグとは?基本情報
- 2.ベジトラグで野菜作りをした220日間ブログ
- 2-1.ホームベジトラグS:8月〜12月の栽培記録【ミニトマト】
- 2-2.ホームベジトラグS:8月〜10月の栽培記録【おでん大根】
- 2-3.ホームベジトラグS:8月〜9月の栽培記録【キスミーはつか大根】
- 2-4.(失敗!)ホームベジトラグ ウォールハガーS:8月〜11月の栽培記録【秋どりトウモロコシ】
- 2-5.ホームベジトラグ ウォールハガーS:8月〜10月の栽培記録【秋病気に強いズッキーニ】
- 2-6.ホームベジトラグ ウォールハガーS:8月〜3月の栽培記録【金時人参】
- 2-7.ホームベジトラグ ウォールハガーS:9月〜3月の栽培記録【サニーレタス】
- 2-8.ホームベジトラグ ウォールハガーコンパクト:8月〜10月の栽培記録【万能小ネギ】
- 2-9.ホームベジトラグ ウォールハガーコンパクト:8月〜11月の栽培記録【あまーいニンジン】
- 3.ベジトラグで育てた野菜が最高に美味しい理由3つ
- 4.実際にベジトラグを使ってみてわかったデメリット5つ
- 5.ベジトラグを使ってみて実感したメリット5つ
- 6.ベジトラグでよくある質問
- 7.まとめ
1.ベジトラグとは?基本情報
この章では、ベジトラグの基本情報を紹介します。
1-1.ベジトラグとは
ベジトラグとは、小さいスペースでも家庭菜園を楽しめる、機能性・デザイン性が高い木製プランターです。
ガーデニング先進国、イギリスで開発された商品です。
定期的にテレビ等のメディアに取り上げれ、人気のプランターです。
1-2.ベジトラグの種類
ベジトラグは大きく分けて2種類あります。
それぞれ解説します。
1-2-1.ホームベジトラグ
ホームベジトラグは、2つのサイズ展開があります。
ホームベジトラグS:約幅103.5×奥行76×高さ80cm 約19kg(土:約130L)
ホームベジトラグL:約幅183.5×奥行76×高さ80cm 約27kg(土:約235L)
特徴は、独自のV字形状で、葉野菜や根の張る根菜まで、様々な野菜を混植することができます。
名前の通り、一番ベーシックなベジトラグです。
今回の記事では、「ホームベジトラグS」が登場します。
1-2-2.ホームベジトラグ ウォールハガー
ホームベジトラグウォールハガーは、3つのサイズ展開と2色カラーがあります。
ホームベジトラグウォールハガー コンパクト:約幅77×奥行46×高さ63cm/約6.3kg(土:約51L)
ホームベジトラグウォールハガーS:約幅103.5×奥行46×高さ80cm/約12kg(土:約90L)
ホームベジトラグウォールハガーL:約幅183.5×奥行46×高さ80cm/約20kg(土:約165L)
カラーは、無加工とグレーウォッシュから選ぶことができます。
ウォールハガーの特徴としては、V字形状ではなく、下部が片側に傾斜にしていることです。
フラットな背面なので、壁際にピッタリ寄せることができるスリム設計です。
ベランダなど限られたスペースに人気の種類です。
今回の記事では、ウォルハガーSとコンパクトが登場します。
1-3.ベジトラグ人気の理由
ベジトラグの人気の理由は次の5つです。
1.おしゃれなデザイン
2.限られたスペースで家庭菜園を楽しめる
3.地面に座らないので負担が少ない
4.複数野菜の混植ができる
5.底板が傾斜しているので排水性が良い
特に、作業が楽なのが魅力です。
畑など、露地栽培は腰が痛くなることがありますが、ベジトラグは立って作業をしたり、椅子に座って作業ができるので、非常に機能性が高いです。
2.ベジトラグで野菜作りをした220日間ブログ
この章では、この記事のメインである220日間の栽培記録を紹介します。
紹介するのは次の9つです。
2-1.ホームベジトラグS:【ミニトマト】
2-2.ホームベジトラグS:【おでん大根】
2-3.ホームベジトラグS:【キスミーはつか大根】
2-4.ウォールハガーS:【秋どりトウモロコシ】(失敗!)
2-5.ウォールハガーS:【秋病気に強いズッキーニ】
2-6.ウォールハガーS:【金時人参】
2-7.ウォールハガーS:【サニーレタス】
2-8.ウォールハガーコンパクト:【万能小ネギ】
2-9.ウォールハガーコンパクト:【あまーいニンジン】
作物名をタップすると、該当の章へ飛びます。
それでは、それぞれの野菜の栽培記録を写真付きで紹介します。
2-1.ホームベジトラグS:8月〜12月の栽培記録【ミニトマト】
ホームベジトラグSで作ったミニトマトの成長過程を紹介します。
2-1-1.種まきから発芽まで
自宅前の日当たり良好な場所にホームベジトラグSを設置し、8月5日に種まきしました。
6日目の8月11日には、特徴的なスラッとした葉の芽が出てきました。
3箇所に分けて蒔きましたが、この時に発芽したのは2箇所だけ。
もう1箇所は植え穴が深すぎたのか、だいぶ遅れて芽が出ましたが大きくはなりませんでした。
2-1-2.大根の影に隠れながらも成長中
トマトの成長は同じタイミングでタネをまいた大根よりゆっくりで、大根の葉の影になって日当たりが悪いのではないかと心配になりました。
それでも9月上旬には花をつけ始め、9月18日には倒れないように支えとして網を取り付けました。
ベジトラグの外側に倒れないようにしたかったのですが、外側に近い部分は土が浅く、支柱は深く刺せずに倒れてしまいそうだったので網にしました。
土の入っている部分と外側の木枠の間に隙間があるので、大きめの洗濯バサミで止めたり紐を通したりできてやりやすかったです。
2-1-3.蕾がどんどん花になり、期待が膨らみます
9月10日には最初の花が咲きました。
ひとつ咲いたらどんどん花開いていきました。
黄色くて小さい、可愛らしい花ですが、この花が咲き終わったらどんどん実ができていきます。
2-1-4.虫の被害も出ました
種まきから1ヶ月ほどは防虫ネットを貼っていたのですが、大きくなるのに合わせて9月7日に外しました。
そこから1週間ほどした9月14日にはトマトの葉を虫にやられました。
周りに畑や庭木が多く、無農薬なのでこれくらいは許容範囲です。
2-1-5.花の後にどんどん実がつき始めました
9月16日には最初の小さな実を見つけました。
まだまだ青く未熟ですが、花がたくさん咲いた分実もたくさんつきました。
また、実がついても新たに花が咲いているので、時間差で色づいてくれそうです。
2-1-6.真っ赤に色づいて収穫の時です
10月13日には最初の1粒が真っ赤に色づいて収穫できるようになりました。
なかなか色が変わらなくてハラハラしましたが、「あれ、黄色っぽくなった?」と気付いてからは3日ほどで一気に真っ赤になりました。
期待通り、順番に色づいていって最終的には12月まで収穫できました。
2-1-7.ミニトマトを育ててみての感想
トマトは同時期に種まきした大根やハツカ大根に比べて芽が出るのが遅くて心配しました。
特に手前に植えた大根の方が成長が早く、葉が大きく広がって日陰になってしまうので成長に良くないのではないか、上にかぶさりそうな葉を切った方がいいのではないかと考えたくらいです。
また、3箇所に分けて種まきしたのですが、1箇所は成長点を虫に食われたのか双葉からほぼ成長せず、もう1箇所は植え穴が深すぎたのか、なんと10月中旬になってから芽生えてきました。
流石に10月中旬に芽生えても気温が低かったのか、実ができるほど成長したのは最初に芽生えた1箇所だけでした。
もうひとつ印象に残っているのが、最初に収穫したトマトと最後の方に収穫したトマトで、色づくまでにかかる時間が結構違ったことです。
最初に採れた実は、黄色っぽくなってから2、3日で真っ赤になりましたが、最後の方は緑から黄緑、黄色、オレンジ、赤色と徐々に1週間ぐらいかけて変化していきました。
トマトは実がついてから色づくまで、積算気温にして1000度(20度の気温の日が続くとして50日)程度必要と聞きます。
2023年は冬も比較的暖かかったですが、それでも10月と12月では気温が違ったので、徐々に寒くなっていった影響が色づき方で目に見えるのは貴重な経験でした。
2-2.ホームベジトラグS:8月〜10月の栽培記録【おでん大根】
ホームベジトラグSで作ったおでん大根の成長過程を紹介します。
2-2-1.種まきからあっという間の芽生え
おでん大根もミニトマトと同じ8月5日に種まきしました。
太くなるので間隔をあけて3箇所、地中深く育つので深さのあるベジトラグの中央付近を選びました。
こちらは8月8日には発芽し、翌日には双葉が開ききりました。
2-2-2.順調に成長しましたが、思ったよりも葉が広がりました
大根は芽生えた後もぐんぐん成長してくれました。
種まきから2週間程度の8月18日には双葉から本葉に切り替わっていました。
種まきからしばらくは、芽生えたばかりの野菜を虫に食べられてしまわないよう防虫ネットをかぶせていましたが、
あっという間に防虫ネットを下から押し上げるようになってしまったので、ワイヤーを入れて防虫ネットを持ち上げるようにしたぐらいです。
思ったよりも横にも葉が広がったので、種まきから1ヶ月もしない9月1日ごろには、芽生えや成長が遅かったミニトマトやゴボウの茎葉に覆いかぶさってしまうほどの成長だったので、間引きして3箇所とも1本のみを残しました。
2-2-3.立派な葉っぱに引っ張られて大根も徐々に太くなります
9月1日に間引きした時点ではまだまだ細い大根でしたが、立派な葉っぱに引っ張られて徐々に太くなっていきました。
横から覗き込むようにみると、徐々に太くなっていく様子が見て取れます。
そんな中、9月18日に大根の葉も虫にやられました。
中心付近の若い葉が大きくなることなく萎れていたのです。
それでもここまで育ってくれば枯れてしまうことはないと思います。
2-2-4.一目見てわかるほどに太い大根になりました
9月20日を過ぎる頃には、覗き込まなくても白い大根がはっきり見えるぐらいに育ちました。
2-2-5.十分な長さもある立派な大根になりました
1本目は9月30日に、残り2本は10月11日に収穫しました。
ベジトラグの一番深いところまで成長して、立派な太さ、長さになってくれました。
1本は株元を虫に齧られてしまいましたが、取り除いても十分使える大きさです。
2-2-7.おでん大根を育ててみての感想
おでん大根は芽が出てから収穫まで成長が早く、日々大きくなっているのが見てわかりました。
双葉が大きくなってきたと思ったら本葉が出てきた、本葉もどんどん大きくなり数も増えた、間引きを終える頃には覗き込めば徐々に太くなっているという変化がよくわかるので、毎日見ていて楽しかったです。
買ってきたばかりの、元肥入りの土を使っていたということもありますが、ほとんど手間もかからなかったので、初心者でも育てやすい植物だと思います。
その反面、葉が大きく広がりトマトやゴボウに覆いかぶさってしまったのは予想外でした。
特にゴボウは完全に覆いかぶさられてしまって押さえつけられ、日が当たらないためか成長が遅くなった株がありました。
また、しっかり深くまで育つので、かなりサイズの大きいホームベジトラグSでも一番深さのある真ん中で作らないと、うまく育たないかもしれません。
2-3.ホームベジトラグS:8月〜9月の栽培記録【キスミーはつか大根】
ホームベジトラグSで作ったキスミーはつか大根の成長過程を紹介します。
2-3-1.みんなで種まき
実はホームベジトラグSを設置する際と種まきする際、親戚が夏休みで田舎に遊びにきていました。
せっかくなので8月5日に種まき体験もしてもらいました。
キスミーはつか大根は手前側にすじ撒きしてスタートです。
2-3-2.あっという間にどんどん芽生えました
8月7日には最初の芽が出て、8日にはタネをまいた筋に沿って芽がどんどん出始めました。
しばらくは丸い双葉がそのまま大きくなっていきました。
2-3-3.2回の間引きを経て成長していきます
8月13日と8月19日に、2回に分けて間引きしました。
1回目はまだ双葉の状態でした。
2回目は本葉も出てきています。
根元が赤く染まり始め、もうすぐ太くなっていく頃合いでしたが、太くなるスペースを確保するためごっそり間引きます。
間引いた芽はベビーリーフとしてサラダ感覚でいただきました。
2-3-4.あっという間に収穫です
「はつか」より少し長くなりましたが、8月31日に初収穫しました。
そのまま齧るとしっかり辛味がありましたが、そのまま葉っぱごとサラダがわりにいただきました。
2-3-5.キスミーはつか大根を育ててみての感想
はつか大根の名前の通り、種まきから収穫まであっという間でした。
あまりに収穫までが早過ぎるからか、収穫した時点でまだ双葉がついていたのが印象的です。
おでん大根と同じくあまり手が掛からなくて、途中で間引きした程度でした。
育てている間はそこまで気になりませんでしたが、収穫した大根部分の大きさの割に、葉は広がります。
そのため、すじまきする場合はちゃんと間引きしてあげないと、お互いの葉が干渉してしまいそうです。
間引きした葉はおひたしやサラダで食べられるので、はつか大根収穫までの間も食べて楽しみたいならすじまきする、
少しでも手入れを少なくしたいなら、最初から間隔をあけて種まきするという方法が良いと思います。
2-4.(失敗!)ホームベジトラグ ウォールハガーS:8月〜11月の栽培記録【秋どりトウモロコシ】
ホームベジトラグ・ウォールハガーSで作った秋どりトウモロコシの成長過程を紹介します。
2-4-1.3箇所に分けて種まき
こちらも8月5日に種まきしました。
とうもろこしは地上部が高く育つ分、根もしっかり張れないと倒れてしまいそうな印象なので、ベジトラグの深くまで土がある側を選びました。
1株だけでは受粉しない可能性もあるので、間隔をあけて3箇所に撒きました。
8月9日には芽が出てきました。
成長後の姿が縦に長いすらっとしたとうもろこしらしく、小さくてもすらっと長い芽です。
2-4-2.早めに間引きして一本立ちさせました
芽が出てから2日目の8月11日には間引きして1本立ちさせました。
芽生えてすぐなのでまだ早いかな、とも思いましたが、真っ直ぐ色濃い葉が出ているので、スペースを確保してあげること優先です。
8月17日には葉の先端が枯れる、ごま葉枯病のような症状が出てきましたが対処できる薬などがないため、そのまま育てました。
2-4-3.害虫襲来です
8月22日にウリハムシが止まっているのを見つけました。
とうもろこしの害虫ではありませんが、同時に育てていたズッキーニなどウリ科の野菜の葉や根を食べてしまう害虫です。
実際にズッキーニの葉に食害された跡が残っていたので、1匹目は見つけた瞬間捕まえていました。
こちらの2匹目も写真を撮った後に捕まえました。
2-4-4.追肥を与えるも背が低いままです
その後も葉の先端の枯れは残りましたが、全体が枯れるということはありませんでした。
ただ、畑で見るとうもろこしと比べて細く、背が低い印象です。
8月27日、9月12日と追肥を与えてみましたが、あまり変化がないまま花が咲き、実をつけました。
3箇所とも1つずつ実をつけたので、どれか一つぐらいは大きくなって欲しいものです。
2-4-5.小さいまま実をつけた結果は残念でした
追肥をしても大きくならないまま花が咲き、実をつけたトウモロコシ。
実もなかなか大きくなりませんでした。
日数で言えば、10月20日ごろには取りごろになっててもおかしくないのに小さいまま。
10月下旬に少し皮を剥いてみてみてもまだとうもろこしの粒になっていませんでした。
11月上旬には髭がちぎれ始めたのに、先端はスカスカのままだったので観念して収穫しました。
開いてみた結果は写真の通り、先端の方は受粉できておらず、真ん中あたりは未熟か虫にやられていました。
食べられるものが収穫できず残念でした。
2-4-6.とうもろこしを育ててみての感想
とうもろこしは芽が出て伸び始めるまでは順調でしたが、食べられる実を収穫できなかったのが残念でした。
おそらく追肥を与えるタイミングが遅かったこと、追肥が十分でなかったことが原因ではないかと思います。
背丈が伸びるのが遅いかな、と思った段階で多めに追肥をあげてもよかったかなと思います。
また、近くに畑のない場所でも、虫の食害を受けていたのも意外でした。
特に雄花付近を食われて倒れてしまうということもなかったので、大丈夫だろうと思っていたら実はしっかりやられていたのでショックでした。
三分の一ぐらいは受粉できていなかったのは、3株しか育てていなかったので仕方がないかな、とも思います。
実際に十分な大きさまで茎が育っていたら、それはそれで収穫するために踏み台を用意したり、収穫後の刈り取りが大変になっていたとも思います。
ホームベジトラグウォールハガーSでとうもろこしを作るなら、半面ぐらいはとうもろこしにして花を増やし、受粉しやすくする、早め、多めの追肥をするといった対処が必要そうです。
2-5.ホームベジトラグ ウォールハガーS:8月〜10月の栽培記録【秋病気に強いズッキーニ】
ホームベジトラグ・ウォールハガーSで作った秋病気に強いズッキーニの成長過程を紹介します。
2-5-1.1箇所だけの種まきにしました
ズッキーニもとうもろこしと同じく、8月5日に種まきしました。
カボチャやスイカとは違ってツタを伸ばしていくということはありませんが、ズッキーニも横に大きく広がります。
そのため、1箇所だけ種まきしました。
2-5-2.本葉と言われても納得しそうな双葉が出てきました
8月8日には芽が出て、すぐに丈夫そうな色濃い葉が伸びてきました。
本葉と言われても納得してしまいそうな、しっかりした双葉です。
双葉といえど大きく育ってきたので、8月11日には間引きして1本立ちさせました。
2-5-3.ウリ科らしいギザギザした葉が広がっていきます。
まだ根本に双葉が残っていますが、ウリ科らしいギザギザした葉がどんどん育ってきました。
間引きをした翌日の8月12日には本葉がはっきりと生えてきており、成長の速さを感じます。
葉の形を見ると、カボチャやきゅうり、スイカといったウリ科の仲間だとよくわかります。
2-5-4.ウリ科の点滴、ウリハムシの被害です
周辺に畑があるわけでもないのに、ウリハムシの被害にあいました。
8月20日に発見したのですが、葉を円形に食べられてしまっています。
8月22日にはトウモロコシの葉に止まっているウリハムシを見つけ、退治しました。
2-5-5.旺盛に育って花をつけました
8月末ごろには双葉が枯れ始め、蕾をつけ始めました。
茎葉が広がることはわかっていたので種まきを1箇所だけにしたのですが、1株だけでも大きく広がって人参やサニーレタス、とうもろこしのスペースにまで広がっています。
9月1日には追肥を与え、収穫に向けて成長してもらいます。
2-5-6.最初の実は病気(カビ)にやられてしまいました
9月5日には一つ目の雌花(実になる花)を見つけたのですが、9月14日にカビにやられてしまいました。
前日見た時には気づきませんでしたので、あっという間にやられたようです。
2-5-7.待望の収穫です
1つ目の実がカビにやられてしまっても、2つ目、3つ目の実がしっかり実ってくれました。
3つ目は先端まで綺麗に太くはなりませんでしたが、10月11日に収穫し美味しくいただきました。
2-5-8.ズッキーニを育ててみての感想
ズッキーニは大きく広がるということもあって、最初から1株だけにしてみました。
それでも他の野菜を育てていたスペースにまで広がってしまい、影を作ったり押さえつけてしまったのが特に人参に影響しているかなと思います。
とうもろこしは縦に伸びているので、影響はなかったと思います。
他の野菜と混植する際は、他の野菜が芽生えて伸びてきて、ズッキーニが広がっても上に葉が出てくると思える段階になってから植えても良いかもしれません。
また、1つ目の実がカビにやられてしまったのが残念でした。
しばらく後に敷き藁を敷いたのですが、雨による土はね対策としてズッキーニにも敷いてあげればよかったです。
追肥によってはっきり成長が良くなったという感じはしませんでしたが、引き抜いた時に結構広くまで根を張っていました。
隣のスペースにまで根が伸びていたので、ズッキーニに追肥を上げるというよりは隣の野菜に追肥を多めにあげて、栄養不足を防ぐと考えた方がよかったです。
広がり方と、追肥、土はねに気をつけてあげれば1株で何回か収穫できて、彩を増やせる良い野菜だと思います。
2-6.ホームベジトラグ ウォールハガーS:8月〜3月の栽培記録【金時人参】
ホームベジトラグ・ウォールハガーSで作った金時人参の成長過程を紹介します。
2-6-1.種まきは筋まきで、間引きしていきました
とうもろこし、ズッキーニと同じ8月5日に種を蒔きましたが、芽生えは8月10日と少し遅かったです。
すじまきした1直線に沿って徐々に芽生えていきましたが、成長が遅く8月23日になっても本葉がようやく1枚出た程度でした。
2-6-2.追肥をあげてもゆっくりです
人参はぐんぐん成長するわけではないが、枯れたりもしないというもどかしい感じでした。
あまりにゆっくりなので、9月12日に追肥をあげる方とあげない方に分けてみました。
すぐには影響はありませんでしたが、1週間ほどで少し成長に違いが出てきたので全体に追肥しました。
2-6-3.ズッキーニ収穫後に成長が加速しました
10月17日にはもう花をつけなくなったズッキーニを撤去しました。
その際に人参の方にまで根っこが伸びており、栄養を吸われていた可能性が高まりました。
また、ズッキーニ撤去後に葉がしっかりし始め、大きく育ち始めたので、日光を遮られていたという意味でも地下の栄養を奪われていたという意味でもズッキーニに影響を受けていたようです。
2-6-4.雪の下でも元気です
実は、人参は11月から12月ごろに収穫できていてもおかしくない期間を育てていました。
しかし、本格的に成長し始めたのはズッキーニを撤去した10月半ばすぎと、種まきしてから2ヶ月以上経過してからのこと。
なかなか太くならないため収穫できないまま1月、2月には降雪にあってしまいました。
雪に埋まってもしっかり生き残ってくれたのでよかったです。
2-6-5.雪を乗り越えて収穫間近です
2回ほど積雪に埋もれてしまいましたが、元気に復活してくれました。
2-6-6.細めですがしっかり人参になりました
なかなか成長できなかった時期や台風、雪も乗り越え、見事人参になってくれました。
育てた期間が長すぎたためか、髭根が多くなってしまいましたが美味しくいただけました。
2-6-7.金時人参を育ててみての感想
複数の野菜を混植した影響を大きく受けたのが人参でした。
隣のズッキーニの根が人参の周りにまで伸びてきており、栄養を取られてしまっていたと思います。
また、大きく伸びたズッキーニの葉が影を作っていたこともあり、地上でも地下でも隣の野菜の影響を受けていたようでした。
その半面、影響が取り除かれると成長し始め、気温が低くなってきても枯れずに収穫できたことは、生命力の強さを感じました。
2-7.ホームベジトラグ ウォールハガーS:9月〜3月の栽培記録【サニーレタス】
ホームベジトラグ・ウォールハガーSで作ったサニーレタスの成長過程を紹介します。
2-7-1.最初の種まきと失敗
サニーレタスも同じく8月5日に種まきしました。
ところがいつまで経ってもレタスだけは芽生えません。
浅植えすぎて水に流されてしまったのか、撒いた時期に気温が高すぎたのか、9月になっても一向に芽生えませんでした。
2-7-2.方法を変えて再チャレンジ
いつまで経っても芽生えないので、別の方法で試してみることにしました。
湿らせたキッチンペーパーの上に種をまき、冷蔵庫で一旦冷やして発芽させる方法で再度チャレンジです。
9月25日に冷蔵庫で冷やし始め、27日にはあっという間に発芽し、9月28日には植え付けできました。
2-7-3.小さくてもはっきりとサニーレタスです
最初の双葉は他の野菜と変わらない、緑の小さな双葉でしたが、本葉が出始めたらすぐ一眼でサニーレタスとわかる色合いになりました。
レタス類は最初の成長は遅く、葉が大きくなるに従って成長が早くなるそうです。
植え付けからしばらくは、既に大きくなっていたズッキーニやとうもろこしもあったためか、ゆっくりとした成長でした。
2-7-4.時間はかかったけど立派なサイズになりました
10月にはズッキーニ、11月にはとうもろこしを収穫、撤去したので成長が加速するかと思ったのですが、それでも成長はゆっくりでした。
1週間前の写真と見比べて、ようやく大きくなってきたかな?とわかる程度です。
思ったよりも成長がゆっくりで冬を迎えてしまいそうだったので、11月の中頃には敷き藁で保温してゆっくり成長を待ちました。
写真で振り返ってみると、当時の印象よりも大きくなっています。
2-7-5.収穫して大きさにびっくり
1月、2月にふった大雪にも負けず、枯れることなく成長し続けてくれました。
3月になって、人参と同じタイミングで収穫しました。
収穫してみて私の顔よりも大きくなっていてびっくりです。
無事美味しくいただくことができました。
2-7-6.サニーレタスを育ててみての感想
振り返ってみると、レタスはあまり手間はかかりませんでしたが、意外なことがいくつもありました。
一つはそもそも芽生えなかったことです。
畑で育てている家族に「レタスは簡単だよ」と聞いていたので、芽が出なかったのが意外でした。
種を撒いたのが8月の夏の盛りだったので、気温が高く早すぎたのかな、と思います。
もう一つは成長の遅さです。
芽出しをして植えた後、10月、11月とあまりに変化がなく、1週間前の写真と比べて少し大きくなってるな、と確認できる程度の成長が続きました。
1ヶ月ぐらいで収穫できてもおかしくない野菜なのに、最終的に収穫まで半年程度かかったのはびっくりです。
大雪に耐えたのも意外でした。
寒さにやられて、外の方の葉から痛んでしまうかな、と思っていました。
それどころか雪を乗り越えて私の顔と同じぐらいまで大きくなってくれたのは嬉しかったです。
レタスは種まきのタイミングが早すぎ、芽出しして植え付けるタイミングは遅すぎたかな、と思います。
2-8.ホームベジトラグ ウォールハガーコンパクト:8月〜10月の栽培記録【万能小ネギ】
ホームベジトラグ・ウォールハガーコンパクトで作った小ネギの成長過程を紹介します。
2-8-1.植え付け直後
筆者はネギが大好きなので、植え付け時から収穫後のレシピを考えていました。
8月5日から植えつけ開始です。どのように育ってくれるのか楽しみです。
2-8-2.小ネギ、発芽!
8月16日。
植えてから11日後に発芽しました。
想像以上に早く、びっくりしました。
2-8-3.ぐんぐん成長中!
9月22日。植えてから48日後の様子です。すごい勢いで成長をしています。
液肥で成長を加速させています!
2-8-4.収穫間近!
10月8日。
植えてから64日後の様子です。
ぐんぐん大きくなって収穫間近です。
奥で混色している人参さんも大きくなっています。
2-8-5.祝!収穫!
10月24日。
植えてから80日後。
たくさん収穫できました!小ネギさんは手間がかからず、本当に楽しく育てることができました。
2-9.ホームベジトラグ ウォールハガーコンパクト:8月〜11月の栽培記録【あまーいニンジン】
ホームベジトラグ・ウォールハガーコンパクトで作ったあまーいニンジンの成長過程を紹介します。
2-9-1.植え付け直後
8月5日。植え付け方法を調べて植えつけ方法を調べてみました。
これから成長するのが楽しみです。
2-9-2.発芽!
8月13日。
8日後に芽が出ました。
この頃になると人参さんに愛着が湧いてきます。
2-9-3.ぐんぐん成長中!
9月13日。
植えてから39日後。
かなり大きくなってきました。
手前は混色で育てているネギです。
2-9-4.害虫トラブル!
9月14日。
美味しそうな人参さんを狙って芋虫がついてしまいました。
殺虫剤を使わないでで育てているので仕方がないですね。
2-9-5.収穫!!
11月11日。
植えつけから90日後。
見事大きな人参さんを収穫することができました。
収穫した人参さんは、シチューなどにして食べました。
自分で作った野菜は最高に美味しいですね!
3.ベジトラグで育てた野菜が最高に美味しい理由3つ
私がベジトラグで育てた野菜は、どれも最高に美味しかったです。
なぜこんなに美味しいのだろう?と考えてみると、3つほど理由がわかりました。
理由1.栄養豊富な培養土で作っているから
ベジトラグで野菜を育てるときに、ホームセンターで培養土を購入しました。
加えて、野菜の種の裏面に記載されている育て方通りに作ることで、良い状態の野菜を作ることができました。
痩せた土地では栄養分が乏しく、野菜もあまり美味しくならないと思います。
ベジトラグは、野菜に有利な環境で大切に育てることで、最高に美味しい野菜作りができると実感しました。
理由2.自分で作っているから安心して食べることができるから
自分で作るということは、どんな作り方をしたかが明確にわかります。
どんな環境で、どのような栽培方法、どんな肥料を使って育てたかがわかるので安心して食べることができました。
理由3.清潔な環境で作っているから
ベジトラグは、適切なメンテナンスをすれば通気性・排水性が優れているので清潔な環境で野菜を栽培することができます。
安心感であったり、実際に清潔なので野菜が綺麗に育つことができると思います。
4.実際にベジトラグを使ってみてわかったデメリット5つ
この章では実際にベジトラグを200日以上使用して実感したデメリットを5つ紹介します。
【感じたデメリット】
1.一度設置すると簡単に移動できない
2.冬場の冷気が土に伝わりやすいので注意が必要
3.暑い日は水分の蒸発が早く、土が乾きやすかった
4.混植の場合、しっかりと事前に計画を立てる必要があった
5.V字形状のものは、作業できるスペースを確保する必要がある
詳しく解説します。
4-1.一度設置すると簡単に移動できない
ベジトラグは、一回土を入れると非常に重くなりました。
本体の重さは6kg〜27kg程度です。
培養土は1Lあたり500グラム程度なので、一番小さいベジトラグでも土だけで30kg、一番大きいベジトラグに至っては100kg以上となります。
土に水分が含まれているとさらに重くなります。
そのため、一度設置すると、簡単に移動が難しいのがデメリットの一つと感じました。
4-2.冬場の冷気が土に伝わりやすいので注意が必要
ベジトラグの底面は、スノコのように隙間が空いているので、不織布が外気に当たり、土が冷え込むように感じました。
作物の防寒対策(敷き藁)をしても少し効果が感じにくかったです。
日当たりが良い割に、一般的なプランターと比べて霜柱が立ったりしやすいことも実感しました。
筆者が冬場に育てた、グリーンスパンというレタスは、霜により腐ってしまいました。
4-3.暑い日は水分の蒸発が早く、土が乾きやすかった
ベジトラグは隙間が多く、通気性が良い分、土の乾きも早かったです。
そのため、水やりの手間が少し多くなるのがデメリットに感じました。
4-4.混植の場合、しっかりと事前に計画を立てる必要があった
混植する場合は、事前に作物について調べる必要がありました。
・水の要求量
・作物の広がり方
・収穫時期の違い
重要なポイントなので、少し詳しく解説します。
作物ごとの水の要求量の違い
例えば、水の少し控えめに育てるトマトと、水分要求量が多い葉物野菜を育てる場合に、調整が難しくなります。
植物の水の要求量を合わせた計画を立てるのが良いでしょう。
作物の広がり方の違い
例えば、横に広がる大根は混植の場合に、隣の野菜を覆ってしまう可能性があります。
大根がどれくらい横に育つかを事前に調べて、植え付けを行う必要があります。
収穫時期の違い
当然ですが、植物によって収穫時期の違いがあります。
例えば、8月に植えて収穫が9月のものもあれば、11月に収穫できるものもあります。
早く収穫が終わったスペースを再度使用する際、耕すと隣の未収穫の野菜の根っこを傷つけてしまう危険性があります。
特に、隣に地下で横に広がるジャカイモなどがあると、傷つける可能性があります。
そのため、収穫する野菜の組み合わせをノートなどに絵で書くと、イメージしやすくなります。
3-5.V字形状のベジトラグは、長辺2辺から作業できるスペースを確保する必要がある
「ホームベジトラグ」はV字形状で、奥行きが58cmです。
作業をする際に長辺の片方からしか作業ができないと、奥の作物を手入れする際に不便に感じました。
そのため、長辺2辺どちらからでも作業できるようにスペースを確保する必要があります。
限られたスペースでは、片側から作業ができる「ホームベジトラグウォールハガー」を検討しましょう。
奥行きがホームベジトラグに比べて10cmほど短いため、片側からだけの作業が可能です。
5.ベジトラグを使ってみて実感したメリット5つ
この章では、実際にベジトラグを200日以上使用して実感したメリットを5つ紹介します。
【感じたメリット】
1.土がない場所で気軽に野菜作りできるのが本当に楽しい!
2.作業がしやすく腰に優しい
3.通気性・排水性が高いので、一度も病気にならなかった
4.プランター内が高温になりにくかった
5.混植ができるので楽しい
それぞれ詳しく解説します。
5-1.土がない場所で気軽に野菜作りできるのが本当に楽しい!
アスファルトやコンクリート敷きの土地でもベジトラグがあれば、畑を楽しむことができます。
また、水はけの心配なども必要なく、ホームセンターで野菜用の培養土を購入するだけで準備ができます。
家族と楽しく収穫を楽しめるので、家族との時間が増えました。
5-2.作業がしやすく腰に優しい
腰の位置が高いので、植え付けや肥料、間引きをするときの作業がとても楽でした。
畑では、しゃがんで作業をするので、どうしても腰や膝が痛くなります。
ベジトラグは、立ちながらや椅子に腰掛けながら作業ができるので、全然疲れませんでした。
畑仕事に比べて、格段に作業性が高いのが魅力です。
5-3.通気性・排水性が高いので、一度も病気にならなかった
ベジトラグは、スノコ状になっているので非常に通気性が優れています。
底部分も風通しが良く、湿気による病気が今の所発生したことはありません。
5-4.プランター内が高温になりにくかった
ベジトラグは、地面からある程度の高さがあるので、夏場に高温になりにくかったです。
一般的なプランターは、地面からの熱を直接受けるため、高音になり作物にダメージを与えてしまうことがあります。
一方、ベジトラグは地面と底面に空間があり、風通しが良いので高温になりにくいことにメリットを感じました。
5-5.混植ができるので楽しい
小さなスペースで混植ができるのが非常に楽しかったです。
これはベランダなど限られたスペースで育てる場合も大きなメリットになると思います。
混植することにより、1家族分でさまざまな野菜を楽しむことができるようになります。
1品種だけ作っても、消費が追いつかない場合がありますので、少ない量を複数作れるのは、一般家庭の方は非常に魅力的に感じるのではないでしょうか。
6.ベジトラグでよくある質問
この章では、ベジトラグに関するよくある質問を紹介します。
6-1.腐ることはありますか?
ベジトラグは、木製なので自然に経年劣化したり腐ってしまうことがあります。
ただ、防腐剤などで定期的なメンテナンスをすることで劣化を遅くすることができます。
メンテナンスは次のようなことを行います。
1.木材保護用塗料(防腐・防虫・防カビ)を塗る
2.ささくれが発生した際にパテで補修
3.ネジ等の締め増し
4.不織布の内側の掃除
特に、1番と2番は劣化を防ぐ・遅くするための大事な作業なので必須です。
決して安くない製品なので、しっかりとメンテナンスを行いましょう。
6-2.台風など、強い風で倒れることはありますか?
私たちで200日以上使いましたが、びくともしませんでした。
ただ、大型台風などには遭遇していませんので、台風時は注意が必要です。
超大型台風は、車もひっくり返すほどの力を持っています。
ベランダでしたら台風の風は受けにくいですが、ホームセンターで資材を購入し、固定するのも一つです。
地面に置く場合は、重石やブロックなどにロープで固定するのも対策の一つです。
日常的な風では動くことはありませんでした。
6-3.ベランダで使用できますか?
ベランダでも使用可能です。
特に「ホームベジトラグウォールハガー」は、壁面につけて片側から作業ができるようになっています。
そのため、ベランダの限られたスペースでも家庭菜園を存分に楽しむことできます。
6-4.土の入れ替え頻度はどれくらいですか?
土のメンテナンスを行うことで、何回も繰り返し使うことができます。
よくプランターで家庭菜園をしていると、作物1回で土を捨ててしまう方もいますが、ベジトラグは土の量が多いので、大変な作業になります。
そのため、土のメンテナンスを行なったり、注意点を守ることで1回きりの使用ではなく、何回か使用することができます。
【メンテナンスと対策】
1.作物を作り終えたら土にある根っこを処分する
2.腐葉土を入れる
3.腐食物質を補充する
4.同じ作物を連続して作らない
これらのメンテナンスや対策を行うことでベジトラグの土を繰り返し使うことができます。
わかりにくい部分が3.の腐食物質だと思います。
具体的な商品を紹介すると当店で販売している「根がぐんぐん伸びる素」や「地力の素」を使用することでフルボ酸(腐食酸)を補給することができます。
古い土の再生に使われる商品でもあります。
7.まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はベジトラグの220日間育成記録を中心に解説しました。
この記事を簡単にまとめます。
ベジトラグの種類
ホームベジトラグS:約幅103.5×奥行76×高さ80cm 約19kg(土:約130L)
ホームベジトラグL:約幅183.5×奥行76×高さ80cm 約27kg(土:約235L)
ホームベジトラグウォールハガー コンパクト:約幅77×奥行46×高さ63cm/約6.3kg(土:約51L)
ホームベジトラグウォールハガーS:約幅103.5×奥行46×高さ80cm/約12kg(土:約90L)
ホームベジトラグウォールハガーL:約幅183.5×奥行46×高さ80cm/約20kg(土:約165L)
ベジトラグ育成記録
2-1.ホームベジトラグS:【ミニトマト】
2-2.ホームベジトラグS:【おでん大根】
2-3.ホームベジトラグS:【キスミーはつか大根】
2-4.ウォールハガーS:【秋どりトウモロコシ】(失敗!)
2-5.ウォールハガーS:【秋病気に強いズッキーニ】
2-6.ウォールハガーS:【金時人参】
2-7.ウォールハガーS:【サニーレタス】
2-8.ウォールハガーコンパクト:【万能小ネギ】
2-9.ウォールハガーコンパクト:【あまーいニンジン】
ベジトラグで育てた野菜が最高に美味しい理由3つ
理由1.栄養豊富な培養土で作っているから
理由2.自分で作っているから安心して食べることができるから
理由3.清潔な環境で作っているから
実際にベジトラグを使ってみてわかったデメリット5つ
1.一度設置すると簡単に移動できない
2.冬場の冷気が土に伝わりやすいので注意が必要
3.暑い日は水分の蒸発が早く、土が乾きやすかった
4.混植の場合、しっかりと事前に計画を立てる必要があった
5.V字形状のベジトラグは、長辺2辺から作業できるスペースを確保する必要がある
ベジトラグを使ってみて実感したメリット5つ
1.土がない場所で気軽に野菜作りできるのが本当に楽しい!
2.作業がしやすく腰に優しい
3.通気性・排水性が高いので、一度も病気にならなかった
4.プランター内が高温になりにくかった
5.混植ができるので楽しい
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。