「モンステラってどんな種類があるんだろう?」
モンステラを検討中の方はこのような疑問をお持ちではないでしょうか?
実は「モンステラ」と言っても様々な葉っぱ・色を持った品種が存在します。
そこで今回は、観葉植物販売店のミドリスがモンステラの14種類を解説します。
人気品種や斑入り品種、希少品種を紹介していますのでぜひご覧ください。
【この記事でわかること】
・モンステラの基本データ
・モンステラ14種類(人気品種、希少種、斑入り品種など)
・モンステラを選ぶ時の注意点3つ
この記事を読めば、あなたが気に入るモンステラに出会えるかもしれません。
この記事の目次
- 1.モンステラの基本データ(花言葉や風水、原産地など)
- 2.モンステラの種類14選|人気品種から斑入りの希少種まで
- 2-1.モンステラ デリシオーサ(デリシオサ):大きな葉っぱと背丈が特徴の種類!定番で一番人気の大型品種
- 2-2.モンステラ アダンソニー(ヒメモンステラ):小さなモンステラでお部屋などにぴったりの人気の種類
- 2-3.モンステラ ボルシギアナ ホワイトタイガー:斑入り品種の一番人気の種類で白く細かい斑が特徴
- 2-4.モンステラ ジェイドシャトルコック:葉っぱに切れ込みが入らない珍しい種類
- 2-5.モンステラ ジェイドウィング:ジェイドシャトルコックに似ている品種で成長過程を楽しむ種類
- 2-6.モンステラ ホワイトモンスター(デリシオーサ・天津ラン):斑入り品種で希少価値が高いレア品種
- 2-7.モンステラ 福助:デリシオーサの選抜種で葉っぱが丸くて可愛い種類(希少種)
- 2-8.モンステラ デュビア:クライムリーフと呼ばれる木や板を登る可愛いモンステラ
- 2-9.モンステラ デリシオーサ コンパクタ:小型のデリシオーサで場所を取らないのが魅力。
- 2-10.モンステラ イエローモンスター(モンステラ タイコンステレーション):クリーム色のような斑入りが特徴の希少品種
- 2-11.モンステラ マクロコズム:葉っぱの穴が非常に多い希少品種
- 2-12.モンステラ スタンデリアナ(ハネカズラ):楕円形の葉っぱがスタイリッシュな希少種
- 2-13.モンステラ ペルツーサ(姫モンステラ):大きな切れ込みが特徴の小型種類
- 2-14.マドカズラ:モンステラに似ている仲間
- 3.モンステラを選ぶ際の注意点
- 4.モンステラには造花(フェイクグリーン)などのインテリアという選択肢もある
- まとめ
1.モンステラの基本データ(花言葉や風水、原産地など)
モンステラとは、熱帯アメリカ原産の植物です。
一番の特徴は、大きな葉っぱです。
おしゃれな観葉植物として、日本でも非常に人気が高い種類です。
モンステラの基本データ | |
---|---|
原産地 | 熱帯アメリカ原産 |
草丈 | 20cmから200cm程度 |
耐寒性 | 普通 (5度程度) |
特徴 | 品種ごとに形・色が異なる葉っぱ |
花言葉 | 「壮大な計画」「うれしい便り」「深い関係」 |
種類 | 自生地(熱帯アメリカ)では40種類ほど生息 |
「壮大な計画」「うれしい便り」「深い関係」という素晴らしい花言葉が付けられていて、自分用、贈答用にも人気の観葉植物です。
モンステラの種類は40種類ほど存在し「モンステラ・〇〇〇〇」と、〇〇部分に品種名が入ります。
早速、次の2章よりモンステラの種類を紹介していきます。
2.モンステラの種類14選|人気品種から斑入りの希少種まで
この章ではモンステラの14種類を解説します。
まずは一覧でご覧ください。
品種の名前をクリックで該当の種類に飛びます。
それぞれ詳しく解説します。
2-1.モンステラ デリシオーサ(デリシオサ):大きな葉っぱと背丈が特徴の種類!定番で一番人気の大型品種
モンステラ デリシオサは、定番の人気品種です。
最大で1.5m程度大きくなる大型品種です。
小さいうちは、モンステラ特有の切れ込みは少ないですが、大きく成長するにつれて、葉っぱ切り込みも多くなります。
デリシオーサは、丈夫な種類なので初心者にもおすすめです。
改良品種も多く出回っており、「モンステラ デリシオーサ 〇〇〇〇」と名前で数多くの品種が流通しています。
【モンステラデリシオサのポイント】
・定番の一番人気品種
・大きく成長すると1.5mまで成長する
・流通量が多く、さまざまな大きさからお気に入りを選べる
2-2.モンステラ アダンソニー(ヒメモンステラ):小さなモンステラでお部屋などにぴったりの人気の種類
モンステラアダンソニーは、「ヒメモンステラ」「姫モンステラ」と呼ばれるモンステラの中でも小さい品種です。
高さが最大でも60cm程度と、モンステラの中では小さい品種なので、お部屋でも手軽に楽しむことができます。
デリシオーサと同じく丈夫な品種なので初心者におすすめの種類です。
流通量も多く、比較的簡単に入手することができます。
【モンステラアダンソニーのポイント】
・小さな品種でお部屋でも気軽に楽しむことができる
・丈夫な品種なので初心者におすすめ
・流通量が多いので比較的簡単に入手することができる
2-3.モンステラ ボルシギアナ ホワイトタイガー:斑入り品種の一番人気の種類で白く細かい斑が特徴
モンステラ ボルシギアナ ホワイトタイガーは、モンステラ・ボルシギアナ系統の中で白い斑が細かく入った個体の呼び名です。
そのため、人によっては異なる呼び方になるのが特徴です。
斑入り品種の中でも、一番知名度が高く、希少価値も高いモンステラです。
斑入り品種は育て方が非常に難しいため、初心者の方にはおすすめしません。
【モンステラ ボルシギアナ ホワイトタイガーのポイント】
・斑入り品種で一番人気
・斑入り品種なので育て方が非常に難しい
・高額で入手が難しい
2-4.モンステラ ジェイドシャトルコック:葉っぱに切れ込みが入らない珍しい種類
モンステラ ジェイドシャトルコックは、モンステラらしくないモンステラの希少種です。
特徴は切れ込みが入らない楕円形の葉っぱです。
葉っぱ表面もゴツゴツしており、ツルを伸ばして成長する品種です。
丈夫な種類なので入手できれば、簡単に育てることができます。
【モンステラ ジェイドシャトルコックのポイント】
・珍しく葉っぱに切れ込みが入らない品種
・葉っぱが楕円形でゴツゴツしている
・モンステラに比べて少し高いが、入手はできる
2-5.モンステラ ジェイドウィング:ジェイドシャトルコックに似ている品種で成長過程を楽しむ種類
モンステラ ジェイドウィングは、シャトルコックと同じく「ジェイド」と付く品種です。
切れ込みが入らないゴツゴツした葉っぱは、シャトルコックそっくりです。
大きな違いとしては、ジェイドウィングは株が大きくなると大きな切れ込みが入ります。
そのため、ジェイドウィングは、小さなことは切れ込みがなく、大きくなると切れ込みが入るので成長過程を楽しみながら育てることができます。
【モンステラ ジェイドウィングのポイント】
・丈夫で育てやすい
・小さい頃と大きく成長した後で葉っぱの姿が違う
・シャトルコックに比べて流通量が少ない
2-6.モンステラ ホワイトモンスター(デリシオーサ・天津ラン):斑入り品種で希少価値が高いレア品種
モンステラ ホワイトモンスターは、別名「デリシオーサ・天津ラン」で、デリシオーサ系統の斑入り品種です。
実は60年以上前から存在している古い品種です。
珍しく、斑の種類が「黄緑、白」や、斑の模様が「ミント斑や散り斑」などさまざまな表情を見せます。
成長が遅く、流通量が少ないため、何十万円という高額で取引されています。
斑入り品種なので育てる難易度が高いので初心者の方にはおすすめしません。
注意点としては、緑色の葉っぱの時期は、通常のデリシオーサと見分けがほとんどつきません。
購入する際には注意が必要です。
園芸専門店やモンステラの実績が豊富な業者さんから購入をお勧めします。
【モンステラ ホワイトモンスターのポイント】
・様々な斑入りが楽しめる超高級品種
・斑入りなので育てる難易度が高い
・緑の葉っぱのときは見分けがつかないので要注意
2-7.モンステラ 福助:デリシオーサの選抜種で葉っぱが丸くて可愛い種類(希少種)
「モンステラ福助」は、幸福を招くとされる縁起人形「福助」に由来しています。
デリシオーサの実生選抜種で、葉っぱが丸いのが特徴です。
選抜種なので、個体によって差があります。
流通量が極めて少ないため、なかなかお目にかかれない品種です。
【モンステラ 福助のポイント】
・デリシオーサの選抜品種
・丸くてコンパクトな葉っぱが可愛い
・流通量が少ないので入手が困難
2-8.モンステラ デュビア:クライムリーフと呼ばれる木や板を登る可愛いモンステラ
モンステラデュビアは、「クライムリーフ」と呼ばれ、板に張り付き登っていく特性がある種類です。
原生地では、木を登って成長をします。
もちろん通常の鉢植えで育てることもできます。
葉っぱは、小さなサイズのころは穴が空きません。
大きく成長すると、モンステラらしい穴が空いた葉っぱに成長します。
珍しい種類で、比較的高価格で流通しています。
【モンステラ デュビアのポイント】
・クライムリーフと呼ばれ、板や木を登る習性がある
・成長とともに葉っぱが変わるので、楽しめる
・比較的高価格
2-9.モンステラ デリシオーサ コンパクタ:小型のデリシオーサで場所を取らないのが魅力。
モンステラ デリシオーサ コンパクタは、デリシオーサを小さくした品種です。
デリシオーサほど大きくならないため、限られたスペースでも活躍できます。
デリシオーサに比べて葉っぱの切れ込みが深いのが特徴です。
【モンステラ デリシオーサ コンパクタのポイント】
・デリシオーサの変異種で小さいのが特徴
・限られたスペースで活躍できる
・流通量が少ない
2-10.モンステラ イエローモンスター(モンステラ タイコンステレーション):クリーム色のような斑入りが特徴の希少品種
モンステラ イエローモンスターは黄斑が特徴の希少品種です。
別名で「モンステラ タイコンステレーション」として流通しているものもあります。
大きな葉っぱも特徴的で存在感がある種類です。
流通量は少なく、入手は困難です。
【モンステラ イエローモンスターのポイント】
・クリーム色のような斑入りが特徴
・葉っぱが大きい
・流通量が少なく入手困難
2-11.モンステラ マクロコズム:葉っぱの穴が非常に多い希少品種
モンステラ マクロコズムは、大きな葉っぱにたくさんの穴が空いていることが特徴の希少品種です。
流通量が少なく、なかなかお目にかかれない品種です。
注意点としては、穴が多いデリシオーサを「マクロコズム」として販売されているケースがあります。
購入するときは、信頼ができる園芸店さんなどから購入をしましょう。
【モンステラ マクロコズムのポイント】
・大きな葉っぱにたくさんの穴が空いた品種
・流通量が非常に少なく入手困難
・デリシオーサが「マクロコズム」として販売されているケースがあるので注意が必要
2-12.モンステラ スタンデリアナ(ハネカズラ):楕円形の葉っぱがスタイリッシュな希少種
モンステラ スタンデリアナは、別名「ハネカズラ」で流通している品種です。
斑入り品種は「モンステラ スタンデリアナ バリエガータ」として名付けられていることもあります。
葉っぱに切れ込みが入らず、楕円形の形をしているので、モンステラらしくない外見です。
流通量が少ないため、入手は難しいです。
【モンステラ スタンデリアナのポイント】
・楕円形の葉っぱに切れ込みが入らない品種
・コンパクトでスペースを取らない
・流通量が少ないので入手が難しい
2-13.モンステラ ペルツーサ(姫モンステラ):大きな切れ込みが特徴の小型種類
モンステラ ペルツーサは、小型種類で「ヒメモンステラ」に分類されます。
特徴は、葉っぱに大きく入る切れ込みです。
丈夫で育てやすく、スペースも取らないため、人気の種類です。
流通量もある程度ありますので、入手可能な品種です。
【モンステラ ペルツーサのポイント】
・切り込みが大きく入る品種
・姫モンステラなので大きくならない
・比較的入手しやすい品種
2-14.マドカズラ:モンステラに似ている仲間
マドカズラは、よくモンステラと見間違えられる種類です。
マドカズラは、モンステラと同じく葉っぱに穴が空きます。
モンステラと違うのは切れ込みが入らないことです。
名前の通り、葉っぱが窓のようになっているのが特徴です。
マドカズラは安価に流通している人気品種です。
【マドカズラのポイント】
・モンステラにそっくりの外見
・葉っぱに切れ込みは入らない
・窓のように穴が開く
・流通量が多く簡単に入手可能
3.モンステラを選ぶ際の注意点
この章では、モンステラを選ぶ際の注意点を記載します。
【モンステラを選ぶ際の注意点3つ】
1.白の斑入り種は管理がデリケート
2.斑入りモンステラは流通量が少なく高価
3.大型種と小型種があるので、大きさに注意
それぞれ詳しく解説します。
3-1.白の斑入り種は管理がデリケート
モンステラをはじめ、植物の斑入り種は管理が難しいです。
斑入り種は、遺伝的変異でクロロフィル(葉緑素)という物質が「欠失」している場合に起こるとされています。
その他にも、栄養面で鉄分が欠乏していたり、ウイルスが原因の場合もあります。
つまり、斑入り種は進化ではなく、何かしらの必要要因が「欠失・欠乏」することにより起きた品種なので、通常品種よりも弱いことが多いです。
そのため、環境の変化に弱く、管理が難しいので、非常にデリケートな種類が多いです。
「斑」部分は光合成をすることができないため、通常品種に比べて耐陰性が低く、強い日差しを受けた際に葉焼けしやすいというデメリットもあります。
斑入り品種を選ぶ場合は、この点に注意しましょう。
斑入り品種の管理のコツはとにかく環境を一定に保つことです。
環境の変化に弱く、急に変わると葉っぱの状態も大きく変化します。
3-2.斑入りモンステラは流通量が少なく高価
斑入りモンステラは、通常の園芸店でも非常に扱いが少ないです。
ホームセンターや実店舗では見かけることはないでしょう。
ネットの観葉植物専門店さんなどが扱われています。
非常に高価であり、育てるのも難しいので、モンステラに慣れた方ではないとおすすめできません。
また、フリマアプリなどで挿し木が販売されていることもありますが、挿し木から育てるのはさらに難易度が高くなります。
知識を深め一流のガーデナーになってからチャレンジしてみましょう。
3-3.大型種と小型種があるので、大きさに注意
モンステラには大型種と小型種が存在します。
例えば、予め調べずに、4号や5号のモンステラを購入して育てていると次のような問題が発生します。
・こんな大きくなるとは思わなかった
・こんな小さいままだとは思わなかった
と後悔しないようしましょう。
小さいモンステラは「ヒメモンステラ」に分類されることが多いです。
一般的な「モンステラ デリシオーサ」は大型種です。
事前に購入する品種がどの程度大きくなるかを調べておきましょう。
4.モンステラには造花(フェイクグリーン)などのインテリアという選択肢もある
インテリアにモンステラが欲しいけど、サイズや管理の手間を考えて躊躇している方もいるのではないでしょうか。
もっと増やして部屋中を彩りたいという方や、モンステラのエキゾチックな雰囲気だけを楽しみたいという方もいると思います。
モンステラにはタペストリーやフェイクグリーン、リーフパネルなどのインテリアが豊富にあり、そちらを飾ることもできます。
この章では、観葉植物を育てるのは難しいけど、モンステラでお部屋を彩りたい方におすすめのアイテムをご紹介します。
・フェイクグリーン
購入時の大きさのままで変化しない、水やりや施肥といった管理が必要ない、虫がわかない、日当たりを問わないなど、フェイクグリーンならではのメリットがあります。
鉢植えで欲しい方におすすめです。
・タペストリー
置き場所がない、という場合でも壁に飾るタペストリーなら場所を取らないので安心です。
設置、移動も簡単で、気分に合わせて掛け替えることもできます。
・ウォールステッカー
タペストリーと同じく壁を彩るものですが、壁に貼り付けるので何かの拍子に落としてしまうということがありません。
モンステラだけを飾ることも、他のウォールステッカーと組み合わせてお好みの空間に彩ることもできます。
シールタイプなら比較的安価で手に入り、剥がせるタイプもありますので安心です。
・アートパネル、リーフパネル
アートパネルやリーフパネルも壁に飾ることが多いですが、サイドテーブルなどに立てかけて飾ることもできます。
小さめのものなら持ち運びも簡単で、気分に合わせて場所を変えられます。
・カーテン
窓際を彩るカーテンにもモンステラ柄のものがあります。
モンステラのみのものや他の植物をあしらったものなど様々なデザインや機能のものがありますので、
作りたいお部屋の雰囲気やお好みに合わせて選べます。
いかがでしたでしょうか。
このようなインテリアでしたら、スペースや日当たりの問題などでモンステラを飾れない場所にも飾ることができます。
飾る場所や状況に合わせてインテリアも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は人気の観葉植物モンステラの種類について詳しく解説しました。
簡単にまとめます。
【モンステラの基本情報】
モンステラの基本データ | |
---|---|
原産地 | 熱帯アメリカ原産 |
草丈 | 20cmから200cm程度 |
耐寒性 | 普通 (5度程度) |
特徴 | 品種ごとに形・色が異なる葉っぱ |
花言葉 | 「壮大な計画」「うれしい便り」「深い関係」 |
種類 | 自生地(熱帯アメリカ)では40種類ほど生息 |
【モンステラ14種類】
モンステラを選ぶ際の注意点3つ
1.白の斑入り種は管理がデリケート
2.斑入りモンステラは流通量が少なく高価
3.大型種と小型種があるので、大きさに注意
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。