お庭にソテツを検討中の方、こんな疑問をお持ちではないでしょうか。
「お庭にソテツって良いのかな?」
「自分でも育てることができるのかな?」
実は、ソテツは遥か昔の室町時代から日本庭園で愛されており、日本のお庭にも多く植えられている植物です。
育て方もとても簡単で、日常的なお世話は基本的に必要ありません。
今回は、お庭にソテツを検討中の方に次の4つことを中心に解説をします。
・お庭にソテツを導入するメリット8選
・ソテツをお庭に植える場合の注意点2つ
・お庭のソテツの育て方
・ソテツをお庭に植える際のよくある質問
この記事を読み終わることには、あなたがお庭にソテツを導入するかどうか、判断ができるレベルになっているでしょう。
この記事の目次
1.お庭にソテツ(蘇鉄)を導入するメリット8選
この章では、お庭にソテツを導入するメリットを紹介します。
1-1.ソテツをシンボルツリーにすることで、お庭にインパクトを持たせることができる
ソテツは見た目が特徴的なので、お庭のシンボルツリーにするとインパクトがあります。
今では多くの方がお庭にシンボルツリーを植えられます。
オリーブやレモン、ユーカリが多いですが、ソテツの外見が気に入った方はぜひ検討してみてください。
雄々しい外見がお家とお庭を演出してくれます。
1-2.ソテツは南国風のお庭にピッタリ合う
お家を建てる方は、いろいろなテーマのデザインにするかと思います。
ソテツは古くは室町時代から日本庭園で親しまれていますが、南国風のデザインのお家でもピッタリ合います。
立派なソテツが植えられているお庭はかっこいいですね。
1-3.ソテツは強靭な植物なので、初心者でも元気に成長させることができる
ソテツは病気や害虫被害に合うことがほとんどない植物です。
そのため、お庭に何本も植えたり、シンボルツリーとして導入しても、失敗する可能性が非常に低いです。
そのため、初心者の方でも元気に成長させることができます。
1-4.ソテツは管理の手間が少ないので、忙しくてもお庭の景観を維持できる
ソテツは管理の手間が非常に少ない植物です。
水やりも地面に植えてからは基本的に不要になります。
何年かに一度の剪定程度の管理の手間で済みます。
そのため、忙しくて植物の面倒を見るのが難しい方でも導入することができます。
1-5.ソテツと他の植物と組み合わせることでさらにデザイン性があがる
ソテツはシンボルツリーだけではなく、他の植物と合わせて植えてもお庭にマッチします。
ソテツ自体が緑色で、派手ではない分、どんな植物とも相性が良いので、好きなデザインや色味の植物と合わせてみるのも一つです。
1-6.ソテツは原始的で雄々しい姿なのでお庭が見栄えする
ソテツは遥か昔より生息して、姿を変えず現代まで生き残っている植物です。
形も大きな葉っぱとまっすぐな幹で、非常に原始的な形をしています。
花言葉が「雄々しい」の通りの姿で、見応えのあるお庭にすることができます。
1-7.金運アップの縁起物と言われているので験担ぎになる
ソテツは室町時代や江戸時代の大名から愛されており「お金持ちの象徴」とも言われた植物です。
現代では、金運アップの縁起物と言われております。
一方で「金食い虫」という捉え方もあり、2面性があります。
人の捉え方で大きく異なります。
1-8.ソテツの寄せ植えをすることでインパクトあるお庭にできる
ソテツは、シンボルツリーで1本植えるのも良いですが、寄せ植えする場合も多いです。
写真のように何本もソテツがあるとインパクトがあります。
お好み合わせてデザインをしましょう。
2.ソテツ(蘇鉄)をお庭に植える場合の注意点2つ
この章では、お庭にソテツを植える場合の注意点を2つ紹介します。
2-1.ソテツは、水はけの悪い土地では枯れる可能性があるので注意
ソテツは粘土質など水はけが悪い土壌が大の苦手です。
そのため、水はけが悪い土地は土壌改良が必要となります。
少し他の地面より高くして、川砂をたくさん入れることで水はけが改善されます。
2-2.寒い地域では寒さ対策が必要になるので注意
ソテツの耐寒温度は5度です。
5度を下回る地域では、冬の寒さ対策が必要となります。
寒さ対策は次章で紹介しています。
3.お庭のソテツ(蘇鉄)の育て方は簡単!
この章ではソテツの育て方を記載します。
お庭のソテツは、プランターで育てるのと比べて、本当に手間が少ないです。
詳しく解説していきます。
3-1.とにかく日当たりが重要!
ソテツは日光が大好きな植物です。
基本的に南向きのお庭に植えます。
南向き以外の場所に植えると、日光不足で元気がなくなってしまうことがあります。
3-2.肥料は基本的に必要なし
お庭の地面に植える場合、肥料は不要です。
本来、そこまで肥料が必要な植物ではありませんので、地植えした場合は元々の土壌の栄養分で十分です。
3-3.水やりも基本的に必要なし
基本的に水やりも不要です。
もし、植栽直後に日照りが続いて、地面がカラカラになったらあげてください。
植栽直後は、吸水力が少ないので、水不足になる可能性があります。
根付いた後は、日照りが続いても水やりは不要です。
3-4.株分けは5月から9月に行う。
お庭のソテツを増やしたいのであれば、株分けが有効です。
株分けは以下のステップで行います。
STEP1.暖かい5月から9月に根元の「子株」(不定芽)を見つける
STEP2.子株が拳くらいの大きさになったら収穫する
STEP3.子株を水はけの良いプランターに植える
STEP4.たっぷりと水やりをして日当たりの良い場所で管理する
STEP5.土が完全に乾いたタイミングで水やりをする
STEP6.大きくなったら地面に定植する
この方法で簡単に株分けすることができます。
3-5.土づくりは水はけの良い土壌を作る
ソテツは「水はけ」が非常に重要です。
粘土質の土壌ではうまく成長しません。
そのため、粘土質の土地で植える場合は、ソテツを植える部分の土壌改良が必須となります。
水はけの改善は、ソテツを植える部分を他より少し高くして「川砂」をたくさん入れると改善されます。
3-6.ソテツの冬越し
ソテツの耐寒温度は5度です。
5度を下回る地域は「冬越し」するための寒さ対策が必須です。
寒さ対策は次の通りです。
・下から1/3程度の葉っぱを全て落とす
・ロープで葉っぱをひとまとめにする
・藁(わら)で葉っぱから幹を全て覆うように隠す
寒冷地では、この対策が必要となります。
4.ソテツ(蘇鉄)をお庭に植える際のよくある質問
この章では、ソテツを庭に植える際のよくある質問を記載します。
4-1.ソテツは枯れますか?
他の植物に比べて非常に強いのですが、枯れることはあります。
枯れる理由は主に次の2つです。
理由1.根腐れによって枯れる
これは、粘土質の土地に植えた際に起きやすい症状です。
そのため、前述しましたが、水はけが悪い場所で植える場合は、土壌改良が必須となります。
高低差を利用したり、水はけの良い「川砂」をたくさん入れることで水はけが改善されます。
理由2.冬越しの失敗によって枯れる
ソテツの耐寒温度は5度ですので、それ以下の地域ではそのまま冬を越すことは難しくなります。
そのため、寒冷地では寒さ対策が必須です。
4-2.どの地域で生育することができますか?
暖かい地域で生育ができますので、西日本では問題ありません。
東日本でも温暖な地域であれば、可能です。
最低気温5度を下回る地域でも、冬対策をすれば成長することができます。
4-3.ソテツのおしゃれな植え方を教えてください。
さまざまな植え方があるので一部紹介します。
・シンボルツリーとして植える
・ソテツを何本か寄せ植えする
・他の植物と合わせる
・ソテツの根元部分をレンガ調にする
・おしゃれなプランター(鉢植え)に入れてお庭で育てる
これら以外にもさまざまな方法がありますので、あなたが「これが良さそう!」と思うものをぜひ見つけてください。
5.おすすめのソテツ(蘇鉄)販売サイト
私たちミドリスのソテツ販売サイトを紹介します。
ソテツ購入したら基本的に鉢植えで届きます。
届いた鉢は、すぐに植え変えても問題ありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はお庭にソテツを検討中の方向けに記事を執筆しました。
簡単にまとめます。
お庭にソテツを導入するメリット8選
1.ソテツをシンボルツリーにすることで、お庭にインパクトを持たせることができる
2.南国風のお庭にピッタリ合う
3.ソテツは強靭な植物なので、初心者でも元気に成長させることができる
4.管理の手間が少ないので、忙しくてもお庭の景観を維持できる
5.他の植物と組み合わせることでさらにデザイン性があがる
6.原始的で雄々しい姿なのでお庭が見栄えする
7.金運アップの縁起物と言われているので験担ぎになる
8.ソテツの寄せ植えをしてたくさんのソテツでインパクトあるお庭にできる
ソテツをお庭に植える場合の注意点2つ
1.ソテツは、水はけの悪い土地では枯れる可能性があるので注意
2.寒い地域では寒さ対策が必要になるので注意
お庭のソテツの育て方
とにかく日当たりが重要!
肥料は基本的に必要なし
水やりも基本的に必要なし
株分けは5月から9月に行う。
土づくりは水はけの良い土壌を作る
気温5度以下になる場合は、冬越し対策をする
この記事があなたのお役に立てれれば幸いです。