お知らせ:当サイトの記事内で紹介する商品は広告を含みます。

ガジュマルを水耕栽培(ハイドロカルチャー)で管理はダメな理由5つ

ガジュマル水耕栽培のデメリット

あなたは、「ガジュマルを水耕栽培(ハイドロカルチャー)で育てたい」と考えてはいないでしょうか?

実は、ガジュマルを水耕栽培で育てることは数多くのデメリットがあります。
「長い間ガジュマルが元気でいること」を目的とするならば絶対おすすめしません。

私たち観葉植物販売店のミドリスがガジュマルの水耕栽培に反対する理由は「ガジュマルが大好きだから」です。

ガジュマルが、悪い環境で育てられるのを防ぐ目的でこちらの記事を執筆しました。

今回は、ガジュマルを水耕栽培で育てるデメリット5つを中心に解説します。

あなたがこの記事を読み終わることには、「ガジュマルはしっかり土で育てるべき!」と納得できるようになるでしょう。

1.ガジュマルを水耕栽培(ハイドロカルチャー)で育てるデメリット5つ

おしゃれなインテリアガジュマルの木

まず、水耕栽培の定義は次の通りです。
水耕栽培=ハイドロカルチャー」で同じ意味の言葉です。

ハイドロカルチャーは「ハイドロ=水」と「カルチャー=栽培」を組み合わせた言葉です。
土の代わりに「ハイドロボール」や「ビー玉」を使って、底に穴が開いていない鉢で水を溜めて栽培する方法です。

水耕栽培で育てるデメリットは次の5つです。

1.根腐れで枯れる確率が非常に高い
2.ガジュマルの自生地とは違う環境なので、合わない
3.水耕栽培ではガジュマルが大きく成長しない
4.水分や栄養素の補給管理が非常に難しい
5.カビが生えて枯れる可能性がある

早速、それぞれ解説していきます。

1-1.根腐れで枯れる確率が非常に高い

水耕栽培は次の3つの要因で根腐れを起こしやすいです。

・根が湿っている時間が長いので根腐れを起こす
・根の老廃物が鉢底に溜まって根が腐る
・土に比べて酸素が非常に少ないので、根が腐りやすい

このような原因があります。

この理由だけでも、ガジュマルとハイドロカルチャーの相性の悪さがお分かりになるかと思います。

根が湿らないように水を上手に調整したり、定期的な掃除をして防げる部分もありますが、掃除するのにもガジュマルに負担をかけることになります。

1-2.ガジュマルの自生地とは違う環境なので、合わない

植物は、野生で生息している「自生地」の環境に近づけてあげるとよく育ちます。

ガジュマルは高温多湿の熱帯アジアにも生息しており、巨大なガジュマルは湿地の水中の中にも根を張ります。

野生の巨大なガジュマル

ただ、日本の室内で水耕栽培をするのとは訳が違います。

・冬には水耕栽培の水が冷たくなる
・そもそも野生のガジュマルよりかなり小さいので体力が少ない

このような2つの大きな違いがあります。

熱帯アジアでは、水温が高い環境でガジュマルは育ちますが、水耕栽培で同じ環境を作るのは不可能です。
冬に鉢内の水を温めるのは非現実的です。

また、観葉植物に使われるガジュマルは、野生の大きなガジュマルに比べて遥かに小さいです。
その分体力も少なく、自生地とは違う環境ではガジュマルにリスクがあることがわかるかと思います。

1-3.水耕栽培ではガジュマルが大きく成長しない

ガジュマルは、有機物をたくさん含む土から栄養を吸収します。

水耕栽培では「ハイドロボール」を使います。
ハイドロボールは、無機物であり養分がありません。

そのため、ガジュマルが生存できるレベルの状態で、大きく成長することはありません。

1-4.水分や栄養素の補給管理が非常に難しい

水耕栽培が本当に難しいのは栄養管理です。

植物の成長に必要な要素はいくつかあります。

・3大栄養素(窒素(チッソ)・リン酸・カリ(カリウム))
・3大栄養素の次に重要なカルシウム、マグネシウム(↑と合わせて5大栄養素)
・植物の成長に僅かに必要な「微量要素」
・成長に必要な酸素量

ハイドロカルチャーでは、これらの必要な栄養分を適宜把握し、必要な量を随時補給することが必要になります。

用土で植えれば、固形肥料と液体肥料で補うことができます。

プロでも見極めが難しいこのような管理を日常的に行う自信があれば別の話ですが、ほとんどの方は難しいと思います。
日常の忙しさも加わり、あまり手をかけずに放置すると、ガジュマルが枯れてしまいます。

1-5.カビが生えて枯れる可能性がある

水耕栽培では、ハイドロボールにカビが生える可能性が高いです。

「水の与えすぎ」や「過湿状態が続く」が主な原因です。

水耕栽培は常に湿っているような状態が続きますので、当然ですが湿度が高くなります。
湿度が高くなると、カビが生えやすい環境になります。

カビが生えると、衛生的にも悪影響なことに加え、ガジュマルを枯らしてしまう可能性もあります。

2.ガジュマルを水耕栽培(ハイドロカルチャー)で育てられるというのは1年程度

水耕栽培で育てる場合、ガジュマルの元気が維持されるのは1年程度でしょう。

水耕栽培(ハイドロカルチャー)で、3年、5年と元気に過ごしているガジュマルはあまり見たことがありません。

1章で紹介した水耕栽培のリスクは次の通りです。

根腐れで枯れる確率が非常に高い
ガジュマルの自生地とは違う環境なので、合わない
水耕栽培ではガジュマルが大きく成長しない
水分や栄養素の補給管理が非常に難しい
カビが生えて枯れる可能性がある

普通に土に植えることに比べて、遥かに高リスクになることがわかるかと思います。

3.ガジュマルが元気にすくすく過ごすためには、用土で適切な育て方をすることが一番重要

ガジュマルの木の生産場所

これまで、ガジュマルを水耕栽培で育てるリスクを中心に記載しました。

やはり、ガジュマルをはじめ植物を元気に育てるためには「土で育てること」が基本中の基本になります。

用土で育てると、土の栄養をたくさん吸収してどんどん成長します。

その上で、「適切な管理」をすることで病気になりにくく健康的に育つことができます。
管理の基本は次の通りです。

ガジュマルの育て方の基本編
1.ガジュマルの剪定は4月から7月が目安
2.ガジュマルの肥料は4月から9月に緩効性化成肥料と液肥
3.ガジュマルの植え替え時期は2年に1度程度、5月から7月に行う
4.ガジュマルの水やりは春から秋と冬で方法を変える
5.ガジュマルの置き場所は、基本的に日当たりが良い場所
6.土づくりの基本は「水はけが良い」こと

ガジュマルが枯れないための予防法
1.根腐れしないために水をあげすぎないこと
2.冬場は、肥料をストップして枯れないようにする
3.日照不足で枯れないように日当たりの良い場所で管理する
4.水不足で枯れないように適切な頻度で水やりをする
5.根詰まりで枯れないように定期的に植え替えをする
6.ガジュマルの葉っぱに白い斑点や黒い斑点がある場合は要注意
7.根腐れしないために水はけの良い土壌を作る

元気にガジュマルを育てる方法を詳しく解説した記事がありますので、あわせてお読みください。

室内のガジュマルの育て方の解説|枯れ対策と増やし方ガジュマルの室内の育て方|枯れの予防法・増やし方・剪定方法を解説

私たちミドリスのガジュマル販売サイトを紹介します。

・ガジュマル 4号鉢

ミドリス本店   Yahoo! 楽天 アマゾン

・ガジュマル 5号鉢

ミドリス本店   Yahoo! 楽天 アマゾン

・ガジュマル 6号鉢

ミドリス本店   Yahoo! 楽天 アマゾン

・ガジュマル 8号鉢

ミドリス本店   Yahoo! 楽天 アマゾン

・ガジュマル(マガリ) 8号鉢

ミドリス本店   Yahoo! 楽天 アマゾン

・ガジュマル(八の字) 8号鉢

ミドリス本店   Yahoo! 楽天 アマゾン

4.水耕栽培とは別物「水栽培」もガジュマルにとって高リスクな栽培方法

これまで、ガジュマルの「水耕栽培=ハイドロカルチャー」をリスクを中心に解説しました。

水耕栽培とハイドロカルチャーは同じ意味で、ハイドロボールなどを使って栽培する方法です。
似ている言葉で「水栽培」があります。

水栽培は、水耕栽培と異なり「完全に水のみで育てる方法」です。

水栽培をしている観葉植物

この植物のように器に水だけを入れた栽培方法です。

こちらも、水耕栽培と同じくガジュマルにとって高リスクの育成方法です。

【水栽培のリスク】
・常に水に浸かっているので、根腐れの危険性が高い
・こまめな水交換が必要
・梅雨時期は細菌が湧きやすいので、病気の可能性が高い
・栄養が不足しているので成長しない

水栽培は、このような高リスクの栽培方法です。

水耕栽培とは別物の「水栽培」も、ガジュマルには不向きな栽培方法というのを覚えておく必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はガジュマルを水耕栽培で育てるデメリットを中心に解説しました。

この記事のポイントをまとめます。

ポイント1.ガジュマルを水耕栽培で育てるデメリット5つ
1.根腐れで枯れる確率が非常に高い
2.ガジュマルの自生地とは違う環境なので、合わない
3.水耕栽培ではガジュマルが大きく成長しない
4.水分や栄養素の補給管理が非常に難しい
5.カビが生えて枯れる可能性がある

ポイント2.ガジュマルを水耕栽培で育てられるというのは1年程度

ポイント3.ガジュマルが元気にすくすく過ごすためには、用土で下記の適切な育て方をすることが一番重要

 

ガジュマルの育て方の基本編
1.ガジュマルの剪定は4月から7月が目安
2.ガジュマルの肥料は4月から9月に緩効性化成肥料と液肥
3.ガジュマルの植え替え時期は2年に1度程度、5月から7月に行う
4.ガジュマルの水やりは春から秋と冬で方法を変える
5.ガジュマルの置き場所は、基本的に日当たりが良い場所
6.土づくりの基本は「水はけが良い」こと

 

ガジュマルが枯れないための予防法
1.根腐れしないために水をあげすぎないこと
2.冬場は、肥料をストップして枯れないようにする
3.日照不足で枯れないように日当たりの良い場所で管理する
4.水不足で枯れないように適切な頻度で水やりをする
5.根詰まりで枯れないように定期的に植え替えをする
6.ガジュマルの葉っぱに白い斑点や黒い斑点がある場合は要注意
7.根腐れしないために水はけの良い土壌を作る

この記事があなたのお役に立てれば幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA