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【参考事例付き】庭キャンプの楽しみ方|必要な準備やグッズを解説

庭でキャンプを楽しむ方法

キャンプ場へ行かず、自宅の庭でキャンプを楽しむ「庭キャンプ」が流行っています。

庭キャンプとは、庭にテントを張り、キャンプ場と同じように過ごして一夜を明かすことです。
例えば、以下のようなスケジュールで過ごしながら、アウトドア気分を満喫するレジャーを言います。

お庭のキャンプのスケジュール例

ただ、本格的なキャンプはもちろん、庭キャンプをしたことがなければ、楽しみ方や準備物がわからず、行動できないと思います。

そこで本記事では、庭キャンプのどこが魅力なのかを紹介した上で、「どのようなことを楽しめがいいのか」「どのようなアイテムが必要なのか」を詳しく解説します。

庭キャンプならではの制限や、それをクリアするための解決策についても紹介しているので、本記事を読めば、お住まいの環境に合わせた庭キャンプを実行できるようになるでしょう。

記事の最後では、実際に庭キャンプを行っている人の事例も紹介しているので、ぜひ参考にしながら自分たちらしい庭キャンプを思う存分満喫してください。

本記事を読んでわかること
庭キャンプのメリット・デメリットがわかる
必要なアイテムのほかに、あると便利なアイテムや雰囲気を高めてくれるアイテムを把握できる
制限のある庭キャンプでも楽しめるキャンプ飯が分かる
庭キャンプにおける注意点がわかり、対策ができる
実例を見て、庭キャンプのイメージを高められる

この記事の目次

1.庭キャンプにおける8つの魅力

庭キャンプと言われても、やったことがなければ、どのような魅力があるのかイメージしづらい部分もあると思います。

一般的なキャンプとは異なる、庭キャンプならではの魅力は次の8つです。

庭キャンプにおける8つの魅力

以下で詳しく解説します。

1-1.キャンプの練習ができる

庭キャンプでは、本格的なキャンプ同様、テントやタープの設営や撤収、火起こしなどを実践できるため、いきなりキャンプへ行くのには不安があるという人の練習にぴったりです。

寝袋の寝心地を試したり、キャンプに必要なギアの確認をしたりするのにも役立つので、キャンプ経験者も庭キャンプをしてチェックをしておくと、本格的なアウトドアもより楽しめるようになります。

庭キャンプならではの楽しみ方
ギアがそろっていないけれどとりあえず、キャンプとはどのようなものかを試してみる
料理は自宅で行い、テント泊から始めてみる

1-2.移動がない分、時間をより有効的に使える

庭キャンプは自宅の庭で行うため、移動がありません。

キャンプ場は、郊外の自然に囲まれた山や川の近くにあるケースが多いので、移動に時間がかかりやすいですが、庭キャンプは自宅の庭へ一歩出るだけですぐに始められます。

荷物の積み込みや積み下ろしにも時間がかからないので、キャンプ場へ行くよりも長い時間キャンプを楽しむことができるのも庭キャンプの魅力です。

庭キャンプならではの楽しみ方
移動がない分、朝もゆっくりと過ごす

すぐに始められる分、手の込んだ料理に挑戦する

1-3.予約不要で、無料で自由にキャンプを楽しめる

庭キャンプの場合、自宅の庭がキャンプ場となるので予約の必要がありません。
必要な道具がそろっており、テントを設営できる広さがあれば、テントを張るだけでいつでもキャンプが可能です。

通所、キャンプ場を利用する場合、事前予約が必要となるケースが多く、施設環境によっては、サイト(決められた区画の)利用料や駐車場代、施設使用料などが必要になります。

費用は場所やシーズンによりますが、例えば、ハイシーズンに家族4人で利用した場合、1か月前位までには予約が必要で、1,000~5,000円ほどの費用がかかります。

しかし、庭キャンプなら、施設利用料も駐車場代も無料です。

万が一、庭キャンプを予定していた日が悪天候でも、キャンプ場のようにキャンセル料がかからないので、天候に左右される心配もありません。

そのため、お金をかけず、自由にキャンプを楽しめるのは、庭キャンプの魅力のひとつと言えるでしょう。

庭キャンプならではの楽しみ方
思い立ってすぐにキャンプを楽しむ

1-4.トイレやお風呂の心配がない

庭キャンプでは、自宅の快適な設備をそのまま利用できるため、トイレやお風呂といった水まわりの心配がありません。

「トイレや入浴施設が遠い」といった不便さや、「入浴できる時間が決まっている」などの制限もないので、快適なキャンプ生活を過ごせます。

1-5.調理の準備や食材の管理、片付けが簡単

倉庫や自宅から必要な道具を出し、食材は冷蔵庫で保管して、使い終わったらすぐに片付けられるのは庭キャンプならではのメリットです。調理の際も「ごはんは炊飯器で炊く」など、自宅の電源を有効活用して庭キャンプを楽しむことができます。

もちろん、あえて家電を使わず、BBQグリルやクーラーボックスなどのアイテムを活用した、キャンプらしさにこだわった楽しみ方も可能です。

庭キャンプならではの楽しみ方
自宅にある調理家電を活用して、火を使わないキャンプを楽しむ
庭キャンプでアイスクリームやかき氷を味わう

1-6.ケガをしたときや急な病気でも安心

庭キャンプでは、万が一ケガをしても家にあるものですぐに対処ができ、必要であれば家の近くの病院へすぐに連れていけます。

キャンプ場の場合、近くに病院がないケースもあり、ケガや病気の際に病院を探すのも一苦労です。

距離があり、連れて行くのに時間がかかることもありますが、庭キャンプであれば、普段通っている病院や近くの休日当番医などを受信できるので、小さな子どもがいる家庭や持病がある人も安心して楽しめます。

1-7.忘れ物の心配がない

ついうっかり道具を忘れてしまう」というのは、お出かけによくある失敗です。

キャンプも例外ではありませんが、庭キャンプであれば、道具を忘れても家に取りに行くだけなので、忘れ物の心配がありません。

1-8.電源を使用できる

庭キャンプなら、自宅の電源を利用できるというのも大きな魅力です。

キャンプ場でも、AC電源を用意しているところがありますが、電源が利用できる区画は使用料や施設利用料が高く設定しているところが多く見られます。

「1000Wまで」というように、使用上限が決められていることもあるので、せっかく持参したのに使えないということもしばしばです。

その点、庭キャンプなら家から電源コードを伸ばしたり、家で充電したりできるので、制限なく電源を使えます。

庭キャンプならではの楽しみ方
テント内にプロジェクターをセットし、テントシアターを楽しむ
ホットプレートを用意し、ホットケーキやたこ焼きパーティを楽しむ

2.庭キャンプにはデメリットもある【おすすめの解決策付き】

魅力の多い庭キャンプですが、「庭」だからこその制限があります。具体的には、次の4つです。

庭キャンプのデメリット4つ

ひとつずつ見ていきましょう。

2-1.自然が少ない

【解決法】
庭の樹木やガーデニング、観葉植物で緑を取り入れる

家の庭で行うので、キャンプ場のような自然に囲まれた景観を実現しづらいところは、庭キャンプならではのデメリットです。住宅地では、すぐ近くに隣家もあり、キャンプ場のような開放感も得られにくいかもしれません。

しかし、自然については工夫次第で緑を感じられます。

例えば、樹木やガーデニングを眺められるような配置にしたり、観葉植物を並べたりするだけでも自然を感じることができ、非日常な雰囲気を楽しめるはずです。

2-2.火を使うことが難しい場合がある

【解決法】
煙や灰が出ないグッズや料理を楽しむ

都市部や住宅が密集しているような住宅地の場合、自治体の条例によっては敷地内でも炭火バーベキュー(BBQ)や焚き火などが禁止されていることがあります。

禁止まではいかなくても、炭や焚き火などの煙や灰が風で飛び、近所の家の車や洗濯物などを汚してしまうなどの近隣トラブルに発展した事例もあるため、火の扱いには配慮が必要です。

火を使うことが難しい場合は、「カセットコンロを使う」「火が出ない料理をする」などの工夫で庭キャンプを楽しみましょう。

2-3.広い場所がない

【解決法】
半屋内&半屋外で楽しむ
時間帯で過ごし方を変える

庭キャンプをするなら、テントや炊事ができるほどの広さが必要ですが、コンパクトな庭も工夫次第です。

日中にBBQなどを楽しみ、暗くなるまでにイスやテーブルを片付けてテントを張り、暗くなってからはテントの中で過ごす
ソロテントや少人数用のテントを選ぶ

このように、時間帯で過ごし方を変えたり、アイテムを工夫することで、コンパクトな庭でも庭キャンプが楽しめます。

2-4.近所への配慮が必要

【解決法】
時間帯を考えて行動する
視線を感じにくいレイアウトにする

「2-2.火を使うことが難しい場合がある」でもお話ししましたが、近所への配慮は火や煙への配慮だけではありません。

楽しい時間を過ごしていると高揚し、つい声も大きくなってしまいますが、夜に騒ぐのは近所迷惑になります。
静まり返った夜は、小声でもうるさい場合もあるため、時間帯には注意が必要です。

また、夜遅くまで起きているからと言って、煌々と灯りをともしていると、カーテンの隙間などから灯りが入り込み、近隣住民に迷惑となる可能性もあります。

迷惑をかけるだけでなく、好奇な目で見られることもあるでしょう。

その場合は、人の視線を感じにくいレイアウトにしたり、タープやテントなどの目線を気にせず過ごせるアイテムをうまく活用し、時間帯や近所の方の視線から守る工夫をしながら庭キャンプを楽しみましょう。

2-5.【結論】制限は工夫次第でクリアでき、庭キャンプを存分に楽しめる!

さまざまな制限を見てきましたが、庭キャンプには「こうあるべき」という決まりはありません。
キャンプの楽しみ方が人それぞれであるように、庭キャンプも制限の範囲内で工夫すれば存分に楽しめます。

思い立ってすぐに楽しめるのは、庭キャンプのいいところです。
自宅の庭の大きさや環境に合った庭キャンプで、アウトドアを楽しみましょう。

3.庭キャンプ|当日の基本的な流れ

庭キャンプの魅力や制限がある中での楽しみ方を紹介しましたが、庭キャンプが初めてでどのような過ごし方をすればいいのかわからないという人もいると思います。

そこでこの章では、1泊2日した場合の庭キャンプの過ごし方を例に紹介します。

お庭キャンプのスケジュール例

キャンプ場は、チェックイン・チェックアウトの時間が決まっているので、自由に過ごせる時間も限られますが、庭キャンプなら好きなタイミングに始められ、終わりも自分たちで決められます。
片付けもせかされることなく、ゆっくりできるのは通常のキャンプでは味わえない過ごし方です。

また、自由時間が長く、どのように過ごすのかを考えるのも楽しみのひとつですよね。

自由時間を楽しむおすすめアイデア一覧
アウトドアのハウツーを子どもと学ぶ
ハンモックでお昼寝をする
音楽やラジオを聞く
趣味に没頭する
時間のかかる料理や手の込んだ料理にトライする
テントシアターを楽しむ(プロジェクターを用意し、テントの壁などに投影する)
天体観測をする
家族でカードゲームをする
キャンドルなどでライトアップを楽しむ

「実際、どんなスケジュールで動いているの?」「何をして過ごしているの?」といった疑問がある方は、ぜひ参考にしてくださいね。

4.庭キャンプをより楽しむためのアイテム12選

庭キャンプをより楽しむためのアイテム12選

ここまで見てきて、「自分たちにもできそう」「庭キャンプをやってみたい」と思えたのではないでしょうか。

ここからは、庭キャンプを楽しむために必要なアイテムについて紹介します。

基本のアイテムはもちろん、あると便利なアイテムから庭キャンプをよりよくするグッズまでを紹介するので、これから必要なものを揃えようと思っている人だけでなく、より庭キャンプを楽しみたいという人も必見です。

4-1.基本アイテム|「寝る」「食べる」「過ごす」に欠かせない3アイテム

まずは、庭キャンプに欠かせない基本アイテム3つを紹介します。

お庭キャンプの基本アイテム|「寝る」「食べる」「過ごす」に欠かせない3アイテム

相場や選ぶ際のポイントについても紹介しているので、アイテム選びの参考にしてください。

4-1-1.テント

庭キャンプにおける必需品のひとつが「テント」です。庭の広さにもよりますが、使いやすい広さのものを選びたいのであれば、「使う人数+1人」のサイズを選んでおくと、荷物置き場も確保できて、家族全員で寝ても余裕があります。

庭キャンプ用のテントを購入する予定であれば、以下のテントがおすすめです。

庭キャンプにおすすめのテント

ドームテント
相場 ・1万5,000〜5万円(4人用)
楽天AmazonYahoo
特徴 ・ポールを差し込み、地面に固定して使うものが一般的
・本格的なキャンプにも使える
・構造的に耐風性に優れたものが多い
向いている人 ・本格的なキャンプの予習をしたい人
ワンタッチテント
相場 ・6,000〜2万円(4人用)
楽天AmazonYahoo
特徴 ・傘を開くような骨組みのテント
・本格的なキャンプにも使いやすい
・組み立てが簡単なのに居住性が高く、強度もある
向いている人 ・手軽に設営できるのに、本格的なキャンプにも使えるものを探している人
ポップアップテント
相場 ・2,000〜7,000円(4人用)
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特徴 ・収納袋から出すと立ち上がる構造
・レジャーシーンでも使いやすいお手ごろ価格
・軽量&コンパクトで持ち運びや収納に困らない
向いている人  ・簡単に設営できるテントを探している人

この3つは、比較的簡単に設営・撤収ができるので、特にキャンプ初心者に向いています。

ただし、本格的なキャンプでの利用も検討しているのであれば、居住性が高く、構造的にもしっかりしているドームテントやワンタッチテントがおすすめです。

庭キャンプ以外での利用や組み立てやすさなど、総合的な視点で選びましょう。

ただし、購入しても庭のサイズに収まらなければ使えません。
購入する場合は、必ず庭のサイズを測っておきましょう。

4-1-2.コンロ(グリル)

キャンプと言えば、BBQやキャンプ飯といった食事も楽しみのひとつです。
そのため、調理アイテムの「コンロ(グリル)」も欠かせません。

お庭キャンプのコンロ

炭火タイプ
相場 ・6,000〜1万7,000円
楽天AmazonYahoo
特徴 ・本格的な炭火焼きを楽しめる
・煙や灰の心配があり、使用後の後処理が大変
向いている人 ・炭火にこだわる人
ガス・バーナータイプ
相場 ・7,000〜3万円
楽天AmazonYahoo
特徴 ・後片付けが簡単
・着火や火力調整の失敗がない
・BBQ以外の調理にも使える
・家庭用コンロと同じ感覚で使える
向いている人 ・キャンプ初心者に

炭火を使用したコンロと、ガスを使用するガス・バーナータイプがありますが、「本格的な炭火にこだわる」「火起こしなど、キャンプらしい雰囲気も楽しみたい」という人は、炭火タイプのコンロがおすすめです。

炭火は煙や灰の心配があり、使用後の後処理などの手間も考えると、庭キャンプ初心者にはカセットコンロやバーナータイプが使いやすいでしょう。災害時の防災グッズとしても役立ちます。

4-1-3.テーブル&チェア

テーブルとチェアも庭キャンプの食事やくつろぐ際に欠かせません。

テーブル
相場 ・2,000〜1万円
楽天AmazonYahoo
特徴 ・折りたたみ式が多く、持ち運びや片付けがしやすい
・布製、木製、アルミ製など、素材が豊富
・パーツの付け替えで、ロータイプとハイタイプの使い分けができるものもある
向いている人 ・素材や高さなどにこだわって選びたい人
チェア
相場 ・1,000〜1万円(1脚)
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特徴 ・ハイチェア、ローチェア、リクライニング、座椅子、ベンチ、スツールなど種類が豊富
・コンパクトになるものが多い
・楽しみたいスタイルで選べる<楽しみたいスタイルの例>
・立ちやすいチェアがいい=ハイチェア
・食事やくつろぎの時間などで姿勢を変えたい=リクライニング
・荷物置きとしても使いたい=スツール
向いている人 ・座り心地やデザインを重視して選びたい人
テーブルセット
相場 ・5,000〜2万円
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特徴 ・テーブル+チェア4脚(4人分)がセットになったものが多い
・デザインも豊富
・トータルコストを抑えられる
向いている人  ・コストを抑えて必要なギアを用意したい人

テーブルやチェアは、ロータイプからハイタイプまで、さまざまな高さのものが販売されています。
高さ調節ができるテーブルや、シーンに合わせてリクライニングできるチェアなど、機能性にも注目して選びましょう。

価格を抑えたい場合は、テーブルとチェアが一緒になったテーブルセットがおすすめです。

テーブルが2つ折りになり、その中にベンチタイプのイスが収納できる物であれば、お手ごろで持ち運びや収納にも困りませんよ。

4-2.あると便利なアイテム|快適空間を実現する6アイテム

ここからは、基本のアイテムに加えて用意しておくと、庭キャンプがより快適になるギアを紹介します。
具体的には、次の6つです。

お庭キャンプであると便利なアイテム6選

ひとつずつ見ていきましょう。

4-2-1.タープ

タープは、日差し・紫外線からの保護に役立つアイテムです。

撥水加工されているものがほとんどで、急な雨などの際にも重宝します。壁のようにして使えば、近所の視線をカバーすることもできる万能アイテムなので、1つあると便利です。

タープ
相場 ・3,000〜1万5,000円
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特徴 ・ロープとペグで張りの調節が簡単にできるタイプ、サイド全面をフルクローズできるスクリーンタイプなど、種類が豊富
・防水性や遮熱性、遮光性など、よく使う季節や利用シーンに合わせて選べる機能性の高いタイプが多い
向いている人 ・暑い夏や寒い時期の庭キャンプや、近所の目が気になる人

ポリコットン素材など、耐火性に優れた素材も販売されているので、タープの下でBBQや焚き火をする可能性がある人は、耐火性にも注目して選ぶようにしましょう。

コスパを重視するのであれば、自宅にあるブランケットや大きめのタオル、ブルーシートなどを使って自作タープを用意する方法もあります。

庭の樹木や壁などにロープを結び、布などを取り付けるだけなので、自作タープで一度庭キャンプを試してから、必要に応じて買い足すのもよいでしょう。

4-2-2.ランタン

夜も外で過ごすなら、照明器具は必要でしょう。
懐中電灯や簡易のLEDライトなどでも代用できますが、せっかくならランタンを用意してみてはいかがでしょうか?

ランタン
相場 ・2,000〜8,000円
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特徴 ・レトロなものから懐中電灯にもなる2WAYなど、デザイン性が豊富
・充電式やソーラー充電、モバイルバッテリー機能など、災害時にも役立つ機能を搭載したアイテムが多い
・ライトの色で雰囲気が変わる<色による雰囲気の違い>
・白色:明るく、作業がしやすい
・暖色:自然とのなじみが良く、落ち着いて過ごせる
向いている人 ・夜ならではのキャンプの雰囲気を楽しみたい人

本体にフックがついているので、テントやタープ内にひっかけて使うことができます。
USBポートが付いた充電式のものが主流で、モバイルバッテリーとして使えるため、災害時にもあると役立つアイテムです。

ひとつあるだけで庭キャンプの雰囲気も本格的になるので、好みのデザイン・機能のランタンを選びましょう。

4-2-3.寝袋(シュラフ)

キャンプにおける寝袋は、布団でもありベッドでもある万能ツールです。

寝袋(シュラフ)
相場 ・3,000〜2万円
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特徴 ・洗濯機で丸洗い可能なものがほとんどで衛生面の心配が少ない
・使用時も収納時もコンパクトな設計
・1人用1〜3kg程度の軽量設計
向いている人 ・寝る準備を楽にして、キャンプでの宿泊を快適にしたい人

庭キャンプの場合、自宅にある布団で代用できますが、寝袋は布団よりも軽量かつコンパクトで「敷く」「片付ける」の手間がかかりません。

通常の布団だと敷布団と掛け布団を合わせると5~7kgほどありますが、寝袋は1~3kg程度です。

持ち運びだけでなく、寝ているときも軽くて快適なので、庭キャンプするなら揃えたいアイテムと言えます。

春・夏・秋の3シーズンに対応した商品もあるので、長く使えるのを選ぶのがおすすめです。

4-2-4.マット

マットは必要不可欠というわけではありませんが、あるのとないのとでは、テント内の環境が大きく変わります。

マット
相場 ・2,000〜2万円
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特徴 ・凸凹した地面でも快適な居住空間を実現できる
・エアー、アルミ、ウレタンなどさまざまな素材がある
・底冷え防止対策に最適
向いている人 ・直に座ったり、寝たりすることが難しい庭でキャンプをしようとしている人

地面からの冷えを防ぎ、凹凸による不快感を軽減してくれるので、どのシーズンもマットがあるとより快適に過ごすことができます。

特に、庭に砂利を敷いているケースやコンクリートを敷いている場合、凹凸や冷えを感じやすいため、マットがあると快適に眠ることができるでしょう。

4-2-5.クーラーボックス

庭キャンプは、家がすぐ隣にあるので、クーラーボックスがなくても行えますが、調理や飲み物の際に、庭と冷蔵庫までを何度も往復することになります。

庭と冷蔵庫の行き来が苦でなければ問題ありませんが、ちょっとした飲み物であれば、保温・保冷ができてすぐに取り出せるクーラーボックスを用意しておくのがおすすめです。

4-2-6.虫よけ

野外で過ごすため、虫よけ対策もしておくのがベストです。
特に夏場は、蚊が多く、刺されてしまうと睡眠などの妨げとなります。

虫に刺されて眠れないと、せっかくのキャンプ気分も台無しになるため、蚊取り線香や虫が来ないスプレーなどを用意し、対策をしましょう。

4-3.非日常感を高めるアイテム|庭キャンプの雰囲気を高めてくれる3アイテム

この項で紹介するのは、必要なアイテムやあると便利なアイテムではありませんが、用意することでよりキャンプの雰囲気を感じられるものです。

庭キャンプに必要なアイテムを揃えたものの、雰囲気面で“物足りなさ”を感じている人は、これから紹介する3つのアイテムを取り入れてみてはいかがでしょうか?

おすすめの理由について、それぞれ解説していきます。

4-3-1.観葉植物

1つ目に紹介するのは、観葉植物です。

庭キャンプでは、自然を感じにくいというデメリットがありますが、観葉植物を置くことで緑のある空間を作ることができます。
そのため、庭キャンプにおいて非日常な空間を実現したいという人は、ぜひ観葉植物を取り入れてみてください。

おすすめの植物は、パキラやソテツ、サンスベリアなど、葉が大きな観葉植物です。

鉢サイズを6号以上にすれば、鉢と植物の高さを合わせると50cmほどになるので、インテリアとしても存在感があり、自然を感じやすくなるでしょう。

費用は、植物の種類やサイズで異なりますが、1鉢3,000円~10,000円台が主流です。
ミドリスでは、庭キャンプに最適な観葉植物をサイズ・種類豊富に取り揃えているので、ぜひチェックしてくださいね。

早速、庭キャンプの雰囲気に合う観葉植物を探す

4-3-2.焚き火台

焚き火台

2つ目は、焚き火台です。

焚き火は、キャンプの醍醐味のひとつ。

焚き火台があると、キャンプ感をより楽しむことができるだけでなく、リラックス効果のある焚き火の炎の揺らぎを見て、本能的な快感も得ることができます。

ただし、地面の上で直接火をつけると、地面が焼けてしまい、周辺の草などに燃え移る心配があります。

そのため、焚き火をする場合は焚き火台が必要です。
相場は5,000~2万円で、中には調理コンロやテーブルとセットになったものがあります。

自治体によって敷地内でも火の取り扱いに制限があるケースがあります。

そのため、焚き火をする際には自治体や消防署などへ確認してから行うとトラブルを回避でき、安心です。

制限されていないのであれば、近所に配慮した上で焚き火を楽しみましょう。

4-3-3.ハンモック

3つ目のアイテムはハンモックです。

独特の浮遊感や、包み込まれるような寝心地が人気で、キャンプギアのひとつとしても注目されているアイテムです。
ハンモックで寝る「ハンモック泊」を楽しむ人もいます。

5,000~2万円が相場で、自立式のものが主流となっているため、自宅に樹木などがなくても使用可能です。

心地よい揺れを感じながらチェアとして使用して本を読んだり、横になって昼寝をしたり、楽しみ方は自由です。
ぜひハンモックを用意して、庭キャンプの合間にリラックスタイムを満喫してみてください。

5.近所への影響が少ない鍋を使った料理3選

近所への影響が少ない鍋を使った料理3選

キャンプと言えば、野外で食べるキャンプ飯も楽しみのひとつです。
ただ、火や煙の問題からBBQが難しいこともあるでしょう。

そこでここでは、庭キャンプにおすすめのキャンプ気分を味わえるフライパンやスキレットなどの鍋を使ったメニューを3つ紹介します。

近所への影響が気になるという人やBBQ以外のキャンプ飯を楽しみたいという人はぜひ参考にしてくださいね。

5-1.パエリア

パエリア

パエリアは、フライパンひとつでできる簡単メニューです。
彩も良く、エキゾチックな香りは、非日常を味わう庭キャンプにぴったりですよ。

5-1-1.材料(4人分)

白米 2合
有頭えび 4尾
あさり(塩抜きしたもの) 100g
鶏モモ 150g(約1/2枚)
玉ねぎ 1/2個
しめじ 1/2パック
ミニトマト 8~10個
オリーブ油 大さじ1
おろしニンニク 小さじ1
コンソメ 大さじ1
水 600ml(火力が弱い場合、500ml)
塩 適量
こしょう 適量
サフラン ひとつまみ
レモン 1/2個

あさりや殻付きのえびは、下準備に時間がかかるので、楽してキャンプ飯を作りたいという人は、シーフードミックスやむき身を使いましょう。

5-1-2.作り方(調理時間:約45分)

ひとつのフライパンででき、そのままテーブルへ出せば、洗い物も少なくて済みます。

5-2.アヒージョ

アヒージョ

アヒージョは、時間をかけずに作れる一品です。
材料を入れて煮込むだけでできるので、料理が得意ではないという人もチャレンジしやすいでしょう。

5-2-1.材料(4人分)

えび(むきえび) 80g
ブロッコリー(ゆで) 30g
マッシュルーム 8~10個
ニンニク(薄切り) 1片
鷹の爪 1本
オリーブ油 150ml
塩 適量

冷凍のむきえびやブロッコリーを使えば、下処理の時間も短縮できるので、調理時間を短縮できます。

5-2-2.作り方(調理時間:20分)

1.オリーブ油、ニンニク、鷹の爪をスキレットなどの鍋に入れ、弱火にかける
2.ニンニクの香りが立ったら、むきえびとマッシュルームを入れ、弱火で10~15分煮込む
3.ゆでたブロッコリーをバランスよく加え、最後に塩で味を整えれば完成

弱火でじっくりと加熱するため、時間がかかりやすいですが、具材を入れていくだけなので、メイン料理と並行して作ることができます。
酒の肴にぴったりなので、アヒージョを作って、庭キャンプでの晩酌タイムを楽しんでくださいね。

5-3.チーズフォンデュ

チーズフォンデュ

チーズフォンデュは、子どもから大人まで、大人数で楽しめるメニューです。
特別な機器がなくてもでき、準備も簡単なので、庭キャンプにもぴったりですよ。

5-3-1.材料(4人分)

チーズフォンデュの具材

野菜から魚介まで、さまざまな具材を用意して楽しみましょう。

5-3-2.作り方(調理時間:15分)

1.具材をひと口大の食べやすい大きさにカットする
2.ボウルにピザ用チーズと片栗粉を入れ、よく混ぜ合わせる
3.スキレットなど、熱伝導性の高い小さめの鍋を用意し、牛乳とコンソメを入れて低温で加熱する
4.(3)がフツフツとしたら(2)を加え、混ぜながら溶かす
5.具材をフォンデュ用の串(なければ柄の長いフォークや竹串)に刺し、(4)をつけて食べる

チーズは固まると洗い物が大変なので、直火OKの使い捨てアルミカップやスキレットに焦げ付かないアルミシートなどを敷いて行うのがおすすめです。

具材を軽くあぶってからチーズをディップすると、香ばしさが加わり、おいしさもアップするので、ぜひ試してみてください。

6.庭キャンプの際に注意すべき4つのポイント

自宅の敷地内だからといって、何でも許されるわけではありません。
事故やトラブルを避けて、思いっきり庭キャンプを楽しむためにも、次の4つの気を付けるべきポイントを押さえておきましょう。

お庭のキャンプで注意するポイント4つ

どのような対策をしておけばいいのかも解説するので、参考にしてください。

6-1.騒音|話し声や音楽などの音量に対する配慮が必要

【解決法】
食事の時間や就寝時間をあらかじめ定め、事前に近所に声をかけておく

庭キャンプが楽しいからと言って、夜遅くまで行うのはマナー違反です。

ご近所トラブルに発展する可能性もあるため、ある程度の予定を立て、ご近所には、事前に騒がしくなる夕食時間や就寝までの時間を伝えておきましょう。

また、朝も早く起きたからと言って大声で話すのはよくありません。
朝7時前は会話も最小限にして、小声で話すようにしましょう。

6-2.火器類|火の取り扱い・煙に対する配慮が必要

【解決法】
火を使わない調理家電を使う
風向きや無煙調理器具を選ぶ

庭キャンプでは、BBQや焚き火など、火を取り扱うことがあります。
天候を確認し、風が強い日は火を使わないIHコンロやホットプレートといった調理家電にするなど、トラブルを防ぐ工夫をしましょう。

また、炭はガスと比べると煙や灰が出やすい傾向です。
風向きに配慮したり、煙の発生を抑えてくれる無煙調理が可能な炭火グリルなどを採用したりして、対策をしましょう。

6-3.灯り|ランタンや照明の明るさや向き、点灯時間に対する配慮が必要

【解決法】
設置する角度や明るさを調節する

夜に灯りを見て過ごすのは、庭キャンプの楽しみのひとつですが、夜中の灯りは周囲への影響も大きいです。
キャンプ場では消灯時間が設けられていますが、庭キャンプでは各家庭のモラルにゆだねられます。

遅くても22時までには消灯するか、灯りを小さくしてテントの中だけにするなど、周囲への配慮を心がけましょう。

6-4.設営|テント類の固定方法に注意が必要

【解決法】
樹木や重石など、固定方法を工夫する
天候に不安がある場合は使用しない

強風や思わぬ突風により、テント本体やタープなどが倒れたり、飛ばされたりする可能性がある上、固定器具などによるケガや物の破損といった可能性があるため、テントやタープなどの固定にも注意が必要です。

安全に利用できるよう、

樹木に固定する
重石で抑える
不要なものはすぐに片付ける

このような対策をしましょう。

「風が強い」など、天候に不安があり、充分な対策ができない場合は、日を改めたり、テントやタープなどの使用を中止したりすることをおすすめします。

まとめ

庭キャンプは、キャンプの楽しみ方の幅が広がり、より気軽にキャンプ気分を味わえるのが魅力です。

テントを張れるだけの広さの庭があり、最低限、次のアイテムがそろっていればいつでも始めることができます。

ただし、庭キャンプでは、周囲への配慮が必要です。

特に、上の4つの項目は、ご近所トラブルの原因となりやすいため、気を付けるようにしましょう。

キャンプというと敷居が高そうに思うかもしれませんが、家キャンプは最低限のモラルを守れば、基本的には自由です。
家の機能をフル活用しながら、アウトドア気分を満喫できるため、キャンプ初心者でも気軽に始められます。

この記事が、あなたの庭キャンプデビューの第一歩となることを願っています。

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