「防草シートを敷きたいけど、耐用年数ってどのくらい?」
「防草シートの耐用年数は種類によって違うの?」
防草シートを敷く際にどのくらいもつのか耐用年数を知ってから防草シートを選びたいという人は多いでしょう。
防草シートの耐用年数は、種類と素材によって変わります。防草シートの種類でみた耐用年数の違いは、以下の表の通りです。
種類 | 耐用年数 |
織布 |
1〜5年 |
不織布 |
7〜10年 |
繊維を1つ1つ織って作られた織布(しょくふ)の防草シートは、耐用年数が短く1〜5年です。
不織布の防水シートは繊維を絡ませて接着させて作られたもので、耐久性も高く7〜10年もちます。
さらに防草シートの素材別の耐用年数は以下の通りです。
素材 | 耐用年数 |
ポリエチレン |
短め |
ポリプロピレン |
中程度 |
ポリエステル | 長め |
素材でみるとポリエチレンが最も短く、ポリエステルが最も長くなっています。
ポリエステルは、熱や紫外線に強いので、防草シートとしても耐久性が強く効果も期待できます。
このことから、最も耐用年数の長いものは不織布でポリエステル製の防草シートだということがわかります。
ただし、不織布でポリエステル製の防草シートは他のものに比べて価格が高めになっています。
例えば、空き地などの広い場所に不織布ポリエステル製の防草シートを敷くとなるとかなりの費用が必要です。
そのため、防草シートはそれぞれの違いを把握し、適切に選ぶことが重要です。
そこでこの記事では次の4つのポイントを解説します。
種類別・素材別の防草シートの耐用年数
防草シートの選び方
あなたの目的別でおすすめな防草シート
防草シートを長持ちさせる方法
この記事を読めば、防草シートの耐用年数が分かりどのような防草シートを選ぶべきななのか判断することができるでしょう。
防草シートの耐用年数が気になる人は、ぜひ参考にしてください。
防草シートの基本から詳しく知りたい方は次の記事からご覧ください。
防草シートとは|雑草対策の効果と利用するメリット・デメリットを解説この記事の目次
1. 【種類別】防草シートの耐用年数
防草シートには、織布防草シートと不織布防草シートという2つの種類があります。
それぞれの特徴と耐用年数は以下の通りです。
種類 | 特徴 | 耐用年数 |
織布 |
繊維を1つ1つ織って作られたもの 強害雑草には効果が薄い 安価 |
1〜5年 |
不織布 |
繊維を絡ませて接着させて作られたもの 強害雑草にも効果がある 価格が高め |
7〜10年 |
この耐用年数は、防草シートをむき出しで敷いた場合の目安の年数です。
防草シートの上に砂利や芝生などを敷くと紫外線による劣化を防ぐことができるのでもう少し長持ちします。
シートを長持ちさせる方法については、「4.防草シートを長持ちさせる方法」で紹介しているので参考にしてください。
それでは、2種類の防草シートの耐用年数について詳しくみていきましょう。
1-1.織布タイプの防草シートの耐用年数
一般的に織布の防草シートの耐用年数は1~5年で、比較的短い寿命です。
織布の防草シートは、繊維を織って作られています。繊維と繊維の間に隙間があるので、水通しが良い反面、耐久性は不織布タイプに比べ劣ります。
2~3年後には違う景観にしようと思っている人やとりあえず短期間だけ敷いてみる場合などにはちょうど良い耐用年数ですが、人工芝や砂利を敷こうとお考えの人には不向きです。
【長所】 |
安価 広い場所に敷く場合は安く済む 水通しが良い |
【短所】 |
耐用年数が短い 強雑草(チガヤ・スギナなど)を防げない カットするとほつれやすい |
【おすすめの人】 |
短期的な雑草対策(1年、2年)が目的の人 |
1-2.不織布タイプの防草シートの耐用年数
不織布防草シートの耐用年数は、7〜10年のものが多く織布よりも長いです。
不織布タイプは、繊維を重ねて絡ませて作られています。
そのため繊維と繊維が密になっており水通しが緩やかで強度も強いのが特徴です。
強雑草も防いでくれるので耐久性の良いものを敷きたいという人は断然不織布の方がおすすめですが、値段が高いことがネックとなります。
【長所】 |
耐用年数が長い ほつれにくい 強雑草を抑える 耐久性が良い |
【短所】 |
値段が高い 水をゆるやかに通す |
【おすすめの人】 |
雑草をしっかり防ぎたい人 耐久性や効果を重視する人 |
2.素材によっても耐久年数は違う!
耐用年数の違いは、織布タイプ・不織布タイプと種類にもよりますが、材質も大きく関わってきます。
防草シートに利用される材質は主に3種類あり、それぞれの耐用年数の違いは次の通りです。
素材 | ポリエチレン |
ポリプロピレン |
ポリエステル |
耐用年数 | 短め | 中程度 | 長め |
防草シートは、紫外線にさらされることで劣化が早まります。
そのため、熱や紫外線に強いポリエステルの方が劣化しづらく耐用年数も長くなります。
それぞれの材質ごとに詳しくみていきましょう。
2-1.ポリエチレン
【ポリエチレンの特徴】 | |
耐用年数 | 短め |
熱・紫外線の耐久性 | 弱い |
酸・アルカリの耐久性 | 強い |
ポリエチレンの耐用年数は、3つの素材の中で最も短くなっています。
ポリエチレンは熱や紫外線に弱い性質を持っていますが、合成樹脂でできているため材料コストが安く済みます。
耐用年数は長くはないものの、コンスタントに交換を考えている人には向いている材質といえます。
2-2.ポリプロピレン
【ポリプロピレンの特徴】 | |
耐用年数 | 中程度 |
熱・紫外線の耐久性 | 弱い |
酸・アルカリの耐久性 | 強い |
ポリプロピレンは防草シートによく使われる素材で耐用年数は、ポリエチレンよりも長くポリエステルよりも短めです。
ポリプロピレンは、熱や紫外線に弱く酸やアルカリに強い性質を持った素材になります。
熱や紫外線に弱いことから上に砂利や芝生を敷かずにむき出しで使う場合は、劣化が早くなるでしょう。
ただし、中には紫外線防止加工がされているものもあり、そういったものは劣化しにくくむき出しでも敷くことができます。
2-3.ポリエステル
【ポリエステルの特徴】 | |
耐用年数 | 長め |
熱・紫外線の耐久性 | 強い |
酸・アルカリの耐久性 | 弱い |
ポリエステルの耐用年数は、ポリエチレンやポリプロピレンよりも長めです。
ポリエステルは、熱や紫外線に強いので、劣化しにくく長く使うことができます。
ただし酸やアルカリには弱いという性質があるため、長い間雨にさらされた環境だと劣化は早まります。
3.シートの選び方とプロがおすすめする防草シート
防草シートを選ぶポイントは「あなたの目的を明確にする」ことが重要です。
この章では、今まで10万平米以上の防草シート施工実績があるミドリススタッフが、次の3つの視点で選び方とおすすめの防草シートを紹介します。
・短期的(1年から2年)の利用が目的の場合は安価な防草シートを選ぶ
・砂利下での利用が目的であれば「ザバーン136G」
・露出で長期間(5年以上)利用するのであれば、「ザバーン240G」か「ザバーン350G」
それぞれ詳しく解説していきます。
3-1.短期的(1年から2年)な利用が目的であれば、安価な織布ポリエチレンを選ぶ
短期的な利用で費用がかかる高耐久のシートを使ってももったいないだけです。
あなたの目的が一時的な雑草対策であれば、安価で販売されている「織布ポリエチレン」のシートを選ぶと良いでしょう。
3-2.砂利下での利用が目的であれば、ザバーン136G
砂利の下に敷くシートでおすすめなのがデュポン社製の「ザバーン136G」です。
販売店も砂利下専用として販売しています。
ザバーンは、4層構造になっていて強度があり、強い防草効果はもちろん、浸透性にも優れているため、雨でぬかるみを作ることもありませんので、しっかり雑草対策を行いたいという方におすすめです。
紫外線に触れない砂利下に敷いて使う場合は、ほとんど劣化が見られず半永久的に使えるほどです。
さらにハサミやカッターでカットできるので、年配の方でも扱いやすいのも人気の秘訣といえるでしょう。
【ザバーン136G】 | |
耐用年数 | 3〜5年 |
遮光率 | 85.3.% |
価格(1m×50m) | 14,200円(税込) |
厚さ | 0.4mm |
雑草対策 | 小さい雑草(オオバコ、タンポポ、ナズナ) |
3-3.露出で敷くのであれば、ザバーン240Gと350Gを耐久性で選ぶ
露出で敷く場合におすすめなのが、デュポン社製の「ザバーン240G」と「ザバーン350G」です。
私たちミドリスは今まで10万平米以上の現場で敷設をしましたが、費用対効果が一番高いと考えています。
3-3-1.【耐用年数7〜13年】ザバーン240G
ザバーン240Gは耐用年数7~13年と使用期間も長く、耐久性に優れた防草シートです。
ザバーンはポリプロピレン製ですが、紫外線に強くなるように特殊加工されています。
さらにポリプロピレンは酸やアルカリにも強いので、むき出しで使用していても長持ちします。
価格はやや高めですが、耐用年数も長いのでコスパが良くおすすめです。
通販サイトでも上位にランクインしている人気商品が「ザバーン240G」です。
【ザバーン240G】 | |
耐用年数 | 7〜13年 |
遮光率 | 99.7% |
価格(1m×50m) | 13,399円(税込) |
厚さ | 0.64mm |
雑草対策 | 強い雑草(スギナ、チガヤ、ヨシ、ササ) |
3-3-2.【耐用年数10〜15年】ザバーン350G
ザバーン240Gをさらにバージョンアップさせたザバーン350Gは、耐用年数が10~15年とかなり長めのものになります。
ザバーン350Gも4層構造になっており、強雑草の貫通抵抗力も15%アップしています。厚みは0.8ミリありますが、ハサミやカッターでカットが可能です。
耐久力がアップしたことにより、砂利を上に敷いても沈殿を防いでくれます。
ちなみに240Gと350Gでは数字に違いがありますが、この数字は1平方メートルに何グラムの糸が使われているかを表したものです。
つまり240Gより350Gの方が1平方メートルあたりの糸が密に使われており、強度が高いことを示しています。
価格も高くなりますが、予算があり耐久性や防草効果の高い防草シートを選びたいという方はザバーン350Gがおすすめです。
【ザバーン350G】 | |
耐用年数 | 10〜15年 |
遮光率 | 99.7%以上 |
価格(1m×50m) | 22,000円(税込) |
厚さ | 0.8mm |
雑草対策 | 強い雑草(スギナ、チガヤ、ヨシ、ササ) |
・長さ15cm・100本セット
・長さ15cm・300本セット
・長さ15cm・600本セット
その他に下記のセットを各通販サイトにてご用意しております。
【長さ15cm】
1200本セット、1500本セット、1800本セット
【長さ20cm】
500本セット、1000本セット、1500本セット、2000本セット
【長さ30cm】
50本セット、200本セット、400本セット、800本セット、1200本セット、1600本セット、2000本セット
各通販サイトの黒丸釘カテゴリーページからご覧ください。
【黒丸釘カテゴリーページ】
4.防草シートを長持ちさせる5つの方法
耐用年数もさることながら、長持ちさせる方法を知っていて実行するかどうかも大切なことです。
逆に言うと長持ちさせる敷き方をしないと、耐用年数までシートがもたない…なんてことにもなりかねません。
パッケージに書かれている耐用年数はあくまで目安であり、使い方次第で寿命を伸ばすことも縮めることにもなると頭に入れておきましょう。
防草シートを長持ちさせるためには、次の5つの方法があります。
1.事前に今生えている雑草の処理を必ず行う
2.防草シートを敷く前に地面を平らにする
3.しっかりと防草シートを固定する
4.砂利やバークチップを上から敷く
5.防草シートの施工後に定期的なメンテナンスを行う
シートを敷く前にこれらのポイントをおさえておきましょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
4-1.事前に今生えている雑草の処理を必ず行う
私たちがおすすめする雑草対策の3ステップを記載します。
基本的に次のステップで進めます。
【茎葉処理型】除草剤で「根」まで枯らす
【刈り取り&集草】カリカリに枯れたら草刈機で刈り倒す
【土壌処理型】の除草剤で発芽を防ぐ
それぞれ詳しく解説していきます。
STEP1.【茎葉処理型】除草剤で「根」まで枯らす
最初に「今生えている雑草」を液体除草剤で枯らします。
枯らすことで3つのメリットがあります。
1.地上部を枯らす=「茎葉」を枯らす
2.草刈りを楽にする(枯れることでゴミの体積が減る)
3.地下部を枯らす=「根」を枯らす
茎葉処理型の液体除草剤の効果を写真で見てみましょう。
このように枯れていきますが、もし1週間経過しても効果がなければ、再度除草剤を散布しましょう。
・製品の効果を最大限発揮させるために希釈量を守る
この2点に注意して散布をしてください。
STEP2.【刈り取り&集草】カリカリに枯れたら草刈機で刈り倒す
雑草が枯れている状態だと、刈り取るのが非常に楽になります。
生の状態では、水分がたくさん含んでいるので非常に刈りづらいです。
また、枯れていると体積も減るのでゴミの処理も簡単にすることができます。
そのため、散布してから最低でも1週間程度は時間を置くようにしましょう。
せっかく費用をかけて除草剤を散布するので、効果を最大限発揮させましょう。
面積によってはそれだけで何日もかかります。
この後にも整地やシート敷設といった作業が残っています。
道具を使って効率よく進めましょう。
◆刈り取りに便利な道具
刈払機(草刈機)でできるだけ地面に近いところから刈り倒し、細かいところは手鎌で刈りましょう。
刈払機 |
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◆集草に便利な道具
雑草は量が多く、ふかふかしているのでゴミ袋に詰めるのも一苦労です。
片手でゴミ袋を開いて片手で詰めるのも大変なため、熊手やテミ、集草バッグを使って効率的に進めましょう。
熊手 | テミ | 集草バッグ |
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STEP3.【土壌処理型】の除草剤で発芽を防ぐ
集草が終わり、地上部が綺麗になったら、土壌処理型除草剤で新たな雑草の発芽を防ぎましょう。
地上部が綺麗になっても、地中には発芽を待つ雑草の種子が大量に存在します。
土壌処理型で地中に除草剤の層を作り、層にある雑草の種子や根を枯らしていきます。
そのため、「今から生えてくる雑草」に効果を発揮します。
・製品の効果を最大限発揮させるために希釈量を守る
この2点に注意して散布をしてください。
これで雑草処理は完了です。
雑草の生命力は非常に強く、根源である根から絶やしおかなければなりません。
事前に雑草の処理をせずシートを敷くと、雑草が生えてシートを突き破ってしまう可能性があります。
やり直しの手間は大変なので、必ず事前除草をしましょう。
4-2.防草シートを敷く前に地面を平らにする
下処理では雑草の処理だけでなく、切り株や小石も除去していきます。
また、雑草を処理した後などで地面が凸凹になっている場合は、熊手などを使って平らにします。
地面が凸凹したまま防草シートを敷くと、風が吹き込んだときなどにシートが擦れたり破れたりする可能性があります。
防草シートが地面にぴったりとくっつくように地面を平らにならし、きれいに整えたら下処理は完成です。
特に雨などが降ると沈みますので、均したあとは敷地全体に散水をするか、雨が降るまで様子を見てからシートを敷設しましょう。
4-3.しっかりと防草シートを固定する
事前除草と地面の整地が完了したらいよいよ防草シートを敷きます。
防草シートと地面に隙間が生まれないようにピンや杭を使って止めていきましょう。
シートと地面の間に隙間がある状態だと、雑草が生えるスペースがうまれたり風が吹き込んでシートが破れたりします。
固定が甘いとずれもでてきてしまうため、防草効果も半減してしまうでしょう。
固定ピンは、最低でも50cm間隔で打ち込み防草シートをしっかりと固定してください。
4-4.砂利やバークチップを上から敷く
砂利やバークチップを上から敷くのは防草シートを長持ちさせるのに大変効果的です。
むき出しで敷くよりも、砂利やバークチップを上に敷くことで、シートが紫外線や直接の雨風から守られます。
防草シートと砂利を組み合わせるメリットは次の5つです。
「防草シート」と「砂利」のお互いのデメリットを補うので防草効果が高い
シートの劣化原因である紫外線から守られるので、耐久性が高くなる(劣化しにくい)
様々な種類から砂利(タイル・レンガ)を選んでおしゃれにデザインできる
お庭の維持管理コストがほとんど発生しない
砂利(砕石)雑草が生えても簡単に抜くことができる
このように防草シートの上に砂利を敷くことで、様々なメリットがあるのです。
しかし、安価な防草シートを使ったり施工方法が間違っていると防草シートの効果は発揮されなくなります。
DIYで施工する手順や注意点は以下の記事で詳しく解説しているので、防草シートの上に砂利を敷くことを考えている方は、ぜひ参考にしてください。
4-5.防草シートの施工後に定期的なメンテナンスを行う
施工後メンテナンスを行うのも防草シートを長持ちさせるポイントです。
メンテナンス方法として以下の方法があります。
・防草シートに吹き溜まり(砂が堆積していないか)がないか確認する
・固定ピンの穴から雑草が生えていないか確認する
・重ねしろの部分から雑草が出ていないか確認する
・よく歩く場所がシートの擦り切れがないか確認する
・台風【強風】で防草シートがめくれていないか確認する
むき出しで敷いて使う場合、強風にあおられてシートがめくれてしまったり、破れてしまうこともあります。
放っておくと綿毛や雑草の種が飛んできて、根が張ってしまうことがあるでしょう。
もしも砂利の間やシートを突き破って生えてきてしまった場合は雑草を除去し、シートの破れを補修します。
補修する際には、粘着テープや接着剤を使って穴を塞ぐと良いです。
また、雑草は隙間があればどこからでも生えてくる可能性があります。
雑草が生えているのを見つけたらすぐに抜くようにしましょう。
そうすることで、種も飛びにくく繁殖を防ぐことができます。
このようなメンテナンスをこまめに行うことにより雑草が生えにくくなり防草シートも長持ちします。
5.防草シートの耐用年数が過ぎたらどうしたら良い?
最後に防草シートの耐用年数が過ぎた場合、どうしたら良いのかをご説明していきます。
特に砂利下に敷いている場合や、一見見た目に変化が見られないときには交換すべきか悩みますよね。
耐用年数が定められている以上、見た目に変化がなかったとしても本来の防草効果は薄れてきています。
パッケージに書かれている耐用年数を過ぎたら、ぜひ新しいシートへ交換をおすすめします。
ただし今敷いてあるものを全てはがして敷き直すとなると一苦労です。
防草シートは、今敷いてあるものの上から新しいシートを重ねて敷くと良いでしょう。
古いシートといえども二重にすることで強度は増し、防草効果もアップします。
ゴミがでないことも大きなメリットです。
6.ミドリスおすすめの防草シートの販売サイト
今回の記事でも簡単に紹介した私たちがおすすめする防草シート「ザバーン」は次の販売サイトでご購入いただけます。
まとめ
防草シートの耐用年数は、種類と使われている素材によって変わります。
【種類】 | |
織布 | 1〜5年 |
不織布 | 7〜10年 |
【素材】 | |
ポリエチレン | 短め |
ポリプロピレン | 中程度 |
ポリエステル | 長め |
耐用年数が最も長いものは、不織布のポリエステル製の防草シートです。
しかし、不織布のポリエステル製の防草シートは価格が高めなので、選ぶ際には耐用年数だけでなく敷く場所や用途などに注目することも大切です。
選ぶ際の基準としては、以下の4つを抑えておきましょう。
つい目先の費用に目がいってしまいますが、防草効果が薄かったり、すぐに敷き替えることになっては本末転倒です。
費用も気にしつつ、耐久性・遮光性や対応できる雑草の種類などにも注目して選びましょう。
防草シートが長持ちする敷き方を頭に入れ、きれいなお庭作りにお役立てください。