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スナゴケ|特徴や育て方、増やし方、茶色に枯れる原因を写真付きで解説

スナゴケ|特徴や育て方、増やし方、茶色に枯れる原因を写真付きで解説

お庭に人気のコケ「スナゴケ」に興味をお持ちの方

「自分のお庭に植えることができるのかな?」
「そもそもどんな植物なのかな?」

このような疑問をお持ちではないでしょうか。

実はスナゴケは、日当たりの良いお庭に最も適したコケ植物の一つです。
また、テラリウムや鉢植えでも楽しむことができる万能なコケです。

今回はそんな苔の優等生であるスナゴケを私たちミドリスが徹底解説します。

【この記事でわかること】
スナゴケの基本的な特徴

スナゴケの使用シーン

お庭でのスナゴケの育て方

鉢植えで育てる際のポイント

苔テラリウムで育てる方法

スナゴケの増やし方|まきゴケ(まき苔)

スナゴケが茶色くなる原因と対処法

スナゴケが枯れる原因4つと対処法

このように網羅的に解説します。

この記事を読み終わる頃には、スナゴケについて詳しくなり、元気に成長させるレベルまで知識を得ることができるでしょう。

この記事の目次

1.スナゴケ(砂苔)とは?基本的な特徴

スナゴケの特徴

まずはじめに、この章ではスナゴケの特徴を紹介します。

どんな特徴があるコケ植物なのかを知りましょう。

1-1.スナゴケはコケ植物の一種で日本各地に自生している

コケの写真

スナゴケは日本でも全国的に分布しており、各地で野生のスナゴケを見ることができます。

コケ植物は、蘚類、苔類、藻類、菌類などがあり、スナゴケは蘚類に分類されます。

蘚類は世界で1000種ほど、コケ植物は世界でなんと3万種類以上が生息しています。

1-2.苔の花言葉は「母性愛」「信頼」

スナゴケを含む苔は「母性愛(母の愛)」や「信頼」という素敵な花言葉がつけられています。

お庭に植えるのにぴったりな花言葉です。

1-3.スナゴケは星ような形で可愛い外見

スナゴケの写真

スナゴケの特徴は可愛い外見です。

乾燥時に閉じている葉が、水を含むとお星様のような形をしています。

非常に可愛らしいコケで、人気の種類です。

海外でも「スター(星)モス(コケ)」と呼ばれて可愛がられています。

1-4.日本では1000年以上前から親しまれている

苔庭の綺麗な写真

スナゴケは、はるか昔から私たち日本人と共生している植物です。

昔は、お寺や日本庭園を中心に親しまれ、万葉集でも苔が登場しています。

日本の国歌「君が代」にも「苔のむすまで」と登場しています。

1-5.お寺や一般住宅の苔庭で人気の品種

苔庭の綺麗な写真

スナゴケはお寺や一般住宅のお庭で使われる苔の中で、非常に人気が高い種類です。

スナゴケは、苔の中でも比較的乾燥に強く、直射日光にも耐えれるため、日当たりの良い場所に使用されることが多いです。

1-6.スナゴケとスギゴケの違い

自然のスナゴケ

大きな違いは葉っぱと高さです。

大きさはスナゴケは3cm程度に比べ、スギゴケ大型のものになる20cm程度まで大きくなることがあります。

また、スナゴケはスギゴケに比べて、直射日光に強い種類です。

日当たりの良いお庭でも元気に成長することができます。

葉っぱは、杉苔は名前の通り、杉の木に似ています。
スナゴケは星のような綺麗な葉っぱが特徴的です。

2.スナゴケ(砂苔)の使用シーン

スナゴケの使用シーン

この章では、スナゴケがどのような場所で活躍するかを記載します。

2-1.お庭の一部に植える

住宅の苔庭の綺麗な写真

スナゴケを活用する方法として一番多いのが「苔庭に使う」ということです。

スナゴケは、乾燥に強く日当たりも好むことから非常に育てやすい品種の一つです。

可愛らしいスナゴケをお庭の一部に植えることによって緑を基調したデザインにすることができます。

2-2.鉢植えでスナゴケを育てる

鉢植えのスナゴケ

小さな鉢でスナゴケを育てるのも非常に楽しい方法の一つです。

乾燥につよい種類であるスナゴケは、鉢植えにピッタリのコケ植物です。

小さな鉢にスナゴケを置き、周りにおしゃれな砂利を入れることで可愛い小鉢のスナゴケが完成します。

鉢のサイズは2号から3号程度が扱いやすくておすすめ

スナゴケの鉢植えは、管理しやすく片手で持ち運べる小さいサイズがおすすめです。
「鉢」で探しても大きなサイズのものしか見つからない時は、「鉢 2号」や「鉢 3号」といった数字も含めて探してみましょう。


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2-3.苔テラリウムで鑑賞する

苔テラリウムの綺麗な写真

スナゴケを苔テラリウムで使用すると非常に可愛らしいデザインになります。

容器の中で、スナゴケと他の植物やジオラマなどを組み合わせてあなただけの世界を作ることができます。

どんなテラリウムを作りたいかイメージしてから容器を選びましょう

現在はテラリウム用やコケテラリウム用の容器が販売されていますが、透明な水槽や金魚鉢などでも作ることができます。
形や大きさも様々で、気に入った容器を選ぶことができます。
好きな容器にさまざまなものを飾れるのでとても自由度が高く、自分の好みで作れます。
その反面、飾りたいものに対して容器が小さすぎた、思いついたものを全部飾ったらごちゃごちゃしてしまったという失敗もありがちです。

まずは出来上がったテラリウムをどこに飾るか、テラリウムの中に何を飾りたいか決めてから容器を決めましょう。


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3.お庭でのスナゴケ(砂苔)の育て方

この章では、スナゴケの育て方を記載します。

まず、次のお手入れカレンダーをご覧ください。

スナゴケの育て方 お手入れカレンダー

お手入れカレンダーで大体のイメージは掴むことができると思います。

それでは詳しく解説していきます。

3-1.植える時期と植え付け方法

スナゴケの植える適期と植え付け方法は次の通りです。

おすすめの植える時期は4月から6月、9月から10月

スナゴケは年中植えることが可能ですが、特に適した時期は4月から6月、9月から10月です。

活着率を高めたい場合は、上記の最適期に植えるようにしましょう。

スナゴケの植え方6STEP

スナゴケの植え付け方法

植え付けは次のような順番で進めていきます。

STEP1.水はけが良い土壌にする

STEP2.植え付け前はできるだけ地面を平らにしておく

STEP3.植え付けは地面に置くだけ

STEP4.植え付け後は、網目1mmのザルを使用して全体的に目砂をする

STEP5.たっぷりと水やりをする

STEP6.植え付け後に裸足で踏み、圧着をする

もし、水はけが悪い土壌の場合は、川砂を入れましょう。

小粒(細粒)の赤玉土と鹿沼土、ピートモスとバーミキュライトをそれぞれ少量入れると、さらに良い土になります。

・川砂


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・赤玉土(小玉)


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・ピートモス


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・バーミキュライト


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3-2.植え付け場所は日当たりと水はけが良い場所

スナゴケの植え付け場所は「日当たり」「水はけ」が良い環境に適しています。

お庭に植え付ける場合は、特に注意しましょう。

日当たりについては、半日陰でも成長することができます。

土に水溜りができるような水はけが悪い場所は、スナゴケが腐ってしまう可能性があります。

3-3.水やりは3日から1週間に1回が目安

スナゴケの水やり

スナゴケは毎日の水やりは必要ありません。

3日から1週間に1度程度、朝か夕方にたっぷりと水やりをしましょう。

炎天下の際には水やりはNGです。

3-4.定期的に目砂を入れることが望ましい

目砂のメリットは次の通りです。

【目砂のメリット】

・保水力を高め、過度な乾燥を防ぐ

・スナゴケの隙間を埋め、コロニー(集合体)を安定させる

・雨などで流失した土の補給

このように、多くのメリットがあるため、1年に1回を目安に行いましょう。

目砂を入れるタイミングは、晴れが1週間程度続き、スナゴケが乾燥している時が良いです。

スナゴケが乾燥していると、砂が入りやすいためです。
施工は涼しくなった夕方ごろを目安に行います。

使用するのは、ホームセンターで購入できる「1mm以下が通るザル」と「砂」です。
ザルはスナゴケを植える時にも利用したもので大丈夫です。

砂は芝生用の「目土」や「川砂」で問題ありません。

目砂を入れた後はたっぷりと水やりをします。


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3-5.スナゴケは、スギゴケと異なり刈り込みは不要

刈り込みは不要です。

スギゴケは大きい品種で15cm以上になりますので刈り込みが必要ですが、スナゴケは高さは2、3cmまでしか伸びないため、刈り込みは不要です。

細かい管理の手間が少ないのも、スナゴケが人気の理由の一つです。

3-6.除草は、雑草を見つけたら随時行う

除草は随時行うようにしましょう。

雑草は小さいうちに抜くことで、簡単に除去できます。
大きくなれば、根を張ってスナゴケまで一緒に取れてしまうことがあります。

また、雑草だけを枯らし、スナゴケには影響が少ない除草剤「プリグロックスL」があります。

苔庭でさまざまなユーザーさんが使われているという情報があります。

ただ、除草剤ですので濃く散布するとスナゴケに悪影響を与える可能性もあります。

初めて使用する場合は、小面積の散布から始めて、スナゴケに影響がないかを確認しましょう。

プリグロックスLの購入には書類の提出が必要です

プリグロックスLは毒劇物指定農薬のため、購入時に書類の提出が必要です。
そのため、販売しているサイトも限られています。

使用方法や使用量を守れば安全に使えますので、ラベルをよく読んで使いましょう。

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4.スナゴケ(砂苔)を鉢植えで育てる際のポイント4つ

スナゴケを鉢で育てる方法

スナゴケを鉢植えで育てる時のポイントは次の4つです。

ポイント1.土は硬質赤玉土を使い、好みの砂利を用意する

ポイント2.直射日光が当たる、日当たりの良い場所で管理する

ポイント3.水やりは基本的に1日1回、朝か夕方に行う

ポイント4.スナゴケの状態を見ながら置き場所や水やりの頻度を変える

この3点だけえ押さえておけば、元気に成長することができます。

特に重要なのが、ポイント4です。

日々、スナゴケを観察して、綺麗な緑になっているのであれば、素晴らしい管理ができている証拠です。

逆に少し異変がある場合は、置き場所や水やり方法を改善する必要があるでしょう。

スナゴケをはじめ、植物の状態はその姿に現れます。

5.スナゴケ(砂苔)を苔テラリウムで育てる方法

スナゴケをテラリウムで育てる方法

スナゴケをテラリウムで育てる方法を記載します。

5-1.置き場所は、日当たりが良い窓際で管理する

スナゴケは日光を好みます。

そのため、直射日光が当たる窓際で管理をしてあげましょう。

真夏の直射日光で弱っている様子がある場合は、レースカーテン越しの明るい場所で管理をしましょう。

真夏以外は基本的に常に直射日光に当たっても大丈夫です。

5-2.天井が広いオープンのテラリウムの容器を使う

スナゴケは、乾燥した場所を好みますので、テラリウムの容器で育てる場合は、蓋は不要です。

天井の口が広いタイプのものが良いです。

狭い口だと、湿度が高くなってスナゴケが腐ってしまう可能性があります。

5-3.水を与えすぎない

スナゴケは常に土が湿っている状態だと腐って枯れてしまう可能性があります。

乾燥に強い種類ですので、どちらかというと少し乾燥気味に管理するのが良いでしょう。

5-4.夏場の水やりは早朝または日没後に行う

真夏の水やりは気温が下がった早朝か日没後に行いましょう。

できれば日没後が望ましいです。

日中の暑い時間に水やりをすると、テラリウムの中の温度が上がってしまい、蒸れて枯れる可能性があります。

そのため、暑さが落ち着いた時間にあげるようにしましょう。

5-5.用土は硬質赤玉土を使う

スナゴケを苔テラリウムで育てる場合の用度は「硬質赤玉土」を使いましょう。

硬質を使う理由としては、通常の赤玉土だと崩れてしまう可能性が高いためです。

赤玉土が崩れると、水はけも悪くなりスナゴケに悪影響が出ます。

そのため、形が崩れにくい「硬質赤玉土」を使いましょう。

6.スナゴケ(砂苔)の増やし方|まきゴケ(まき苔)

スナゴケはまきゴケをすることで効率的に増やすことができます。

まきゴケは、今生えている苔をカットし、移植先で増やす方法です。

用意するものは次の通りです。

・スナゴケ
・ハサミ
・育苗用容器
・赤玉土
・川砂

・霧吹き

それぞれ簡単に説明します。

・ハサミ
植物の剪定には切れ味の良いハサミを使うことが大切です。
植物の組織を潰さず、再生しやすい状態で切り取るためです。
コケに限らず、他の植物の剪定に使うこともありますので、良いものを1つ準備しましょう。

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・育苗容器
スナゴケは育苗ポットなどである程度まで育て、それから移植するという必要はありません。
新たに飾りたい器を用意してそちらに直接移植ください。


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・赤玉土
スナゴケを植える土台となる土です。
スナゴケは養分が少なく、水はけが良い土壌が必要なので赤玉土が一般的に使われます。


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・川砂
赤玉土の上に敷いて、スナゴケが土に活着しやすくなるようにします。


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・霧吹き
土を湿らせたり、水やりに使います。
お家にあるものを流用できますが、除草剤、殺菌剤、殺虫剤などの薬剤を散布するために使っているものはどのような影響が出るかわからないので避けてください。

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まきゴケの手順は次の通りです。

スナゴケの増やし方

詳しく解説します。

STEP1.育苗用容器に赤玉土を入れ、川砂で表面を覆う

スナゴケの増やし方|まきゴケ

用土は水はけの良い赤玉土を使います。

可能であれば、「硬質赤玉土」を入手しましょう。
形が崩れにくいので、長期間水はけの良い状態をキープしてくれます。

8割から9割程度入れたら、川砂を表面に入れます。

川砂を入れることで、スナゴケが活着しやすくなります。

STEP2.霧吹きで川砂を濡らしておく

スナゴケの増やし方|まきゴケ

川砂を霧吹きで軽く濡らしておきましょう。

STEP3.スナゴケの先端をカットする

スナゴケの増やし方|まきゴケ

スナゴケの先端部分のみをカットします。

先端だけを使う理由は2つあります。

・先端に成長点があるので、まきゴケの際に成長が早い

・先端を切り取っても、元々のスナゴケも成長する

このような特徴があります。

先端だけ使うことで、成長が早いことに加え、元々のスナゴケへの影響を最小限に抑えることができます。

STEP4.カットしたスナゴケを集めて川砂の上に置く

スナゴケの増やし方|まきゴケ

スナゴケを表面に置いていきます。

全体的に置くようにしましょう。

STEP5.霧吹きで再度水やり

最後に霧吹きで水やりをすれば完了です。

1、2ヶ月もすれば新芽が出て動き始めます。

1年程度で、全て覆うようなスピードで成長します。

以上でまきゴケは終了です。

今回は小さな容器でまきゴケをしましたが、30cm×60cmの大型育苗トレーでも同じことができます。

そのため、苔庭・苔テラリウムどちらの場合でも、トレーの大きさを変えるだけで簡単に増やすことができます。

7.スナゴケ(砂苔)が茶色くなる原因と対処法

スナゴケが茶色くなる原因として多いのが次の2つの理由です。

・乾燥によるもの
・日照不足によるもの

この2つの理由が多いです。

ただ、茶色くなっても枯れているわけではありません。

適度な水やりと日当たりの良い場所で管理することにより、緑の新芽が生えていきます。

一度茶色くなった苔は緑に戻りませんが、新芽が出ることにより緑の部分が多くなります。

8.スナゴケ(砂苔)が枯れる原因4つと対処法

スナゴケが枯れる原因で多いのが次の4つです。

スナゴケが全体的に枯れる
冬に赤茶色になる
庭のスナゴケに穴が空いたように枯れる
スナゴケに白いカビが発生して枯れる

それぞれ、対処法を含めて詳しく解説していきます。

1.スナゴケが全体的に枯れる

後述しますが、茶色く枯れているのは乾燥などの理由によるもので、枯れているわけではありません。

スナゴケが全体的に枯れる場合、次のような理由があります。

【全体的に枯れる原因】
・水のあげすぎ
・スナゴケと下地の用土に隙間がある
・水はけが悪い場所に植えている
・日当たりが非常に悪いなど環境が合っていない

これら4つの理由があります。
その他にも理由はありますが、大体上記の4つの原因です。

水のあげすぎ・用土との隙間は人為的なミスで枯れる理由です。
人間の手で改善してあげれば、また新芽の緑が出てきます。

後2つの「水はけが悪い」と「日当たりが悪いなどの環境」は、そもそもスナゴケに適さない場所で育てているのが原因です。

適さない環境にスナゴケを植えても枯れてしまいます。

2.冬に赤茶色になる

冬に茶色くなるのは、乾燥が原因です。

これは冬以外でも過度な乾燥になると茶色くなることがあります。

一度、茶色になった部分は色が戻りません。

ただ、しっかりと乾燥を防げば、先端から緑の新芽が生えてきます。

その他、茶色になる原因としては、日照不足もあります。
日当たりが悪い場所で管理している場合に発生します。

日当たりの良い場所または半日陰で管理してあげましょう。

3.庭のスナゴケに穴が空いたように枯れた場合

部分的に枯れる場合は、外的要因の可能性が高いです。

屋根や庭木からの雨垂れが一定時間当たると枯れてしまうケースがあります。

このような場合は、まきゴケで増やしたスナゴケを移植すると良いでしょう。

鳥のフンなどでも同じく枯れるケースがあります。

4.スナゴケに白いカビが発生して枯れる場合

白いカビは高湿度の梅雨時期に発生しやすいです。

放置するとどんどん広がってしまうので早急な対応が必要です。

まずはカビが発生した部分を完全に除去します。

その後、殺菌剤(ベンレート水和剤など)を規定倍数の1000倍程度に薄めて散布します。

殺菌剤により再発を防止するためです。


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9.スナゴケ(砂苔)のよくある質問

この章では、スナゴケに関するよくある質問を紹介します。

9-1.スナゴケの寿命はどれくらいですか?

具体的な寿命はなく、環境を整えれば世代交代を繰り返し、長い期間楽しむことができます。

逆に、環境が合ってないと、すぐに枯れてしまいます。

9-2.スナゴケは花を咲かせますか?

花は咲きません。

よく「花が咲いた」と言われることがありますが、正しくは「胞子のう」と呼ばれる部分です。

胞子嚢が花に見えることがあるため「花がある」と勘違いされる方が多いです。

9-3.スナゴケは土なしで育ちますか?

生存は可能な場合がありますが、おすすめしません。

スナゴケは生命力が強く、岩やアスファルトの上でも育ちます。

ただ、お庭やテラリウムで育てる場合は、赤玉土などを入れてあげましょう。

土がなくても育ちますが、土があることにより健康状態を良くすることができます。

9-4.スナゴケは水中で育てることはできますか?

できません。

スナゴケは水中で生きれるような体の作りをしていません。

陸上苔と言われるように、陸上で生息するために進化してきました。

水中で育てた場合、早ければ1、2週間で枯れます。

9-5.スナゴケの先が白くなりました。病気ですか?

おそらく病気ではなく、乾燥によるものです。

白くなった部分をカットして様子を見てみましょう。

白い部分が広がるようであれば、カビの可能性が高くなります。
カビの場合は、完全に除去後に殺菌剤(ベンレート水和剤など)を規定倍数の1000倍程度に薄めて散布します。

9-6.スナゴケで屋上緑化はできますか?

はい、可能です。

スナゴケは直射日光に強いので屋上緑化に向いた苔の一種です。

9-7.スナゴケをグランドカバーとして活用できますか?

人間が歩く部分にはおすすめしません。

どちらかというと、庭の一部にアクセントして活用することをおすすめします。

人が踏むことによって、枯れたり、剥がれたりする可能性があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は人気の苔「スナゴケ」について詳しく解説しました。

簡単にまとめます。

【スナゴケの基本的な特徴】
スナゴケはコケ植物の一種で日本各地に自生している
苔の花言葉は「母性愛」「信頼」
スナゴケは星ような形で可愛い外見
日本では1000年以上前から親しまれている
お寺や一般住宅の苔庭で人気の品種
スナゴケとスギゴケの違い

【スナゴケの使用シーン】
お庭の一部に植える
鉢植えでスナゴケを育てる
苔テラリウムで鑑賞する

【お庭でのスナゴケの育て方】
植える時期は4月から6月、9月から10月がおすすめ
植え付け場所は日当たりと水はけが良い場所
水やりは3日から1週間に1回が目安
定期的に目砂を入れることが望ましい
スナゴケは、スギゴケと異なり刈り込みは不要
除草は、雑草を見つけたら随時行う

【スナゴケを鉢植えで育てる際のポイント4つ】
ポイント1.土は硬質赤玉土を使い、好みの砂利を用意する
ポイント2.直射日光が当たる、日当たりの良い場所で管理する
ポイント3.水やりは基本的に1日1回、朝か夕方に行う
ポイント4.スナゴケの状態を見ながら置き場所や水やりの頻度を変える

【スナゴケを苔テラリウムで育てる方法】
置き場所は、日当たりが良い窓際で管理する
天井が広いオープンのテラリウムの容器を使う
水を与えすぎない
夏場の水やりは早朝または日没後に行う
用土は硬質赤玉土を使う

【スナゴケの増やし方|まきゴケ(まき苔)】
STEP1.育苗用容器に赤玉土を入れ、川砂で表面を覆う
STEP2.霧吹きで川砂を濡らしておく
STEP3.スナゴケの先端をカットする
STEP4.カットしたスナゴケを集めて川砂の上に置く
STEP5.霧吹きで再度水やり

【スナゴケが茶色くなる原因と対処法】
原因は「乾燥」か「日光不足」
対処法は「適度な水やり」と「日光に当てる」

【スナゴケが枯れる原因4つ】
スナゴケが全体的に枯れる
冬に赤茶色になる
庭のスナゴケに穴が空いたように枯れる
スナゴケに白いカビが発生して枯れる

この記事があなたのお役に立てれば幸いです。

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